レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

新第3弾ゾンビ「サヤと人首酒編2」

2012-07-31 23:41:12 | 小説

新第3弾ゾンビ「サヤと人首酒編2」


 サヤのごく平凡な意見に対し、
 もとめは、
 「今、私がサヤさんにああいう質問をした理由がわかる人、手を挙げて」
と 
 今度は生徒たちに質問した。
 すると、
 ネネが素早く手を挙げて、
 「私は、サヤさんが人首酒編を真カミサン伝説であるとか、
または、
その可能性が高いとか論評するものと考えていました。
 でも、サヤさんは人首酒編をカミサン伝説に入れてしかるべきものだが、
真カミサン伝説ではないと、発言しました。
 私は正直驚きました。
 何故なら、
 人首酒編はニタロウ編及びカタロウ編と違って、
現在カミサン伝説の22番に認定されているので、
 サヤさんが、
 人首酒編をカミサン伝説に入れてしかるべきものだ
と敢えて発言したことに違和感があったのです。
 そんなとき、
 もとめ先生が、
 今認定されているカミサン伝説のどれかのうちで、
 はずされてしかるべきものがあるかということを質問されました。
 私はそのとき、
 サヤさんの作戦が、
 カミサン伝説の要件をまず説明し、
 今認定されているカミサン伝説22のうち、
 どれかはカミサン伝説ではない
と論評し、
 そこからさらに発展させて、
 人首酒編はカミサン伝説ではあるが、
 真カミサン伝説ではないと、論評するものだと私は考えました。
 ですから、
 もとめ先生は、
 私が今話したことを先読みされて、
 確認の意味で。
 先ほどの発言をされたと思いますが、違いますか?」
と発言したのだ。
 ネネの意見を訊いて、
 たまおもふうたもなるほどと思ったのか、
 感心するようにネネを見ていたが、
 もとめは、
 「さすが、ネネさんね。
 私が考えていた以上のことを話してくれたわ。
 私もネネさんと同じで、
 サヤさんが、
 人首酒編をカミサン伝説に入れてしかるべきものだ
と敢えて発言したことに違和感をおぼえて、
 その逆もあるのかなと思って、
 ああいう発言をしたの。
 私の場合はそこまで。
 で、サヤさんどうなの?」
と言って笑ったのだった。
(続く)


本編リメイク「奇跡の理由ともうひとりのミカエル」

2012-07-31 23:36:25 | 小説

本編リメイク「奇跡の理由ともうひとりのミカエル」


 「エイタさん、アレは携帯電話の電波妨害機だすよ」
 「ああ、本当だ。
 でも、どうして?」
 「多分、もうひとりのミカエルが逃げたとき落としたんだすよ。
 それで、
 僕らがいたところに仕掛けられていた、
爆破装置の電波が遮られたんだすな」
 「そういうことか。
 危なかった。 
 でも、何で、あっちの木が爆破したんだ?」
 「うーん...
 それはよくわからんだすがな。 
 とにかく、あいつのところへ行くだすよ」
 「そうだな」
 あおむとエイタはそんな話しをしながら、
倒れているミカエルの方へ走っていった。


 木太郎が投げたスコップは、
 逃げるもう一人のミカエルの足にぶつかり、
さらに、そのスコップがミカエルの両足にうまくからみ、
 ミカエルは前のめりにすっ転んだのだった。
 「よし、つかまえるぞ」
 「俺のお陰さ」
 いつきの言葉に木太郎が偉そうに鼻をほじったとき、
 倒れているミカエルが、
 その状態のまま、
 いつのまにか、手に握っていた何かをいじろうとしたのだった。
(続く)


「トイレ女ショート!ザ・サード」「実現?VSミスターとぐろマンと刺客玉竿いじりエロオヤジ?」

2012-07-31 23:34:15 | 小説

「トイレ女ショート!ザ・サード」「実現?VSミスターとぐろマンと刺客玉竿いじりエロオヤジ?」




 *また復活!って1日おきか?さあ? *超絶ショート!
 *想像厳禁! スルーおすすめ。







 続き!
 ミスターとぐろマンの刺客、
 すなわち、
 玉竿いじりのエロオヤジに扮した女の心は躍っていたらしい。
 本音はトイレの中で踊りたいくらいだったらしい。
 期待どおり、
 過信どおり、
 トイレ女の部屋のインターフォンが鳴ったのだからな。
 で、
 予定では、
 「新聞の集金です」
とのミスターとぐろマンの声がボイス機能付きインターフォンから流れ、
 トイレ女が財布を探しに行くところを、
そのエロオヤジ姿の刺客?がケツも拭かずに
その背後から髪をグワーと鷲づかみにし、
そのまま、トイレ女をひきづったまま、その部屋の扉を開け、
 ミスターとぐろマンを部屋に入れ、
 彼と共に、
 トイレ女を顔面とぐろの刑に処し、
 さらに、
 残った男エキスを飲ませ、
 自分と同じようになった哀れな胸に、
 嫌でしょうがなかった玉と竿をはずして、トイレ女の股間につけ、
 髪型をバーコードオヤジ風に仕上げてから、
 その姿を高画質のデジカメで取りまくり、
トイレ女の部屋からネット上にまき散らし、
 
 これがトイレ女の本体だ!

 BY ミスターとぐろマンの刺客

の見出しをつけることにより、トイレ女成敗の事実とミスターとぐろマン一派の存在
を世間に示すつもりだったらしいのだあ?

 えっ?
 カッペの発想?
 今どき、
 新聞なんか取る都会人がいるか?
 金と資源と時間の無駄だ?

 ご名答!
 そう、

 実はミスターとぐろマンは、
 とっくにカッペを卒業していたので、
 捨て駒でありカッペが抜けないそのエロオヤジに扮した女には
下手に作戦を教えられないので嘘をついていただけらしいのだ。
 で、
 インターフォンが鳴った後は?
 
 宅急便です

にチェンジ? 

 で、ショート!

 さあ、インターフォンが鳴った後、
 ミスターとぐろマンがいきなり来るのか、
 さらなる捨て駒を使うのか?
 えっ?
 また、引き延ばし?
 VSはインチキ。
 よく見てください!
 ?がちゃんとついてるのだ!
 バーイ!



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新カミサン伝説?ホラの像編改84

2012-07-31 22:28:36 | 小説

新カミサン伝説?ホラの像編改84


 「どうしたんだよ。
 せっかく、刑事さんの方から提案してきたくれたのに。
 2人残ってるんだから、
 今度こそきちんとメモを取って貰って、
俺たちもそれを確認すれば2人ともミスる可能性はないだろう。
 それに面倒な説明もしないで済んだじゃないか?
 カミサンも神様の違いにも気づいていないんだから、
 多分、
 警官じゃ、あの像のことをいくら説明してもわからないんだろうからな」
と、
 ユキオが言うと、
 「説明が面倒なだけの問題じゃないんだよ。 
 あの像はへそまがりの像だぞ。
 ワケがわからないで祈ってるうちはいいんだが、
 もう残った2人共、
 そうじゃないだろう。
 狙ってることは見え見えだ」
と、
 フケタが言う。
 「あの像は祈った人間の本心を見透かすってことか?」
と、
 ジュンが訊くと、
 「そう、心を見透かして、
 祈ったとおりの内容になる危険がないではない」
と、
 フケタが答えた。
 「でも、そんな心配してたらキリがないし、
 あそこにいる刑事たちに話してもわからないし、
 もう1人残っているんだし、
 やるだけやってみればいいさ」
と、
 ジュンは自分の意見を言う。
 「そうだな。
 それに、
 警官ならここにいない人間もたくさんいるんだから、
 2人とも失敗したら、
 あの一番偉そうな刑事なら、
 誰か呼びつけるんじゃないか?」
と、
 太郎が言うと、
 「そうか!
 だったら、
 いいことを思いついたぞ」
と、
 ユキオの顔をしたフケタがにやりと笑ったのだった。
(続く)


偽カミサン伝説?「悪女よけの像編」83

2012-07-31 09:06:16 | 小説

偽カミサン伝説?「悪女よけの像編」83
 
 
 山下は今度は2階の豆野の部屋に連れていかれて、
 先に豆野の死体を確認してから、
 次に女の死体を確認すると、
 その女こそ、
 自分が何度も豆野と歩いているのを見た女だ、
と証言した。
 「ご苦労様です。
 ということは、やはり、痴情のもつれからきた犯行でしょうな」
と、
 玉置は、
 何故かほっとしたような表情でそう言って、
 山下やコビタたちに頭を下げた。
 「痴情のもつれですか?」
 「ええ、
 近田さんと山下さんの証言からすると、
 豆野さんは、
 二人の女と二股をかけて交際していたと考えていいでしょう。
 それで、
 そのことが、
 バレて喧嘩になり、
 下にいた女がこちらの二人を殺したんでしょうな。
 例の像は、
 今回は無関係ということですな。
 あー、
 念のため、
 山下さんが模造した像かどうか、
 押し入れにあった像を確認してもらいましょうか」
と、
 玉置が話しているとき、
 既に、
 鑑識員が話しを盗み聴きしていたのか、
 例の像を既に持ってきて、それを山下に見せたのだった。
(続き)


サクラナ外伝フォー第2章「仮病かストレス?」

2012-07-31 07:07:07 | 小説

サクラナ外伝フォー第2章「仮病かストレス?」


 そして、
 また、
 例の鉄板焼き屋に行く日の昼、
 店でサクラナたちと弁当を食べていたユリカ宛に
その日は休みのあおむから電話がかかってきた。
 おなかの調子が悪いので、
 その日は、
 自分だけ家に残って、
 おかゆでも作って食べるから、
自分の分の予約をキャンセルしてくれ
という内容だった。
 

 「誰か具合でも悪くなったの?」
 タマキがユリカが最後にお大事にね
と言った言葉から察して、
 ユリカに訊くと、
 「あおくんから」
とだけ、
 ユリカが答えたので、
 「ウメナにしては珍しいわね」

 サクラナが勘違いして言うと、
 「いえ、あおくんの方です」
と、
 ユリカはただそれだけ答えた。
 「うーん?
 まさか、仮病じゃないわよねえ」
 タマキが思ったことを口に出すと、
 「そんな感じじゃなかったですけど」と、
 ユリカは
 あおむの言葉を素直に信じていたので、そう答えた。
 「最近、出番が多くなったから
 ストレスでおなかにきたのかもね」
 サクラナもユリカと同じで、そう言った。
 「あー、そうか。 
 ごめん。
 このことは黙っていてくれる」
と言って、
 タマキは、
 すぐ両手を目の前に合わせた。
 「おとといが唐揚げで、
 昨日は天ぷらで油ものが続いたせいかもしれませんね」 
 ユリカはストレスというより、夕食のせいかと思って、そう言った。
 「それもあるかもねえ。
 で、今日どうする?」
 サクラナはタマキとユリカの方を向くと、
 「あおくん、
 たまにはひとりだけにしてあげた方がいいんじゃないかな」
と、
 タマキが言うと、
 「熱があるわけじゃないし、
 おなかだしねえ」
 「その辺はお二人にお任せします。
 私はどちらでも」
と言って、 
 ユリカはタマキとサクラナの顔を見たのだった。
(続く)


完璧ヌード俳優レイジー編「見たいならベッドでじっくりと!私の割れ目より全然美しい!尻もいける」

2012-07-31 02:04:21 | 小説

完璧ヌード俳優レイジー編「見たいならベッドでじっくりと!私の割れ目より全然美しい!尻もいける」


そなこた「スーツ姿より、
フルヌードに限る。
ダビデの像もまっ青?
下半身はシシトウなのでちょい待ちなんて言わない男の中の男?
ヌードを見て、
おちない女もオカマもいない!
断言...はやめとく。
世の中、デブフェチもいるから。
さあ、
どんな熟男俳優でしょう。
答えを言ったも同然。
ただ、
頭の中までアレで割れてるとスイカ...
ほな!」

 

100
東山紀之
72.4
GACKT
50.7
HIRO
43.4
照英
38.5
反町隆史
33.6
阿部寛
32.0
MAKIDAI
20.1
渡辺裕之
19.5
松岡昌宏
13.6
草野仁
11.1
中村俊介


以下略。

2012/06/08~2012/06/09  情報提供:goo調べ (2012年6月調査)


やりがちレイジー編「これはアレの失敗のもと!賢者はやるべからず」

2012-07-31 01:57:54 | 小説

やりがちレイジー編「これはアレの失敗のもと!賢者はやるべからず」


そなこた「アホや持てない奴がやりがちなこと、
なんとかの前には厳禁!
さあ、
そのなんとかとは?
ほな」

集計期間:2012年7月17日~2012年7月30日  情報提供:NTTドコモ「みんなの声」調べ(7月調査)

 

4585票
キス
833票
抱き合う




本編リメイク「何者?」

2012-07-31 01:44:50 | 小説

本編リメイク「何者?」


 「きさまだけ仮面を脱がないのか!
 いや、後から来た警察関係者だな!
 もう存在する人間はいないんだよ!」
 そう自分の口調を真似された人物は、
 例のフォフォフォを言う余裕もなく、
 そう大声でわめくと、
 「フォフォフォ!
 だから、
 ミカエルなのだ!
 フォフォフォ!
 ルシフェル殿」
と、
 ひとりミカエルの仮面を被った人物は
自分の胸を指さしながら、そう言い返したのだった。
(続く)


第3弾リメイク「図面の盲点」

2012-07-31 01:28:58 | 小説

第3弾リメイク「図面の盲点」


 永久が示した図面は、
 右半分が平面図、
 左半分が立体図になっており、
 一見すると、
 永久たちがいる、図面の儀式室という記載にところに二重丸をうったところが、
その地上、地下を含む屋敷の要のような場所に位置し、
 そこを破壊すれば、屋敷が地上、地下すべて破壊されるような構造だった。
 が、
 たまおが指さしたのは、
 そこからかなり離れた立体図にある、小さめの1室だった。
 「そこがどうしたんだよ。
 何の記載もない部屋じゃないか?」
と、
 ケンタが言うと、
 同じように、 
 あのふうたさえ、たまおの指さした場所を見て、
どこが不自然なのかわからず、首を傾げていると、
 「こっちの平面図と比べてみてくれだすよ。 
 こうなっていたら、おかしいだすよ」
と、
 たまおは平面図の方は指差さず、
それだけつぶやくように話したので、
 他の9人は、
 たまおの指さした場所と平面図をそれぞれ見比べ始めたのだった。
(続く)


新作ディープ(?改)「二人の動きと罠?」

2012-07-31 01:14:09 | 小説

新作ディープ(?改)「二人の動きと罠?」


 「二人を見ろ。
 近づくなとでも言いたそうな動きをしているぞ」
と、
 ホウセイが二人の動きに気づくと、
 ヒトメもアスカもそうだという仕草をした。
 「罠か!」
 木太郎は鼻をひくひくしながら、
それだけ言って、
 今度は辺りをきょろきょろ見回した。
 「トイレの中に罠があるというのか!」
 くそたが、
 縛られているヒトメとアスカに大声で訊くと、
 二人は先程のように、そうだ
というような仕草をした。
 「いったい、
 真犯人は何をしたいんだ?」
 永久がぼそっと言うと、
 「自らの手を汚さず、人殺しを楽しんでいるんじゃないか?
 今までが全部そうだ」
と、
 ホウセイが言うと、
 「さあ、この後、どうする?
 真犯人である可能性のある奴はもう3人しか残っていないからな。
 しかも、その3人が全員共犯だとは考えにくい。
 だから、数ならこっちが圧倒的に有利だからな。
 居場所さえつかめば」
と、
 くそたが言いかけると、
 「何故、オチタはアユメだけを一時的にも解放したのだろう?」
と、
 木太郎が鼻をひくひくさせながら、
くそたの話しを聞かないで自分が思ったことをつぶやくように言うと、
 「いくら考えてもしょうがない。
 とりあえず、ヒトメの猿ぐつわをはずして話しをじかに訊くか」
と、
 今度は永久が下手に推理するよりその方が早い
という感じで話したのだった。
(続く)


第??弾「ミケーレの蒼き仮面」第五章134

2012-07-31 00:58:13 | 小説

第??弾「ミケーレの蒼き仮面」第五章134
  
 
 「将軍様...
 あのとおり...」
 「くそー!
 全員、とどめをさされている。
 あやつが報告に来てくれねば...
 のんびりしていたところだ。
 よいか、
 先程の打ち合わせのとおりに動くのだ。
 サギーたちがどこかで観察しているかもしれないからな。
 例の作戦が成功すれば...」
 ジンの軍隊の将軍がそこまで話したとき、
家来のひとりがわざと咳をした。
 「あー、嘆いていてもしょうがない!
 さあ、早くサギーどもを探し、
 八つ裂きにせよ!」
 「ははあ...」


 その頃、
 ジンはその家臣の中で一番の切れ者から
単純明快なある作戦を提案され実行中であった。
 「まだ、見えぬのか!
 よいか、
 ペーは乳女ではなく、
 パティだけ探せばよいのだ!
 この策なら、必ず見えるはずだ!」
 「はい!
 もちろん、パティだけ探しておりますが、
まだ、過去の世界には見えません」
 「同じく、未来にも」
 「焦るな。
 奴が生きている限り、絶対に見えるはずだからな!」
 「はっ! もう一度、ゆっくり水晶を覗きます」
 「同じく」


(続く)


 
    


カミサン伝説20真?ハッピー編「憂鬱なケンタ」

2012-07-31 00:34:18 | 小説

カミサン伝説20真?ハッピー編「憂鬱なケンタ」

 
 ケンタは夏男と別れて、
 すぐ店に帰ろうと思ったが、
 自分と同じように、
 かなり期待していた寿司屋夫婦に検査結果を報告するのが、
  憂鬱だったので、
 自宅の母親に電話して、
 代わりに報告してもらうよう頼んだのだった。


 「そうか...
 ありがとうな。
 じゃあな...」
 寿司屋は、
 ケンタの母で実の妹からの電話で、
 結果の報告を聞くと、
 気の抜けたように、それだけしか言わず
すぐ電話を切るとため息をついた。
 横で見ていた妻秋子も寿司屋の様子から
ダメだったことがわかったので、
 
 「まあ、しょうがないわよ。
 でも、
 どうにかなるわよ」
 秋子はそう言って、
 励まされる立場なのに、
 逆に、
 寿司屋を励ましたのだった。
 「そうだな。
 まあ、なんとなく今回はいけそうな気がしたが、
そう甘くはなかったな」
 そこへ、
 「こんちわ!
 あれっ?
 親方もおかみさんも元気ないですね?
 何かあったんですか?
 それにケンタさんも」
と言いながら、
 カンタが店に入ってきた。
 「おめえは貧乏神か?」
 「あんた!
 カンちゃんには関係ないでしょう」
 「はあ?」
 「いいのよ。いいの?
 今日はカンちゃん、
 出番の日だったっけ?」
 「そうですよ。
 それが?」
 「よし!
 ケンタの奴は今日休ませてやるか。
 冬子さんも来るからな」
 「ケンタさん、
 病気なんですか?」
 「そうじゃないけど、
 疲れ気味だからな。
 おめえ一人で手伝え。
 そう言えば、
 おめえ、普通に話せるじゃねえか」
 「あー、あれは...
 とにかく、できることは。
 きちんとやりますので」
 「また、ちゃんと話したじゃないか!
 よし!
 カンタは少しは使えそうだな。
 なら、
 ケンタは休ませるか。
 おい、
 ケンタの携帯に電話して、
 今日は休むよう電話してやれ。
 今日は多分暇だろうし、
 カンタも冬子さんもいるから、
 大丈夫だ
って言っておけよ」
 「わかったよ。
 あんた」
 秋子が寿司屋に言われたとおり、
 電話をケンタにかけ終わったとき、
 外で珍しく、ケンケンの声がした。
(続く)






続エスカレーター改「出来心?と裏切り?借金地獄への道か?サツコ様」

2012-07-31 00:15:14 | 小説

続エスカレーター改「出来心?と裏切り?借金地獄への道か?サツコ様」


 「店長さんだけでいいんじゃないかな?」
 まずは、ためしに。
 「にいちゃんも見張ってよ」
 「そうだすよ。
 店長さんにも、
 出来心はあるだすからな」
 出来心? タマガキのクセに!
 「おぼっちゃまのおっしゃるとおりですので、
 是非、お付き合いを」
 チョビ髭! だらしないなあ!
 「うーん...」
 ポーズなんだけどな!
 「君からもお願いしなさい!」
 「はい。
 是非、店長に付き添ってください」
 サツコ様も甘いぞ!
 「ということだすよ」
 「にいちゃん、
 分け前あげるから、
 頼んだよ」
 タマガキもケチガキも何か企んでるな!
 「じゃあ、
 君、
 カードと暗証番号」
 このままじゃ、
 借金地獄への道だ?
 どうにかしないとな。
 「はい」
 サツコ様...
 ダメだ。
 こうなったら、俺が!
 「では、早速お願いします」
 「しょうがないなあ?」
 まあ、見てろよ!
 「頼んだだすよ」
 タマガキ! 生意気に!
 「にいちゃん、
 分け前はちゃんとあげるから」
 ケチガキ! 俺は強請屋じゃない!
 自分と同じだと思うなよ!
 俺を舐めるな!



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新第3弾ゾンビ「サヤと人首酒編」

2012-07-30 23:40:02 | 小説

新第3弾ゾンビ「サヤと人首酒編」


 サヤが自信満々な感じで壇上にあがると、
 「サヤちゃんやっぱり自信あるんだすなあ」
と、
 たまおがふうたの耳元で囁く。
 「そりゃそうだよ。
 メンバーがメンバーだからなあ」
と、
 ふうたも言う。
 ゴホン、
 サヤが自分でわざとらしくセキをして、
 たまおとふうたの方を見たので、
 二人は思わずうつむいた。
 「えー、では、
 早速ですが、
 私から、論評をさせていただきます。

 最初に人首酒編について、
 まず、
 結論を申しあげます。
 人首酒編はカミサン伝説の中には、
入れてしかるべきものだと思います。
 しかし、
 真カミサン伝説ではない
と今は思います」
 そこで、
  サヤが理由を説明しようとしたところで、
 たまおたちの予想に反し、
 もとめが、
 いきなり、
 たまおたちには予想外の質問をする。
 「サヤさん、途中で悪いけど、
 今、あなた、人首酒編を、
 カミサン伝説に入れてしかるべきものだ
と発言したわよね」
 「はい」
と、
 サヤが当たり前のようにあっさり答えると、
 「それは、
 裏を返せば、
 今認定されているカミサン伝説の中には、
 はずされてしかるべきものもあるということよねえ?」
と、
 もとめは真面目な顔で
その場にいた全員が驚くようなことを言った。
(続く)