レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

新「ミケーレの蒼き仮面」第二章99

2015-02-28 20:55:26 | 小説

新「ミケーレの蒼き仮面」第二章99



 ウトーは国王の妻達たちと子ども達を待つ間、
ペーの口から頭だけでている国王の顔を何度も見上げて、
 「どう見ても、ただのおじいさんだよねえ。
 それに、何で、この国にいる化け物とかはみんな弱いのかなあ」
 「それより、俺たちが強くなり過ぎたのかなあ?」
と言って、
 アニーが首を傾げると、
 「そうなのかなあ?
 でも、何で、
 こんなにでかいんだろうねえ」
 ウトーはまじまじと国王のでかいツラを見上げながら言う。
 「あのー、
 そちらさまが小さすぎるということはないですか?」
 国王が言うと、
 「俺たちが小さいだと!」
 アニーが少し怒り気味に言うと、
 「いえ、今のは...」
 「アニー、国王が人間なら国王がでかいというより、
 ここに何か秘密があるんじゃないのかなあ?
 ねえ、
 国王の妻達たちと子ども達が来るまで、
 しばらく、ここで何かを探してみようよ。
 国王が人間だとすると、
 将来、何故、滅亡するのか、その理由がわかるかもしれないよ」
 「そうだな」
 ウトーに言われて、
 アニーが頷くと、
 二人の話を聞いていた、
 ねずみ虫と亀男が、
 「国王夫人達とその子どもを連れてくるのは
カマキリ鳥だけだと時間がかかりますので、
 我々がすっとんで交代してきますよ。 少々お待ちください」
と言ったかと思うと、
 亀男はねずみ虫と一緒に地中に潜ってしまったのだった。
 そして、
 しばらくすると、小判女を貼り付かせているカマキリ鳥が戻ってきて、
 「話しはねずみ虫から聞きました。
 そういうことでしたら、
 国王の城に、
 何か記録が残っているかもしれませんので、
 私の背中にお乗りください」
と、
 カマキリ鳥が言ったので、
 アニーとウトーは、
 国王を呑み込んだままのペーを置いて、その背中に乗ったのだった。

(続く)



 

 

 


残忍ズラヅラ仮面銃娯「残忍銃娯!金玉潰し、爪剥ぎの次はスカトロ責め?」

2015-02-28 20:34:00 | 小説

残忍ズラヅラ仮面銃娯「残忍銃娯!金玉潰し、爪剥ぎの次はスカトロ責め?」


 *いじめっ子は真似しないように!
 その理由は後でわかる?


 よし、
 次は撃たれてない方の手で鼻をつまめ!
 なに?
 まさか?
 まさかって何だ!
 男なら、
 スラマーの系統ならはっきり言ってみろ!
 
 えっ?
 言葉いじめ?
 どういうことだ?
 口にしたくないことを敢えて言わせる?
 あー、それも拷問か?
 じゃあ、でかい声でいえー!
 きさまが言いだした以上、
 落とし前は自分でつけろ!

 えっ?
 声が小さい?
 なに?
 なにじゃわからん!
 具体的に言え!

 うんこ?
 うん?
 そうか、スカトロ責めがあったな!
 俺はまったく別の拷問を考えていたんだが、
 先にそっちからやるか?
 じゃあ、
 排泄役を選ばないとな?
 残忍な俺でも、
 ケツの穴をきさまらに見せる度胸はないからな!
 うーん...
 すぐ出そうな奴手を挙げろ!





「そして3人しかいなくなった?」695

2015-02-28 20:03:40 | 小説

「そして3人しかいなくなった?」695


 「なんだ、なんだ?
 みつるのところにみんな集まりだしたみたいだよ」
 「でも、みつるさんの表情を見ると解読できたようには見えませんが」
 解読作業の現場から追い出されたタケルが、
偶然、少し離れたところにいた、信長と秀吉、虎之助とケンシロウが解読作業の中心にいる、
みつるに近寄っていくところ見て、みつるが解読作業に成功したのかもしれない
と思い、自分も行きたそうな感じで言うと、
 目のいいタケがみつるの表情からそうではないと否定した上で、
 「多分、みつるさんだけでは解読が困難だと思った信長くんたちが
応援に行っただけですよ。
 ですから、私たちはもう少しここで様子をみませんか?」
と続けて言うと、
 「そうか...
 俺、邪魔者だからな...
 俺にみつるくらいの頭脳があれば、応援に行けるんだけどな。
 うーん...」
 タケルが悔しそうな表情で言うと、
 「タケルさんも頭はいいですよ。
 ただ、なんと表現していいのかわかりませんが、
こういう場面ではみつるさんの方が向いてるだけですよ。
 違う場面ではタケルさんの方が上ですよ」
と、
 タケが慰めるというより本気で話すと、
 「ありがとう。
 俺のこと褒めてくれるの、タケさんだけだよ」
と、
 タケルは気を取り直したのが笑顔で言うと、
 「そんなことありませんよ。
 信長くんたちもタケルさんのことは尊敬しているようですし、
 あの悪戯坊主みたいなジョンくんとマイケルくんを抑えられるのは
ジョリーさん以外ではタケルさんだけですから。
 いずれタケルさんの出番が来ますから今は休んでいましょう。
 それとも、私と二人だけでは嫌ですか?」
 タケがそんなことを真顔で言ったので、
 「そんなことはないよ。
 ただ、俺は解読作業に参加できないのが悔しいだけだったんだ。
 でも、 
 タケさんが褒めてくれたんで、いずれこの借りは別のところで返すからね」
 タケルがそう言うと、
 タケはほっとしたような表情で、
 「そうですよ」
とだけ言った。

(続く)


サクラナ外伝フォー「鳴らぬ着信音?」

2015-02-28 18:30:09 | 小説

サクラナ外伝フォー「鳴らぬ着信音?」


 「おー...
 静か過ぎるだすから寝てしまっただすよ。
 おー、
 毛布をかけてくれたんだすかあ。
 電話を待っているのに、
 ウメナはやさしんだすなあ」
 「あほ...」
 「まだ、8時半だすよ。
 会社が終わって、夜飯をどこかで食べて、
お風呂に入ってるところじゃないだすかなあ?
 僕の勘では9時過ぎだと思うだすよ」
 「あほ!」
 百合から相変わらず電話がなかったことと、
夕飯を食べたせいか、うっかり居眠りしてしまったあおむが、
 今までと違い、
  少し諦めたような表情でテーブルの上を見ていたウメナにそんなことを言うと、
 ウメナもあおむの言うとおりだと思ったのか、
元気を取り戻し、また、笑顔でテーブルの上の携帯電話を見つめ始めたが、
 それから1時間くらいしてもサクラナの携帯電話が鳴ることはなかった。
 そこで、
 あおむが、
 「記憶喪失が治ったばかりのサクラナさんの携帯電話に出すから、
 遅くなって遠慮してるのかもしれないだすなあ。
 だば、
 僕からちょっと百合さんに電話してみるだすよ。
 ウメナ、僕のはサクラナさんに預けてあるだすから、 
 ちょと携帯貸してくれるだすか」
と、
 今頃になってそんなことを言いだしたのだった。

(続く)


 

 


典型的昭和風イケメン男優、レイジー編「生きてますか?...ご愁傷様...」

2015-02-28 01:59:14 | 小説

典型的昭和風イケメン男優、レイジー編「生きてますか?...ご愁傷様...」


次から次にあの世に...
あの世には明治大正以前が多いから、
キモヲタ扱いされてたりして...

  1. 1位
  2. 2位
  3. 3位
  4. 4位
  5. 5位
  6. 6位
  7. 7位
  8. 8位
  9. 9位
  10. 10位

 

  1. 11位
  2. 12位
  3. 13位
  4. 14位
  5. 15位
  6. 16位
  7. 17位
  8. 17位

BY GOOランキング

 

 


大河風イケメン俳優?レイジー編「昭和のジジイにも大敗?何をやってもダメなエロH、はよう解体」

2015-02-28 01:55:06 | 小説

大河風イケメン俳優?レイジー編「昭和のジジイにも大敗?何をやってもダメなエロH、はよう解体」

某「見てないので...」

やはり、1位は興味ないときた。
何をやってもダメなエロHK、
スクランブルでちんまりやるしかない...

官僚たちの利権があるから解体できない罠...

  1. 1位
  2. 2位
  3. 3位
  4. 4位
  5. 5位
  6. 6位
  7. 7位
  8. 8位
  9. 9位
  10. 10位
  1. 11位
  2. 12位
  3. 13位
  4. 14位
  5. 15位
  6. 16位
  7. 17位

BY NTTドコモみんなの声


永遠の美女優!レイジー編「うそつけ!もう劣化始まってるぞ!」

2015-02-28 01:52:13 | 小説

永遠の美女優!レイジー編「うそつけ!もう劣化始まってるぞ!」


デンター戸田さん、タブスエさんはもう見抜いている方が多い罠!
最近、ガッキーもやばい!

 

 

  1. 1位
  2. 2位
  3. 3位
  4. 4位
  5. 4位
  6. 6位
  7. 7位
  8. 8位
  9. 9位
  10. 10位
  1. 11位
  2. 12位
  3. 13位
  4. 13位
  5. 15位
  6. 16位
  7. 17位
  8. 18位
  9. 19位
  10. 20位

  1. 20位
  2. 22位
  3. 22位
  4. 24位
  5. 25位
  6. 26位
  7. 27位
  8. 27位
  9. 29位
  10. 29位

BY GOOランキング

 

 

 


heya徹子の部屋、マツコの部屋?レイジー編「お化けの部屋には変わりませぬ?」

2015-02-28 01:48:56 | 小説

heya徹子の部屋、マツコの部屋?レイジー編「お化けの部屋には変わりませぬ?」

昔ちらっと見ただけだが、
あの頭は妖怪そのもの!、
なら、マツコでもいいような...

 
 

BY いまトピ

 


大昔の美人女優も今はほぼ皺婆!レイジー編「美人薄命の本当の意味がわかりましたあ。熟女好きも素通り」

2015-02-28 01:45:50 | 小説

大昔の美人女優も今はほぼ皺婆!レイジー編「美人薄命の本当の意味がわかりましたあ。熟女好きも素通り」

名声をとるか、命をとるか?
やっぱり命だろうなあ...

 

  1. 1位
  2. 2位
  3. 3位
  4. 4位
  5. 5位
  6. 6位
  7. 7位
  8. 8位
  9. 9位
  10. 9位
  1. 11位
  2. 12位
  3. 12位
  4. 14位
  5. 15位
  6. 16位
  7. 17位
  8. 18位
  9. 19位
  10. 20位

BY GOOランキング

 


別名うんこ味研究家?レイジー編「キムチの隠し味の定番のウンコ、研究家なら国籍性別歳当てられる?」

2015-02-28 01:38:43 | 小説

別名うんこ味研究家?レイジー編「キムチの隠し味の定番のウンコ、研究家なら国籍性別歳当てられる?」

キムチの隠し味がウンコは都市伝説?
人間のクソとは限らないのミソらしい...
最近の×ゲームはウンコ入りカレーを食わせることだとも?

  1. 1位
  2. 2位
  3. 3位
  4. 4位
  5. 5位
  6. 6位
  7. 7位
  8. 8位
  9. 9位
  10. 10位
  1. 11位
  2. 12位
  3. 13位
  4. 14位
  5. 15位
  6. 16位
  7. 17位

BY NTTドコモみんなの声






新作ディープ(?改)「説得力のない最後の迷?探偵オチタの推理」

2015-02-28 01:13:26 | 小説

新作ディープ(?改)「説得力のない最後の迷?探偵オチタの推理」



 「木太郎、
  全然、わかっていないのに偉そうに言うなよ!
 いいか。
 チウメちゃんのナイフは最終的にもとこの部屋に落ちていたんだぞ。
 俺がもとこを刺してしまったナイフは元々もとめ先生が持っていたナイフなんだぞ。
 そして、
 最初に、
 もとめ先生の自殺騒動が起きたときも、
もとめ先生が持っていたナイフはチウメちゃんのナイフではなく、
 アスカちゃんのナイフだったんだぞ。 しかも、
 そのとき、
 チウメちゃんはレイカちゃんやヒトメちゃんと一緒にもとめ先生のそばにいたんだぞ。
 これでも、
 木太郎、わからないのか!」
 オチタが事実だけを並べて話すが、
 「うーん?
 そんなのわかってるけど、
 それで、何故、チウメちゃんが?」
 木太郎はオチタをバカにしたように、
鼻をほじりながら言うと、
 「あのな。
 チウメちゃんはアスカちゃんが自殺未遂騒動をしたことを知っているんだよ。
 そのとき、チウメちゃんはアスカちゃんがナイフを携帯していたことも、
 アスカちゃんのナイフも見ているんだよ。
 だったら、
 もとめ先生が自殺未遂騒動を起こした時点で、
 もとめ先生がアスカちゃんのナイフを持っていることに気づき、
それに疑問に持たないとおかしいんだ。
 それなのに、
 これまで、
 そのことを一言も口にしていない。
 しかも、
 今回、
 例の芝居の方法を具体的に話したのはチウメちゃんだ。
 それだけじゃない、
 例の芝居をする前、
 レイカちゃんと一緒にチウメちゃんの部屋に
ナイフを取りに行ったのはいいんだが、 
 チウメちゃんは自分の部屋につくと、
 すぐトイレに入って、
 自分の部屋にあったナイフをレイカちゃんに取らせている。
 それは、
 自分で自分の部屋のナイフを見つけたら、
 その時点で、
 それが自分のナイフではないことに気づかない
とおかしいからなんだよ。
 こういう事実を総合すると、
 チウメちゃんはかなり疑わしいのに、
 今回のナイフのすり替え犯はアスカちゃんだと言い張って、
 二人で喧嘩までして見せている。
 これこそがチウメちゃんが犯人の証拠だよ」
と、
 オチタは自信満々に話したが、
 頷くものもいれば、
 木太郎のように首を傾げるものもいた。
 そして、
 ホウセイは、
 「はっきり言って、
 オチタの話しは論理的でもないし、
チウメちゃんを犯人だと決めつけるだけの決め手にも欠いているな。
 ただ、
 ひさめちゃんの行動がたしかにおかしいのは間違いない。
 多分な」
と言って、
 縛られているチウメとアスカの方を見て、
一瞬、話しを止めてから、また、話しだそうとしたのだった。

(続く)



本編リメイク「暗闇の中」

2015-02-28 00:30:36 | 小説

本編リメイク「暗闇の中」



 「あったぞ。ここだ!
 この感触はドアノブだ!」
 いつきがエイタに囁く。
 「俺の方も、多分、管理人室の角にぶち当たった。
 このままそっと立ち上がるぞ」
 「ああ、気をつけてな。
 俺も立ち上がる。
 確か、管理人室は押し戸だったな」
 「ああ」
 エイタといつきは、
 暗闇の中で囁き合いながら、
 そっと立ち上がった。
 「よし!
 ドアが開いた。押して開けるぞ!」
 「ああ」
 「開いた。
 でも、中も真っ暗だ。
 ブレーカーの位置がわからない」
 「当たり前だろ。
 ちょと待ってろ。
 俺もすぐ行って探すの手伝うから」 
 「ああ」
 こうして、
 いつきとエイタは管理人室に入ることに成功した。
 「管理人室を入って、
 右の上側だったよな。
 ブレーカーは?」
 「たしかな」
 「じゃあ、そっと前進して、ぶつかったら、右へ行くか」
 「そうだな」
 いつきとエイタは暗闇の中で手探り状態のまま、
ブレーカーの位置を探した。
 
 一方、小部屋では、
ずうずうしいことに木太郎が座り込んで居眠りしていたのだった。

(続く)


新「ミケーレの蒼き仮面」第二章98

2015-02-27 08:13:41 | 小説

新「ミケーレの蒼き仮面」第二章98



 そして、
 いきなり、ウトーは服を脱ぎだし、素っ裸になった。
 「キャー」
 何故か、化け物のくせに小判女が悲鳴を上げた。
 「国王さん、
 僕の身体を見てどう思う?」
 ウトーが聞くと、
 「小せえな」
 「なに!」
 国王の言葉遣いにアニーが怒鳴ると、
 「申し訳ございません。
 かなり小さいと思います」
 「それだけ、僕は化け物?」
 「あのー、
 仮面を被っていらっしゃるので...
 ですが、他は小さいだけだと」
 「なら、おまえも人間だろ!」
 「いえ、国王です」
 「アニー、
 頭が悪いんだから怒らないでよ」
 「僕を見て小さいだけだ、
ということは、国王は人間が巨大化しただけなんだよ」
 「あのー、
 たしかに自分は大きい方ですが、
 妻達やガキ、いや、子どもたちもそんなには小さくはありません。
 それに、
 そんなに強くもありません」
 「妻達?」
 「はあ?」
 「何人、奥さんがいるんだよ」
 「数え切れませんが」
 「この野郎!
 嘘つきやがって」
 「アニー、ちょっと黙っていてよ」 
 「で、
 さっきの弱い四天王は何なの?」
 「あー、あれは部下で、
 いつでも、コピーはできますが」
 「よくわからないなあ」
 「じゃあ、ロボット?」
 「あのー、
 化け物とロボットの中間で
 自分のかなりまえの先代の国王が造ったもんで、
 自分はその方法を伝授しただけですから、
 今でもすぐコピーしましょうか?
 簡単ですから。
 最初は小さいですが、
 すぐ大きくなりますよ」
 「それはいいから、
 奥さん達と子ども達をここに呼びだしてくれる?」
 「全員ですか? たくさんいますが」
 「もちろん、全員すぐ呼んで」
 「はい。
 でも、使いは、そうだ!
 カマキリ鳥! 宮殿から呼んで来い」
 「おまえ、威張ってるなあ」
 「いいんですよ。
 国王なんですから、では、早速」
 カマキリ鳥は小判女を貼り付かせたまま、どこかに飛んで行った。
 「あのー、
 命は助けてくれるのか?
 あー、助けていただけますか?」
 「まず、奥さんたちと子どもたちを見てからね。
 それに... 後で話すよ」
 ウトーは国王と話すと、
 国王の妻達たちと子ども達がやって来るのを待つことにした。

(続く)


 

 


残忍ズラヅラ仮面銃娯「残忍銃娯!金玉潰しの次は爪剥ぎもまだ序の口?」

2015-02-27 07:32:19 | 小説

残忍ズラヅラ仮面銃娯「残忍銃娯!金玉潰しの次は爪剥ぎもまだ序の口?」


 *朝から残忍!
 *いじめっ子は真似しないように!
 その理由は後でわかる?



 おっ!
 そのボールペンつかえや!
 誰が誰に?
 早いもん勝ちに決まってんだろ!

 ...
 きさま!
 何やってんだ?
 テコの原理で爪剥いでます?
 
 使えねえな!
 気絶した野郎の爪剥いでどうするんだ!
 隣の元気な奴の爪剥ぐんだよ!
 いてえだけで、簡単には死なねえからな。
 ...
 何手加減してんだ!
 えっ?
 こっちが痛い?
 きさま、失格!
 そっち、
 今やられてた奴、
 やり返せ!
 やられてません?
 つべこべ言うな!
 あのなあ!
 こんなの序の口なんだぞ!
 爪剥げれて、死んだマヌケはいねえんだよ!
 おもしろくねえ!
 ...
 やります?
 はよ、やれー!
 あー...
 左手の中指ポッキーン...
 折ってもたいして痛くねえんだよ!
 この下手くそ!
 おい、金玉握り役!
 きさまは手先が器用そうだから、
 こいつの左手の小指の爪をゆっくり剥げ!
 そのボールペン使ってゆっくりだぞ! 
 ...
 なに、見てる奴が悲鳴あげてんだ!
 爪剥ぎ終了!
 全員、仰向けになって、
 目を瞑れー!
 本当の苦痛を教えてやるー!
 爪剥ぎ程度にしておけば、
 よかったのになあ!
 
 よし!
 絶対、目を開けるなよ! 
 あー、
 口だけ開けろ!
 大きくな!
 
 


「そして3人しかいなくなった?」694

2015-02-27 07:02:07 | 小説

「そして3人しかいなくなった?」694


 「聞かない方がいいと思うけど、大丈夫かな。リカさん」
 「ええ。覚悟はしています」
 「そう」
 みつるはそう言ってから、
 リカに最後の文字列を分解して出来た文字列をジョンとマイケルが言葉にした内容
をそっと話した。
 「たしかに...
 うーん...」
 リカは聞いた言葉自体には驚かなかったようだが、
 二つの言葉の意味の関連性が予想外に自分でも理解できなかったのか、
それだけ言って考え込んでしまったのだった。


 「なんだろうなあ?」
 「怖い言葉だけど、その二つには関連性とか共通点がない...
 聞いてみないとわからないね」
 今度は信長と秀吉がそんな様子を見ながらこそこそ話してから、
 「俺、聞いてくるけど、秀吉くんも聞かない」
 「じゃあ、一緒に」
と互いの目を見ながら、覚悟を決めたようにそれだけ言うと、
 みつるの元に行き、リカと同じように二つの言葉を教えてもらったのだった。

 「なんか、言葉自体はそんなに怖くはないみたいだねえ」
 「というか、関連性がわからないから怖がっている暇がないんじゃない?」
 「暇?
 ケンシロウくん、今、暇って言ったよね」
 「虎ちゃん、いい言葉が思い浮かばなくてさ。
 ごめん」
 「そうじゃなくて、
 暇って文字と瑕疵の瑕って似ていない?」
 「えっ?
 意味わからないけど」
 「ねえ、僕らも聞きに行こうよ。
 たいして怖くない言葉だと思うし、
 もしかしたら、根本的な間違いがあるかもしれないよ。
 ケンシロウくん、
 付き合うだけ付き合ってよ」
 虎之助はケンシロウの言葉から何かヒントを得たのか、
彼にしては強引にケンシロウの手を引っ張って、
みつるのところに向かっていったのだった。

(続く)