沖縄の日常

日々変わり行く沖縄と自然とつれづれなるままに

金武町しまくとぅば発表会・子ども芸能祭③

2010年11月15日 | 金武町の風景
 この小さな子ども達は「よくやったね、上手だったよ」とおじいやおばあに褒められるのだろう。

 褒めてあげることで、子どもたちは達成感を味わい、喜ぶことで、ますます地元の芸能を好きになり、さらに次へのステップを踏む。
 民族の音楽や踊りは積み重ねによって、知らず知らずのうちに体に染み着いて行く。そして自分たちの芸能文化に自信と誇りが生まれるのだろうと思う。

 音痴な私でも昔から慣れ親しんだ、「観月祭」の舞踊曲(歌三線)を聞くと身も心も弾んでくる。子どもたちを取り巻く環境は大人が作って行く。「しまくとぅば・芸能文化の継承」は大人に責任がある。
 

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

金武町しまくとぅば発表会・子ども芸能祭②

2010年11月15日 | 金武町の風景
 獅子舞を演じた金武区の子どもたち。こうやって小さい頃から、体験させていくことによって子どもたちは地元の民族芸能に関心を持ち、誇りを持つことが出来る。

 この「獅子わくやー」と「獅子」の役をやる三人の子どもたちは大人顔負けの演技であった。拍手!

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

金武町しまくとぅば発表会・子ども芸能祭①

2010年11月15日 | 金武町の風景
 11月13日(土)に「第3回金武町しまくとぅば発表会・子ども芸能祭」があった。
 「しまくとぅば」には屋嘉区、伊芸区、並里区と6名の子どもたちが、習ったそれぞれの区のしまくとぅばを発表した。
子ども芸能祭では歌・三線・太鼓と下は3歳、4歳の小さい子から中学生まで実に250名の子どもたちが出演した。未来の沖縄の芸能を受け継ぐ子どもたちが、こんなにも多い事に驚いた。

 幼い子どもたちが舞台に上がって、大きい子たちを見よう見まねで踊る姿は、観客を引きつけ笑顔を誘っていた。

 沖縄芸能の底辺の厚さを知り、廃れる事はないと心強い気持ちになったが、一方「しまくとぅば(うちなーぐち)」への関心は今一つで寂しい限りだった。

 歌、三線をやる人にとって、うちなーぐちを知らないでは済まされないと思う。私と同じ50代の人でも、聞く事は出来るが、話すことは大和ぐちとうちなーぐちのまんちゃーでならどうにかできるという程度の人が多い。

 沖縄の歌、三線を子どもに習わせているのであれば、うちなーぐちにも関心を持ってほしい。歌の意味を子どもたちに教えられたらいいし、歌の意味を理解すると歌も違って来るのだろうと思う。
 
 今、「しまくとぅば」は植物的に言えば、絶滅危急種に入るのだろうか。一度失われた物を取り戻すのは容易ではない。「方言札」がうらめしい?


 

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする