レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

新第3弾ゾンビ「各部屋で」

2012-10-31 23:38:12 | 小説

新第3弾ゾンビ「各部屋で」



 たまおの部屋ではたまおとキミカが笑っていた。
 「二人とも勘違いしていたようだすなあ」
 「うん。
 でも、これであたしにもチャンスがでてきたのかなあ」
 「そうだすな。期待しないでがんばるだすよ」
 「期待してでしょう」
 「期待しないでで、いいんだすよ」
 二人は笑った後、
 「問題はひさめよね」
 「そうだすよ。ひさめちゃんは怖いだすよ」
と真顔で言った。


 ネネの部屋では、
 ふうたとネネが話し合っていた。
 「あいつら本当ずる賢いよなあ」
 「ずる賢いのはキミカよ。
 最初から引き分けのつもりなのに、
 あんなおおげさな演技をして。
 とにかく、
 ひさめの代わりを狙ってるんでしょう。
 「わかんないよ。
 実はネネちゃんの代わりだったりして」
 「ふうたくんまで意地悪言わないでよ」
 「冗談、冗談」


 教室では、
 他の生徒ともとめがたまおたちが戻るのを待っていた。
 「先生、
 あの4人が対決を断ったらどうするんですか?」
 サヤが質問する。
 「うーん。そうねえ。
 あれが八百長だったら...
 うん。
 その話しは。
 そうねえ」
 もとめが考え込むと、
 「だったら、
 私と永久くんを入れた3組で対決します。
 それなら、
 もう八百長もできないでしょう!」
 ひさめが、
 少し怖い顔をしてそう言った。
(続く)


本編リメイク「ミカエルの仮面」

2012-10-31 23:27:26 | 小説

本編リメイク「ミカエルの仮面」

 
 「意味って訊かれてもなあ。
 結構、難しいな。
 簡単に言うと、
 ミカエル、ガブリエル、ラファエルの3大天使の仮面
をそれぞれ被った人物とそのアニメが独自に設定したある主人公が登場する話しで、
 最初の方は、
 ミカエルの仮面を被った人物は剣を持って、
悪魔のような人間を成敗して地獄に落としたり、
善人を救って天国に送る役割なんだけど、
 そのアニメでは、
 最後の方で、
 実はミカエルの仮面を被って自分をミカエルと名乗る人物は偽善者というか、
 自分たちの目的を達するために自分たちにとって都合の悪い人物を殺害する悪人であることが、
 そのアニメの主人公によって、
 その正体が暴かれ倒される
という話しなんで、
 俺はてっきり大天使の仮面を被った悪魔のイメージでいたんだよ」
と、
 木太郎がわかるようでわからない話しを鼻をほじりながら話すと、
 あおむが、
 「木太郎さんの今の話しではよくわからないだすが、
 要するに、
 偽善者ヅラした悪人を象徴するのがミカエルの仮面
ということなんだすか?」
と自分なりに理解したことを言うと、
 「まあ、そんなとこだな」
と、
 木太郎は適当に股間を掻きながら答えた。
 すると、
 いつきが、
 「でも、
 木太郎が話したアニメのストーリーを知らないと、
 例の仮面がミカエルの仮面だ
と訊かされただけの人物にとっては、
 ミカエルの仮面は大天使の象徴なんじゃないのか?
 うーん...」
とそこまで話して考え込むと、
 あおむが、
 「だば、
 ミカエルとカミサンとの関係はどうなるんだすかな?」
とぼそっと呟いたのだった。
(続く)


レイジーブラザース「スケスケ白女王はハナワちゃんがお好み2」

2012-10-31 23:06:19 | 小説

レイジーブラザース「スケスケ白女王はハナワちゃんがお好み2」


 「ジュウロウ先生、
 ハナワちゃんって何ですか」
 カイミヤマがこっそりジュウロウに訊く。
 「鼻輪ちゃんじゃなく、
 埴輪ちゃん!」 
 「埴輪ちゃん?」
 カイミヤマは首を捻るが、ジュウロウはにたにた笑っている。
 「そっちのド変態さんは
 ジュウロウ先生のあの名作お読みじゃないんですの?」
 もとこがバカにしたように言うと、
 「あほ」
と、 
 ウメナが言って、
 カイミヤマに近づく。
 「テストみたいじゃのう!
 カイミヤマ先生」
 「あほ」
 ウメナの微笑みとほぼ同時に、
 永久がカイミヤマを背後から羽交い締めにした。
 「く、苦しいですよ」
 鼻を肌色のガムテープで潰され、鼻声になったカイミヤマを見て、
双子たちは笑った。
 「こ、こんなの道具でもなんでもないじゃないですかあ」
 「あらー、この先も試される?
 これはまだ下準備ですのよ」
 もとこは妖しい笑いを浮かべる。
 「下準備だよ。おっさん」
 「そうだすよ。
  ハナワちゃんには大きな鼻がないんだす」
 双子は笑う。
 「わー、わかりました。
 降参ですので、もうやめてください」
 鼻声でカイミヤマはそう叫ぶ。
 「木太郎、
 あおむ、
 ド変態さんを解放してあげて。
 可愛くないハナワちゃん見ても面白くないわよねえ」
 もとこはちらっとウメナの方を見る。
 「はあ、はあ、はあ、
 鼻で息ができないだけでも苦しいですなあ。
 あー、だから、あのお嬢さん、猿ぐつをはずされたんですね。
 鼻まで塞がれたら窒息してしまいますからね」
 カイミヤマは汗を拭きながら、ジュウロウの耳元で囁く。
 「さあ、これから、ハナワちゃん作りにはいるんじゃ」
 ジュウロウはにたにた笑っている。
 「ハナワちゃん作り?」
 「カイミヤマ先生、
 本当にわしのあの作品を読んでいなかったんじゃのう」
 ジュウロウとカイミヤマがこっそり話している間、
 みはるのハナワちゃん化は、
 双子とウメナの手によって、着々と進んで行ったのだった。
(続く)


セリフサービス「オーナー」

2012-10-31 22:16:15 | 小説

セリフサービス「オーナー」



 「やっぱり、来たぞ」
 直哉が龍之介の小声を聞いて、
 その視線の先を見ると、
 今度は、
 背が高いだけでなく、
 すごく太って、
 頭の禿げ上がった少し偉そうな態度の外人風の中年の男がやってきた。
 「わたしが
  ここのオーナーのデーブ・ハーゲでございます。
 この度は大変お待たせしております。
 あと少しで閉店となりますが、
 どうにか間に合うよう、社員一同がんばっておりますので、
 もうしばらくお待ちください。
 では、失礼させていただきます」
 オーナーを自称する外人風の男は、
流暢な日本後でたったそれだけ言うと、
 また、
 その場を去ってしまった。
 龍之介は、
 また、
 テーブル越しに身を乗り出して笑いを堪えながら、
 直哉に訊いた。
 「おい、訊いたか、
 今度は、
 オーナーのデブハゲだってよ!
 もう少し、マシな名前にすればいいよな。
 あの名前じゃ、
 その姿のまんまじゃないかよな。
 まだ、アホウの方がマシだよなあ?
 しかも、閉店間際だってよ?
 完全に俺たちを舐めてるな!」
 「名前はどうでもいいけど、
 閉店間際かあ?
 うーん。
 ということは、
 次が来るとやばいな。
 だけど、
 普通は、
 オーナーの後には
 もう偉い奴はいないはずだからな。
  とにかく、俺に任せろ」
 それまで笑いを堪えていた龍之介だが、
  直哉の言葉を聞くと、
 急に顔つきが変わり怒り始めかけたので、 
 直哉は、
 「いいから俺に任せろって」
と、
 龍之介をなだめるように、
 直哉はそう言ったのだった。
(続く) 



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ダミー「見せてください」55改

2012-10-31 21:49:40 | 小説

ダミー「見せてください」55改


  あの爪、痛そうだな?
 目を瞑ってよう。
 「いたーーーーー!」
 「いたーい。
 いたーいですー。
 私にはやっぱり無理ですよ」
 痛いのこっちだろ!
 早く消えろ!
 「やっぱり病院に行くべきです。
 お互い、痛い思いするだけですから」
 そうしろ!
 「えー...病院ですか?」
 押すぞ!
 「病院に行かない限り、
 その毛を晒し続ける気ですか!
 早く!」
 「晒す?」
 あー...
 言い方、へくったかな。
 もうすぐなのに...
 「病院イヤなら、そのままで。
 毛虫を飼ってると思えば気楽なもんですよ」
 晒すがダメならこれでどうだ! 
 「そんなひどい!
 我慢しますから、
 ざっくりと取ってください」
 しまった...
 「だから、
 ざっくり取れるのはご自分だけですよ!
 傷になっても責任負えませんから」
 あー、また一言多かった...
 「自分でやっても、
 傷になるかもしれないじゃないですか?」
 畜生! 変な女につかまったな。
 「自分なら、
 傷になっても自己責任でしょう!
 僕がやったら、
 そうはいかないんです。
 あの時間がないので、
 もう失礼します」
 ここは逃げるしかない。
 「あっ...
 すいません。
 自分のことばかり考えて忘れてました。
 あなたの方からお先に!
 はい! お尻見せてくださいね!」
 あー...
 また逆戻りかよ!


本家「見てください?」57

2012-10-31 20:58:16 | 小説

本家「見てください?」57



 「と、得意技は...
 でも、
 あれって、都市伝説ですよね...」
 なんだ? 
 この3人の女の妖しい笑顔は?
 まさか...
 「私は、
 もと男のニューハーフトイレ女!」
 こいつ、だから、男子便所に。
 「私は実は妖怪トイレ女!
 そう、もう死んでるの」
 「なーんて、ある訳ねえだろ!」
 びびるなよ!
 立派なとぐろウンチじゃねえか。
 よっ!
 とぐろカッペマン!」
 はー...
 トイレ女じゃなくて...
 えっ? 俺がとぐろカッペマン?
 「あー...
 クサー!
 もう、お遊びはここまでにしようぜ!」
 「そうだな!
 おい! とぐろカッペマン、
 さっさとクレカ出しな」
 あー、こいつら恐喝女グループか。
 もう逃げ場はなさそう...


偽カミサン伝説?「悪女よけの像編」172

2012-10-31 09:03:43 | 小説

偽カミサン伝説?「悪女よけの像編」172

 


 コビタと近田は、
 玉置から渡された1枚のA4版の用紙を二人で一緒の覗き込んで読んだ。
 その内容は、
 簡単に言うと、
 例の像の効果の違いは、
 俗にいうカミサン伝説の邪心の内容とバチとの関係にあるのか?

 その場合、
 カミサン伝説でいうところの邪心とはなんとなく違うのではないか?

 もし、愛田の事件を担当した鑑識員の人間や捜査関係者が
例の像をこっそり持ちだしたとした場合、
 人身事件が発生しないようにするにはどうしたらよいか、

という大きく分けて3つの質問が書かれていたのだった。
 近田もコビタも、実は同じ疑問を持ちつつも、
 いまだ明確な考えが浮かんでいなかったので、
 それを読んだ後、
 考え込んでしまったのだった。
(続く)


「そして3人しかいなくなった?」29

2012-10-31 08:03:15 | 小説

「そして3人しかいなくなった?」29


 「もちろん、いいよな!」
 たけるがいち早く答えると、
 「当たり前、よろしく!」
 「じゃあ、
 一緒にいったん戻ろう」
 みつるとマルナも笑顔でそう答えた。
 「ありがとうございます」
 「じゃあ、
 みつるのマンションに戻ろうか」
 「その前に、
 カシーさんの食べるものとか飲むものをここで持って行こうよ」
 みつるがそう言うと、
 早速、
 4人でカシーの言うとおりのものを持ち出した。


 「ここは空が青いんですね?」
 カシーはコンビニを出ると、
 すぐそう言った?
 「えっ?」
 思わず、
 マルナがそう言うと、
 「水の色も違うんだから、
 空の色も違うさ。
 きっと他にもたくさん違うんだけど、
 仲良くやろうね」
と、
 みつるが、
 やさしくカシーの方を見て笑顔で言った。
 「わからないことがあったら、
 いつでも訊いてくれよ」
 たけるも笑顔でそう言った。
 そんなみつるとたけるの様子を見て、
 「カシーさんは人気ものね」
と、 
 マルナが、
 少し羨ましがるような感じで、
そんな言葉を思わず口に出してしまったのだった。
(続く)







サクラナ外伝フォー第4章「奇跡よもう一度?」

2012-10-31 07:01:11 | 小説

サクラナ外伝フォー第4章「奇跡よもう一度?」


 サクラナもタマキもあおむの担当医師の提案に異論はなかったが、
 その場では即答せず、
 サクラナが、
 帰宅後、
 元気になったウメナに、
 担当医師からの話をまとめて、
 余計なことは言わず、
 「あおくん、今のままでずっとあの病院にいるのと、
 もう一度手術してうまくいったら、話しができるようになるのとどっちがいいと思う。
 ただ、手術がうまくいかないとユリカさんのもとへ行くことになるかもしれないけど」
と、
 サクラナが率直に訊いたのだった。
 すると、
 ウメナはにっこりと笑って、
 「あほ、散歩行く」
とだけ言ったのだった。


(続く)

 


真正鬼女優?レイジー編「財布ステーキはソースで喰え!顔はモップで拭け!この役立たずのブタが!」

2012-10-31 01:58:29 | 小説

真正鬼女優?レイジー編「財布ステーキはソースで喰え!顔はモップで拭け!この役立たずのブタが!」


そなこた「おー、怖!
Sは男より女の方が100倍怖い...
どこかで訊いたセリフにインチキセリフ付き?
天皇賞ショックもこのセリフで生きかえりました!
おのれはMか?
鴨...
問題は、
どんなドラマがはまる鬼女優でしょう?
ほな!」

集計期間:2012年9月23日~2012年9月30日  情報提供:NTTドコモ「みんなの声」調べ(9月調査)

6920票
小沢真珠
1215票
沢尻エリカ
523票
菅野美穂
505票
松下由樹
467票
木村多江
451票
永作博美
437票
米倉涼子
417票
安達祐実
404票
鈴木京香
326票
木村佳乃
300票
田中美奈子
275票
中谷美紀
268票
りょう
201票
黒木瞳
186票
松雪泰子
83票
菊地凛子
72票
竹内結子
279票
その他

 


盗撮俳優レイジー編「イケメンは堂々と盗撮する!キモ男はこそっとやって逮捕される!顔の宿命!」

2012-10-31 01:44:19 | 小説

盗撮俳優レイジー編「イケメンは堂々と盗撮する!キモ男はこそっとやって逮捕される!顔の宿命!」


そなこた「キモ男諸君!
自分を卑下してカメラを隠して盗撮するから、
バレて、

おまえタ○ロか!

でボコボコにされて逮捕される。
こそこそ撮らないで、
イケメンになったつもりで、
堂々とカメラを晒して、
盗撮してみろ!
きっと...
...
やっぱり逮捕されるな...
これがイケメンだと、
逆に撮って撮って
と女の方から寄ってくる。
で、結局、盗撮にはならない。
これ顔の宿命!
恨むならブサに生んだ親を...
なんて...
で、
どんな俳優でしょう。
答えは言ったも同然!
ほな!」

 

集計期間:2012年10月23日~2012年10月30日  情報提供:NTTドコモ「みんなの声」調べ(10月調査)

 

2776票
福山雅治
1502票
向井理
1406票
櫻井翔
1331票
木村拓哉
999票
竹野内豊
591票
玉木宏
438票
瑛太
249票
藤木直人
245票
岡田准一
240票
小栗旬
226票
渡辺謙
192票
山下智久
171票
江口洋介
164票
浅野忠信
157票
三浦春馬
155票
佐藤健
113票
妻夫木聡
88票
岡田将生




第3弾リメイク「上三と秀才の発想と永久的発想」

2012-10-31 01:21:01 | 小説

第3弾リメイク「上三と秀才の発想と永久的発想」


 「こういうとき、
 たまおかふうたがいればなあ。
 俺たちには思い浮かばないような発想で、
 この文字を見たんだろうに...」
 「でも、
 これを書いたのは永久くんでしょ。
 彼の立場になって発想してみたら。
 賢明は永久くんとは仲が良かったんだから、
わからない?」
 サヤがいつのまにか賢明を呼び捨てにした上、
 彼がその文字の意味がわからずに悔しそうに言っているのにもかかわらず、
そういう言い方をしたが、
 「サヤちゃん、ますます何かきつくなったな。
 うーん。
 永久的発想かあ?」
 賢明は怒ることもなく、
逆にその気になって、考え始めたのだった。


(続く)


新作ディープ(?改)「名?探偵木太郎の推理?3枚の不都合な?画像」

2012-10-31 01:08:41 | 小説

新作ディープ(?改)「名?探偵木太郎の推理?3枚の不都合な?画像」


 
 「これのどこが動機になるんだよ。
 ただの他校の制服姿のしかも後ろ姿だけの画像じゃないか」
 くそたが首を傾げて、ヒトメたちにも聞こえるような大きな声で、
疑問を口にすると、
 「他校の制服だということはくそたでも気づいたか」
 木太郎が鼻をほじりながら少しくそたをバカにした感じで言うと、
 「あのなあ!
 女子の制服だってな。
 母校のものと他校のものとの違いはすぐわかるんだよ!
 バカにするな!」
 くそたがムキになって言うと、
 木太郎がにやっと笑ってから、
 「もしもだよ。
 俺たちの高校の女子が他校の制服を着ていたとしたら
それは何を意味するかな?」
と、
 また、くそたをバカにするように、
鼻をほじりながら言ったのだった。
(続く)



第??弾「ミケーレの蒼き仮面」第五章192

2012-10-31 00:54:54 | 小説

第??弾「ミケーレの蒼き仮面」第五章192


 「あたしとラーメンでいいのかい?
 どんどん立派になっていくパティじゃなくていいのかい?
 本当にいいなら尋問するけどねえ。
 本当にいいのかい?」
 肺女ハイジもパティの成長ぶりに感心したのか、
それとも同じ妖精を尋問したくはなかったのか、
くどいぐらい、サギーたちに確認した。
 「こういうことは、貫禄のある肺女とラーメンが適役だな」
 サギーは本当は不気味で怖いと言いたいところ
をわざと肺女とラーメンをおだてるように、
貫禄のあると表現を変えて言った。
 「そうか!
 なら、任せろ。
肺女も俺の尋問で足りないところがあったらフォローしろよな」
と、
 ラーメンは上機嫌でそう言ったので、
肺女も応じるしかなかった。
 そして、
 早速、
 ジンと彼を今の世界に連れてきた肺女たちに勝るとも劣らないほど
不細工で醜い妖精2体の尋問を始めることになった。
 「ジンは最後にしよう。
 まず、そこの妖精。
 名前を言え!」
 ラーメンが早速偉そうに訊くと、
 影でウトーがアニーの耳元で、
 「パーもプーもポーもペーもいたから今度はピーかなあ」
と、
 ふざけて囁くと、
 「どうせ、マヌケな名前なんだろうな」
と、
 アニーもウトーに囁き返すと、
 まず、
 どちらかというと、ぺーに似ている妖精が、
 「ギョウザと申します」
と、
 いきなりラーメンの名から想像してふざけたように答えたので、
一同、大笑いしたのだった。
(続く)