レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

新本編「キモ男3人衆、イケメン屋敷の謎」「キタジマはズラ?入れ歯?」

2011-01-13 23:41:26 | 小説
新本編「キモ男3人衆、イケメン屋敷の謎」「キタジマはズラ?入れ歯?」

「あー! やっぱり」
「みなにも、バレてたのかのう」
「多分そのアレではだすな」
「そうかー、
で、あったか」
「残念だすよ!
こっちにはないだす。
それに凄く臭いだすなあ」
「そんな意地悪言いわんで、
早く戻してくれんかのう」
エイタといつきは、
てっきり、
キタジマのズラに盗聴器があるか
と思ったが、
残念ながら見つからなかった。
「よく考えれば、あるわけないなあ」
「入れ歯はどうかな」
「バカにすんじゃないぞ!
わしはそこまで年くってないわい」
「冗談です」
「思い違いかな」
エイタといつきは、
むっとしているキタジマの身体のどこかに
盗聴器が隠されているはずだとの確信から、
じろじろと見回した。


一方、
あおむもまだ盗聴器があるはずだ
と考えていたが、
あおむが考えていたのは、
まったく別のところだった。
(続く)





新「ミケーレの蒼き仮面」第二章8

2011-01-13 23:23:37 | 小説
新「ミケーレの蒼き仮面」第二章8

  第一章第一話は下記から始まります。
新「ミケーレの蒼き仮面」

「えー食べる? 君を?
そんなワケないよ」
「でも、ここは人喰いの森。
あたしは生け贄でここに来ました。
村の人を守るために。
あなたがたは、
ここに棲んでいる魔物で、
人間に化けているんでしょう?」
「人喰いの森?」
「どこかで聞いたことあるね」
「パティ、柿女がいたところだよ」
「ああ、あそこか、アニー」
「さきほどのお方が、
柿女様のご主人様ですか?」
「ええ? ご主人?」
アニーは、
少女が誤解していることを気づくと共に、
少女から詳しく事情を聴き始めた。
少女によれば、
この森に柿女
という怖ろしい魔物が住んでいて、
年に、
一度若い少女を生け贄に捧げない
と村に不幸が起きるということで、
今年はその少女が選ばれたということだった。
少女の話を聴いたアニーは、
「大丈夫だよ。
僕たちが、
その柿女と話しをつけてあげるから、
あそこにいる怪物みたいなのは、
俺たちの子分だから、
柿女も見た目が凄いだけで、
本当は怖くはないからな」
アニーは笑いながら言った。
「あなたがたの子分ですか?」
少女は半信半疑という感じだったので、
パティがラーメンのいるところまで、
走っていった。


「俺がおまえらの子分かよ」
「しょうがないでしょ。
成り行きなんだから」
「どうせなら、
親分にしてくれれば良かったのに」
「とにかく、
ここには、
あの柿女様がいるみたいだから、
僕たちのことを覚えてるかもしれないし、
ウトーも、
サギーも、
チュンメーもいるかもしれないよ」
「うーん。
それはどうかな?
時代が違う気がするな。
あの国は、
もう平和になったはずだから」
「そうだねえ。
でもさ、柿女様がいるんだから、
とにかく、この森を探索して会ってみようよ。
あの子がかわいそうだしさ」
「まあ、そうだな。
よし!」
ラーメンはそう言うと、
アニーと少女のいるところに、
戻ってきた。


「お嬢さん、
俺はラーメン、
こいつらの子分だ」

ラーメンは子分役のクセに
いつものように偉そうにそう言ってしまったのだった。
(続く)

新第3弾ゾンビ「ひさめと永久の大目玉編9」

2011-01-13 23:03:58 | 小説

新第3弾ゾンビ「ひさめと永久の大目玉編9」

「じゃあ、
犯人いれると
4人になるじゃないかよ!」
ケンタが当たり前のことを言う。
「そうよね!
被害者が
ひとりだけの事件ならともかく、
あんなに被害者がいたのに、
犯人入れて
4人も関係しているなんて、
凄く変な話しよね」
ネネも、
ケンタの言ったこと
を少しわかりやすく言う。
「うーん、
そういえばそうだすなあ」
二人の話を聞いて、
これまでがんばっていたたまおが、
いきなり迷いだしたようなことを言いだした。
そのときのたまおの表情を見て、
キミカは、
実は
たまおがわざとああいう話しをしていたことに気づき、
口に手をあてて必死で笑いをこらえている。
しかし、
ひさめと永久は、
そんなケンタたち
を前にまったく動揺はしてはいなかった。
かえって、
永久は、
「あのー、疑問があることはわかるんだけど、
その点はこのくらいにして、
先に話しを進めてもいいかな?」
と、
平然と言い放ったのだった。
(続く)



セリフサービス「嘲笑」

2011-01-13 22:54:15 | 小説
セリフサービス「嘲笑」

  男も直哉を見て笑っていた。
「笑わせるなよ。
1000円が全財産だって」
直哉はそれでも黙って頭を下げた。
「あきらめろよ!
このおっさんの言うとおりだぞ」
龍之介はそう言うと、
男のそばに近寄って、
「でも、
それ俺が持ってたお子さま用のメニューだからな」
と、
バカにしたように男の顔を見ながら、
そう言った。
「なにー?」
男は、
慌ててメニューを確認しよう
としたのだった。
(続く)
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第11弾「教授は実は殺された?」

2011-01-13 22:44:11 | 小説
第11弾「教授は実は殺された?」

「この遺書、
よく読むと不自然ですよ」
「どこがだ?」
「字は、
たしかに教授の筆跡に似てますが」
「だから、
どこが不自然なんだ」
「ここです。

「基礎データに誤りがあったのに、
そのデータをもとに研究を進めたのは
すべて私の責任だ。
私はその責任をとるべく決意した」

ですよ」
「死を決意したということだろう?」
「首吊り死体を見て、
読めばそうも読めますが、
もし、
そうじゃないとしたら、
どう解釈します」
「誰かに宛てた手紙か?」
「そうです。
研究結果のミスを公表するとも読めますよ。
でも、
何でわざわざ手紙にするんだ。
手紙を書くくらいなら、
電話一本で済むはずだ」
「それは、たしかにそうですね」
「警察の調べでも、
他殺の可能性は否定されたんだろう」
「まあそうですが、
私にはあの教授が自殺するとは」
「普段の態度や性格的には
そう思えるかもしれないが、
実は意外に脆かったのかもしれないしな」
「いえ、
私には教授が手紙を誰かに書いているところ
を殺されたんじゃないかとしか」
「そう思いたい気はわかるが、
証拠はないし、
そもそも手紙というのがだな」
「私は探します。
犯人は
教授に研究結果のミスを公表されては困る人間ですから」
「どうやって」
「実は考えがあります」
「まさか?」
(続く)

新第?弾もとこもとめ伝説「あおむの問題の解答発表」

2011-01-13 21:52:31 | 小説
新第?弾もとこもとめ伝説「あおむの問題の解答発表」


あおむがいい気分で、
風呂から上がってくると、
生徒たちが夕食とつまみ
を用意して待っていった。
「あおー!
気がきくだすなあ」
「先生、どうぞ風呂上がりの一杯」

アリハがグラスにビールを注ぐ。
「ありがとうだす。
だすが、何か不気味だすなあ」

あおむも周りの様子からその魂胆に気がつく。
「あー、バレたようね」

もとえが言うと、
「なんだすか」
「さあ、先にいただきましょう」

もとえが言うと、みんな食べ始める。
大体食事を終えると、
赤ら顔のあおむに。
もとえがストレートに
「試験問題の正答を発表してね」
と少し甘えた声で言うと、
生徒全員が揃って、
「よろしくお願いします」
と大声で言った。
「わかっただすよ」
と言いながら、
あおむは、
ビールをグイと一気に飲み干してから、
問題の解答の発表を始めた。
「じゃあ、行くだすよ。
第一問

どっちが本物だすか。

A 日本で作ったフランスパン。
B 羊の皮を被った狼
どっちも本物だす。
理由はどこで作られようが、
何を被ろうが本質は変わらないだすからな。

第二問

自分が長生きしたいと思ったら、
どっちを食べるだすか。

A ふぐの肝臓
B 猿の脳みそ

Bだす。Bは気持ち悪いだすが、
火を通せばまず、食べても死ぬこと
はないだすが、Aはすごくうまそう
だすが下手すると死ぬからだす。 

第三問

世界三大時計と言われないのは

A ブレゲ
B オーデマ・ピゲ
C フランク・ミュラー

AとCだす。理由は世界3大時計
とは、バシュロン・コンスタンタン、
Bとパティック・フィリップだす。 
これはちょっとマニアックだすたかなあ」
(続く)
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新カミサン伝説?ホラの像編改37

2011-01-13 15:42:18 | 小説
新カミサン伝説?ホラの像編改37

「おい!
よくも!」
フケタは大声をあげたが、
もう遅かった。
「興奮するな。
へそまがりの像だから、
たいして恐ろしいことは起こらん。
それに、
それ以上にキモい顔にはならないだろう。
普通の顔以外だから、
凄いイケメンになるかもしれんぞ」 
教授は、
ジュンが間違って祈ったにもかかわらず、
呑気そんな冗談を言ったので、
皆、大笑いした。
しかし、
フケタは、
「教授、へそまがりの像なんですよ。
この像は、
普通の顔にしてくれということは、
普通の顔以外の顔になるということで、
もっと悪い顔になるかもしれないじゃないですか?」

教授の冗談とは逆のことを言ったが、
太郎が、
「大丈夫だって、
それよりひどくはならないよ。
結構、
そんな顔で自信持っているんだな。
教授もおっしゃったけど、
イケメンになる可能性もあるんだからな」
と教授と同じようなことを
にやにやしながら言ったので、
また、
皆大笑いした。
「大丈夫、
普通の顔以外なんだから、
少しはいい顔になるって」
祈ってから、
始めて祈りの内容を間違えた
と気づいたジュンにそう言われて、
フケタは、
「なら、いいですけど。
なんか、
恐いので先に帰らせてもらいます」
とだけ言って、
先に帰ってしまったのだった。
「あいつ、結構、気が小さいなあ」
太郎がバカにしたように言うと、
また、
皆大笑いしたのだったが、
大笑いできたのはその日だけだった。
(続く)
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続エスカレーター改「小便小僧をおだてちゃいました!」

2011-01-13 11:10:10 | 小説
続エスカレーター改「小便小僧をおだてちゃいました!」

「にいちゃーん、
僕、凄く目がいいんだよ!
その紙とペン貸して!」
よし! 
小便小僧もおだてりゃ、木に登る!
さあ、あっち行けー!
「早く貸してやんなよ」
わかってるって!
焦らしてるだけだよ!
「はいよ!」
「ありがとう!」
あー! この小便小僧!
「にいちゃーん! もう書いたよ!
僕って凄く目がいいでしょう!
これだと視力いくつなの?」
クソー! やっぱり清掃中か!
それにここで書くとはな!
「あのねえ、字はわかったよ。
でも、
大きさがわからない
と視力検査はできないんだな」
「にいちゃーん!
僕、目も凄くいいけど、
記憶力もいいんだよ!」
生意気に記憶力だと。
「さっき見たけど、
大きさも同じだよ!」
てめえ!
最初からその魂胆か!
待てよ...
「にいちゃーん、僕の視力は!」
自分の視力もわかってんだろう!
うーん。
下手におだてないで、
バカ扱いしておけばよかった!
この小便小僧、ただ者じゃないな!
「今の子はおだてるべきなんだな!
下手に叱るとヘソ曲げるしなあ。
でも、凄い視力だ。 うん」
おっさん、
感心してる場合じゃないんだよ!
「にいちゃーん、
ねえ僕の視力は?」
はいはい。 今考えてますよ!
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サイゴのモップおとこ「クロ」

2011-01-13 06:16:56 | 小説
サイゴのモップおとこ「クロ」

まさかあーーー!
モップまでヘンショクしてたー!
マックロ、クロに!
なんでだー?
とにかく!
まったー!
キョウはこれでおしまい!
そうだ!
ウワギをぬいで、ポイ!
クロネクタイも、ポイ!
どうだ!
ダイセイコウ!
さあ、これでモフクからも、
ぬけだした!
で、カンジンのモップは?
あー、こんどはシロクロ?
なんでだー!
まさかあー?
オレとモップはイッシンドウタイ?
モップはカメレオン!
そんなハナしは、
モップどうには?
モップどうには?
うーん!
あのキョウテンだー!
サガすんだー!
モップどうのキョウテンを!
キョウテンはどこにある?
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「そして3人しかいなくなった?」44

2011-01-13 05:31:37 | 小説

「そして3人しかいなくなった?」44

「あのー、
どっちから指差した方がいいんですか?」
タケは既に選び終わったのか、
みつるの方を見て、
そう訊いた。
みつるはしばらく考えると、
「変な顔の方から教えてよ」
と言った。
タケは、
何故かほっとしたような顔をすると、
男一人、
女二人を指差したが、
みつるを除く、
たけるとマルナは、
びっくりしたような顔でタケの方を見た。
「冗談はダメよ!」
ます、
マルナがそう言った。
「俺たち本当に3人だけだから、
気を遣わなくていいんだぞ」
今度はたけるがそう言った。
しかし、
タケは不思議そうな顔で、
「何故、
そんなことを言うですか」
と少しムキになって言ってから、
マルナとたけるの顔を見た。
すると、
みつるが、
「二人とも、
まだ、
本当にわかってなかったのかよ!」
と笑いながら、、
「今タケさんが指差した顔と、
タケさんの顔を良く見比べてみれば、
わかるだろう」
と言って、
マルナとたけるの方を見たのだった。
(続く)
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カフェレイジー編「センター試験、本試験まで一踏ん張り!合格してカフェで萌えー!大いに金使おう!」

2011-01-13 03:19:05 | 小説

カフェレイジー編「センター試験、本試験まで一踏ん張り!合格してカフェで萌えー!大いに金使おう!」


あおむ「大いに金を使おう!だすよ!
まあ、合格してからだすがな」
ほ!「お遍路さん関連のガセネタだろ?」
あおむ「さあ?
地方選で何に金を使うんだすかな?
まあ、所詮税金だすからな。
子ども手当てをやめて、
合格手当て!
就活手当て!
の方が即戦力だと思うだすが」
ほ!「はあ?
で、おれさあは、
受験には今年関係ないから、
お年玉のあるうちに、
カフェ巡りでもするかあ?
大先生も付き合ってくれるかあ?」
あおむ「もちろん、だすが、
受験生には気の毒だすな。
だば、ランキング」

一度は行ってみたい変わり種カフェランキング - gooランキング

ほ!「よだれが...
男だけど、執事カフェも悪くないどー!
お偉いさんになった気分になれるんだろなあ」
あおむ「おぼっちゃま!
かしこまりました!
テレるかもしれないだすし、
周りの女子もお嬢様!
気になるだすなあ」
ほ!「盗撮は禁止だどー」
あおむ「バレなければだすな」
ほ!「たわけー!
大殿からの伝言です」
あおむ「冗談だすよ。
僕的には声優アンド
妹アンド
コスプレアンド
アイドルカフェがいいだすな」
ほ!「たしかに、
声優口臭カフェ、
妹不細工カフェ、
コスプレデーブカフェじゃ、
金の損だからなあ」
あおむ「そうだすよ。
好みの
顔、
スタイル、
声、
コスプレ、
できれば、
上質なカフェ
に大盛りパフェ
を、
アーンと食べさせてくれたら、
最高だすなあ」
ほ!「今週偵察に行くかあ?」
あおむ「受験生に悪いだすが、
すいてるかもしれないだすな。
アルベデルチー!」
ほ!「うーん?
試験終了後の癒しにどうだー?
悪魔の誘惑!
はまって、浪人なーんて!
バーイ」

 

 


ロングヘアーレイジー編「長い髪は貧乳隠し!椿CM効果?セミヌードにはロンゲ貧乳がグー実証?」

2011-01-13 02:47:18 | 小説

ロングヘアーレイジー編「長い髪は貧乳隠し!椿CM効果?セミヌードにはロンゲ貧乳がグー実証?」


ゴッホ「また、女優ネタ!
納得?なるほど?ランキング!」


長い髪が印象的な女優は? - gooランキング

 

オッハ虫「セミヌードが似合いそうな女優さんランキングかと?」
トンチンケ「常連さん、少な目で、
ヤンクミ仲間さんの圧勝!
仲間さんと言えば、
声か、
ジャージか、
メガネか、
と思ったら、
長い髪で
ダントツ一位とは
驚き?
椿シャンプーのCM効果か?」
ゴッホ「あのシャンプーって、
結構安いんだろ?
たしか、
鼻穴竹内さんとかも
いなかったっけ?」
トンチンケ「目とあの髪のバランスの
差じゃないか?
長い髪には
鼻穴より目が目立つべきだ」
オッハ虫「だから、
回答者には、
妄想も入っているから、
ロングヘアーで、
胸を隠している、
上半身セミヌードが
似合う女優さんだって!」
ゴッホ「11位以下に、
実は豊乳さんがちょろりといるが、
まあ、それでもいいか」
オッハ虫「でも、
最近のランキングを見ると、
北川さん上昇中。
ガッキー伸び悩み
って感じ」
ゴッホ「それはあるかもしれないが、
ショートヘアーにしたら、
えー!
というギャップ度も
このランキングには、
加味されていると思うな。
仲間さんは元貞子だし、
ツートップの
綾瀬さん、
宮崎さんは両方似合いそうだしな。
この点、
仲間さんのショートヘアーは、
似合いそうもない。
栗山さん、
蒼井さん、
小西さん、
もそうだしな。
竹内さんは鼻穴だけじゃなく、
ショートも似合いそう。
広末さんも圏外なのは、
逆にショートの方がお似合いだから
って感じじゃないの?」
トンチンケ「要するに長い髪専門女優か?
はー、これだけ?
最近、
もうここも落ち目だから、
はよ、まとめろ」
ゴッホ「貧乳には長い髪!
是非、セミヌードを!
で、まとめ」
オッハ虫「巨乳は?
どーんと大胆ヌードをか?
あー、ダメだ。
逆は真ならず?
ということで、
この面子も、
いつまで持つのか?
ということで、
またまたまたお粗末。
すいませんでした」



本編リメイク「木の上のミカエル仮面の謎」

2011-01-13 02:06:11 | 小説
本編リメイク「木の上のミカエル仮面の謎」

いつきは
ゆっくりエイタたちのいるところに戻ってくるなり、
「あの仮面か、
その木の上にまた爆発物でも仕掛けられている
と思ったのか?」
と、
木太郎の方を見て言った。
「いや、
断定しているワケじゃないが、
そのリスクもなくわけじゃないから、
自分で確認したいと思ったことは、
自分でして、
エイタまで巻き込むな
ということだ」
木太郎が珍しく真顔で話すと、
「うーん。
それに
僕たちはもう4人だけしかいないだすし、
僕の足はこのとおりの状態だすから、
万一の場合、
木太郎さんが困るだすよ」

あおむが、
横から木太郎の本音を言った。
「あおむ! 別に俺は」
と、 
木太郎が言いかけると、
「二人の言いたいことはわかった。
単独行動は慎めという理解でいいんだな」

いつきがにやりと笑いながら言った。
「まあ、そういうことだよ」
木太郎は
今度は鼻をほじりながら偉そうに言う。
「で、エイタ、あの仮面をどうする気だ?
スコップも使ってみたが、
いくら俺でも、
踏み台のようなものがないと、
アレには届かないからな」

いつきが目の前の木の上の方にかかっているミカエルの仮面
を見ながら言った。
「うーん?」
エイタが少し考え込むと、
「おー、そうだすよ。
いつきさんでも取れないのに、
ミカエルはあの仮面をどうやって、
あんな高いところにひっかけたんだすかな?
爆発した木の上のものとかもだすな」

あおむが気づいたことを言うと、
「まさか、
ミカエルはまだ二人いるのか」

エイタが
ぼそっと呟くように言ったのだった。
(続く)

第3弾リメイク「カミサン?の棺とたまおとネネの推理」

2011-01-13 01:48:32 | 小説
第3弾リメイク「カミサン?の棺とたまおとネネの推理」

「早かったな」
「どうだった?」
ケンタとふうたが、
屋敷の玄関から出てきたたまおとネネ
を見て声をかけた。
門のところにいた、
キミカとみはるも二人を見つけ、
玄関の方に走ってきた。
たまおとネネは、
互いに顔を見合わせると、
「キミカとみはるがここに来たら、
きちんと話すわ」

ネネが言って、
キミカとみはるがやってくるのを待った。


「はー...
やっぱり、
ふうたの話したとおりだったのか?」
「はふー... そうなの?」
みはるとキミカは息をきらせながら、
たまおとネネの方を順に見た。
「あたしから話していい。
あたしの考えが違っていたら、
たまおくん、遠慮なく横から意見を言ってね」
「わかっただすよ」
ネネの言葉にふうたが同意すると、
ネネがいったんため息をついてから、
「みんな驚かないでね。
まず、結論から話します。
最初に恐くない方から」
「えっ?」
みはるが思わず声を出すと、
「しー」

キミカがみはるを睨む。
「えー、
地下室の入り口はあたしとたまおくんには
たしかに見えました。
まったく、前の状態と同じです。
それがまずひとつ」
ネネがそこまで話すと、
「本当かよ」

ケンタがつぶやいたところで、
「最後まで聞けよ」

ふうたがケンタの肩を軽く叩いたのだった。
(続く)