沖縄の日常

日々変わり行く沖縄と自然とつれづれなるままに

金武町しまくとぅば発表会・子ども芸能祭①

2010年11月15日 | 金武町の風景
 11月13日(土)に「第3回金武町しまくとぅば発表会・子ども芸能祭」があった。
 「しまくとぅば」には屋嘉区、伊芸区、並里区と6名の子どもたちが、習ったそれぞれの区のしまくとぅばを発表した。
子ども芸能祭では歌・三線・太鼓と下は3歳、4歳の小さい子から中学生まで実に250名の子どもたちが出演した。未来の沖縄の芸能を受け継ぐ子どもたちが、こんなにも多い事に驚いた。

 幼い子どもたちが舞台に上がって、大きい子たちを見よう見まねで踊る姿は、観客を引きつけ笑顔を誘っていた。

 沖縄芸能の底辺の厚さを知り、廃れる事はないと心強い気持ちになったが、一方「しまくとぅば(うちなーぐち)」への関心は今一つで寂しい限りだった。

 歌、三線をやる人にとって、うちなーぐちを知らないでは済まされないと思う。私と同じ50代の人でも、聞く事は出来るが、話すことは大和ぐちとうちなーぐちのまんちゃーでならどうにかできるという程度の人が多い。

 沖縄の歌、三線を子どもに習わせているのであれば、うちなーぐちにも関心を持ってほしい。歌の意味を子どもたちに教えられたらいいし、歌の意味を理解すると歌も違って来るのだろうと思う。
 
 今、「しまくとぅば」は植物的に言えば、絶滅危急種に入るのだろうか。一度失われた物を取り戻すのは容易ではない。「方言札」がうらめしい?


 
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