レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

新本編「キモ男3人衆、イケメン屋敷の謎」「ミカエルの恐怖3」

2011-01-31 23:42:20 | 小説
新本編「キモ男3人衆、イケメン屋敷の謎」「ミカエルの恐怖3」


「ミカエルが逃げたと思ったら、
アユメも逃げたぞ!
あおむ、逃がすな!」
「アユメが黒幕だったのかあ?」
「待つだすよ!」
あおむは、
素早くアユメの太もも辺りを剣で斬り付けると、
アユメは奇声のような悲鳴をあげる。 しかし、
アユメの悲鳴を聞きつけたかのように、
また、ミカエルが現れた。
「いつきさん、後だすよ!」
「いったい、何人いるんだ!」
いつきは素早く振り返る。
「今度のは、手強そうだすよ」
余裕があるのか、
今度のミカエルはゆっくりといつきたちのところに
向かって歩いてきた。
(続く)

第??弾「ミケーレの蒼き仮面」第二章27

2011-01-31 23:32:16 | 小説
第??弾「ミケーレの蒼き仮面」第二章27

第一章第一話は下記から始まります。 新「ミケーレの蒼き仮面」


「どうしたんだい?」
少女は、
しばらく肺女に抱かれて泣いた後、
「あたしだけ、
ここに置いていかれちゃったの」
と、
涙を素手で拭いながら、
肺女とアニーの方を見た。
「えっ?
もしかして、
僕みたいな青ヅラ仮面と一緒だったの?」
アニーが置いて行ったのは、
記憶にはないが、
自分かもしれないと思って訊いた。
少女は首を横に振ると、
「仮面の男の子たちと一緒だったんだけど、
違うの。
真っ赤なもっと優しそうな仮面」
「俺の仮面って優しくないかな?」
「そんなことないけど、
もっと優しい仮面だったの」
「で、お嬢ちゃん、
他には誰がいたの?」
肺女がやさしく訊くと、
「背の高い面白いおじさん」
と、
少女は答えたのだった。
(続く)

新第3弾ゾンビ「3人の密談と怒るケンタ」

2011-01-31 23:20:56 | 小説
新第3弾ゾンビ「3人の密談と怒るケンタ」


途中までグーさん以外に保管してます。
新第3弾ゾンビ「キモ男三人衆、イケメン、美少女、秀才、そして?残るのは誰?」

ケンタたち3人はふうたの部屋に行った。
「あのだすなあ。
もとめ先生が逃げたのはだすなあ?
このまま続けたら、
僕たち3人がコンクールに選ばれる可能性がなくなった
と判断したからじゃないだすか?」
たまおが、
ふうたすら予想していないことを言う。
「それはないって。
俺たち3人とサヤちゃんをはずしたら、
賢明、永久、ネネちゃん、キミカちゃん、
ひさめちゃん、みはるの6人だろう?
そうか?
それだと、
今のコンビとは違う結果になるぞ。
また、
仮にそうだとしても、
美男美少女、
しかも、
秀才に、
美少女の二人は才女だということがわかった
ということで、
校長を騙せるだろうが、
だから、逃げる必要ないよ」
ふうたは、
たまおの意見に強く反対した。
「俺もふうたに賛成!」
ケンタは、
あっさりふうたの味方をする。
「じゃあ、
何でもとめ先生が逃げるんだすよ。
いいだすか?
校長に顔向けできないから逃げたんだすよ。
多分、
後で、
ちょっと外へ散歩に行ったら、
小さな落とし穴に落ちたとか理由つける
とは思うだすがな」
「だけどねえ。
いいか?
はっきり言って、
俺とたまお、ネネちゃん、キミカちゃん、ひさめちゃんは
どう見ても文句ないぞ。
あるとしたら、
ケンタくらいだけど、
一人くらい、
そういう使えないのがいても...」
ふうたは
そう言いかけたとたん、
ケンタに、
いきなり、ふくろはぎの辺りを思い切り蹴られた。
「いったあー。
ごめん」
「自業自得だすよ」
たまおはにやっと笑った。
「やっぱり、
俺はたまおの考えを指示する」
ふうたの言葉に、
カンカンになったケンタは顔を少し赤くして、
ふうたを睨みながらそう言った。
(続く)

第11弾「監獄に入れられた研究員」

2011-01-31 23:05:37 | 小説
第11弾「監獄に入れられた研究員」

「次、連行しました」
「入れろ」
「さあ、自分で入って、
あそこで立ってろ」
「一切口を訊くんじゃない」
「よし、そこでじっとしていろ」
「救世主ミカエル・カミサン様が、
お呼びになるまでじっとしていろ」
「まだ、5人か」
「あと10人揃ったら、
救世主様が直々に取り調べるそうだ」
「こいつらに何があるのかね」
「おい、
救世主様のご意向に疑問を持ったな」
「いえ」
「おい、こいつを処刑場へ」
「はい」
「はい」
「許してください」
「おい、
代わりの者を3人連れて来い」
「おしゃべりじゃない奴を選抜しろ」
「はい」
(続く)

新第?弾もとこもとめ伝説第?弾「マヌケたち」 

2011-01-31 22:59:02 | 小説
新第?弾もとこもとめ伝説第?弾「マヌケたち」 

ソラたちが更衣室に行ったあと、
もとえがあおむたち
を湯船の所まで連れてきた。
「やっただすなあ」
「さすが、あおむ先生」
「おー」
「龍之介は黙ってろ」
「...」
「直哉はバカだな」
「あのクソガキは放っておこう」
直哉の名前を聞くだけで、
もとえは頭にくるようだ。


「露店風呂入るだすか」
あおむが呑気そうにそう言うと、
「先生、ここ女風呂だぞ」
と龍之介が言う。
「じゃあ、一緒に入る」
もとえがからかうと、
「その手には僕はのらんだすよ」
「あら、ウブなのね」
「ウブってなんだ?」
龍之介は、
まったく理解しておらず、
「バカってことじゃない」
ソウセキもとんちんかんなことを言う。
「冗談はやめにして、
先生はこれからどうするだすか」
「私は、
本当にこれから露店風呂に入るわよ。
ここが女風呂になっているなら、
反対が男風呂よ」
あおむの問いにもとえはそう答える。
「じゃあ、僕たちもそうするだすか」
「俺たちはやすおを誘ってきます」
「そうだすな」
こうして、
あおむは男風呂へ、
ソウセキたちは食堂へ向かった。
(続く)

新カミサン伝説?ホラの像編改55及び56

2011-01-31 22:51:31 | 小説
新カミサン伝説?ホラの像編改55及び56

「ユキオ、どうしたんだ?」
太郎が少し心配になって訊くと、
「それが、
ただ、
変な顔にしてください
って祈れと言われただけなんだ」

ユキオは答えたのだった。
「なるほど!いい考えだ」
ユキオの言葉を聴いて、
フケタは唸った。
「待てよ。
願いごとが条件なしのそれひとつだけなら変な顔にはできないけど、
それだと、
ユキオが変な顔にならないだけで終わってしまうんじゃないか?」
「そうなんだよ。
俺の顔だけが変な顔以外に変わるんじゃないかと思って、
恐かったんだよ。
何故なら、
俺の顔が、
変な顔にならなくても、
俺以外の他人の顔に変わる可能性は残るだろう。
俺はそれはイヤだし困るんだよ」
と、
ユキオは憂鬱そうな顔で言った。
「でも、教授のことだぞ。
何か考えてのことだろう。
俺が思うに、
へそまがりの像だから、
対象者をわざと省略すれば、
祈った本人じゃない人間を、
変な顔以外に変える可能性もあるんじゃないかな」
フケタが今思いついたことを言った。 「ああ、そうか。
祈った人間に単純に反対の効果を与えるのなら、
教授の意見みたいな単純な祈り方をすれば、
簡単に自分の願いを叶えられることになるからな。
俺が、
もし、へそまがりだったら、そうはさせないな」
太郎もフケタの意見を聴いて、
考えを変えた。
しかし、
祈る本人のユキオは、
「たしかに、
そういう可能性もあるけど、
そうじゃない可能性も否定できないだろう。
だから、
俺は教授の言ったとおりに祈るのは嫌なんだよ。
他に、
俺の顔だけは確実に変わらないで済む、
もっと安全な祈り方がないかな」
と言って、
フケタと太郎の変な顔を見た。
「と言われてもなあ。
今すぐ思いつかないよ。
とりあえず祈ってみて、
万一、
失敗したら次に考えればいいじゃないか?
なあ、
頼むよ」
と言って、
どっちにしろ、
これ以上変な顔になる心配のないフケタは
ユキオに向かって、
拝むように手を合わせたのだった。
(続く)

カミサン伝説14「へそまがりの像編2」

2011-01-31 22:26:26 | 小説
カミサン伝説14「へそまがりの像編2」

マジメは、
龍之介が像の入ったポーチ
をパチンコ屋で盗まれて以来、
やる気をなくしたかのように体調が悪い
と言って仕事も休み、
家で寝ていたので、
両親には二人で旅行に行くと言って、
家をしばらく出ることにした。
こうすれば、
龍之介も少しは反省すると思ったことと、
今後の龍之介との関係を
もう一度見直したい、
と考えていたからだ。


しかし、
龍之介からは
マジメの携帯電話に一切連絡は来なかった。
そこで、
龍之介がパチンコでもやって遊んでいるのではないか
と思い、
そこを覗いていたところ、
そのパチンコ屋である話し
を聞いたのであった。
(続く)

カミサン伝説18「幸福の像編第二部2」

2011-01-31 21:56:00 | 小説
カミサン伝説18「幸福の像編第二部2」

あおむが、
龍之介のマンションに行くと、
インターフォンを押しても、
誰も出てこなかった。
あおむは不審に思って、
その部屋のドアノブを捻ると、
鍵がかかってなかったので、
あおむはすぐドアを開けた。
すると、凄い異臭がした。
「あおー、
イヤな予感があたっただす。
遅かっただすな」
あおむがそうつぶやいて、
異臭が漂う部屋に入ると、
そこには、
龍之介が倒れていた。
「龍之介!」
あおむは龍之介の腕をとり、
脈をはかると、
まだ生きていた。
あおむは早速携帯で救急車を呼んだ。
「龍之介、何やっただすか」
龍之介は何も答えなかった。
もちろん、
マジメはその場にいなかった。
やはり、
  マジメに逃げられてしまったのか?
  あおむは救急車が到着すると、
かおむにも連絡して、
龍之介が意識不明の重体になっていることを告げ、
マジメを探すよう連絡した。


幸福の像をなくしたので、
龍之介にバチがあたったのだろうか。
それとも、
幸福の像の効果が切れてこうなったのであろうか。
(続く)

元祖「見せてください」リメイク2

2011-01-31 17:16:22 | 小説
元祖「見せてください」リメイク2

キミカはしばらくして戻ってくると、
「先輩、すいません。
急に仕事が入ってしまったんです。
せっかく、
お食事誘っていただいたんですけど、
また、
今度ということにしていただけますか。
本当にすいません」
唖然とする直哉を置いて、
キミカはにこにこ笑って手を振ると、
さっさとどこかへ消えてしまった。
「何だよ。
せっかくデートにこぎつけたばかりなのに」
と、
直哉は、
きつねにつつまれたようだった。


次の日、
直哉のところに、
今度は、
昨日キミカから話しのあったネネから突然電話があった。
カミサン研究会のOB名簿を見て、
電話をしてきたのだろうと思ったが、
キミカの話しを訊いていたので、
「見せてください」
と言われたら、
何か理由をつけて電話
をすぐ切ろうと思っていた。
すると、
「突然、お電話してすいません。
私岸川ネネと申します。
先輩、
私のこと覚えていてくれてますか。
カミサン研究会の後輩です。
何度か、
研究会でお会いしてますよね。
で、OB名簿を見たら、先輩のこと思い出して、
連絡したんです。
実は、
少しでいいですから話しを聞いていただけないですか」
と、
ネネは電話の向こうでそう言った。
直哉は話しとは聞いたが、
「見せてください」
と言われたらどうしようと不安に思い黙っていると、
ネネは、
「突然の電話で、
そんなに何度もお会いしていない先輩に
こんな話しをして、
何かずうずうしいですよね。
ですが、お願いです。
これから先輩のところに、
ある写真をメールしますから、
それだけでいいですから
見ていただけないですか?
お願いです」
と言ったので、
直哉は見せてでなく、
見るだけならしょうがない
と思い、
すぐOKすると、
ネネに自分の携帯のアドレスを教えて
一旦電話を切ったのだった。
(続く)
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新「獅子唐女」「辛いのは当たり?」約4100字

2011-01-31 13:16:25 | 小説
新「獅子唐女」「辛いのは当たり?」

*大幅改造ですので、
最初から行きます。
最初の方の大筋はほぼ同じで、
長文ですので、
お読みになられた方はスルーで。


「彼女、
元アイドルの綾瀬エリカじゃないか?」
「まさか?
どっかの御曹司と結婚して、
電撃引退したから違うだろ。
そのそっくりさんだな。
それに、
もう少し小柄で、
細かったって」
「こっちにきたー!」
「本当だ。
でも、ちら見な!」


「あのー、私のことわかります?」
「それは...」
「はい! もちろんです。
綾瀬エリカさんですよね」
「残念でした!
私、エリカの妹なんですよ」
「そう言えばそうですよねえ。
あのエリカちゃんがこんなとこに... いえ」
「今の失言、許しますから、
これ見ていただけます?」
男二人組に近づいて話しかけた、
元大人気アイドルにそっくりな女は、小さな獅子唐を見せた。
「はあ...」
「辛そうな獅子唐ですねえ?」
「えー.....」
「おまえは貧乏だから、
ハズレばかり食べてるからだよ!
獅子唐は辛くないのこそ、
ちゃんとした獅子唐なんだって。
そうですよね」
「えー、私もそう思います。
すいません。
お時間を取らせて。
早速ですが、
これに似た人、
そこのスポーツクラブの中で見かけませんでしたか?」
「獅子唐に似た男ですか?」
「はい」
「うーん...」
「あっ! 携帯が、
ちょっとだけですので、
あっちで話しをしてもよろしいですか?」
「ええ」
「僕の方も携帯が...」


「いいか。
携帯で話しをしているフリして話すからな」
「ああ、なんだよ」」
「ちょっと、あの女、おかしいぞ?
目つきが何か挙動不審なんだよな」
「そうかあ?
凄い可愛いし、
見たか?
あの細い脚に凄い胸。
間違いないよ。
綾瀬エリカの妹だよ」
「ルックスはそうでも、
あの目に、
それに、
獅子唐に似た男っていうのも、
おかしな話しだぞ」
「獅子唐って、
スポーツクラブの中には、
スーパー銭湯も入ってるから、
多分、
アレのことじゃないか?」
「いくらなんでも、考えすぎだよ。
多分、頭の方がいかれているんだよ」
「そうか? 言葉は普通だぞ。
いいよ。
仮に少しくらい、
いかれてても、彼女なら。
とにかく、風呂場から探そうぜ」
「俺はアラガッキー命だから、
綾瀬エリカの妹なんて、
どうでもいいから、
ソウセキに任せるけど、
要注意だからな」
「OK!」
二人の男は携帯電話で話しをしているフリをして、
そんな話しをすると、
例の女のところに戻っていった。
「すいません。
仕事の電話でしたので」
「いえ、
こちらこそ、お忙しいときに」 
「そう言えば、
今、
ふと、
その獅子唐を見たら、
それに似た男を目撃したような気がしてきたんですが」
「えー! もうですか?」
「もう?」
「いえ、
たった今、
探し始めたばかりですから、
びっくりしただけです。
私って、
これまで姉の影に隠れて、
ずっとついてなかったもんですから」
「そんなことはないですよ。
お姉さまより、
自分的には美しいかと」
「本気で?
私のことを。
姉より背が高すぎますし、
身体も豊満過ぎる、
って思ってないですか?
この胸も凄く下品ですし、
この脚も細すぎますし、
このお尻も垂れていませんし、 
姉に勝てるものなんて、
まったくないんです。
姉の実物をご覧いただいたら、
わかりますよ。
テレビ映りが全然違いますから」
「テレビより実物ですよ!
だって、
テレビで会うわけじゃないですからね」
「さすが、
獅子唐男を早速見つけてくれた方ですわ。
お時間がおありでしたら、
その男をここに呼びだしていただけないですか?
私のことは秘密にして。
お礼はしますので」
「お礼なんて...」
といいつつ、
ふたりの男のうちのひとりは
内心期待していたのだった。
「それにですね。
まだ、見つけたかの確約までは」
「もちろん、
それはもうわかっておりますわ。
私の表現が不正確でしたね」
「いえ、そんな。
とにかく、がんばって、
獅子唐男を見つけて、
とっつかまえて来ますから!
では、そうですねえ?
入浴時間とか、
着替えの時間も考えて、
1時間以内にはその獅子唐男を」
「たった1時間で、ですか?」
「男の場合はそんなもんですよ。
化粧も必要ないですからね」
「あら?
私、厚化粧に見えます」
「いえいえ。
例えです。
あー、妹さん。
念のため、
お名前
を教えていただけないですか?」
「あー、すいません。
私、
宮崎はるかと申します」
「綾瀬さんが、
名字じゃないんですか?」
「いえ、
綾瀬は姉の芸名。
姉の本名は、
宮崎貞子です」
「はるかさんと違って、
古くさい名前ですね」
「父があるベテラン女優のファンだったらしいので。
私の場合は、
母がつけてくれたんです」
「センスのあるおかあさまですね」 
「いえ、平凡すぎて」
「そんな、
凄く素敵なお名前ですよ。
なっ!」
「は、はい、そうですね」
二人の男のうち、
ひとりの男はその名前を聞いて、
何かイヤな予感がしたのだった。
「あー、それよりも急いで、
獅子唐男を捜さないといけませんでしたね」
「お願いします。
それで、
あなた様のお名前は」
「はい!
芥川ソウセキと申します」
「あらー! 
お見かけどおりのご立派なお名前」
「で、
隣は西国原直人
って、
今お騒がせの名前なんですよ」
「どちらの方面の直人さんですか?」
「疎い方ですよ。
この額の紋所みればわかるでしょ」
「また、ご冗談を」
「バレましたか?
こいつは、
川(かわ)一(はじめ)
っていう、
羨ましい名前なんですよ」
「うーん。すいません。
よくわかりません」
「そうですよねえ」
「もう、名前のことこの辺で」
「じゃあ、
一時間以内には必ず戻ってきますから」
「じゃあ、
この獅子唐をお持ちくださいな」
「よろしいんですか?」
「芥川ソウセキさんなら、
間違いはありません」
「もう覚えてくれたんですか?」 
「もちろんです。
私、
どちらもファンなんですよ」
「いやー、そう言われると...」  「もちろん、
今、あんな作品が書ける作家はいませんからね」
「そのとおりですね」
「直人は黙ってろよ。
とにかく、見つけだしますから。
この獅子唐たしかにお預かりします」
「はじめさんじゃないんですか?」
「あー、
こいつのあだ名が直人なんです。
経済学部のクセに何もわかってないものですから、
それにブーメランが得意なもんですから」
「はあ?」
「いや、冗談ですよ!」
「本当はタイガーマスクの方の直人なんです」
「ああ、
タイガー直人さんも、
よろしくお願いしますね」
(続く)

続エスカレーター改「針千本」

2011-01-31 11:23:53 | 小説
続エスカレーター改「針千本」

続エスカレータ改の一話は以下から始まります。
続エスカレータ「弟モドキ」


「にいちゃーん、オシッコ!」
この小便小僧!
都合が悪くなって話しすり替えたな!
だが、そうはさせない。
「かあちゃんのいるトイレに行って来な!」
かあちゃんは余計だったか?
「にいちゃーん、一緒に行こう。
お返しはその後でいいから」
ガキのペースにはまるかあ!
「その間お返しを買ってるから、
オシッコして来い」
これで行くぞ!
「にいちゃーん、
その間に逃げない?」
何だ、また、同じことを。
「逃げないよ!
信用できないなら、
オシッコ我慢してついて来い。
でも、選ばせないからな!
お返しはお返しだからな!」
「にいちゃーん、
信用ってなーに?」
小便小僧!
わかってるくせに!
「嘘じゃないってことだよ!」
「ふーん。
じゃあ、
嘘ついたら針千本飲ますよ」
小便小僧!
何でそんなことまで知ってんだ!
よし! こうなったら!
「針千本見せてみな」
「にいちゃーん、やっぱり嘘なの」
「今、針千本飲ますって言ったから訊いたんだ。
悪いか?」
「にいちゃーん、
ごまかさないで僕の質問に答えてよ」
小便小僧め、調子に乗って!
「だから、嘘じゃない。
だから、針千本見せろ!
じゃないとお返ししないぞ!」
理屈じゃダメだ。
この小便小僧には。
「にいちゃーん、
何でそうなるの?」
だから、理屈じゃない!
「針千本も持ってないのに、
嘘を言ったから、そのバツだ!」
さあ、どうだ!
「にいちゃーん、
かあちゃんなら持ってるよ。
針千本」
小便小僧、
またクソババアの話しだして脅す気か? 
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モドってきたモップおとこ「ハンザイシャのホンミョウ」

2011-01-31 06:34:00 | 小説
モドってきたモップおとこ「ハンザイシャのホンミョウ」

モップおとこ第1話は以下から始まります。


  モップおとこ


うーん?
あんなのがハンザイコウイだと? 
まちがいない?
ハンザイシャとハンザイシャのホンミョウまで
ウツったしろものだと?
なにー!
オレがハンザイシャ?
それだから、
ハンザイシャであるオレのハンザイコウイ
をネットにバラまいてもモンダイないだと?
クソー!
えっ?
ハンザイシャのホンミョウつきで、
それがネットにながれたら、
オヤはナくだろうって?
それはリッパなユスりだ!
キョウハクだ!
なに?
リッパだけあってると!
えっ?
ベツにジジツをナガすとイっただけ?
ミカエりはモトめていないだと!
ウソつけ!
そんなのギゼンシャだ!
ホンネをイえ!
ホンネを!
ナニかコンタンがあったから、
トウサツなんて、
そんなハンザイコウイをしたんだろうが!
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「そして3人しかいなくなった?」63

2011-01-31 05:30:01 | 小説

「そして3人しかいなくなった?」63

最初は以下から始まります。 

「そして3人しかいなくなった?」

しかし、
たけるもタケも首を傾げたまんまだった。
「いいか?
よく見ろ!
アレは絵でも写真でもないんだぞ。
アレはディスプレイだ!
電気がないと何も表示されないはずだろ!」
たけるの言葉に、
みつるもタケもようやくその意味に気づいた。
「そうか!
あのディスプレイには電気がいっているってことか?
ここ全体が停電してるのに、
あそこだけ電気がいっている、
というのはおかしいな。
すぐあのビルへ行ってみよう!」
と、 
みつるが早速言った。
「近いようで遠いかもしれませんね」
今度はタケが言う。
「もしかしたら、
そこに誰かいるかもな」
たけるがそう言うと、
3人は、
そちらの方向に早歩きで向かったのだった。
(続く)
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