レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

もとこもとめ伝説以下略「変態女教師の家庭訪問」

2013-08-31 23:08:25 | 小説

もとこもとめ伝説以下略「変態女教師の家庭訪問」



 「どうするんだよ」
 「居留守は」
 「バーカ、風邪で休んでるんだぞ」
 「どこか隠れるところは?
 「靴持って風呂場へ隠れろ、早く」
 龍之介は靴を持つと手紙の入った袋と共に風呂場に隠れる。
 

 「ゴホンゴホン、どなたですか?」
 直哉はカメラ付きインターフォンでわかってるくせに
わざとセキをしながら尋ねる。
 「担任の花久ですが」
 「先生ですか、僕です」
 「直哉くん、お風邪大丈夫?」
 「ゴホン、ゴホン熱は下がりましたが、
喉の痛みとセキが」
 「ちょっとだけいいかしら、
 お見舞いよ」
 直哉がドアを開けると例の臭いニオイがした。
 「あら、いい匂い」
 もとえは直哉のマンションの部屋に入るなり周りを見回す。
 「そ、そうですか。ゴホンゴホン。」
 直哉は例の手紙の袋だということに気づくが、
わざととぼける。
 「はい、これ特性ジュース。
 風邪の特効薬よ。
 もちろん、お見舞いだからタダよ。」
 「ゴホゴホ」
 「じゃあ、ここで失礼するけど、ちょっとだけいい。
 これから龍之介くんの所にもお見舞いに行くんだけど、
 あの子の好きなもの何かしら」
 「ゴホゴホ」
 直哉は焦る。
 そこで、
 とっさの嘘をつく。
 「そう言えば、
 さっき龍之介からこれから病院に行くというメールが来てましたが」
 「あらそう。
 じゃあ、午後にしようかしら、
 それで彼の好きなものは何かな」
 「ゴホゴホ、
 アイスクリームが一番好きだった
と思いますが」
 「ありがとう。
 それなら、風邪にも悪くはないわね、
 じゃあ、お大事に」
 もとえはさっさと帰っていく。
 直哉は扉を閉めると少し様子を伺い、
しばらくすると風呂場に行く。
 「もとえが帰ったぞ。
 危ないところだった。
 問題は午後だ。
 オタクの家にお見舞いに行くってさ」
 「何で?」
 「バーカ、
 これから行くって言うから、
 これから病院に行くってメールが来た
って嘘をついてやったんだよ。
 ありがたいと思え。
 オタクの好きなもの訊いていたから、
 スニーカーおじさんのことを頼まれるんじゃないか」
 「どうしたらいいんだよー」
 「これから家に帰って寝てるか」
 「バーカ、
 午前中休みだったことがバレたらどうするんだよ」
 「そうか。うーん、困ったな」
 「そうだ、
 もう少ししたら学校へ行け。
 病院へ行って注射して貰ったら楽になりましたとか言って、
 もとえがいるところへ先に行くんだ」
 「そうか。
 じゃあ、
 この手紙の袋の処分よろしく。
 早い方がいいよな」
 「もとえとバッタリ会うなよ」 
 「大丈夫、
 この近所に藪内科があるから」
 「そうかゴホゴホは忘れるなよ。 
 そうだ、これ飲んでけ」
 「何、ああ栄養剤だ」
 「サンキュー、
 ウエー、何だこの臭い」
 「あはは、
 もとえのお見舞いのジュースだ」
 「この野郎」
 「臭くてよかったな。
 まあ、
 俺のおかげだからそのぐらい我慢しろ」
 「ゴホゴホ、わかったよ」
 龍之介は手紙入りの袋を直哉に渡すと直哉のマンションを出た。

(続く)



エレベータ改「5階から一気に1階へ」

2013-08-31 22:34:12 | 小説

エレベータ改「5階から一気に1階へ」


 「よし、
 一気に1階に行って、奴と勝負だ!」

 「途中の階は押さずに、
 1階だけ押すぞ!」
 「おお」
 「奴は、
 死体をここに乗せて、
 俺たちをエレベータに乗せよう
としなかったんだろうから、
 こっちは、
 裏をかく」
 「ああ」
 「さあ、行けー」
 「ついでに、この死体を踏んづけて行こう!」
 「そうだな!念には念を入れて」
 「よし!
 可愛そうだが、しょうがない」
 「どうだ!」
 「大丈夫、死んでいる...」
 「どうした?」
 「いや、今、声が?」
 「死んでるって、こいつは」
 「いや、こいつじゃない。
 エレベータの外だ」
 「まさか?」
 「この階に奴が?」
 「うーん...
 まさかあ...」




「そして3人しかいなくなった?」333

2013-08-31 08:10:49 | 小説

「そして3人しかいなくなった?」333



 信長少年が声を上げてから、
少し考えている間に、みんなの中で笑い声が起きたのだった。
 それは、
 ゲーム自体は、
 ゲーム機中央のディスプレイ左右にあるボタンを押して、
 左右の爪のようなもので、
 動いているボールをその爪のようなものの間に落とさないようにはじき返し、
 次々に出現してくる花のようなものや、
動物のようなものに衝突させて、
点数をあげていくという子どもできる単純なゲームなのだが、
 ゲームを所持している虎之助少年が手本を見せる
と言ったものの、
 誰から見ても下手クソで、
 彼が何回チャレンジしても、
 すぐ、
 彼が訳したところのゲームオーバーの表示が
何度も出てきたからだった。
 「虎ちゃんはゲームもトロいのね」
 マルナが、
 虎之助が、
 他の仲間にはそのゲーム機を手渡さず、
後もう一回だけと言いながら、何度もしつこくチャレンジしていたので、
 からかうように言うと、
 「何かいつもと違うんですよ。
 いつもはもっと早くボールが動くし、
 ボタンを押してもその反応が遅いから失敗しただけなんです。
 しばらくやってなかったから、
 カンが狂ったのかなあ」
と、
 ゲーム機に向かいながらぶつぶつと言い訳をしていたのだった。
 そのとき、
 「あー」
 「そうだ!」
と、
 ほぼ同時に、
 リカと信長少年が声をあげたのだった。
(続く)


サクラナ外伝フォー「虹と涙石」

2013-08-31 07:07:28 | 小説

サクラナ外伝フォー「虹と涙石」


 サクラナは、
 久しぶりに早朝に目が覚めると、
 窓の外には虹が出ていた。
 そのとき、
 彼女は、
 あの高校受験のときのことを思い出し、
 なんとなく例の土手へと向かわない
といけない思いがして、
 タクシーを迎車して、あの土手まで行った。


 「間に合った...」
 サクラナは土手から見えている虹を見て、
それだけ呟くと、深夜の雨に濡れてままの土手で、
あのときのように7つの色の石を探し始めた。
 そうして、
 4色の涙石らしき石を拾い集めたが、
あと3つはなかなか探し出せないでいたところに、
 あのときに時間が戻ったように、
 たしかに見た記憶のある少女が突然サクラナに声をかけてきたのだった。


(続く)




化け上手女優!レイジー編「騙されるな!化け上手が女優の命!実は超スッピンブス?」

2013-08-31 02:30:38 | 小説

化け上手女優!レイジー編「騙されるな!化け上手が女優の命!実は超スッピンブス?」

騙され人「ほとんど化けてないって!
おまえの目は節穴か?」
騙し女「ケバイから、
スッピンブスとは限らない。
その逆も真なり!
で、
以下の女優は騙し上手!」

さあ、真実は?

3779票
能年玲奈
1912票
宮崎あおい
1667票
新垣結衣
4位
1626票
堀北真希
5位
1556票
蒼井優
6位
1367票
武井咲
7位
1324票
上戸彩
8位
1257票
井上真央
9位
1044票
北川景子
10位
920票
本田翼
1位
783票
忽那汐里
12位
766票
瀧本美織
13位
708票
石原さとみ
14位
644票
長澤まさみ
15位
531票
北乃きい
16位
510票
吉高由里子
17位
330票
佐々木希
18位
222票
橋本愛
19位
140票
二階堂ふみ
20位
408票
その他
集計期間:2013年8月23日~2013年8月30日  情報提供:NTTドコモ「みんなの声」調べ(8月調査)

 

 

 

 

 

 


加齢臭モテ俳優!レイジー編「残念ながらごく少数!オヤジになったらクサー対策忘れずに!」

2013-08-31 02:22:49 | 小説

加齢臭モテ俳優!レイジー編「残念ながらごく少数!オヤジになったらクサー対策忘れずに!」


凡大生だが20そこそこ「やっぱり、
若さだね!」
某女子「ルックスが前提だけどね」


オヤジがモテるというのは、
単なる金づるかファザコンの影響というのが本音
というところか?

 

586票
西島秀俊
450票
福山雅治
204票
阿部寛
4位
165票
佐々木蔵之介
5位
144票
竹野内豊
5位
144票
藤木直人
7位
128票
沢村一樹
8位
119票
大沢たかお
9位
115票
仲村トオル
9位
115票
椎名桔平
1位
107票
高橋克典
12位
105票
堤真一
13位
98票
木村拓哉
14位
73票
及川光博
15位
72票
江口洋介
16位
56票
北村一輝
17位
53票
本木雅弘
18位
19票
渡部篤郎
19位
15票
大森南朋
20位
52票
その他

集計期間:2013年8月16日~2013年8月30日  情報提供:NTTドコモ「みんなの声」調べ(8月調査)

 

満員電車にクサオヤジ多すぎ!
特にこの時期!








第3弾リメイク「勝敗とみはるたちの決断」

2013-08-31 02:15:01 | 小説

第3弾リメイク「勝敗とみはるたちの決断」


 じゃんけんの勝敗は、
 みはるが敢えて見知らぬ二人にじゃんけん
を頼んだことと見知らぬ男子生徒の言葉を聴いて、
 ふうたが、
 みはるがじゃんけんを選んだ理由と、
 男子生徒の思惑に気づき、じゃんけんの結果を予測した上で、
 みはるが選択しようと思いついたことを考え直さないように
思わず声を出してしまったように、

 あいこ

だった。
 そして、
 まず、
 見知らぬ男子生徒
 「みはるにはしてはよく気づいたな」
と相変わらずにやにやしながそれだけ言い、
 見知らぬ女子生徒は、
 「どちらも負けるわけにはいかないからね」
とだけ言って、
 にやにやと嗤ってから、
 「さあ、どうするの?」
と、
 みはるの顔をじっと見つめたのだった

(続く) 
 
 


新作ディープ(?改)「黒幕推理?オチタの反論と木太郎の意見」

2013-08-31 02:00:43 | 小説

新作ディープ(?改)「黒幕推理?オチタの反論と木太郎の意見」


 だが、
 オチタは、
 「違うよ。
 レイカは自分の部屋に用があって戻ってきて、
中に入ろうとして扉を開けかけたところで、
 おそらく、
 どっちかの声を聴いて、
 中に入るのをやめたんだよ。
 どっちかの声が聞こえれば、
 ターゲットのひとりである永久とくそたが自分の部屋に潜伏していることが
簡単にわかったはずだからな。
 あのなあ。
 よく、
 部屋割を思い出せ!
 201はアユメ、
 202がヒトメ、
 203がアスカ、
 204がチウメ、
 205がレイカ、
 で、
 もとこ先生が206
 もとめ先生が106だった。
 教室は207だろ。
 黒幕が様子を伺いに来たんだったら、
 別に、
 もとこ先生の正面の部屋の206より、
 隣の204のチウメの部屋の方が、
様子をうかがいやすいから、
 普通なら、
 204に隠れようと思うだろ。
 だが、
 実際は、
 正面の部屋を選んだ。
 それは、
 部屋の主であるレイカだけが
その部屋の鍵がかかっていないことを知っていたからだ」
と、
 オチタがそこまで話すと、
 「ちょっと待てよ。
 何か、
 前にも誰かそんな話しをしてよな。
 でも、
 それは決め手にならないだろ!」
 くそたの前に木太郎が異論を出したのだった。

(続く)
 

 
 


「ミケーレの蒼き仮面」第五章417

2013-08-31 01:54:48 | 小説

「ミケーレの蒼き仮面」第五章417


 そして、
 ギョウザがその前というのは、
さらなる過去だとすぐ気づき、
 さらに、
 過去を覗くと、
 なんと、
 その男が突然黒い仮面を被った状態で現れると、
 その仮面をどこかに放り投げたのが見えたのだった。
 「どういうことだ?」
 「黒き仮面を持っていたなら、
俺たちにくれればいいのになあ」
 ラーメンとサギーがその水晶の中の光景を見て、
驚いたような表情で言うと、
 「次はメンマの番だよ!
 その男の先、
 未来を水晶に映してよ」
と、
 アニーは何故か冷静にすぐメンマにそう言ったのだった。


(続く)


カミサン伝説20「ハッピー編」545

2013-08-31 01:14:00 | 小説

カミサン伝説20「ハッピー編」545



 「あんたたち、教授だって!
 みんな、
こんなとこで缶詰状態にされているイライラしているのに、
 うるさいんだよ! 
 教授だったら、そのくらいの常識わきまえなさい」
 その後、
 木太郎教授とエイタ教授のくだらない喧嘩はエスカレートし、
大声で互いに罵倒し始めたので、
 その内容のくだらなさと声の大きさに
イラだった小太りの中年女性が注意したので、
 二人はようやく自分たちの愚行に気づき、
 「失礼しました」
 「申し訳ございません。
 あのー...
 お叱りを受けたのに、アレですが、
 携帯電話を貸していただけないでしょうか」
と、 
 エイタが一言謝った後、
 木太郎がずうずうしくもそんなことを言うと、
 「それが喧嘩の元みたいだからね。
 もう静かにするのよ。
 はいよ」
と、
 二人がすぐ謝罪したので、
 その中年女性の機嫌が良くなり、
快く自分の持っていた携帯電話を差し出したのだったが、
 マヌケというか、
 非常識にも、
 木太郎は、
 「では、これで」
と、
 長財布を取りだし、
1万円札をいきなりその中年女性に渡そうとしてしまったのだった。


 「腹減ったぞ!
 まだかあ?
 あー、そうだった」
と、
 約束の時間より早くやって来たせいか、
まだ、約束の時間より10分経過しただけなのに、
そんなことを言った後、
 何か思い出したように、大男龍之介が大声を出したのだった。


(続く)


ドア女「ドア女Ⅹ」?改j

2013-08-31 00:55:42 | 小説

ドア女「ドア女Ⅹ」?改j


  「早く話してくれだすよ?」
 「実は、
 きみたちには共通点があるんだ」
 「それはもうさんざんマスコミで報道されてるだすよ。
 昔の事件のことだすよな」
 「私が考えているのは、
それだけじゃないんだ」
 「はあ? 他にあるんだすか?」
 「ドア女に関する共通点なんだ」
 「そなもんないはずだすけどな」
 「いや、あるはずなんだ」
 「あるはずだすか?」
 「昔の事件は警察でも調べたが、
 どうやらまったく関係ないようなんだ」
 「そうなんだすか?
 僕らはもしかしたら、関係があるかもしれない
と思っていただすが?」
 「何故かな?」
 「そ、それはだすな。
 おー、今のはひっかけなんだすか?」


続エスカレーター改「幽体?怨霊?元悪魔タマガキの復讐開始!びびる悪魔ガキチョクト」

2013-08-31 00:37:07 | 小説

続エスカレーター改「幽体?怨霊?元悪魔タマガキの復讐開始!びびる悪魔ガキチョクト」


 僕はさっきの記者の話から死んだみたいだすからなあ。
 この恨みははらすだすよ!
 チョクト!
 そうだ!
 徹底的にやれ!
 わかっただす。
 「...」
 「信じられないが、
 証拠は...」
 記者たちも驚いてるな!
 「ありますが、
 本部長に隠蔽されました」
 さすが! タマガキ!
 「が、実は、私は途中から本部長を信用できなくなりましたので、
他にも証拠を持っております」
 「きさまら!
 う..」
 「あんたは黙ってろ!
 そのガキの親から賄賂でも貰って、証拠隠蔽か!」
 やったぞ!
 あの記者なら追い込めそうだ!
 「そんな...」
 「これは生中継なんだぞ!
 全国民が見てるんだぞ!」
 ちょっと、おおげさな記者だが、
 まあ、いいか。
 「...」
 「続けてよろしいですか?」
 「続けろ!」
 「我々二人は、
 たしかに、最初はあんなガキが犯罪を犯すなんて
思ってもみませんでしたので、 
 あの彼が自殺するまでは予断だけで捜査してました。
 ですが、
 彼が自殺してから...
 もう一度、事件を見直したら、
 おかしな事実というか」
 「はっきりしろ!」
 「はい!
 あの高校生には死後も鞭打つようですが...」
 「はっきりしろ」
 なんだ?


 「金は! 
 あんた、金は?」
 「かあちゃーん、
 これこそ冤罪だよ!」
 「冤罪?
 なんで、あんたがそんな言葉知ってるのよ!」
 「だって、にいちゃんが冤罪で誤認逮捕されたって」
 「あたしが言ってのは、
 なんで、その意味がわかるのかってこと!」
 「あっ...」
 「あんたね!
 まあ、その歳だから、死刑にはならないけど、
生き地獄ね。 
 あたしはとっとと逃げるよ。
 あたしへの慰謝料として、
 金だけ出しな!」
 「かあちゃん...」
 「あたしも実は最初からあんたを疑っていたんだよ。
 どこのロッカーに諭吉を隠した!」
  「...」



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もとこもとめ伝説以下略「臭い招待状と直哉」

2013-08-30 22:56:51 | 小説

もとこもとめ伝説以下略「臭い招待状と直哉」



 「直哉か、無事、逃げてきたぞ」
 龍之介は直哉の携帯に電話した。
 「ずいぶん、遅かったな」
 「これからオタクんち行っていいか」
 「ああ、学校が終わるまで時間をつぶさないといけないだろうしな」
 「じゃあ、すぐ行く」


 ピンポーン
 「今開けるから入って、来い」
 「何だ、そのお面は」
 「あっ、はずすの忘れてた」
 「格好悪いから早く入れ」
 「ああ」
 「うん、くせえ。
 もとえの臭いがするぞ」
 「これだ。」
と言って、
 龍之介は郵便物の袋を直哉に投げつける。
 「家が臭くなるだろう」
 直哉は郵便物の袋を取ると自分の部屋に直行する。
 「臭あ、えーと、これだ。
 もとえの招待状。
  残りは返さないとな」
 「もう、それ全部いらないよ。
 なんでも郵便物はほとんど捨てるらしいぞ」
 「ほんとだ!ほとんど、DMだ。
 なら大丈夫だな。
 ちょっと、招待状の中見てみるか」
 「手が臭くなるぞ?」
 「じゃあ、このまま燃やそう。」
 「どこで、台所でやればいいんだよ」
 「何でそんなこと知ってるんだよ」
 「点数がわるかったときのテストの答案用紙は、
いつもそこで燃やしてるんだ」
 「ああ、
 そういう手があったのか、
 俺、まだ、隠してるぞ。
 それに家にはいつも誰かいるしなあ」
 「じゃあ、今度持って来いよ。
 格安で処分してやるよ。」
 「金とんのかよ」
 「冗談だよ。
 今日は小遣いどうした」
 「もちろん、断ったよ」
 「後で、
 しつこいくらい使い道聞かれるし、
 たまに返せっていうしなあ」
 「そうそう、おじさん、
 今度、
 直哉をぶっ殺すぞと言っていたぞ。
 ずる休みがバレて、
 それを直哉のせいだと思いこんでいるぞー」
 「明日には忘れてるよ」
 「いや、
 最近、頭がしっかりしてきたんだな。
 それがあ」
 「じゃあ、とにかく逃げまくるしかないな」


 ピンポーン
 「誰だ。宅配便か」
 直哉がインターフォンの画面を覗くと
 なんと、
 もとえが立っていたのだった。


(続く)


エレベータ改「叩きまくる」

2013-08-30 21:59:31 | 小説

エレベータ改「叩きまくる」


 「どうだ!」
 「うーん、しぶとい奴だな」
 「今度は指だ」
 「うーん...
 やっぱり、股間だろう」
 「そうだな。えーい!」
 「うーん...」
 「もう一回、えーい!」
 「ふー...」
 「これだけ叩いても動かないということは、
 こっちが死体か?」
 「そうかもしれないなあ?」 
 「畜生、騙されたワケか?」
 「あー、この間に?」
 「よし、死体が乗っててもいい。
 このままエレベータで一階だ!」
 「そうだな。
 こう叩いていたら、
 恐くなくなったな!」


「そして3人しかいなくなった?」332

2013-08-30 07:48:02 | 小説

「そして3人しかいなくなった?」332



 たけるが時計を確認して、
 「ここは体感時間より少し長いくらいの時間の流れの世界だな。
 じゃあ、虎ちゃん、遊ぼうか」
と言うと、
 他のメンバーも虎之助少年のポータブルゲーム機のことが気になっていたのか、
その周りに集まった。
 虎之助少年がゲーム機の電源を入れてから、
 「これなら、何人でもできますよ」
と言って、
 ゲーム機を操作していたとき、
 みつるが、
 「あれっ?
 この文字?
 見たことないな。
 やっぱり、
 通じるのは言葉だけなのかな」
と、
 ゲーム機のディスプレイ上の文字を指さして言ったのだった。
 そして、
 虎之助少年、
 信長少年、
 そして、
 エミが不思議そうな顔をしたので、
 みつるが、
 3人に、
 このビルの秘密や、
 言葉、
 人体の構造の違いをわかりやすく丁寧に説明したのだった。
 「ふーん」
 「じゃあ、
 このゲーム機で遊べないですかね」
 「そうかな。
 見た目は簡単そうだけどな」
 エミ、虎之助少年、信長少年は、
 みつるの説明にさほど驚いた様子はなく、
 むしろ、
 ゲーム機の方に感心があるようだった。
 「信長くんのいうとおり、
 見た目、
 簡単そうだし、
 面白そうだからさ。
 虎ちゃんが文字の部分を読み上げてくれれば、
 みんなで遊べるんじゃない」
と、
 マルナが笑顔で言うと、
 「そうですよね」
 「おねえさん、そうだよね」
 「エミも遊びたい」
と、
 虎之助たちが順に言ったので、
 リカたちも頷き、
 移動時間が来るまで、
 虎之助少年の説明に従って、
 ちょっと変わってはいるが、
 単純そうで面白そうな画面のゲーム
をそこにいる全員で遊ぶことになったのだった。
 そして、
 そのゲーム機で遊んでいるときに、
 画面に登場したある画像を見て、
 信長少年が、
 「あれっ?
 これどこかで見たことあるぞ」
と声を上げたのだった。

(続く)