元祖「見せてください」リメイク145から147
「OK!」
「これで揃ったな!」
「すいませんねえ。
お待たせいたしまして、
おぼっちゃまのお仕事が長引いているみたいですので、
もう少々お待ちください」
「いえ、突然、ご訪問した私が悪いのですから...」
キミカは直哉のマンションの応接室で
もう数時間も待たされていたのだった。
その頃、
ネネ宛に直哉のアドレスからメールが届いたのだった。
(続く)
新「ミケーレの蒼き仮面」134
「うわー、化け物だあ」
「おまえ、暴れると、
落ちてサメに食われるぞ、
じっとしてろ」
王のたったひとり残った家来は岩場にいた蟹を見て
思わず驚いて大声を出して暴れたので、
ラーメンに怒鳴られた。
「でも、おまえら目がいいな。
あんなとこに、
うまそうな大きな蟹が
一杯いるじゃねえか。
あそこで降りて食うかあ」
「あれー、
何か見たことあるなあ?」
「俺もどこかで見たなあ」
ウトーもアニーも大きな蟹を怖がらず何か思い出したようにそう呟く。
しかし、
王と家来は震えていた。
ラーメンを見つけて、サメの方はすぐ逃げていったが、
蟹の方はバカなのかそのままうろちょろしていたのだった。
「このまま、ずるっと食え!」
ラーメンは岩場に降りた後、
あっという間に蟹を捕まえて、
素早くさばくと、
鼻で蟹の生身をまずサギーの口の前に出す。
「こりゃー、すげえ」
サギーはずるっと勢いよく吸い込むようにして蟹の身を食べる。
「うっめえー」
「僕にも頂戴」
ウトーもそれを見てそう言うと、
ラーメンは同じようにやる。
アニーも同様だった。
「おまえらも騙されたと思ってやってみな」
「王様から」
「きさま!先に毒味だ」
「毒味! おまえ!」
「いえ、では、わたくしめから」
王はおそるおそる蟹の身を口に入れる。
「おー!
酒のつまみに最高だな」
「酒だと! おまえ」
「いえ...」
「おまえも食え!」
「では、私も」
家来の方も同じようにおそるおそる口に入れるが、
とたんに顔が明るくなった。
「美味でございます」
ラーメンたちは岩場にいた蟹をひととおり捕まえて、すべて食べ尽くした。
「そうだ。
サギー。
何を思いついたの?
さっきの化け物を食べたかっただけじゃないんでしょ?」
すると、
サギーはウトーとアニーの耳元で何か囁いた。
そして、
ウトーがラーメンにサギーの思いつきをそっと話した。
(続く)
「そして3人しかいなくなった?」580
秀吉は信長たちのいるところに戻り、
マルナに言われたとおりのことを早口で言った後、
最後の数頁のところで相変わらず苦戦していた信長と虎之助に対し、
「ちょっと、それ見せてくれる」
と言って、
例の冊子をざっと見ただけで、
「信長くん、虎ちゃん、
最後の数頁は別の世界の人間が書いたものだから、
同じやり方では絶対解読できないよ。
文字は似てるけど、違うものに間違いないよ」
と、
自信ありげに言ったのだった。
「あのおじさんたち、別世界の人間だったのか!
文字が似てたらから」
「そうか!」
信長も虎之助も秀吉に指摘されて、
自分たちの思い込みを認めた後、
「じゃあ、最後の方だけまた文字だけ拾いあげよう」
と、
信長が言ったとき、
秀吉の表情がなんとなく険しくなったのだった。
(続く)
サクラナ外伝フォー「蘇りつつある記憶?」
二人がサクラナの病室に入ると、
彼女は体調がいいのか何か雑誌のようなものを読んだ。
「こんばんわ」
タマキはサクラナの記憶が戻っていないので、
そう挨拶すると、
「ああ、いつもすいません」
事実は聞いていても他人行儀に
サクラナがそう言った後、
隣にいた百合の顔をじっと見て、
「こんばんわ」
という彼女の挨拶とほぼ同時に、
「どこかで会っていませんか?」
と、
いきなりそんなことを言ったので、
「サクラナさん、
佐藤百合です!
覚えていてくれたのですか?」
と、
百合が思わず大きめの声を出したが、
「佐藤百合さん?
うーん...」
サクラナは百合が名乗ったが、
逆に考え込んでしまったのだった。
「サクラナ、焦らないでいいわよ」
タマキはいつもの感じで思わず言うと、
「すいません。
どこかでお会いした感じがしたので」
とだけ、
サクラナは言った。
結局、
それ以上、サクラナの記憶が戻ることなく、
二人は病室を後にしたのだったが、
タマキは
このとき、サクラナのやけ酒の原因は自分とウメナの叔父にあるのではなく、
百合とあおむの関係にあるのではないか
となんとなく思ったのだった。
(続き)
偽善司会者?レイジー編「もうすぐ茶番も終わりだ!」
ノーヒント!
![]() |
嵐 |
8711票
|
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SMAP |
3222票
|
![]() |
タモリ |
2773票
|
4位 | マツコ・デラックス |
2717票
|
5位 | TOKIO |
2374票
|
6位 | 徳光和夫 |
2270票
|
7位 | 大泉洋 |
2243票
|
8位 | 有吉弘行 |
1871票
|
9位 | EXILE |
1480票
|
10位 | 福山雅治 |
1365票
|
11位 | Kis-My-Ft2 |
1130票
|
12位 | 萩本欽一 |
1031票
|
13位 | 爆笑問題 |
941票
|
14位 | バナナマン |
780票
|
15位 | 黒柳徹子 |
568票
|
16位 | 山里亮太 |
459票
|
17位 | 西川貴教 |
415票
|
18位 | ユースケ・サンタマリア |
396票
|
19位 | 唐沢寿明 |
361票
|
20位 | DAIGO |
256票
|
BY NTTドコモみんなの声
ggrn24hキムタ○=出川!レイジー編「偽善TVの番宣?出るならギャラなしで出ろ、募金はいずこに」
募金集めてギャラに当てる。
もちろん、CMあり。
各曲真似する訳!
1. | 24時間テレビ | 201,204 |
---|---|---|
2. | 阿蘇山 | 66,672 |
3. | 中村優一 | 62,304 |
4. | ちびまる子ちゃん ヤバすぎる | 57,240 |
5. | 谷村新司 衝撃告白 | 42,072 |
6. | 関根麻里 不満 | 38,088 |
7. | カンニング竹山に激怒 | 34,032 |
8. | 朝日新聞 ひどすぎる | 26,400 |
9. | 西島秀俊 ショック大きい | 17,880 |
10. | 日清cm 物議 | 14,064 |
11. | 24時間テレビ 情報漏れ | 13,320 |
12. | キムタクと出川 同じ | 11,496 |
13. | 誤ってパイプカット 壊滅的ミス | 7,632 |
14. | kinki新番組 やりたくない | 7,032 |
15. | たかの友梨 | 5,852 |
BY いまトピ
一部のアホがその世代を象徴する!レイジー編「実は一部のアホだけ!誰か抹殺してください」
たしかに、以下のようなアホがいるが、
一部の人間の行動で全員ゆとりで括るな!
あれっ、全部、悪いわけではない!
![]() |
食事のたびに写真を撮ってSNSに投稿する |
100
|
![]() |
SNS上で個人情報を丸出しにしている |
89.7
|
![]() |
飲み会で息の合ったコールを始める |
67.5
|
4位 | どこでも写真を撮りたがる |
63.1
|
5位 | パソコンやスマホなどデジタルに強い |
62.0
|
6位 | インターネットで検索した文章を参考にレポートや論文を書く |
34.7
|
7位 | SNSで意味のないスタンプ攻撃をしあう |
32.8
|
7位 | プライドが高く、間違いを指摘されるのを恐れる |
32.8
|
9位 | 同性同士で手をつないだりイチャイチャする |
28.8
|
10位 | SNSのアカウントを複数持っていて友人関係により使い分けている |
26.9
|
11位 | 若いうちに起業をしたがる |
25.8
|
12位 | SNSで「テストなのに何もしてない」という謎の自慢ツイートをする |
24.7
|
13位 | 同性相手でも甘えた声で話す |
24.4
|
14位 | 女子はコンサバ系ファッションで似た髪型をしている |
23.6
|
15位 | 先輩やSNSなど情報網を駆使して就職活動をしている |
22.5
|
16位 | 男子はチノパン率が高い |
17.3
|
17位 | 親しい友人との遊びの連絡のときだけ返信が早い |
16.6
|
17位 | 仲の良い友人でもプライベートの話に立ち入らない |
16.6
|
19位 | いくつかのサークルを掛け持ちする |
16.2
|
20位 | 電話での応対に苦手意識がある |
1
|
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ストッパ必携シチュエーション?レイジー編「口に入れたときにはピー!クサー」
誰でも一度は漏らしたはず!
問題はその後!
経験者諸君教えてちょ!
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通勤中の満員電車で自力では動けない時 |
21.4%
|
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トイレがついていない夜行バスの中 |
21.4%
|
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高速道路の渋滞中 |
19.8%
|
4位 | 下車すると確実に遅刻する通勤電車 |
16.6%
|
5位 | 観覧車の中 |
9.4%
|
6位 | 営業先でのプレゼンテーション中 |
7.8%
|
6位 | 初めてのデート中 |
7.8%
|
8位 | 飛行機で着陸態勢に入った時 |
7.6%
|
9位 | 学校のテスト中 |
6.2%
|
10位 | プールの中 |
4.2%
|
11位 | ミュージシャンのライブ中 |
4.0%
|
12位 | 一人でラーメン屋に30分並んであともう少しで入れるとき |
2.8%
|
13位 | 映画館の中 |
2.6%
|
14位 | 美容室で髪を切っている時 |
2.4%
|
15位 | 病院での診断中 |
0.8%
|
BY GOOランキング
カミサン伝説14「へそまがりの像編5」
*カミサン伝説18「幸福の像編第二部4」との2部作です。
「マジメさん」
かおむが後からマジメの肩を叩く。
「ああ、かおむさん、良かった。
全然、うまくいかなくて」
「素人がパチンコやってどうする?
まあ、たまには儲かるが最後は負けるんだよ」
「ち、違うんです。
スリか置き引きを探してるです。
龍之介さんが大事にしていたポーチを取り返そう
と思って。
あれから、龍之介さん。
おかしくなって。
いろいろ考えたですけど、
龍之介さんがおかしくなったのはアレからなんです。
だから、
龍之介さんが盗られたポーチを、スリか置き引きを見つけて取り返そう
と思ったんですが、
私のバックは盗ってくれなくてうまくいかないんです」
マジメは、かおむに事情を話した。
「何だあ。
龍之介を見捨てたわけじゃないのか」
「ち、違います。
正直、
最初は少しは迷いましたが、
私としてはお灸をすえただけのつもりです」
かおむは考え込んだが、
「おい、
このお嬢さんを病院へお連れしろ。
それから...」
子分の一人にマジメを病院へつれて行くように命じると同時に、
他の子分たちに別のことを頼んだ。
「じゃあ、マジメさん、
こいつらについて行ってくれ。
後は俺に任せろ」
「でも、何で、病院に?
まさか...」
「いいから、早く」
「は、はい」
(続く)
新作ディープ(?改)レイカ編21「生きてろ!くそた」
永久の問いに、
「どうなのよ」
と、
その婦警が二人の警官を睨む。
「どうなんだ! マヌカ」
かなり下っ端だと永久たちが思っていた警官がデブの警官を睨む。
「露店風呂の横にトイレですか?」
デブの警官は見た目はでかくて結構強面の顔をしてるクセに、
二人の警官の前ではおどおどしていた。
「てめえ、探してねえのか!」
二人が下っ端だと思った警官が、偉そうにデブの警官を凄い言葉で怒鳴りつけた。
「あんたたち、何やってたの!」
婦警に睨まれると、
下っ端だと思った警官がデブの警官のスネを思いきり蹴って、
「失礼しました。今すぐ探します」
ホウセイが横から、
「婦警さん、こっちです」
「じゃあ、案内して。
こいつらよりあなたたちの方がしっかりしてるもんね」
と、
婦警はイヤミを言いながら、
二人の警官を睨みつけると、
ホウセイの後を追いかけていった。
「てめえら、どけどけ!」
下っ端だと思った警官とデブの警官はそれでも実は偉い方らしく、
その他の警官に対しては、
そんな感じで大声で怒鳴りまくって後をついてきた。
ホウセイが露店風呂の横のトイレの洗面所の部分を開けると、
中のトイレの戸は閉まっていた。
ホウセイは中に進み、
その戸を引くと、
中には閉じた便器の上に座ったヒトメを守るように
くそたがヒトメを抱いていた。
「くそたー」
「くそた...」
「だめ、触っちゃ!」
「救急隊はどうしたのよ?」
婦警が訊くと、
「おい、救急隊は?」
「あー! 失念しておりました。
ただ今すぐ連れてまいります」
と、
二人の警官が順に言い、
「本当、おまえは使えねえなあ」
と、
下っ端に見える警官がデブの警官の頭を叩くと、
「使えねえのは、おまえら二人共だよ」
と、
婦警がもの凄い言葉を使ってから
二人のスネの辺りに順に蹴りをいれたのだった。
(続く)
新作ディープ(?改)「もうひとつの可能性」
アスカが犯人の名を言いかけると、
先に、
アユメが、
「もとめ先生でしょう」
と言った。
しかし、
ホウセイが一言、
「違うよ」
と言って何か考え込む。
「どうしてよ?」
アユメが言い返すが、
ホウセイは答えない。
「アユメちゃん、
偽装殺人計画はみんなの意見が二つに別れていたから、
もとめ先生の意見を訊くことになり、 そうなったら、
本当にもとめ先生がもとこを殺すだろうと予測して、
それを防止するために俺とホウセイが計画したんだ。
もとめ先生にもとこを殺させないためにね」
木太郎の説明に、
「そんなのわかってるわよ」
と、
アユメが言うと、
「ちょっと、最後まで聞いてくれる? で、
この計画を知ってるのは、
俺とホウセイとオチタとレイカ、
そして、
チウメだけなんだ。
いい。ここからが、ポイント。
もし、
レイカとチウメが犯人じゃないとすると、
その二人がもとめ先生のところに行くはずはないんだ。
いつ、
くそたたちがもとめ先生のところに行くかもしれない状態で焦っていたんだからな。
それに、
レイカとチウメが犯人じゃないなら、
もとめ先生のところへ行った
って無駄な訳だから。
もとめ先生はもとこを殺したいに決まってるワケだから」
「そこまでは理解できたわ。
もとめ先生の単独犯は無理ということね」
と、
アユメが言う。
「そう、そういうこと。
で、
くどいけど、
俺とホウセイの計画を知っていて、
もとこを殺したように見せかけるためのナイフ
をすり替えられる可能性があった人間は、
そう、
チウメ、レイカ、
そして、オチタ、オタクだけなんだ」と、
木太郎は鼻をほじった後、
その指先で偉そうにオチタの方を指さした。
(続く)
新本編「キモ男3人衆、イケメン屋敷の謎」「目覚めた?アユメ」
そのとき、
「何、私、何」
と目覚めたアユメが
自分の置かれた状況に気づいたのか、
それとも我慢できなくなって目覚めたフリをしたのか騒ぎだした。
「わざとらしい演技ね」
チウメはちらっとアユメを見て呟く。
「二人目の悪魔がお目覚めか」
キタジマもそう言う。
「何でこんなことにあー」
と、
アユメは逃げたことを思い出したのか、曖昧な言い方をする。
「逃げたからこうなっただすよ」
あおむがそう言う。
「あー...」
アユメは思い出したのか、その演技なのか、ため息だけつく。
「どっちが先に本当のことを話ししてくれるかなあ」
と、
木太郎は、
「アユメちゃんが目覚めると、
ミカエルも目覚めるなんてね」
と冗談を言いながら鼻をほじったのだった。
(続く)
元祖「見せてください」リメイク145
ネネは待った。
しかし、
キミカは数時間経過しても
直哉のマンションのオートロックになっている入口からは出てこなかったのだった。
しびれを切らしたネネは、
このままだと、
また、
直哉がキミカにたぶらかされて、
今回の出来事が、
すべて自分のせいだと思われるのが嫌だったので、
直哉の携帯のメールアドレス宛に
ある内容のメールを添付ファイル付きで送信したのだった。
(続く)