レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

第11弾「哲人政治と愚民教育2」

2010-03-31 23:54:00 | 小説
第11弾「哲人政治と愚民教育2」


 「哲人様!」
 「哲人様!」
 「哲人様!」
 「哲人様!」
 「哲人様!」
 「哲人様!」
 「哲人様!」
 「哲人様!」


 「これでいいのでしょうか?」
 「これしかないのだ」
 「ここだ悟ったものは、
 左に移す」
 「悟らないものは?」 
 「このままだ」
 「ですが」
 「これはまだ始まりに過ぎない」
 「はい」
 「いや、
ここにいるものはどうでもよい」
 「はあ」
 「二度と失敗は許されないのだ」
 「それはわかりますが」
 「なら、学べ。
 責任を負えぬものに、
 自由はない」
 「はあ」

(続く)

第??弾「サルーラの蒼き仮面」第二章2

2010-03-31 23:46:21 | 小説
第??弾「サルーラの蒼き仮面」第二章2

 最初は下記隠し部屋から始まります。

サルーラの蒼き仮面1 


 「ここにやってこれたのは、
 結局、俺とおまえだけか?」
 男は、
 チンパンに話しかけたが、
 チンパンは、
 「オーラ」
と声をあげるだけで、
 また、
 干し柿のような食べ物が
 たくさん入った、
 布袋を差し出した。
 「ひとつ貰うか」
 男はそう言うと、
 干し柿のようなものを口に入れた。
 「ありがとうな」
 「オーラ」
 チンパンは
もっと食べろとでも言いたいように、
 また、
 同じ布袋を差し出す。
 「そんな気分じゃないんだな」
 男はそう言うと、
 手元の仮面を見つめながら呟いた。
(続く)

サクラナ外伝真END「あおむの言葉?」

2010-03-31 23:42:10 | 小説
サクラナ外伝真END「あおむの言葉?」

 「あおくん!」
 サクラナは、
 あおむが反応したと思って、
 そう声をかけた。
 すると、
 サクラナに目と耳には
 あおむが笑顔で、
 「そうだすな」
と言ったように感じられた。
 「あおくん!」
 「サクラナ、落ちつきなさいよ」
 「今、あおくんがしゃべったのよ」
 サクラナは大声でそう言ったが、
 タマキにもウメナにも、
 あおむの言葉は聞こえていなかった。
 「あおくん!」
 サクラナは
あおむの手を握っていたウメナをどけるように、
 自分であおむの手を握ると、
 狂ったように、
 何度も何度も大声であおむの名を呼び続けた。
(続く)

第?弾BADEND.C-24「もとこもとめの正体3」

2010-03-31 23:36:03 | 小説
第?弾BADEND.C-24「もとこもとめの正体3」

 
 「まだ生きてます」
 若い警官の一人の声と共に、
他の警官たちは、
 赤ん坊のようなもの目がけて
いっせいに発砲した。
 今度もうめき声はしなかったが、
血しぶきだけ飛んで、
 赤ん坊のようなものの動きは止まった。
 しかし、
 もうそれ以上変化はしなかった。
 「これが最終形みたいだすな。
 だすが、
 何故、こうなのだすかな?」
 あおむはつぶやくように言う。
 「この赤ん坊のような奴は
妖怪なんじゃないですか?」
 若い警官の一人がそう言うと、
 他の警官はその赤ん坊のようなものが、
またいつ動きだすのか不安になり、
一斉に銃を構えたのだった。
(続く)

カミサン伝説20「ハッピー編」148

2010-03-31 23:28:50 | 小説
カミサン伝説20「ハッピー編」148

 最初は以下隠し部屋から始まります。

 カミサン伝説20「ハッピー編」改1


 「どうした?
 トンペイ、いいところなのに」
 「何がよ」 
 「いや、
 うめえ河童巻き食べたところだからさあ」
 「ああ、そういうこと」
 「こんちわ!
 ちょっと、よろしいですか?
 あのー、弟さん、ちょっと」
 トンペイは少し青い顔でそう言うと、
 魚屋だけに用事があったのか、
 魚屋だけを呼び出した。
 「何だよ!
 ここじゃいけないのかよ」
 「へい」
 「うーん、
 せっかくいいとこだったのになあ。
 じゃあ、
 ちょっとこいつの相手をしてくるからな」
 魚屋はそう言うと、
 病室を出ていった。
 

 「あのー...」
 「なんだよ」
 「親方が妹さんにカンカンになって怒ったんすが、
そして...
ちょっとしたことを親方が話したら、
妹さんが急に激怒し始めて...」
 「あー?
 兄妹喧嘩か?」
 「へい。
 もう、あっしの手には」
 「何で?」
 「それが...」
 トンペイから、
 魚屋の妻で、寿司屋の妹が、
 魚屋が、 
 今日病室に来た理由を話したら、
 寿司屋がせっかくいいとこなのに、
 おせっかいするな
とカンカンになったということだった。
 「バカだな!
 あいつは!
 ここに俺が来たことを
黙ってればいいのに。
 それで、
 兄貴にあいつがバカだと言われて、
 激怒したのか?」
 魚屋がトンペイに訊くと、
 「それが...」
 トンペイはそこまで言って、
黙り込んでしまった。
 「えー、違うのか?」
 「へい」
 「じゃあ、そうか!
 兄貴が俺のことをバカだと言ったんで、
あいつが激怒したんだな?」
 「それが...」
 「何だよ!」
 「あのー...」
 「怒らないでくださいよ」
 「怒らねえって、
 兄貴が俺のことをおせっかいだの、
バカだの怒ったって、
 それは、しょうがねえだろう。
 おせっかいは、
 おせっかいなんだから。
 あいつに言ってきかせないとな」
 「いえ、そっちの話しではなく」
 「あー?」
 「それが、
 親方が兄貴が女をくどくのが下手だ
ということをつい喋って、
 そしたら、
そこを妹さんいつかれたもんですから、
 ペラペラと、
何人もの浮気相手の名前をあげて、
 実例まであげてしゃべってしまったもんですから...」
 「えー?
 じゃあ、
 そこの母親に、
 まぐろをあげたきっかけまで話したのか?
 兄貴は」
 「はあ。成り行きで。
 それで、兄妹喧嘩か?」
 「まあ...」
 「どうすんだよ!」
 「ですから、ここに来て...」
 突然のトンペイの話しに魚屋は動揺していた。
(続く)

「ドア女Ⅸ」故

2010-03-31 23:24:55 | 小説
「ドア女Ⅸ」故

 
 「刑事さんたちだけ、
 先にずるいだすよな」
 「ここで食べるのが気持ち悪いから、
外で何か食べてるんだな?」
 「何か、俺たちごと、
 気持ち悪いみたいな感じだな」 
 「まあ、
 俺たちは疫病神みたいなもんだろうからな」
 「そうだすな?
 もう何人亡くなっただすかなあ?」
 ピンポーン!
 「出前かな?」
 「でも、
 見張りの刑事さんが
一人だけ残っていただすよ」
 「なら、待ってるか?」
 「そうだな。 
 あの刑事さんの分かもな」
 「でも、なら何で鳴らすのかなあ?」
 「それもそうだな?」
 ピンポーン。 
 「まただすよ」
 「どっか行ってるんだすかな?
 あの刑事さん」
 「かもな」
 「まあ、ここで待ってればいいよ」
 ピンポーン。

階段「階段様?」

2010-03-31 23:19:42 | 小説
階段「階段様?」


 最初は以下から始まります。

 階段「四ッ谷」 
 
 「昔ねえ、
 あの階段の上でねえ、
 一人の女が不良少女にからまれていたの。
 女は下に逃げようとしたのね。
 そこを階段の下から
目撃した勇気のある男の人が、
彼女を助けようと階段を上ったわけ。
 でも、
 結局、
 女は不良少女たちに突き落とされて死亡。
 勇気のある男の人も巻き込まれて死亡
としたという訳。
 それから、
 女はあの階段を下れない。
 男はあの階段を上れなくなった訳」
 「はあ?」
 「それが?」
 「まだ、わからないの?」
 「えーと...」

新第14弾(侏儒の脳)「恐怖のコワコワ御殿15」

2010-03-31 23:14:27 | 小説
新第14弾(侏儒の脳)「恐怖のコワコワ御殿15」


第一話は下記から始まります。
 新第14弾(丁稚改)「プロローグ」

 「あー!
 みはるが死んでいた!
 そして、消えた?
 携帯の電波が届かない?
 玄関も開かず、
 閉じこめられた?」
 「あほ!」
 永久は応接室に戻るなり、
事情を正直にもとこたちに話したが、
 もとこもウメナも鼻で笑っていた。
 「あんたたちねえ!
 嘘をつくなら、
もっとマシな嘘をつきなさい!
 それにねえ。
 永久がバカだからって、
そんな話し、させるなんて、
 卑怯にも程がある!」
 「違うんだすよ!」
 「本当です。もとネエ!」
 「そうです。信じて!」
 「あんたら!
 みはるが見つからないからって、
 よくもまあ!
 逃がしたのは、
 あんたら、3人でしょ!」
 「あほ!」
 「違うだすよ...」
 「うるせえ!
 口答えすんな!」
 「すまんだす...」
 双子たちの様子に怒りをとおりこして、
あきれているもとことウメナに向かって、
 ジュウロウが話しかける。
 「あのー、よいかのう」
 「ああ、ジュウロウ先生、
お見苦しいところを...」
 もとこが今さらながら、
少し恥ずかしそうな顔をした。
(続く)

新本編「キモ男3人衆、イケメン屋敷の謎」「一旦解散する」

2010-03-31 23:10:14 | 小説
新本編「キモ男3人衆、イケメン屋敷の謎」「一旦解散する」


第一話は下記から始まります。
 
 新本編「キモ男3人衆、イケメン屋敷の謎」「後継者」 

 しばらくして、
エイタがリビングに降りてきた。
 「木太郎はどうしたの」
 ヒトミの言葉にエイタはヒトミの耳元で
 「キタジマさんからの伝言です。
お手数ですが、
 あと10分したら
木太郎の部屋へおいでくださいとのことです。」
 ヒトミは黙って頷く。
 ヒトミは
 「みなさまもおつかれでしょう。
 永久さんたちも出ていったことでしょうし、
 キタジマが説得しているみたいだけど、
 木太郎もまだ時間かかることでしょうから、
 いったん解散して、お風呂に入るなどして、
 しばらく、お休みすることにしましょう」
 エイタも
 「露天風呂はイヤですが
部屋でひと風呂浴びてきます」
と同意する。
 「そうしましょうか」
とのチウメの言葉に、
 アユメもヒラメも同意する。
 「玄関の鍵はどうしましょう」
 エイタの言葉に
 「タヨウさんは鍵を持っているし、
ベルもあるから一階の人なら聞こえるでしょう。
 不用心だから一応しめておきなさい」
 ヒトミがエイタに命令し、
 エイタは早速を扉の鍵を閉めた。
 「では、そうね。
 1時間後に集合ということで」
 ヒトミはそういうと
自分の部屋に戻って行った。
 残ったものも
 「では、また」
と言って各部屋に戻っていった。
(続く)

新作ディープ(?改)「新ゲームの恐怖3」

2010-03-31 23:04:03 | 小説
新作ディープ(?改)「新ゲームの恐怖3」


第一話は下記から始まります。
 
 新作ディープ(?改)「プロローグ1」

グーさん以外に最初の方は保管済みです。

 「キモ男三人衆セカンド、変態黒女教師と永久屋敷の呪い?」


 「くだらないことは大声で言って、
 大事なことは小声。
 まあ、そんなことはいいわ。
 ありえないというよりそれはおかしいわねえ。
 なんというのかなあ.
意味がわかるようじゃない
と駄目じゃないのかな。
 そう、こういうときは、多数決ね」
ともとこが言って、
 「駄目だと思う人?」
と訊くと、
 永久とヒトメ以外が手を挙げる。
 「残念ね。
 たしかに、
 タコがしゃべることはありえないけど、
 コタツはおかしいわね。
 でも、
 若いのに何でコタツなんか選んだの。
 ううん、
 そんなことどうでもいいわ。
 余計このゲームややこしくなったけど、
その方が面白いわね。
 そう、そう、
 さっきのマネキンも駄目よね」
ともとこが言うと、
 「ンがつくから駄目ですよ」
とレイカが言うと、
 「そういうことじゃなくて、
 生き物じゃないからということですよね」
とアユメが言った後、
 「人形はどうなのかなあ」
 「しゃべる人形もいるからいいんじゃないの。
 擬人化できるものはいいんじゃないかなあ」
とホウセイが言う。
 「擬人化ね。そうしましょう、
とにかく意味がわかることね」
ともとこが言うとみんな頷く。
 「あー、なんとなくわかりました。
 そういうことだすね。
 あー違う、違う」
 ヒトメの言葉に木太郎は必死に笑いをこらえる。
 ヒトメはしばらく考えて
 「私はオカメだす」
と言い直す。
 しかし、
 誰も笑わない。
 「えー、私はメイドだす」
 レイカはうまく切り抜ける。
 「ド?えー、ドは、そうだ、
私はドイツジンだす、あー」
とチウメもミスる。
 「ねえ、焦るとンで終わるのがいけないことを
どうしても忘れちゃでしょう。
 ねえ、本当、難しいでしょう」
 もとこは、
 またくどく難しいと言ったが、
その機嫌はますますよくなる。
 「えー、行きます。
 私はヒトだす」
 チウメもどうにか次はクリアする。 
 そして、
 次は注目のもとめの番だった。
(続く)

新第三弾(侏儒の脳作)「キミカの再事情聴取2」

2010-03-31 22:55:56 | 小説
新第三弾(侏儒の脳作)「キミカの再事情聴取2」

第一話は下記から始まります。
 
 新第三弾丁稚作「カミサン研究会の謎」


 「信じて、
 それは本当なの」
 キミカがそう言うと、
 「わかっただすよ。
 まず、話しを聞くだすよ」
 たまおもわざとそう言って、
 キミカに話しを続けさせた。
 「えー、
 いったん、部屋には戻ったんだけど、
 教室にいた誰かも気になったし、
 やっぱり、
 永久くんとも話しをしたいので、
 1時間くらいして、
 永久くんの部屋に行ったら、
 また、同じように返事がないんです。
 そのときは、
 その前とは違い、
 こんなに長くいないのは、
 おかしいので、
 多分、居留守だと思って、
 下から部屋の電気がついてないか、
 覗いてみたんです。
 そしたら、
 もう、
 電気が消えてたんです。
 それで、
 しょうがなく、
 いったん、
 気になる教室にそっと行ってみたら、
 もう誰もいる気配はなかったんです。
 本当なら、
そのまま自分の部屋に戻れば良かったんですが、
 やっぱり、
 永久くんが気になって、
 ドアを試しに開けたら開いたんです。
 寝るには早い時間だったんで、
 ドアのそばにある、
 電気のスイッチをつけたら、
 永久くんが部屋の床の上で、
 額から血を流して死んでたんです。
 そう。
 電気がつかなかったと言ったのが、
 最初の嘘なの」
 キミカはそこまで話すと、
 二人に頭を下げた。
(続く) 

新第?弾「ひさめの思いつき」

2010-03-31 22:50:22 | 小説
新第?弾「ひさめの思いつき」


第一話は下記から始まります。
新第?弾もとこもとめ伝説「鼻栓」

 グーさん以外意外では、
 最初の方が下記にあります。
 新第?弾もとこもとめ伝説「鼻栓」


 龍之介の言葉に、
 ひさめが何か思いついたように、
 「アリハちょっと手伝って」
と言って、
 管理人室に向かった。


 ひさめとアリハは管理人室に行き、
 ブレーカーを見る。
 そして、
 ひさめが、
 アリハに、
 「扉を開かないようにできるとしたら、
電気を使うしかないはず。
 だから、
 ブレーカーを落とせば、
 電気が止まる。
 部屋も暗くなるけど、
 電気が止まれば扉は開くかもしれないのよ」
 「でも、閉める方の電気が、
 地下からきていたら、
 どうするのよ」
 「そうしたら、あきらめるしか。
 でも、やって見る価値はあるわよ」
 ひさめにそう言い切った。
 「そうね、
 じゃあ、
 私が、
 そこの懐中電灯を取ってくるから、
 やってみよう」
 アユメは、
 そう言ったかと思うと、
 素早く懐中電灯を取りに行き、
 二つあった懐中電灯ひとつを
訳がわかっていない直哉たちに渡すと
すぐひさめのもとに、
戻ってきたのだった。
(続く)

カミサン伝説14「へそまがりの像編13」

2010-03-31 22:35:02 | 小説
カミサン伝説14「へそまがりの像編13」

 *カミサン伝説18「幸福の像編第二部12」を先にお読みください。


最初は以下から始まります。
 カミサン伝説14「へそまがりの像編」


 「このニオイです。
 いつも龍之介さんが
像を磨いていたときのニオイです」
 マジメがまたそう言いながら、
 今度はかおむの方を見る。
 「微妙なニオイだなあ」
 かおむがマジメの方を見てから、
 龍之介の方を見ると、
 「マジメさん!」
と、
 病院中響き渡るような大声を出した。
 マジメが驚いて、
 かおむの方を見ると、
 かおむは何か怖ろしいものでも見るように、
天井を指さしていた。
(続く)