真END「チウメとアユメとカミサンアヤメ」
「まあ、永久の遺書の内容を要約すると
そういうことになるかあ」と
エイタが言う。
「まず、例の惨劇の時間は
やはり午前7時の可能性が高い。
時計をいじったのは惨劇の時間を午前11時と思わせて、
オチタやヒラメの妹もその時間に殺されたと思わせるためだ。
しかし、そう考えると、チウメとアユメの話しが真実で、
永久の遺書も本物ならば、
ババアとタヨウを殺せた可能性があるのは
太郎とヒラメに扮した女の悪魔だけだが、
問題は女の悪魔が
どうやって午前7時に1階に来られたのかだ」
「太郎が手引きしたんじゃないのか」
「いや、それはおかしい。
太郎もその後か前に殺されているんだ。」
「しかし、太郎と女の悪魔しか考えられない。
女の悪魔と太郎が惨劇後に話しをしているのは、
チウメ、アユメ、そしてあおむが確認している。
だから、太郎は惨劇後に殺されているわけだ。
そうすると、残る女はアスカしか考えられない。
女の悪魔が木太郎とアスカの名を呼んでいたのも
故意に自分の正体を隠すためかもしれない、
あと、カミサン・アヤメも気になる」
「もしかして、アユメにはアヤメという双子がいたりして」
「また、ダミーもどき?」
「それよりもだすな。
もし、チウメちゃんか
アユメちゃんが嘘をついていたとしたらどうなるだす」
「また、フリダシの話しか」
「どちらかが嘘をついていたのなら、
辻褄はあうだすよ」
「もう一つの可能性もある」
「もう一つだすか」
「あおむには悪いが、
あおむとチウメ又はアユメが
太郎と女の悪魔になりすましていた場合だ」
エイタの言葉にしばらく沈黙が続いた。
(続く)
「まあ、永久の遺書の内容を要約すると
そういうことになるかあ」と
エイタが言う。
「まず、例の惨劇の時間は
やはり午前7時の可能性が高い。
時計をいじったのは惨劇の時間を午前11時と思わせて、
オチタやヒラメの妹もその時間に殺されたと思わせるためだ。
しかし、そう考えると、チウメとアユメの話しが真実で、
永久の遺書も本物ならば、
ババアとタヨウを殺せた可能性があるのは
太郎とヒラメに扮した女の悪魔だけだが、
問題は女の悪魔が
どうやって午前7時に1階に来られたのかだ」
「太郎が手引きしたんじゃないのか」
「いや、それはおかしい。
太郎もその後か前に殺されているんだ。」
「しかし、太郎と女の悪魔しか考えられない。
女の悪魔と太郎が惨劇後に話しをしているのは、
チウメ、アユメ、そしてあおむが確認している。
だから、太郎は惨劇後に殺されているわけだ。
そうすると、残る女はアスカしか考えられない。
女の悪魔が木太郎とアスカの名を呼んでいたのも
故意に自分の正体を隠すためかもしれない、
あと、カミサン・アヤメも気になる」
「もしかして、アユメにはアヤメという双子がいたりして」
「また、ダミーもどき?」
「それよりもだすな。
もし、チウメちゃんか
アユメちゃんが嘘をついていたとしたらどうなるだす」
「また、フリダシの話しか」
「どちらかが嘘をついていたのなら、
辻褄はあうだすよ」
「もう一つの可能性もある」
「もう一つだすか」
「あおむには悪いが、
あおむとチウメ又はアユメが
太郎と女の悪魔になりすましていた場合だ」
エイタの言葉にしばらく沈黙が続いた。
(続く)