レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

レイジー編「オハラハン」

2008-12-31 22:19:18 | 小説
レイジー編「オハラハン」

松波「やっちゃいましたね」
観月「スブタさん、間に合わないからって、
あれはひどい。あれ、メールだ
「原稿間に合わなかった、みなさんには、
新作とオハラハンは読み飛ばしていただくよう、
よくお詫びしておくように、
あと、アップは引き続き、
あおむと交代でお願いするよ、
では、良いお年を」だって」
水木「レイジーグループとして、
みなさんにはお詫びします。
新作、オハラハン作はどんどん飛ばしてください。
では、みなさん、良いお年を」
(続く)

推理パート「エイタ編13」

2008-12-31 22:17:27 | 小説
推理パート「エイタ編13」

 盲点だった。車の中に黒幕が隠れていた。
それに、あおむがいなければ、
俺も木太郎も殺されていた。
さっき、二人の時に狙われていたら、
多分やられてた。
 ミカエルは車の中から、屋敷内を盗聴していて、
気付かなかったのかもしれない。助かった。
しかし、ミカエルの狙いは最初のミカエルと同じで、
木太郎だった。木太郎も何かいいかけた。
とにかく、あのミカエルを生け捕りにして、白状させなければ。
(続く)

新作「もとこの復讐計画ともとめたち」

2008-12-31 20:10:22 | 小説
新作「もとこの復讐計画ともとめたち」
 
 もとめの奴、外で遊んでいる。
調子に乗って。
最初の計画を変更して、
ターゲットはもとめだけ。
生徒はもうどうでもいい。
今回私が受けた屈辱以上のものを与え、
場合によっては、殺してやる。
今夜はだめだから、あと3夜だけ。
オオシマもどうやら、
もとめのあの表面的やさしさ
に騙されているみたいだから、
あてにはできない。
生徒も、もとめに取り込まれている。
アスカを2日続けて泊めようとしたことが失敗だった。
アイツの弱点は。そうだ。あれがあった。
もことはにやりと笑った。
 
 「もとめ先生、昔、この辺で白骨死体が
発見されたって本当ですか」
おとなしいチウメが珍しく話しだす。
 「噂よ。それに、昔のことだから、
気にしないでいいわよ。」
 「207号室の話しも
もとこ先生の作り話かもね」
とアユメが言う。
 「どうして」
ヒトメが言う。
 「だって、アスカももとこ先生も
無事生還したじゃない」
アユメが言うと、
 「あら、アユメ、私が死ぬと思ってたの」
とアスカがちょっとむくれた顔で言う。
 「ううん。私は、最初からあの話しは
眉唾だと思ってたの」
とアユメが言うと 
 「遊園地のお化け屋敷みたいなもんか。
じゃあ、今日の夜は男だけで泊まらないか」
とおちたが、突拍子もないことを言いだす。
 「それ、賛成」木太郎もホウセイも同意する。
 「オタクらどうする。」
おちたが、訊くと
 「おれはそんなの信じないから、
泊まってもいいぞ、その代わり、ゲームのジャマすんなよ。」
くそたが言うと、
永久も
「じゃあ、僕だけやめるわけにはいかないから、
僕も泊まるよ」と言う。
 もとめは生徒の会話を黙って聞いていた。
姉はどう言うか。
今頃、明日の仕込みを1人でしていたら、
びっくりするだろう。
でも、そのアイデア面白い、
姉は多分私に仕返しを考えているから、
計画のジャマになるかもしれない。
そう考えていると
「もとめ先生はどう思います?」
とおちたが訊くと、
「姉がいいって言うんならいいんじゃない、
私からも頼んでおくわ」と笑っていう。
 「ずるいな男子だけ、
明日の夜は女子だけ泊まるということも、
先生頼んでね」
とヒトメが勝手に言うと、
「えー、また、泊まるの」
「私は怖いな」
とアスカとチウメが尻込みするが、
「5人もいれば..あっそうだ。
もとめ先生も一緒に泊まらないですか?」
アユメが言うと
「それ面白いわね」
もとめがにっこり笑って承諾する。
「じゃあ、私も」「私も」
とアスカもチウメももとめが泊まる
と聞いて承諾することになった。
もとめはこれで、
姉の作戦もめちゃくちぇねとほくそえんでいた。
(続く)
 

真END「ミカエル再登場」

2008-12-31 20:04:53 | 小説
真END「ミカエル再登場」

 「よし、門を抜けた、確か右だよな。」
木太郎が言うと、
 「そこに車があるだろう。その先だよ」
といつきが言うと、
 「待つだす、イヤな予感がするだす」
とあおむが立ち止まる。
木太郎はそう言われてすぐ、あおむの後ろに下がる。
 「あの車か」
エイタが言うと、あおむが頷く。
 「そういうことだっただすか」
あおむが何かに気付く。
 「みんな武器を構えるだす。いいだすな」
あおむが言うと、みんな武器を前に構える。
 「出たー」
いつきがそう言った瞬間、
車の中からミカエルが飛び出し、
木太郎めがけて斬りつける。
かろうじて、エイタがかばうが、
エイタの左手に軽い傷を負う。
そこを、あおむが、ミカエルの右手めがけて斬り付けると、
ミカエルは素早くかわしたが、右手を軽くかすめ、
ミカエルは剣を落とす。
ミカエルは右手から血を流しながら、
門の方へ逃げていく。
 「あぶなかっただすな。
エイタさん、大丈夫だすか」
 「ああ、かろうじて」
エイタが出血した左手を上げてふる。
 「無理はいかんだすよ」
 「ああ」
 「あぶなかっただすね。
木太郎さん1人で逃げていたら、
やられていただすよ」
とあおむが言うと、
 「あ、ありがとう。
1人で逃げないでよかったよ。実は」
木太郎はそう言いかけて、黙り込む。
(続く) 

推理パート「エイタ編12」

2008-12-31 18:15:41 | 小説
推理パート「エイタ編12」

 完敗だ。木太郎の勝ちだ。
やはり、あいつはいざというとき、
ずる賢い。
あおむにミスはない。
俺があの時粘れば、
逃げるはめになることはなかったのに。
それにしても
木太郎が逃げるのにこだわるのは異常だ。
それに、何かイヤな予感がする。
(続く)

オハラハン作「キモいけど金持ってる男VSイケメンだけど退屈な男」

2008-12-31 13:28:35 | 小説
オハラハン作「キモいけど金持ってる男VSイケメンだけど退屈な男」

 「永久くん、久しぶり」
仕立ての良さそうなスーツに
派手なネクタイをした背は低いが脂ぎって太った男が、
紺のスーツに地味なネクタイをして
背が高く栗毛の顔立ちの整った男に声をかけた。
「はあ、僕だよ。僕、木太郎」
「はあ、木太郎くん?ずいぶん立派になったなあ」
「オタクこそ、ずいぶんかっこよくなったなあ」
 「はあ」
 「社長、お時間が」
 「うるさいなあ、キタジマは。
今、幼馴染みと話しているところだ。
彼らなら待たせておきたまえ」
 「はっ、かしこまりました」
 「ごめん、親父がぽっくり逝っちゃてねえ。
急に会社を継ぐことになったんだけど、
退屈でねえ。
そう言えば、オタクのあだ名タイクツくんだったね、
それで僕のあだ名がシャチョウ、あはは」
「はあ」
「相変わらず、はあとしか言わないねえ」
「はあ、ごめん」
「なんで、謝るんだよ」
「はあ、すまん」
「だから..そう言えば、昔もこんな感じだったなあ」
「はあ」
「あれ、オタクのそのバッチ、五身銀行かあ、
うちのメインバンクじゃないな。
ちょっと、名刺をくれないか」
「はあ、どうぞ」
「ありがとう。ちょっと、待っててくれるか」
「はあ」
「キタジマ、いつき専務を呼んで来なさい」
「はい、お待ちください」
「うちの専務を紹介するよ。
キモい奴だけど、高校の同級生なんだ。
一応、親父の会社に同期で入ったんで、
専務にしてやったんだ。あはは」
「木太郎、なんだよ。今いいとこだったのに」
永久の前に、二メートル近い巨体で、
四角い顔に、大きな目、ブタのような鼻で、
裂けたような口の本当にキモい大男が現れた。
「いつき、専務になったんだから、
もう少し口の利き方を直しなさい」
「ああ、いや、はいはい」
「永久くん、このでかくてキモいのが今言った専務だ。
こう見えてもバカではないから安心してくれたまえ」
「はあ」
「いつき、こちらが僕の中学時代の
ライバルだった永久くんだ。
男の木太郎、女の永久と言われ、
男女で人気を二分したんだよ。」
「その話しは何度も聞いてるよ。
例のタイクツだけどイケメンで
凄くもてたって奴だろう」
「奴はやめたまえ」
「はいはい、
例のタイクツだけどイケメンで凄くもてた方ですね」
「そうそう、それでよろしい」
「それで、どうする?」
「永久くん、悪いけど、コイツにも名刺を渡してくれるかな。」
「木太郎、コイツはやめろよ」
「ああ、そうか。」
「永久くん、悪いけど、いつき専務に名刺を渡してくれるかなあ」
「はあ、どうぞ」
「わかったなあ。いつき専務」
「ああ、いや、はいはい」
いつきは自分の名刺を永久に渡す。
「はあ、ありがとうございます。
あのー木太郎くんも名刺もいただけますか」
「オタク、名刺も渡してなかったのか」
「オタクはやめたまえ、
えー、すまん、永久くん、これだ」
「両手で渡しなさい」
「すまん、じゃあもう一枚」
「はあ、ありがとうございます」
「じゃあ、また、連絡するよ」
「はあ」
「では、小島永久さん、また」
永久はなんだかよくわからないうちに1人残された。
 木太郎といつきは永久から少し離れると立ち止まる。
 「どうだ、本当に退屈な奴だろう」
 「奴はやめろって」
 「二人だけならいいんだよ」
 「なんだ、そういうこと、
それでこれからどうする?キタジマ待ってるぞ」
 「急用ができたからとキタジマに言って、返させろ。」
 「客はどうするんだ」
 「あの客はたいした客じゃない。
キタジマに任せろ。ただ、そんなこと言うなよ。
いつもの調子でな」
「ああ」
 しばらくして、いつきが戻ってきた。
「キタジマに任せてきたよ」
「よーし、エイタを誘って隠れ家に遊びに行こう」
「いいのか。今月まだ半分も仕事してないぞ。」
「いいんだよ。
どうせ、インチキ健康食品を売っているんだから」
「大声で言うなよ」
「誰も聞いちゃいないよ」
「早う、行こうぜ」
木太郎はそう言うと、
タクシーを呼んでさっさっと乗り込んで、
エイタに電話すると隠れ家に向かった。
(続く)

新作「楽しむもとめたち」

2008-12-31 13:25:42 | 小説
新作「楽しむもとめたち」

 「もう2時だぞ。くそたの奴、
やっぱりゲームか。来ないなら来ないで
俺たちに言えばいいんだよ。
礼儀知らずにも程があるぞ」
30分くらい前から外で待っていた
木太郎がいらいらしたように言う。
 「木太郎くん、そう怒らないで、
あと5分だけ待ちましょう。」
もとめがやさしそうに言うと、木太郎は黙って頷く。
 すると、木太郎の後で笑い声が聞こえる。
振り返ると、短パンにTシャツに
真新しいサッカーシューズを履いたくそたがいた。
 「ぎりぎりセーフ。いやー。この靴、
初めて履いたんだけど、紐通してなくて、苦労したよ」
と言ってみなを笑かす。
 「なんだよ、その格好、
チンパンがサッカーするわけじゃないんだぞ」
とおちたが言うと、また、みんな笑う。
 「オタク、チンパンは禁句だぞ」
とくそたがそう言って、
オチタに蹴りを入れようとしたが、
靴の紐がほどけて、くそたはこけた。
また、みんな爆笑する。
 「漫才コンビね。あの二人。」
と女子の誰かが小声で言うと、
 「木太郎を入れれば、漫才トリオ10代目だあ」
とホウセイが言って、3人に頭をポコられる。
 「はいはい、漫才はそこまで、
みんな揃ったので、まずは、近くを散策しましょう」
もとめが言うと、
 「サンサク?」
と木太郎が首を傾げると、
「バーカ、探索だろう」
とおちたとくそたが揃って言って、またみんな爆笑する。
 「あまり、笑わせないでよ、そこの3人」
ともとめが言うと、3人を除いたみんながまた爆笑する。
 「ちょっと、オタクらうるさいから黙ってろ」
とホウセイが言ったあと、
木太郎の耳に散策の意味を囁くと、
木太郎はくそたに、くそたはおちたに囁き、
3人の顔は真っ赤になる。
 1人で復讐に燃えるもとことは、
対照的にもとめたちは凄く楽しそうだった。
(続く) 

  

真END「野郎と永久」

2008-12-31 11:21:01 | 小説
真END「野郎と永久」

 「木太郎さん、僕も逃走してもいいだすよ。
ただし、一つだけ条件があるだす」
とあおむが口をひらく。
 「何だ?武器は捨てろ。いいよ。」
木太郎はほらっとスコップを投げる。
 「違うだすよ。スコップは大事に持ってるだすよ。」
 「野郎の正体か?だから、カミサンだと言っただろう」
 「違うだすよ。永久さんが勘違いしていた
野郎のことを教えて欲しいだす」
 「なんだ。そんなのオタクらの頭ならわかるだろう。
いいよ。その代わり、俺からも交換条件だ。
エイタも一緒に逃げること。
どうだ、エイタ」
木太郎はエイタの方を見る。
 「いいだろう」
エイタは自分が考えていたことを
先にあおむが言ったので、
その時には深く考えず簡単にOKしてしまった。
 「よし、約束だぞ。いつきも証人だからな。
永久が勘違いしていた野郎の正体とは、俺だよ。
俺。
だから、金を払ったのさ。
オタクらはずっと前から気が付いていたかと思ったさ」
と木太郎が笑って答える。
 「そうだすか。」
とあおむは残念そうに答え、
「じゃあ、約束だす。早く、逃走するだす」
あおむがそう言うと、
木太郎を先頭にあおむ、
いつき、エイタが続く。
 「気が変わらないうちに、走るぞ」
と木太郎は玄関を出ると、走り出す。
 その後を3人が続く。
(続く)

 

推理パート「エイタ編11」

2008-12-31 01:17:30 | 小説
推理パート「エイタ編11」

 だめだ、ピースが足りない。
木太郎の奴は逃げたがっている。
命あってこその推理、理屈はそのとおりだ。
そうだ、木太郎に逃走と交換条件で、
永久が野郎と思い違いしていた人物の名前を訊こう。
そのまま訊いても、
カミサンとしか木太郎は答えないだろうから。
ここにヒントがありそうな気がする。
(続く)


レイジー編「オハラハン作」

2008-12-30 19:07:11 | 小説
レイジー編「オハラハン作」

あおむ「スブタさん、読みますた、オハラハンの」
ブエナビスタ「スブタじゃないんだけどな。
まあ、知性のないあおむじゃしょうがない。
許してやる。そう、オハラハン読んだよ。
あおむのといい勝負だな」
あおむ「本当に読んだんだすか?」
ブエナビスタ「ぱくりまくりで、腹が痒くなったよ」
あおむ「もちろん、ボツだすよな」
ブエナビスタ「いや、差し替えかな、新作と。
ただ、今度はくだらない作品ということで公開だけどな」
あおむ「差し替えだけは、ご勘弁を」
ブエナビスタ「でも、コミカルミステリーにはならんぞ、
二つの駄作を入れては」
あおむ「だから、オハラハンはやめるだすよ」
ブエナビスタ「カミサン、オタクが入れるか?
オハラハンにも」
あおむ「2度と読みたくない気分なので、
考えさせてくれだす」
ブエナビスタ「了解」
あおむ「観月のバッドエンドはあれで
いいだすか。誤解はされないだだすか」
ブエナビスタ「観月作とあるし、
バッドエンドは本編とは関係ない
と宣言してるから問題ない。
そうそう、オタクもあのくらい残虐じゃなきゃ。」
(続く)

新作「からかうもとめ」

2008-12-30 18:09:33 | 小説
新作「からかうもとめ」

 「入るわよ。うーん、まだ臭うわね。
身体にしみついちゃたんじゃない?
わはー、冗談よ。
これ、オオシマから、差し入れ、
消化もよくて栄養満点のスープよ。
生徒には黙っていてあげたから、
軽い風邪ということで、
授業も明日は午後からにしておいてあげたから。
怖くて、チビッたなんて、
恥ずかしくて、ショックでしょうけど、
明日の午後までには回復してね。
私とオオシマはこれから
外で生徒と遊んでくるから、じゃあね」と
もとめが
スタイルをさりげなく自慢するような
ラフな格好で現れ、嫌みだけ言って
さっさと出ていった。
 もとめの奴、調子にのりやがって。
ただじゃすまさない。
昨日の出来事もきっと
あいつが何か仕組んだに違いない。
明日の夜はもとめを
あの部屋に泊めるよう仕組まないと。
そこで、カミサンの祈りが通じれば...
もとこは、自分でも、
もとめをはめる作戦を考えながら、
恐ろしい結果を考えていた。
(続く)

真END「黒幕は?」

2008-12-30 13:15:23 | 小説
真END「黒幕は?」

 「そうだ、黒幕はダミーの俺だ」
木太郎がウケを狙っていうが、
しーんとしたままで、しらけてしまう。
3人はそれぞれ、違う考えを持っているようだ。
 「お、俺のこと疑ってんの?逃げたから?」
木太郎がまたしゃべるが、沈黙は続く。
おそらく、それぞれが想定する黒幕について、
その推理が正しいのか検証しているのだろう。
と木太郎は思っていた。
木太郎だけはもう黒幕なんて
どうでもいいような気がしていた。
早く、逃走すれば少なくとも4人は助かる。
仮に真の黒幕がここにいてもいいじゃないか。
いや、この中にはいない。
木太郎だけは他の3人と違ってそう思っていた。
たとえ、後日、自分が疑われようとも。
そこで、木太郎は
「やっぱり、逃げよう。
そうすれば、4人は絶対に助かる。
仮にこの中に黒幕がいてもいいじゃないか。
オタクら疑っているんだろう。俺を。
それとも、この中の誰かを。
でも、それでもいいじゃないか。
俺たちが助かれば。俺はこの4人が助かればいいと思う。
とにかく、逃げよう。
今逃げれば、絶対にミカエルには捕まらない。
あいつは地下にいるんだから、とにかく逃げよう。
もうここにはこれ以上てががかりはない。
黒幕を探すなら、
逃げて警察に行ってからでもいいじゃないか。
警察があてにならないなら、
後で考えればいいじゃないか。
逃げよう。命があっての推理だ」
木太郎はそう言い続ける。
「それも一理あるな」
先ほどあおむと共に残ると言った
いつきが今度は木太郎の意見に傾く。
エイタとあおむは黙ったまま、まだ、考えている。
(続く) 

推理パート「エイタ編10」

2008-12-30 13:05:01 | 小説
推理パート「エイタ編10」

 黒幕は永久でもヒラメでもない?
俺もそんな気がする。二人とも疑われるの濃厚だしな。
しかし、他に該当する人物はいない。
生きている可能性があるのは、
この二人とここにいる4人だけ?
自分は違う。
そうすると、他の3人?
えーっ。そんなまさか。
もしかして、あいつか、
エイタは頭をもう一度白紙にして
その人物が黒幕である可能性を検証することにした。
(続く) 

BADEND改5「エイタの選択2」

2008-12-30 05:46:15 | 小説
BADEND改5「エイタの選択2」

 エイタが屋敷へ向かって、走っていくと、
向こうからいつきとあおむが走ってくる。
 「木太郎さんを追いかけるだす」
あおむが言う。
 「何で」
エイタが首を傾げる。
 「罠だす。僕たちの勘違いだす」
 「やっぱり、木太郎が狙われてたんだ。」
横からじれったそうにいつきが言う。
 「えっ」
 「木太郎も知っていたんだよ。
自分が狙われていることを。
でも、相手が一枚上だった。
今1人で逃げては木太郎がやられる。
今なら、間に合うかもしれない。
とにかく、追うんだ」
とまどうエイタを後にして、
あおむといつきが走る。
 「どういうことだ。」
 「罠だす。」
 「罠って。」
 「急ぐだす」
 「何がなんだか、わからない。」
 「地下に黒幕がいると考えたのが
間違いだったんだす。
ミカエルは地下からじゃなくても、操れるだす。」
 「あっ」
 3人は立ちどまった。
 目の前には、木太郎の惨殺死体があった。
(以上、観月作)