レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

新本編「キモ男3人衆、イケメン屋敷の謎」「ミカエルと黒幕」

2011-01-05 23:41:31 | 小説
新本編「キモ男3人衆、イケメン屋敷の謎」「ミカエルと黒幕」

「ミカエルの一味が
この先にいるのはほぼ間違いない!」
エイタは今さら気づいたと後悔するように言う。
「いいか、
3人目と4人目のミカエルは逃走した。
3人目の逃走先は不明だが、
4人目のミカエルが玄関の外へ逃走したのは
たしかだ。
しかし、
玄関の先には、
5人目のミカエルがいた。
そう永久の執事だ。
5人目のミカエルと4人目のミカエルは
明かに別人だ。
とすると、
5人目のミカエルが4人目のミカエルの逃走
を許したということになる。
ということは、
4人目と5人目のミカエルは
仲間だったわけだ。
また、
3人目のミカエルも逃走先としては、
4人目のミカエルと同じ場所の可能性が高い。
そして、
永久の執事が使っていた車はあるが、
キタジマさんが使っていた車はないということは、
3人目と4人目のミカエルが、
キタジマさんの乗っていた車を使って
この先に逃走した可能性が高い。 
だから、
最初に話したように、
この先のどこかに、
ミカエルの一味が、
キタジマさんの乗っていた車と共に、
この先にいるのはほぼ間違いない!
ミカエルの一味が外へ逃げたということは、
黒幕も一緒にいる可能性が高いんだ」
エイタはそうまくしたてた。
「そういうことなのかな?」
木太郎は、
アユメとチウメが
まるでそのことを知っているかのように、
二人の方を見て言う。
「そうだったのだすか」
「オタクが言ってる場合か」
木太郎があおむのほっぺたをつねる。
「ああ、すまんだす」
「でも、
何人この先にいるんだろう?」
いつきがそう言うと、
「黒幕はこの先でも、
一味全員この先にいるとは限らないぞ」
と、
エイタが言うと、
「屋敷にもまだミカエルの仲間が
残っているというのか?」
いつきが訊く。
「確定ではないがな。
ただ、奴らの目的は裁きなんだな。
違うのか? チウメ、アユメ?」
エイタは笑って言うと、
二人はまた震えだした。
「時間の問題みたいだから、
正直に、
話しちゃえば、
ここには、
あおむ
という強いやつもいるんだから」
木太郎も何故か笑って、
チウメとアユメの方を見たのだった。
(続く)

新「ミケーレの蒼き仮面」第一章完

2011-01-05 23:30:28 | 小説
新「ミケーレの蒼き仮面」第一章完

第一話は下記から始まります。
新「ミケーレの蒼き仮面」


なんと、
仮面の下に現れた顔は
すっかり大人になったウトーそのものだった。
「ウトーじゃないか?」
「ウトーだよね」
「ウトーに決まってるじゃないか」
アニーがそう言うと、
ウトーらしき男は、
「何で、
俺の名を知っている」
と言って、
背中の剣を抜くと、
3人に向かって、
剣を構えたのだった。
(第一章完)

新第3弾ゾンビ「大目玉編8」

2011-01-05 23:16:26 | 小説
新第3弾ゾンビ「大目玉編8」

「大目玉編というのは、
カミサンよけの話しなんですか?」
ケンタがもとめの解釈を聞いて、
そう質問する。
「私の解釈ではね。
でも、
ねえ、
そのコピーに載っている話しも、
今話しながら読ませてもらったけど、
大目玉編の亜種かもしれないのよ。
といっても、
大目玉編自体が、
カミサン伝説からはずされたんだから、
亜種というのも変なんだけどね」
「先生のお話しですと、
大目玉編で、
くり抜いた目を育てて大きくする
というのも、
カミサンよけの効果にもなる
ということですけど、
それはどういうことなんですか?」
「ああ、
それは、
カミサンはもともと目しかない
という話しがあるからなの。
そのコピーが亜種というのは、
そのこと。
私が最初に読んだ伝説では、
目はカミサンの分身。
ある意味スパイみたいなものなの。
だから、
邪心があるか否か、
目を通じて、
カミサンが理解するワケなのよ」
もとめの話しを聞いて、
ケンタとみはるは、
余計、
カタロウ編との関係がわからなくなってきた。
(続く)





セリフサービス「中身」

2011-01-05 23:06:22 | 小説
セリフサービス「中身」

「大丈夫かあ?」
「ああ、あれー」
「どうしたんだあ!」
「うーん、おかしいなあ」
「どうしたんだ??」
「それがな」
「あっ!
あの女がどっか行ったぞー」
「逃げたか?
俺たちが勝ったのか?
でも、これ金じゃないみたいだな」
「早く出せよー!」
女が消えたので、
急に龍之介が威張りだす。
「何かの手紙みたいだけど、
うーん...」
直哉は封筒の中から、
手紙のようなものを取り出すのに、
苦戦していた。
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第11弾「進化は劣化を伴う」

2011-01-05 22:59:20 | 小説
第11弾「進化は劣化を伴う」

「君、これは?」
「そうです。
残念ながら、
劣化している部分もあるのです」
「うーん、
これが天いや地球が決めたことだ
というのか」
「いいえ、
おそらく何か遺伝子レベルの変化
をこの環境変化がもたらしたものだ
と思います。
私は、
神はもちろん天とか地球とかは信じません、
自然淘汰にも
ちゃんとした理由があるはずです」
「うーん、
でも、
他の連中はまだこのデータを」
「もちろん知りません。
私と教授だけのはずです」
「まあ、
いずれ誰かが気づくのは時間の問題だろうが」
(続く)

新第?弾もとこもとめ伝説「二日目の問題」

2011-01-05 22:35:38 | 小説
新第?弾もとこもとめ伝説「二日目の問題」

「まあ、
  一応、僕も教師だすからなあ。
ということで、
もとえ先生の依頼で
今日は僕が問題作っただすよ。
ああ、それから自分で理由が必要だ
と思ったら書くだすよ。
時間はそうだすなあ。
一応1時間だすが、
30分くらいでもいいだすかな。
うーん。
やっぱり、1時間にするだすよ。
いいだすな。
もとえ先生。
ああ、そうだす。
先生も一緒に解くだすよ」
とあおむは笑って問題用紙を配る。
「時間はお任せしますわ。
でも、私も?
まあ、受けてたちましょう」
  もとえはにやりと笑った。

生徒達は問題を見た。

第一問

どっちが本物だすか。

A 日本で作ったフランスパン。
B 羊の皮を被った狼

第二問

自分が長生きしたいと思ったら、
どっちを食べるだすか。

A ふぐの肝臓
B 猿の脳みそ

第三問

世界三大時計と言われないのは

A ブレゲ
B オーデマ・ピゲ
C フランク・ミュラー

生徒達は一枚目の問題を見ただけで、
頭を抱えだした。
(続く)
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新カミサン伝説?ホラの像編改29

2011-01-05 17:04:12 | 小説
新カミサン伝説?ホラの像編改29

「凄く恐いって、
どういういことなの?」
男が少女に訊くと、
少女は、
学校で起きた出来事を正直に話した。
「えーっ。
それは怖ろしいなあ。
へそまがりの像でもないし、
身代わりの像でもなさそうだし。
うーん。
やっぱり、
やめておこうかな?」
男は、
少女の話
を聞いて腰が引けてしまったのだった。
「そう...」
少女は、
男が、
像を貰うのをやめる
と言いだしたと思ったので、
悲しげな表情をした。
「あー...
うーん」
男は少女の顔を見て、
今度は少女が気の毒に思えてきて、
また、
迷いだした。 
「おじさん、無理しないでもいいよ。
前みたいに、
どこかに大事にしまっておくから」
少女が、
がっかりしながらも、
やさしくそう言ったので、
男は、
「わかった。おじさんが貰うよ。
大事にして、
しまっておけばいいんだな」
と言うと、 
「おじさん。ありがとう」
少女の顔が、
とたんに明るくなったので、
男も、
何故か、
いい気分になってきたのだった。
(続く)
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続エスカレーター改「疫病ガキ」

2011-01-05 11:47:18 | 小説
続エスカレーター改「疫病ガキ」

「兄ちゃーん、はやくー」
そうだ!
210円、
あのババアから返してもらおう!
あのチョコレートは、
あのガキが食ったんだからな!
よーし!
あのときの仕返しだ!
「あー」
「兄ちゃーん、ここだよ!」
「あっ、あの時の兄弟かあ!
心を入れかえて、
金返しにきてくれたのかあ!
少しでもいいからな。
無理すんなよな」
あー、おじさん。
そんな嬉しそうな顔すんなよ。
それに、
何でそんなとこにいるんだよー。
エスカレータの前には
あのババアじゃなかったのか?
あー...
クソガキ! 疫病ガキめー。
せっかく、
小遣い入ったところなのに...
あのときの金を...
おじさんに...
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サイゴのモップおとこ「クウキ」

2011-01-05 06:52:36 | 小説
サイゴのモップおとこ「クウキ」

おーす!
おはよう!
ここにいるぞー!
モノホンだ!
あのモップおとこだ!
テレビでみなかったかあーーー!
ジツブツのほうがいいぞーーー!
ふー。
オレはクウキじゃないぞーーー!
おーい!
おい!
そこ!
ムシすんな!
イジメだ!
イジワルだ!
おーい!
オレがあのモップおとこだぞー!
いいか!
クウキじゃないんだぞ!
くどいがモップおとこケンザン!
ほらー!
このモップがメにはいらぬか!
おい!
おーーーーーい...
ふー...
カンゼンにクウキ、イカだ!
ムシどころじゃない!
アイテにもされてない!
  ヒツヨウともされてない!
はー!
あのイットキだけ、
ちやほやされたバチかあ?
ヒトリでもいいから、
ダレかあ?
うーん。
そうか?
そうだ!
モップどう!
そのだいキュウ!
コマったときはタスケあい!
そうだ!
タスケあいだーーー!
よし!
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「そして3人しかいなくなった?」36

2011-01-05 06:17:06 | 小説
「そして3人しかいなくなった?」36

  「いたーい」
たけるは
マンションの部屋のどこかでそう叫ぶような女の声を聞いた。
「カシーさん?」
たけるが声のした部屋に行くと、
  そこには、
色が白く小柄で痩せ気味だが、
ブルーの瞳で、
目鼻立ちの整った美少女が倒れていた。
「きゃー」
その少女はたけるを見て、
悲鳴のような声をあげた。
「俺、人間だから大丈夫?」
たけるが笑って声をかけると、
その少女は、
しばらく戸惑っていたが、
たけるが悪い人間ではない
と思ったのか、
「あのー、
ここ、どこですか?」
と普通の言葉を話した。
たけるが地名をあげると、
少女は首を傾げた。
そこで、
たけるはその少女に、
空の色を訊いてみた。
すると、
その少女は、
質問の趣旨がわからないのか、
首を傾げたが、
「オレンジです」
とだけ答えた。
「黄色でも青でもないの?」

たけるがまた訊くと、
「えー?
そんな空見たことないです」
と、
その少女は、
たけるの目をじっと見つめながら、
そう答えたのだった。
(続く)

理想の結婚相手レイジー編「器が大きい人辛勝?でも器って何?意外にハードル低いんですが?」

2011-01-05 03:03:12 | 小説

理想の結婚相手レイジー編「器が大きい人辛勝?でも器って何?意外にハードル低いんですが?」


ゴッホ「理想の結婚相手ランキング!
顔か身体か金か?
ジャーン!」

結婚相手、理想のタイプは? - gooランキング

ほ!「婚活話題なら乱入するどおー!
1位は器のでかさ?
吉瀬さん、そんなこといいつつ、
結婚相手は実業家じゃないですかあ?
器ってそういう器のことかあ?」
トンチンケ「わからんが、
器の大きい人って、
ただの気前のいいおじさんだったりして」
オッハ虫「どケチで、
何が獅子唐もどきの
器の凄く小さい野郎が笑うな!
とにかく、
何でもどーんとでかい人だ!
いる?」
ゴッホ「わからん。
でも、男の回答じゃないな。
結婚した理由を夫が聞かれて、
彼女の器の大きさに惹かれました。
じゃ、
ぶん殴られそうだからな」
ほ!「器の大きい女って何か恐いからな。
最下位の12位だが、
豪快もあるから、
ほとんどの回答者は女だな。
だけど、
おれさあ的には、
2位誠実。浮気は絶対しません。
3位人だけでなく、虫にもやさしいです。
4位料理が上達したので、家庭的です。
5位はパスして、
6位の穏やかです。
7位もパスして、
8位の自分的にはユーモアもあると思います。
9位の無邪気さもあります。
10位はパスで、
11位の素朴さもあります。
12位もパス。
ポイント的には、
12中9ポイント。
75%男!
だけど、
モテないのは何故だあ?」
ゴッホ「この回答はきっと足切り後の
回答なんだな。
まず、
ポイキモ男は仕分けして、
残った精鋭から
何を重視するかだ。
じゃないと、
余りにもハードル低すぎ」
オッハ虫「誠実、穏やかだったら、
俺でもだし、
無邪気だったらゴッホで充分。
汚いかもしれないが素朴なのは、
トンチンケ。
あおむ大先生は豪快で
具も大きい。
ブエナビスタ大先生は経済力があって、
侏儒の脳は一応仕事はできるし、
そなこたくらいだな。
どこにも該当しないのは」
トンチンケ「汚いけど素朴だと!
俺は別に結婚しなくてもいい。
が、素朴でいいなら、
いくらでもいそうだけどな。
あと、穏やかなのも」
ゴッホ「だから、
わからん野郎どもだな。
仕分け後だって!
就活で、
履歴書や大学で、
最初から
はじかれて、
残った中から何を重視するかと同じだ。
女はまず、
最初からダメ男は仕分けていて、
そこからチョイス。
見た目が7位なのも、
経済面から仕分ければ
そう言えるだろ。
経済面から仕分ければ、
性格やルックスが大きなタイプになる
という罠」
ほ!「わかりましたあ!
多分、
そうじゃない
と簡単に結婚できるからなあ。
おれさあも、
たしかに、
最初に見た目で仕分けるからなあ。
ゴッホに同意!
ぬか喜びしないで正解!
バーイ!」
トンチンケ「俺的には、
無理に結婚する実益はないと思うぞ。
専業主婦じゃ金食い虫が増えるだけだからな」
ゴッホ「まだ、
先の話しだが、
この不況を考えると、
意外に、
トンチンケ的考え方もわからなくもない、
今日この頃」
オッハ虫「とりあえず、
一度、
器の大きい人と、
じっくり話しをしたいところです。
では、失礼します」




本編リメイク「限定された真犯人と木太郎の動揺」 

2011-01-05 02:14:03 | 小説
本編リメイク「限定された真犯人と木太郎の動揺」 

「やめろよ!
二人とも!
多分、盗聴器はないとは思うけど、
あのミカエルのことだからな。
油断は禁物だ。
犯人の話しを話すのは、
とにかくここから逃げてからにしようぜ」
と鼻をひくひくさせながら言った、
木太郎は、
あおむが犯人つまりミカエルの正体
を二人までに絞ったと聞いて、
かなり動揺していた。
「何をそんなにびびるんだよ。
俺は二人まで犯人を限定できてないから、
あおむに訊いただけだ。
それに、
俺にしても、
あおむにしても、
それが当たっているかもわからないじゃないか?」
いつきは木太郎の方を見て笑いながら言うと、
「いつき、あおむ。
俺も犯人の話をここでするのはやめよう
という木太郎の意見には賛成だ。
ここでいくら推理しても、
実益はないからな。
証拠はすでに処分されてるだろうし、
俺たちがミカエルの正体を知ったところで、
どうすることもできない。
それよりも、
前にも話したように、
この先にまだ罠があるはずだから、
くれぐれも
慎重に進もう」
エイタは木太郎と同じで、
犯人の話をしないで
ただひたすら逃げることには賛成のようだが、
自分たちなりに
犯人を限定しているのがミカエルにもわかっている
と思ったので、
慎重に進むことを提案した。
「僕もいつきさんも、
ここから早く、かつ、慎重に、
逃げるということには反対していないだすよ。
むしろ、
僕は犯人を限定することで、
この先の罠をくぐり抜けやすくなる
と考えただけだすが、
木太郎さんとエイタさんがイヤなら、
黙って進むだすよ。
まだ、
足が痛いだすから、
早く医者にみてもらいたい
というのが一番だすからな」
あおむがそう言うと、
「わかった。
とにかく、
次はあの木のあるところまで
慎重かつ急いで進もう。
多分、 
そこにまた何かあるさ。
ただ、
それまでは犯人の話をするのはやめよう」
と 
いつきが言ったので、
3人はほぼ同時に頷くと、
いつきが指差した木のある方向に
歩きだしたのだった。
(続く)


第3弾リメイク「カミサン?伝説ループ屋敷編?6」

2011-01-05 01:51:40 | 小説
第3弾リメイク「カミサン?伝説ループ屋敷編?6」

「わかっただすよ。
質問してみてくれだすよ」
たまおもネネの目をじっと見て、
答えた。
「じゃあ、いいかしら。
たまおくん。
何故、
消えていたキミカが、
変な棺の中から突然現れて、
悲鳴をあげたのか教えてくれる?」
ネネは、
また、
たまおの目をじっと見て、訊いた。
「うーん?
だすが、
僕にも質問させてくれるだすか?
キミカちゃんが、
ネネちゃんの言うとおり、
突然、
現れた
ということが作られた記憶ではなく、
事実なのか確認したいんだすが、
そのとき、
ネネちゃんは、
僕以外に誰かいたのか言えるだすかな?」
「あたしの質問がちょっと曖昧だったからね。
いいわ。
たしか、
あたし以外には、
たまおくん、
ふうたくん、
キミカ、
みはる、
賢明くん、
永久くん、
そして、
サヤの遺体を抱いたケンタくんだったでしょ」

ネネははっきりと答えたのだった。
「ふー。
サヤの遺体を抱いたケンタだすか。
だば、
ネネちゃんもほとんど記憶を取り戻したんだすな」
たまおは、
そこまで言うと、
黙り込んだ。
「あのとき、
キミカが悲鳴を上げたのは、
何か恐ろしいものが棺の中にあったから、
棺の中に
何があったのか教えてくれなかったんだと思うんだけど、
そこだけでも教えてくれないの?」
「わかっただす。
それはネネちゃんの言うとおりだす。
それから棺の中にあったのはだすな」

たまおが
ネネに棺の中にあったのが何かを話そうとしたとき、
屋敷の玄関が開きかけたのだった。
(続く)

大地獄(新)「失言の内容?」

2011-01-05 01:30:52 | 小説
大地獄(新)「失言の内容?」

第一話は下記から始まります。

大地獄(新)「あの頃」

「どういうことすか?」
「あのな! 
新門番長が、


本来、ここに来られるべきでない方、 すなわち

とまで言ったところで、
門番の使いが慌てて飛んできただろう?」
「うーん?
あっしには?」
「トロいな。 太郎は。
いいか、
新門番長は、多分、


すなわち

の後で、

地獄か大地獄に行くべきか
を最終的に裁くこの世界に落とされるべきでない方


と口を滑らすところだったんだよ」
「さすがだな! さんま。
そうすると、
やっぱり、
ここは天国行きと地獄行きを決める門ではなく、
地獄行きと大地獄行き
を決める門だということだな」
「ああ、
これまで俺が力説していたとおりだ」
「さすがすよ。
あっしにはそこまで頭が回らなかったすよ。
そんな話しをしたら、
ここは大混乱すからね。
これからは、
あっしは太郎じゃなくて、
大トロでも結構すから」
「大トロの方が、
さんまやいわしより、
高級だろうが何言ってんだ」
「さんま、
太郎の言うことを本気にすんなって」
「そうすよ。
冗談すから。
で、
このあと、
新門番長は、
どうここのことを説明するんすかね。
まさか、
ここが地獄と天国行きを分ける最後の裁きの場所
とは言えないすからね。
そうしたら、
それは嘘を言うことになるすからね」
「ああ、そうだな」
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