新本編「キモ男3人衆、イケメン屋敷の謎」「五人目のミカエル」
「そこだす」
あおむが声を出した瞬間、
車の陰から、
ミカエルの仮面をした人物が、
あおむ目がけて
いきなり斬り付けてきた。
あおむは剣でかわすと、
すかさず、
いつきが、
肩から背中にかけて斬り付ける、
その後、
木太郎が頭上から
スコップを振り落とす。
五人目のミカエルは
あっという間に倒れた。
即死のようだった。
エイタはすぐ仮面を剥がし、
マイクと盗聴器を踏みつぶす。
いつきがその顔を見て、
「永久の執事に間違いない」
と
言う。
「やっぱり、永久か」
木太郎は言う。
「何で、永久が」
「でも、あぶなかったな。
弱かったといえ、
油断してたら切られていたな。
木太郎もこの剣を持って歩け」
エイタが5人目のミカエルが落とした剣を
木太郎に渡す。
「俺には、
スコップの方が
向いてるかもしれないけどなあ」
木太郎は、
スコップを左手に持ち替えると、
剣を振り回そうとしたが、
片手ではうまくいかなかったので、
スコップをリヤカーの上に置いてから
もう一度振り回した。
「やっぱり、こっちかな」
木太郎の言葉を無視するように、
「さっきの素早く逃げたミカエルじゃないな」
と
エイタが言うと、
「三人目も四人目も、
こんなにトロくはなかったからな。
それに、
さっき持ち去った仮面も持ってないしな。
この先は油断できないぞ」
と
いつきが言った。
(続く)
「そこだす」
あおむが声を出した瞬間、
車の陰から、
ミカエルの仮面をした人物が、
あおむ目がけて
いきなり斬り付けてきた。
あおむは剣でかわすと、
すかさず、
いつきが、
肩から背中にかけて斬り付ける、
その後、
木太郎が頭上から
スコップを振り落とす。
五人目のミカエルは
あっという間に倒れた。
即死のようだった。
エイタはすぐ仮面を剥がし、
マイクと盗聴器を踏みつぶす。
いつきがその顔を見て、
「永久の執事に間違いない」
と
言う。
「やっぱり、永久か」
木太郎は言う。
「何で、永久が」
「でも、あぶなかったな。
弱かったといえ、
油断してたら切られていたな。
木太郎もこの剣を持って歩け」
エイタが5人目のミカエルが落とした剣を
木太郎に渡す。
「俺には、
スコップの方が
向いてるかもしれないけどなあ」
木太郎は、
スコップを左手に持ち替えると、
剣を振り回そうとしたが、
片手ではうまくいかなかったので、
スコップをリヤカーの上に置いてから
もう一度振り回した。
「やっぱり、こっちかな」
木太郎の言葉を無視するように、
「さっきの素早く逃げたミカエルじゃないな」
と
エイタが言うと、
「三人目も四人目も、
こんなにトロくはなかったからな。
それに、
さっき持ち去った仮面も持ってないしな。
この先は油断できないぞ」
と
いつきが言った。
(続く)