みかどん育児日記

自由を愛するみかどん(7才)を育児中のワーキング・マザーの日記です。

オルガン&ジャズ

2014年03月24日 | みかどん
先日、またもや伯父が学会の帰りに
パリに立ち寄ってくれました。

その際、教会でのオルガンコンサートに
誘ってもらい、日本人オルガニストの方にも
ご紹介頂いた上、なんと、教会のオルガンを
弾く場所にも連れて行ってもらえたのでした…。

最初の1時間は、復活祭前のミサ。
長くてみかどんは飽きていましたが、幼稚園で
ミサにはある程度慣れていたので、頑張りました。
その後は荘厳なコンサートを聴きながら、
教会の中を見て回りました。

みかどんの興味を引いたのは、懺悔をするコーナー(箱?)。
良く見ると、牧師様の名前?が刻まれているところも
あったりして。


さて、オルガンコンサートには、亡き伯母が親交のあった
仏人音楽家(故人)の娘さん一家も来ていて、その後、伯父と
一緒に昼食に招いて頂きました。
一家は親日派で、日本を訪れた際の思い出話等も聞きながら、
今度、その息子さん(30前後、NY在住)のジャズコンサートを
自宅でやるというので、みかどんと私はご招待頂き、
昨日、補習校の後に行ってきました。

前衛的なジャズ、みかどんが興味を示すかどうか
半信半疑で、その不安は半分的中しましたが、
CDも買って楽しい気分でお暇し、パッシーで買い物をして
帰宅しました。昨晩は早速ジャズのCDを聞きました。
私はジャズマニアではないのですが(従妹は喜びそうな感じ)、
なかなか良かったです。でも、ジャズはやはりその場で
アーティストを見ながら聞くのが一番なんだろうな。

読書

2014年03月24日 | 仕事
久しぶりに専門分野に近い本を読み始めています。
経済史を専門とするLaurence FontaineのLe Marche(市場)。

欧州経済史を軸とし、中世以降、市場が発展してきた経緯、
宗教との関係、17世紀のチューリップ・バブル、最近の
金融バブル、また最貧国の市場を巡る議論等を取り込みつつ、
市場機能の利点(数世紀というスパンでみると、女性や
社会的弱者の経済的自立を促してきた)や限界
(言うまでもなし)を整理した上で、今後の市場のあるべき
姿を提示しています(まだ全部読んでないので間違っているかも)。

経済が回復せず、失業率も改善しないフランスでは、昔から
反資本主義的な考えが(反米主義的な傾向もあり)強いのですが、
このように、市場機能を長期的なスパンから捉えなおすエッセイは
とても興味深く、著者に話を聞いてみたい衝動に駆られます。


同時並行で、アルジェリア独立から90年代の内戦、そして現代まで、
どのように仏が密かにその混乱に一役買ってきたかという本も
読んでいます(これは仕事のため)。
アルジェリアは、アルジェリア人でも、どのように権力が回って
いるのか分からないというくらい謎めいたシステムが構築されていますが、
暴力が蔓延ってきた背景には、旧宗主国の仏の影響も大きいことを
改めて知り、改めて、宗主国と植民地との関係の難しさ、
旧植民地の人々の傷の深さを痛感します。


みかどんは、一生懸命仏語の本を読んだり、
今日は「ルルとララのにこにこクリーム」を読みました。