レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

本編リメイク「ブレーカーボックスを探せ3」

2011-08-31 23:38:29 | 小説

本編リメイク「ブレーカーボックスを探せ3」


 木太郎は更衣室のひとつのロッカーを指差した。
 「あのロッカーだけ大きくないか?」
 「おー、さすが木太郎さんだすな」
 「見つけてから言えよ。あおむ」
 「そうだよ」
 エイタといつきにそう言われたあおむは、
 木太郎が指差したロッカーを開けようとしたが、
 鍵がかかっているようで、開かなかった。
 「何あおむやってるんだよ!」
 木太郎があおむがごちょごちょ何かやっているので、
イライラしたように言う。
 「鍵がかかっているんですよ」
 「なら、鍵を探せよ」
 「それより、この鍵ならコインで開けるか、
壊せそうな感じだすたから」
 「よし。俺たちは鍵を探す。
 あおむは何とかして、ロッカーを開けるよう努力しろ」
 エイタが命令するように言うと、
 3人とも頷いた。
 しかし、
 ロッカーの鍵らしきものはなかなか見つからなかった。
 また、
 あおむも結局ロッカーの鍵を壊すことも、
 開けることもできなかった。
 「おー、忘れてただすよ」
 あおむが大声を出す。
 「何だよ。開いたのか?」
 「違うだす。
 マスターの鍵束だすよ」
 「あー、俺たちとしたことが」
 「エイタ持ってたんじゃないか」
 「木太郎だろう」
 4人はそれぞれマスターキーの鍵束を探した。
 「俺だった」
 木太郎が鼻をほじりながら、鍵束を3人に見せた。
 「汚いだすな」
 「なら、使わせないぞ」
 「木太郎もあおむもふざけないで、
早く、ロッカーの鍵らしいものがないか、探せよ。
多分、あるはずだ」
 「あおむ、やれ」
 木太郎は鼻くそのついた手で、
鍵束を偉そうにあおむに渡す。
 「わかっただすが、汚いだすなあ」
 あおむはそう言いながら、
 まず、
 鍵束を見始めたのだった。
(続く)


夏休み終了!追跡アプリ!スマフォデビュー?隠し部屋お休み!メンテとスカリのWパンチ!

2011-08-31 23:37:06 | 小説

こんばんわ?

 今日は隠し部屋はお休み!

 追跡アプリ?

 スカリ魔対策には有効なのか?

 抜け道はあるのだろうか?

 気になる...

 ついに、スマフォデビューか....

 夏休み終わって鬱だ...

 という愚痴でした。

 じゃあ!

 

 

 

 

 

 

 


「トイレ女ショート」「蘇った?妖怪トイレ女?と誘惑?罠?」

2011-08-31 23:03:49 | 小説

「トイレ女ショート」「蘇った?妖怪トイレ女?と誘惑?罠?」
 
 *下品!

 続き!
  ホイ、ご名答!
 「あら、そのお顔はやはり生チューチューがお好みのようね」
 さすが!
 トイレ女は、
 その経験者が思わずにやけたのを見逃さなかったらしい。
 女はすぐさまその男の気持ちを決めつけてそう言ってから、
 「それから、
 アイマスクはどうされます?」
と、
 またまた甘い声で訊いてきたらしいのだ。
 男はその言葉からまたある想像というか、
妄想に耽ったらしい。
 すると、
 トイレ女は、
 今度もすぐに、
 「恥ずかしいから、
 アイマスクはそのままで、
 その代わり後からチューチューよ」
と決めつけて、
 甘い言葉で誘うように囁いたらしいのだあ。
 男は、
 思わず、
 「後からですか?」
と、
 不満そうな声を出してしまったらしい。
 すると、
 「あーら、いやだ...
 前からがよろしいの?」
と、
 女が少し恥ずかしそうな小さな声で聞き直したらしい。
 そこで、
 ある妄想に耽っていた、
 その経験者は、
 「できれば」
と、
 つい答えてしまったらしい...
 そうして...
 今日は、
 ここまで!
 楽しみ?はゆっくりとなあ。
 ホーイ!
 では、ごきげんよう。
 じゃなーく、
 バーイ!
 

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続エスカレーター改「フラチン屋殺人事件?驚愕の真相?と嗤うケチガキの謎」

2011-08-31 15:54:41 | 小説

続エスカレーター改「フラチン屋殺人事件?驚愕の真相?と嗤うケチガキの謎」

 何故、嗤う?
 「あんた! ここからだよ!」
 かあちゃん、わかってるんだけど、
 ケチガキが...
 まあ、いいか。
 「えー、
 あの事件の前日に、
 昼食を、
 僕たちに
 ご馳走しないといけないことを、
 店長や店員全員がわかっていたということ、
 そして、
 寿司の次は多分肉だと予想できることから考えますと、
 例の野菜は
計画的に事前に用意されていたのではないでしょうか?」
 どうだ!
 「よし! 君も少しは能力向上だ!」
 「あんた! ここまではいいわよ」
 「にいちゃーん、凄いよ。
 頭急によくなったね」
 ケチガキ!
 急じゃない。
 これが俺の頭脳だ!
 「そうなると、
 店長、そして店員の中に、
 腐った野菜を弁当箱に入れて持ってきた人間が、
 犯人なんです。
 どうですか?
 ここまでは」
 逆転勝利か!
 「にいちゃーん、
 天才だったんだねえ。
 バカみたいなのは、
 実は、
 演技だったんだねえ」
 ケチガキ!
 イヤミか!
 「君、わざとオオバカのフリをして、
 我々をからかってたのか?
 まあ、真相さえ明らかになるなら許そう」
 オオバカって?
 「あんた!
 あたしの血を引いてるのよねえ」
 かあちゃん、調子いいなあ! 
 さあ、これからが詰めだ!
 でも、ケチガキの嗤いが...


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「そして3人しかいなくなった?」263

2011-08-31 11:35:40 | 小説

「そして3人しかいなくなった?」263

 最初は以下から始まります。 

 「そして3人しかいなくなった?」 


 「ポン、どう?
 さっきのと同じ場所?」
 エミは、
その頭上でふわふわと飛んでいるポンに話しかけた。
 「えっ?
 違う?
 マンモスの群も見えない?
 どこが違うの?
 ...
 草の形?
 そう言えば、そうねえ。
 で、なにか、いる?
 ...
 見えない。
 そう。
 じゃあ、ちゃんと見張っていてね」
 エミの言葉を聞いていたリカが、
 「そう言えば、
 草の葉の形が違いますね。
 私は最初気づきませんでしたが、
 言われて、
 よく見ると、
 そうですね」
と言ったが、
 みつる他4人には、
 草の形が違うということはわからなかった。
 「やっぱり、視力の違いかな。
 俺にはまったく同じに見えるけどな」
 「そうだな」
 「あたしも」
 「私もです。
 でも、エミちゃんは凄いですね」
 たける、
 みつる、
 マルナ、
 タケが、
 順に、
 いずれも感心したような表情で、
 エミに声をかけた。
 「エミ、目はいいの」
 「耳もいいでしょ」
 エミが少し顔を赤らめて言うと、
 リカが笑顔で言って、
 エミの頭をやさしく撫でた。
 そのとき、
 たけるが時計を見て、
 「あっ!
 もう3分しかない。
 体感時間が違う。
 やっぱり、
 違う場所だったんだ。
 凄いな」
と思わず声をあげると、
 「じゃあ、時間がないから、
 早く、いつもの体勢に入りましょう」
と、
 リカが言ったのだった。
(続く)


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第3弾リメイク「扉の秘密3」 

2011-08-31 10:08:09 | 小説

第3弾リメイク「扉の秘密3」 
 
  ブレーカーボックスには、
 親電源の漏電ブレーカー1個と、
 1から12まで下に番号がふられた子電源ともいうべき漏電ブレーカーが
12個があったが、
 たまおは、
 子電源ともいうブレーカーの数が多いので、
 親電源ともいうべきブレーカーを落とそうと、
 それに手をかけた。
 そのとき、
 賢明が、
 「たまお、ちょっと待てよ。
 この漏電ブレーカーボックスって、
 小さいブレーカーが12個もあるということは、
 この地下全体の電源を管理しているんじゃないかな。
 そのブレーカーを落とせば、あの扉も開くだろうけど、
 地下全体の電源が落ちて、
 隣の部屋も真っ暗になるわけだから、
 俺たちがここまで来たことが、
 もとめ先生にバレて、逃げられちゃううんじゃないかな?」
と、
 自分が心配していることを口にした。
 「だすが、
 12個のうち、
どのブレーカーがあの扉に関係するかわからないだすから、
 小さいブレーカー一つずつ落としていくしかないだすよ。
 その場合も、先にもとめ先生のいる部屋のブレーカーを落としてしまったら、
結果は同じだすよ。
 それにもとめ先生は
僕たちが追いかけてきているのは知っているはずだすから、
やむをえないだすよ。
 それにもうそんなに部屋はないはずだすから、
さすがのもとめ先生も逃げ場がもうないんじゃないだすかな」
と、
 たまおが賢明の意見に反対したとき、
 ふうたが、
 「あれっ?
 よく考えたらおかしくないか?
 ブレーカーとこの扉が関係しているなら、
 どうして、
 全部のブレーカーが上がっているんだ。
 ここの扉の分だけは、下がってないとおかしくないか」
と、
 賢明とは別の視点から疑問を口にしたのだった。
(続く)


カミサン伝説22「人首酒編」233

2011-08-31 00:55:07 | 小説

カミサン伝説22「人首酒編」233

 「カイミヤマ先生、
 タクシーの運転手が
インチキな像や人首酒の売買に関係していたので、
 愛人と同じようにとんずらしたんじゃないか、
と一瞬考えたんだろ。
 だが、
 それだと、
 タクシーの運転手が、誰かから金を受け取り、
借金を全額返済したことと矛盾する。
 とんずらするなら、
 借金も踏み倒せばいいからな」
と、
 ジュウロウが、
 カイミヤマが
タクシーの運転手が生きているかもしれないと話した後、
 急に考え込んでしまった理由を自分なりに考えて話すと、
 「さすが、ジュウロウ先生、そのとおりです。
 それだけじゃなく、
 マスターの愛人とタクシーの運転手が共犯なら、
 愛人がタクシーの運転手に金を払うのも不自然ですよね」
と、
 カイミヤマは話したのでした。
 「そうすると、
 タクシーの運転手はマスターの奥さんを脅し、
金を強請りとろうとして、一部の金を強請った後に、
奥さんに殺されたというのが、
 二人の考えかな。
 でもな、それにも難点はあるぞ」
と、
 コワコワクエーは話したのでした。
(続く)


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偽カミサン伝説?「悪女よけの像編」232

2011-08-31 00:19:14 | 小説

偽カミサン伝説?「悪女よけの像編」232

 
 コビタが、
 そんなことを考えていた頃、
 例の喫茶店で例の女の顔を見たとたん
逃げ出してしまった山下は、
 コビタや近田に合わせる顔がないので、
その日はビジネスホテルに泊まり、
携帯の電源を切っていた。
 ただ、
 ホテルの部屋で、少し冷静になると、
 自殺したはずのトイレ女が例の喫茶店に現れたこと自体、
不自然に思い始め、
 もしかしたら、自分の勘違いか、
例の像の効果かもしれない
と思い始めていた。
 そして、
 コビタが例の大男と連絡を取る前に、
 山下は大男に連絡し、会う約束をしたのだった。
(続く)


本編リメイク「ブレーカーボックスを探せ2」

2011-08-30 23:55:53 | 小説

本編リメイク「ブレーカーボックスを探せ2」


 エイタの質問に、
 「普通は入り口のそばにあるだすよ」と、
 あおむがすぐ答える。
 「見たけど、
 それらしいのなかったぞ?」
 木太郎が云うが、
 「もう1回探すだすよ」
とのあおむの意見のとおり、
 4人は露店風呂の入り口周辺を探したが、
 結局、照明のスイッチすら見つからなかった。
 「だから、地下への入り口のとこだって」
 木太郎はあくびをしながら、
 そう言って、
 更衣室の方に戻ろうとした。
 「おー!わかっただすよ!」
 あおむが木太郎の後姿を見て、
何か思いついたように、大声をだした。
 「あおむ、どこにあるんだ」
 「露店風呂の入り口に近い、
更衣室の中だすよ」
 エイタの言葉にあおむが答えると、
 「そうか!
 ここは湿気が多いからだな。
 よし」
 エイタはそう言って、
 木太郎を追い越して、
 更衣室と露店風呂との間の扉を開けて、
周りを見回す。
 あおむもいつきも続き、
 木太郎はのんびりと歩いている。
 「スイッチがあったぞ!
 うん?」
 「つかないだすよ。
 間違いないだす。
 この更衣室のどこかにブレーカーボックスがあるんだすよ。
 うーん」
 あおむ、エイタ、いつきはスイッチの周りを探すが、
 それらしいものを見つけることはできなかった。
 「まだかよ?」
 木太郎は鼻をほじりながら、
必死で探す3人に偉そうに声をかける。
 「木太郎さんも探してくれだすよ」
 「そういう態度なら、
 見つかっても木太郎だけは縛ってここに置いていくからな」
 いつきが
あおむが頼んでも呑気そうにアクビをしている木太郎にそう言うと、
 「いや、
 俺にはだいたいわかってるんだよ。 
 だから、こっちに来たのさ」
と、
 木太郎が鼻をほじりながら、
にたっと笑ったのだった。
(続く)


第??弾「ミケーレの蒼き仮面」第四章

2011-08-30 23:30:29 | 小説

第??弾「ミケーレの蒼き仮面」第四章
 
 朝靄のなか、
 小鳥のさえずりさえ聞こえない静かな森で、
 少年は蒼き仮面を見つめている。
 かすかに残る記憶を辿ろうとすると、
 激しい頭痛がする。
 いくら、
 誰かに助けを求めても、
 何の音もしない。
 辺りは靄で、何も見えない。
 少年はおなかがすいていた。
 ふと、ポケットに手をいれると、
 そこには、
 奇妙なイボのようなものが二つ入っていた。
 「毒かもしれないな。
 でも、こんなところで一人でいるなら、いっそのこと」
 少年はつぶやきながら、
そのイボのようなものを口に入れた。
(続く)


「トイレ女ショート」「蘇った?妖怪トイレ女?と確認それとも誘惑?罠?」

2011-08-30 22:57:48 | 小説

「トイレ女ショート」「蘇った?妖怪トイレ女?と確認それとも誘惑?罠?」
 
 *下品!


 男は、
 爽やかな香りがだんだんと強くなって来たこと
を感じ取ると、
 なんとも言えない気持ちになってきたらしい。
 そうして、
 その香りと共に、
 女の気配をも感じとったらしい。
 すると、
 「あのー... 
 レアは、
 直接、
 生チューチューになるけど、
 本当にそれでいいの?
 近くに来たら、
 なんか、急に恥ずかしくなってきて。
 それに、
 前からチューチューのときは、
 アイマスクは邪魔になってしまうでしょ。
 ミディアムでも、
 あたしが、
 あなたのお口に入れて差し上げることもできるわよ、
 もう一度、確認するけど、
 生チューチューでよろしいかしら?
 どうされます?
 もちろん、
 素のまま味わうなら、
 やっぱりレアがおすすめですけどね」
 女は、甘い言葉で、
何故か似たようなことを確認するようにその経験者に訊いたらしいのだ。
 男は、
 トイレ女の今の言葉のうち、
 
 急に恥ずかしくなってきて、
 
 アイマスクは邪魔になる、

という言葉を聞かされ、
 さらに、
 とんでもない想像をしてしまったらしく、
 何か答えないといけないとは思いつつも、
 言葉が出なかったらしいのだ。
 すると、
 トイレ女は...
 ホーイ!
 今日はここまで!
 バーイ!


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続エスカレーター改「フラチン屋殺人事件?驚愕の真相?と嗤うケチガキ」

2011-08-30 16:35:36 | 小説

続エスカレーター改「フラチン屋殺人事件?驚愕の真相?と嗤うケチガキ」


 「あんた!
 もう、さすがにわかったでしょ!」
 ああ!
 ケチガキのお陰だ。
 でも、何故ヒントをくれた?
 「君も、
 やっと、少しは、
 わかったような顔つきだな」
 刑事さん、全部わかりましたよ!
 「にいちゃーん、
 オオバカではなかったんだね」
 ケチガキ!
 一言多い!
 まあ、今回だけは許す!
 「えー、
 僕の推理を話していいですか?」
 「もちろんだよ」
 「あんた、ここで間違えたら、
 縁切るからね」
 かあちゃん、
 プレッシャーかけるなよ!
 「では、まず、
 最初、
 僕は、
 例の付け野菜は、
 たまたま、
 女の店員が前日に作り置きしていたのが、
 この猛暑のせいで、
 腐っただけか
と思っていましたが違ったのです」
 うん。どうかな?
 「あんた!
 オオバカではなかったね」
 「OK!」
 「にいちゃーん、
 そこまではいいと思うよ」
 よっしゃー!
 「えー、
 あの事件の前日、
 あの店で、
 僕たちは、
 寿司をご馳走になりました」
 まあ、強請ったんだがな。
 「そこ!
 大きなポイントだ!
 いいよ! 君」
 「あんた、それでいいのよ」
 「にいちゃーん、
 がんばれ!」
 ケチガキが応援?
 何かおかしいな?
 でも、いいか!
 「えー、
 そして、
 ある事情から、
 あの日も、
 あの店に行く約束を、
 前日にしたのです。
 しかも、
 約束の時間は午前11時。
 そうです。
 昼食の前です。
 当然、
 あの店として、
 昼食を僕たちに
 ご馳走しないといけないことは、
 店長や店員全員がわかっていたことです」
 どうだ?
 「君、やればできるじゃないか」
 「あんた!その調子だよ」
 「にいちゃん、
 僕が見込んだだけはあるよ」
 ケチガキ?
 見込んだ?
 このまま推理を進めていいのか?
 あれっ?
 ケチガキの目が嗤ってるぞ!


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「そして3人しかいなくなった?」262

2011-08-30 07:45:05 | 小説

「そして3人しかいなくなった?」262

 最初は以下から始まります。 

 「そして3人しかいなくなった?」 


 エミの言葉に対し、
 「さっきはポンが外を飛び回ってくれたから、
 俺たちは助かったけど、
 今度は、
 俺たちの姿より、
 この大きなビルにマンモスの群が反応しないかな」
と、
 たけるが、
 みつるたちも心配していた疑問をはっきり口にした。
 すると、
 「おにいちゃん、
 さっき、あたしが話したんだけど、
 ポンを追いかけ回したのも、
 ニオイのせいだと思うの。
 あたしたちがこのビルにいれば、
 ニオイもしないはずだから、
 あたしは大丈夫だと思うなあ。
 それに、
 マンモスはそんなに目はよくないんだと思うの。
 だって、
 もし、目が良ければ、ポンじゃなく、
 あたしたちのいるビルに向かって来たと思うから。
 違うかなあ。
 ねえ、おにいちゃん、おねえちゃん」
 エミは意外に賢いのか、
そうはっきり自分の考えを話した。
 「エミちゃんの言うとおりかもね。
 ねえ、みんな。
 ここはエミちゃんを信用して、
 みんな、
 ここでマンモスの群れがやってくるか、
見守ってましょうよ」
 リカがそう言ったので、
他の4人も頷いたが、
 マルナが、
 「そっちはエミちゃんの言うとおりでいいと思うんだけど、
 さっき、
 たけるやみつるが話していたように、
 2回続けて、
 同じ場所に来たのはどうしてなのかな?
 あたしはそっちの方がなんとなく心配なの」
と、
 はっきり言うと、
 すると、
 エミが、
 「おねえちゃん、
 たしかによく似た景色だけど、
 本当に同じ場所に来たのかな」
と言って、
 玄関の外をじっと見始めたのだった。
(続く)



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