レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

もとこもとめ伝説「全裸の美少女ともとこもとめ伝説」

2014-05-31 20:47:34 | 小説

もとこもとめ伝説「全裸の美少女ともとこもとめ伝説」



 「昔、
 もとこという、
 整形美女がいたんだす。 
 そうだす。
 そこのミイラだす。
 彼女は、
 最初は整形した姿で満足していただすが、
 歳を取るうちに、
 それでは満ち足りなくなったんだす。
 そして、
 もとこが目をつけたのが、
 美しい腹違いの妹もとめだす。
 ただし、
 もとめは心臓が弱かったんだすよ」
 「うーん?
 よくわからない話しですが」
 「話すと長くなるだすな。
 うん?」
 「先生!
 まだ、
 この少女生きてますよ!」
 「そうだすな!」
 かおむと警官は話しの途中で、
 全裸の美少女がまだ生きていることに気づき、
 その心臓目がけてまたハンマーを打ち下ろした。

(続く)




元祖「見せてください」リメイク42

2014-05-31 19:05:32 | 小説

元祖「見せてください」リメイク42

 

 翌日の朝、
 直哉宛にネネからメールが届いた。


 おはようございます!
 ネネです!
  昨日は大変でしたね。
 トラブルの方は無事解決されましたか?
 いえ、
 先輩のことだから解決されたに決まってますよね。
 明日の午後5時、
 いつもの喫茶店でお会いするのを楽しみにしています。


 内容は以上のとおりだった。

 
 直哉は、
 ネネからのメールを読むと、
 すぐ返信した。


ネネちゃん

 昨日は大変失礼したね。
 これで2度目だからね。
 自分でもイヤになるくらいだよ。

 普通ならもう会ってくれないよね。
 でも、
 ネネちゃんは本当にやさしいね。
 それで、
 もう3度目はないと思ってるから、
 次は明日だと約束したけど実は昨日のトラブルがまだ未解決なんだ。
 実力不足でかっこ悪いよね。
 
 それで申し訳ないけど、
 今日が木曜日だから、
 4日先になるけど、
 来週の月曜日の午後5時に待ち合わせ日時を変更してもらえないかな?
 それなら、
 土日が入るから、
 例のトラブルの方は余裕で解決できるから。
 携帯も今度は持たないで行くからさ。 男として、
 3度目のドタキャンだけは、
 絶対にイヤなんだ。
 
 ネネちゃんが、
 その日都合悪ければ、
 来週なら、
 今日の午前中までに、
 メールで返信くれれば、
 絶対に合わせるから。
 くどいけど、3度目のドタキャンだけは絶対にしたくないので、よろしくね!

       
                                                                 直 哉

と。

(続く)


ダービー予想第?レイジー編「イスラボニータは勝てない!フジキセキに2400はない」

2014-05-31 15:53:14 | 小説

ダービー予想第?レイジー編「イスラボニータは勝てない!フジキセキに2400はない」

チンケな儲けと言え、初の儲けで乗ってる3人組み?

また、結論が一致したのはイスラボニータは第2のロゴタイプで、ダービーは勝てません!

中山と府中じゃ勝つためのスタミナとスピードの質が違う!

信じるものは!

ここまではアホでもわかる!

問題はこの後だ!


新「ミケーレの蒼き仮面」35

2014-05-31 08:12:34 | 小説

新「ミケーレの蒼き仮面」35



 ケイブは樽を追いかける途中で
まぬけにもすっ転んで足を捻挫した。
 ジュンサは怖くなってそのまま逃げ出した。


 「いてえー」
 アニーが先に起き上がった。
 「ウトー! 
 大丈夫か?
 あれっ?、
 サギーは?
 サギーどこだー?」
 アニーが辺りを見まわすと、
 ウトーだけが倒れていた。
 「ウトー! 
 おい、大丈夫か?」
 アニーがウトーの所まで行き、
抱き起こしその頬を叩くと、
 ウトーをすぐ目を開けた。
 「アニー?
 あれっ?
 ここどこ?
 また、どっかに移動したの?
 うん?
 サギーは?」
 少しぼけっとしているウトーに、
 「どこか怪我してないか?」
と、
 アニーはサギーのことは言わずに心配そうな表情でウトーの顔を見ると、 
 「うん。どこも痛くないみたいだよ」
 ウトーはそう言って起き上がった。
 「サギーは?」
 ウトーはまた同じことを言って、辺りを見まわし始めたが、
 サギーや他の樽は見あたらなかった。
 「サギーはあの変な入り口の中じゃないかなあ?」
 「変な? あっ、本当だ!
 何、あの門みたいなの?」
 「多分、あの先が例の果樹園だよ」
 アニーは石でできた壁の間のスペースの先に見える樹木を指さした。

(続く)




「そして3人しかいなくなった?」525

2014-05-31 07:33:05 | 小説

「そして3人しかいなくなった?」525


 タケルは信長が最初に自分に意見
を訊いてきたのに気をよくしたのか、
 笑顔で、
 「うん、それでいいんじゃないかな」
とだけ、
 実際はよく理解していなかったが
 信長の意見を尊重するような言い方を少し偉そうに言った。
 信長がすぐ持論を展開した上で、
まず、ここの大将的なタケルに意見を訊いたことから、
 タケはかなり信長の知能は高いと感じたのか、
 「私もタケルさんと同じで信長くんの意見どおりだと思います」
とだけ、
 理由も言わず答えたのだった。
 マルナは、
 「タケルだけならともかく、タケさんも同じ意見ならそうかもね。
 ケンシロウくんは?」
と、
 いつものようにタケルを少しバカにしたような感じで話したが、
 当のケンシロウにはマルナが何故そんな言い方をするのか理解出来なかったが、
その疑問は口にせず、信長の意見には説得力があると感じたものの、
 万一のことを考え、
 「ほぼ間違いなくそうだと思いますが、
 万一、俺のせいであちらの二人が消えてしまったら困るので、
 俺はここに残ります」
と答えたのだった。
 「意外に慎重なんだね。
 でも、そうだよねえ。
 俺も付き合うよ」
と、
 信長はそんなケンシロウが気にいったのか笑顔で言ったのだった。
 「わかった!
 ここにも小屋を造ろう!」
 そんな二人の言葉を聞いたタケルは機嫌もよかったせいもあるのか、
 まず、そう言うと、
 「マルナはここで待ってろ。
 タケさん付き合ってくれる」
と言うと、
 タケの返事も聞かず、
 他のメンバーがいる小屋に向かって走り出したのだった。

(続く)


サクラナ外伝フォー「式場決定」

2014-05-31 07:02:51 | 小説

サクラナ外伝フォー「式場決定」


 ウメナはあおむの顔を見て、
 あおむも亡きユリカと同じような話しをしたのだ
と確信したのか、
目に浮かべていた涙を来ていたシャツの袖で拭くと今度は笑顔になって、 
 「あほ!」
とだけ言って頷いた。
 

 そして、
 あおむとウメナはもうひとつの教会の話しは一切せず、
 ウメナの叔父の家に行き、ちょうど二人だけだった、叔父とタマキに式場を決めた
と報告し、
 あおむがその教会の外観などガラケーで撮影した画像数枚を見せたのだった。
 「素敵!
 あおくん、ウメナ、ありがとう」
 「私に似合うかなあ」
 タマキもウメナの叔父もガラケーの小さなディスプレイに写った画像だけを見て
心から喜んでいる様子だったので、
 あおむはなんとなく良心が痛んだのか黙って二人の顔を見ないように、
ガラケーのディスプレイ上だけを見、
 ウメナも同様なのか黙ってあおむの背後に突っ立っていた。
 「じゃあ、
 これからサクラナに連絡しないとね」と、
 タマキは笑顔でウメナの叔父の方を見てからそう言って、
自分の携帯電話を取りだした。


(続く)



ggrngoriゴリ押しならぬゴリ負け?レイジー編「ゴリ押しした素材が悪かった?自業自得?事務所のミス」

2014-05-31 02:06:35 | 小説

ggrngoriゴリ押しならぬゴリ負け?レイジー編「ゴリ押しした素材が悪かった?自業自得?事務所のミス」

 同じ検索ランキングでこうも違う罠?

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BY いまトピ

 


grrnsuimaコーヒーが効かない訳?レイジー編「寝る前にコーヒーを一杯飲んで寝よう!」

2014-05-31 02:03:46 | 小説

grrnsuimaコーヒーが効かない訳?レイジー編「寝る前にコーヒーを一杯飲んで寝よう!」

某元アホ受験生「俺は昔からコーヒーで眠気が消えるとは思っていなかった!」
某内定者「で、何故、凡大?しかも、まだ、内定ゼロ?」 

このネタが本当ならコーヒー神話は崩れる?

 

NEW 中山美穂 大暴走
100
10位 NEW 日本餃子協会 ヤバい
57.1
 
13位 NEW 河本準一 謝罪
40.2
18位 NEW フジモン 窮状
34.3
20位 NEW メシマズ女 危険な料理
31.4

 

BY GOOランキング

 

 


昭和の名作アニメ?レイジー編「回答者の平均年齢50越え?」

2014-05-31 01:59:56 | 小説

昭和の名作アニメ?レイジー編「回答者の平均年齢50越え?」

うーん.....

タイトルまでクサー?

 
4位 魔法使いサリー
2357票
6位 みなしごハッチ
1473票
10位 ムーミン
861票
11位 はいからさんが通る
820票
13位 赤毛のアン
365票
14位 ママは小学4年生
295票
20位 その他
2847票

 

BY NTTドコモみんなの声

 


今度はひかれ女子!レイジー編「何故、避けられる?自覚を持って惹き女子に変身?不可?」

2014-05-31 01:56:46 | 小説

今度はひかれ女子!レイジー編「何故、避けられる?自覚を持って惹き女子に変身?不可?」

今度は逆!

どんな美人でもこういう女子だけはご勘弁!

さあ、鏡を見ても隙のない貴女! 心当たりは?

 
9位 すぐに泣く
53.0
10位 「今日の服は○○がテーマなの」と聞かれてもいないのに報告して感想を求める
51.8
0位 「私って変わってるから~」と他の人とは違うアピールをする
51.8
20位 子どもっぽいと言われてまんざらでもない顔をする
34.1

BY NTTドコモみんなの声

 


惹き女子への道!レイジー編「つんつん美人よりこんなややカワ女子を男子は選ぶ!」

2014-05-31 01:53:54 | 小説

惹き女子への道!レイジー編「つんつん美人よりこんなややカワ女子を男子は選ぶ!」

で、実は裏表女子で騙されるのが、
男子のアホなところ!

目が合うとニコッと笑いかけてくれる
100
10位 下ネタに引かずにある程度のってくれる
45.5
11位 自分の話ばかりしない
41.9
18位 お酒が好き
34.7
20位 食べ物の好き嫌いがない
32.3

BY NTTドコモみんなの声




オバサン、オヤジ自覚法!レイジー編「こんな兆候があったら、加齢臭対策開始!」

2014-05-31 01:50:31 | 小説

オバサン、オヤジ自覚法!レイジー編「こんな兆候があったら、加齢臭対策開始!」

自覚してない、オバハン、オヤジの多いこと!

以下の兆候があったらもう立派なオバサン、オヤジ!

後は劣化の一途?

気づくのが早ければ、ナイスな中年になれる鴨!

 
10位 中二病をこじらせている気がする
981票
11位 同窓会の集まりが急によくなる
517票
12位 その他
1185票

BY NTTドコモみんなの声

 

 


カミサン伝説18三部作改「幸福の像編7」約2700字

2014-05-31 01:35:22 | 小説

カミサン伝説18三部作改「幸福の像編7」



 「多分、
 浪人生の中に組織の人間が隠れているわよ。
 とにかく今日をしのぐのよ。
 いいわね。
 打ち合わせどおりよ」
 「はい」
 「ここから見えるでしょう。
 あそこにいる、
 でかくて人相悪いの」
 「あー、
 どう見てもあれは浪人生じゃないですよ」
 「もし、
 ついてきたら組織の人間よ。
 とにかく冷静にね!
 明日逃げるなんて素振り見せたら絶対ダメよ!」
 もとえとサギエは教室に戻るといきなり頭を二人して下げる。
 「申し訳ありません。
 これから後5個像を用意してまいりますが、
 実は、
 ちょっと訳がありまして、
 お一人だけお手伝いいただけないでしょうか。
 できれば、お力のありそうな方で」
 「うーん、
 力があるっていえばだすなあ」
 あおむは座っている元教え子をわざと見回す。
 「例えば、あのお方は」
と、
 もとえは2メートル近くの大男で、
 どう見ても人相の悪い龍之介を指さす。
 「ああ、
 あの子は最近うちに入ったばかりだすが」
と、、
 あおむが言うと、
 もとえとサギエはやっぱりという感じで目を合わせる。
 「君、
 ちょっと手伝ってやってくれだす」
 龍之介はぶすっと立ち上がると、
 黙ったまま、
 もとえとサギエのそばにくる。
 「いいだすか?」
 龍之介は黙ってうなづく。
 「じゃあ、お願いするだすよ。
 僕らは授業を続けるだす」


 
 3人が外へ出ると龍之介は豹変した。
 「てめえら!
 どうオトシマエつける気だ」
 もとえもサギエも震えだす。
 「あのー、
 もっと幸福の像を普及させようとネットで広告しただけで、
 悪意はございません。
 上納金も用意します」
と、
 もとえが言うと
 「用意?」
と、
 龍之介が怒鳴る。
 「これからそこの銀行へ行って引き出します」
と、
 もとえが小声で言うと、
 「すぐです。本当すぐです」
とサギエも言う。
 「何本だ」
と、
 龍之介が怒鳴る。
 「全部で2本でいかがでしょう」
と、
 もとえが言うと、
 「何だと」
と、
 龍之介がまた怒鳴る。
 「少々お待ちください」
 「あんた100万だせる。
 私も100万が限度。
 それに像を売りつけて、
 あのマヌケそうな教師から125万。
 325万になるけど、
 これで今日をしのぐしかないわよ」
 「お任せしますが、
 私も100万が今日は限度ですので、うまく」
 「何こそこそやってんだ」
 龍之介がまた怒鳴る。
 「あのー、
 今日のところは3本で、
 明日以降またがんばりますので、
 どうにか今日のところは命だけは」
と、
 もとえがわざと泣きそうな表情で言うと、
 「裏切るんじゃねえぞ」
 こうして、
 もとえとサギエは自分たちの100万ともとえが持ってきた像を加えて売った
代金125万の合計325万円を龍之介に差し出し、
 「この25万円は少ないですが、
 あなた様のお車代として、
 残りの300万円は組織の方へ上納お願い致します。
 あとは明日以降どうにかかき集めますので」
と、
 もとえが言うと、
 「何、車代、これだけか、少ねえな。
 だが、組織には3本でいいんだな。
 今日は勘弁してやるよ」
と、
 龍之介は言うとタクシーを拾いどこかへ消えて行ったのだった。

 
 もとえは、
 龍之介が消えるのを確認すると、
 「あんた、できれば、海外。
 まあ、
 すぐは無理だから北海道へ逃げなさい。
 サイトもすぐ閉めるのよ。
 私はとりあえず九州に逃げるから。
 あのチンピラだけは怖そうな割に頭は悪いみたいで
今日はどうにか車代でごまかせたけど、明日は危ないわよ。
 いいわね」
と、
 もとえが全部言い終える前に、
 サギエは
 「じゃあ」
と言って走って逃げ始めていた。

(続く)


新作ディープ「新キモ男三人衆、変態黒同姓愛教師?の恐怖?」「休憩と大接戦」

2014-05-31 01:07:39 | 小説

新作ディープ「新キモ男三人衆、変態黒同姓愛教師?の恐怖?」「休憩と大接戦」
 


 「ルね?
  ルビー、じゃあ、もとこ先生」
 永久はもとこの指名はまずかったか
と思ったが、
 つい指名してしまった。
 だが、
 それが問題ではなかった。
 「ブー、ンと同じでアウト」
と、
 オチタが言うと、
 「あー... しまった」
と、
 永久が自分の頭を叩く。
 「もとこ先生を指名しようなんて考えるからだよ」
と、
 木太郎が偉そうに鼻をほじりながら言う。
 「それどういう意味?」
 もとこが訊くと、
 「だって、
 もとこ先生に勝てるわけないでしょう」
と、
 木太郎が言うと、
 もとこはまんざらでもない顔で
 「そんなことはないわよ」
と言って笑うと、
 「木太郎くんが譲ってくれたおかげで、
 結構接戦で時間かかりそうだから
ここで一回休憩しましょう。そうね15分」
と、
 もとこが言うと皆頷く。
 もとこはそれを確認して、
一人先に自分の部屋に戻って行った。
 「15分だから大の方かな」
と、
 木太郎が言うと、
 「多分な」
と、
 くそたが言うと、みんな大笑いした。
(続く)


新本編「キモ男3人衆、イケメン屋敷の謎」「太郎とエイタと木太郎」

2014-05-31 00:44:57 | 小説

新本編「キモ男3人衆、イケメン屋敷の謎」「太郎とエイタと木太郎」



 「はっきり言って、
 俺と太郎は仲良しだったんだ。
 嫌がらせメールも気にしてなかったんだが、
 何故か俺の母ちゃんが怒り出したんだらしいんだ。
 俺が太郎から嫌がらせを受けてぶっ殺してやる
とあちこちで騒いでいるとの噂を聞いて太郎の家に乗り込んだらしいんだ。
 そして、
 うちの母ちゃんと太郎の母ちゃんが大げんかした,
という噂が広まり、
 その後、
 太郎の母ちゃんが殺され、
 太郎も消えてしまったんだ。
 その後、
 さっきも言ったとおり、
 うちの母ちゃんも事故で死んだんだ。」
 エイタが悲しそうに言う。
 「おい、木太郎!」
 いつきが甲高い声で言うと、
 「ごめん。俺が悪かった。
 どうも、二人の母ちゃんを喧嘩させたのは
 俺に原因があるかもしれない」
 木太郎がその場で土下座して謝る。
 「これは秘密にしていたんだが、
 今、白状する。
 実は、太郎の家に遊びに行ったとき、○○スターがあったんで、
 つい、
 いつもの調子でエイタがこれやりたがっていたぞ、
と言ってしまったんだ。
 そのとき、
 太郎の母ちゃんがお菓子を持ってきてくれたから、
その言葉を聞いたいたのかもしれない。
 でも、○○スターは俺も持っていたんで、結局、借りなかったぞ」
 「やっぱり、オタクが余計なことを言って、
ややこしくしたんだな。
 それどころか、
 オタクは人から借りたゲーム、勝手に売ってしまう奴だから
本当は売るために借りたんだろ」
 いつきが木太郎を責め立てる。
 「いや、
 売ったのは、たった、一度だけだよ。
 それも太郎のじゃなくて、
 いつきから借りた奴だろ」
 木太郎は偉そうに反論するが、
「嘘つくな!
 俺だって、
 オタクに一度貸したゲームを売られたぞ。
 太郎もそうだろ。
  一度、
 貸したゲームを売られた奴が2度と貸すか」
と、
 エイタも木太郎を責め立てる。
 「太郎もエイタも可愛そうじゃのう。
 この悪党のために...
 しかも、
 カモフラージュするために、
 エイタに嫌がらせメールも送ったんじゃろ」
 キタジマも二人に同情すると共に、
 木太郎を睨みつける。 
 「違う、本当に違う。
 聞いてくれ。
 嫌がらせメールも俺じゃないし、
 俺は名作は絶対売らない。
 名作の場合、
 もし誰かに借りても、
 借りたのはゲーム用にして、
 自分で買った方を保存用にして二つともとっておくよ。
 確かに、
 二人の母ちゃんが嘘つきだ
といったのは本当だが、
 それも誰かから聞いた話しなんだ。
 信用してくれ。
 俺が二人の母ちゃんが嘘つきと言ったのは、
 太郎の母ちゃんが俺の母ちゃんの悪口を言っているって、
 たしか、
 エイタの母ちゃんから聞いたんで...
 つい」
 木太郎は頭を下げる。
 「で、つい、おぬしが、太郎とやらのお母さんを殺したのか?」
と、
 キタジマが木太郎を問いつめる。
 「とんでもない。
 い、今、話したことがすべてだよ。
 信じてくれよ」
と、
 木太郎は顔を真っ赤にして鼻をひくひくさせながら否定した。

(続く)