レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

新第3弾ゾンビ「サヤ敗北予想の理由」

2012-06-30 23:40:10 | 小説

新第3弾ゾンビ「サヤ敗北予想の理由」


 「これは想像だけど、
  カミサン人形編には、
 おそらくカミサン伝説に詳しい人間にはよくわかる他の弱点があった
と思うんだ。
 でも、
 サヤちゃんはそれを補足する何かを持っていたと思う。
 だけど、
 その弱点だけ攻撃されると
 おそらく時間内に潰されると思ったので、
 先に、
 最初の罠を仕掛けて、
 賢明に攻撃させることで時間を稼いで、
本当の弱点を賢明につかれたところで反論し、
 そこで、
 時間切れまで粘って逃げ切る作戦だった
と思うんだ、
 どうだ? 
  たまお、ふうた」
 「そこまでもいいと思うだすよ」
 「そうそう」
 みはるがそう答える二人をじろっと見る。
 たまおとふうたは、
 少しづつみはるから距離を置くようにしている。
 「えーと、それで、
 恐らく、
 サヤちゃんは、
 そういう賢明の攻撃に対する防御の中で、
 自分の優秀さとそのカミサン伝説の欠点の少なさをアピールしておいて、
 次の自分の質問のときに、
 賢明の話しの最大の弱点を一撃することで、
 自分の完勝に持ち込もうとしたんだ。
 だけど、
 ああいう形で終わってしまうと、
 サヤちゃんは後味の悪い話しをしただけで、
 しかも、
 賢明に、
 真カミサン伝説の一つの条件は、
 カミサンをバカにしたものについてもバチがあたる
という賢明の話しの最大のポイントだけを確認させられて終わってしまったんだ。
 だから、
 サヤちゃんはまったく優秀な印象をみんなに与えることが出来ず、
 かえって、
 後味の悪い印象だけをみんなに与えてしまったので、
 勝ち目はないということ。
 どうかな?」
と、
 永久がたまおとふうたに訊くと、
 「永久は意外に鋭いなすなあ」
 「見た目によらないなあ」
と、
 たまおとふうたが答えると、
 「バーカ、見た目によらないのは、
 おまえらの方だろうが」
と、
 みはるがそう言うと、
 たまお、ふうた以外は大笑いした。
(続く)


本編リメイク「フォフォフォVSあおむ?とエイタ2」

2012-06-30 23:36:03 | 小説

本編リメイク「フォフォフォVSあおむ?とエイタ2」


 「危険だす。
 後ろに下がるだすよ」
 あおむはミカエルの仮面を被った人物の右手の動きに気づき、
 エイタを左手で引っ張りながら、
 数歩後ずさりした。
 「うーん...」
 エイタはその人物の行動と、
 あおむの言葉を聞いて、
 それだけ発して、
 首を傾げながらもあおむと同じように数歩後ずさりした。
 すると、
 その人物は二人をまるでからかうように、
 ズボンの後ろ辺りに移動させた右手を、素早く前に戻し、
 さらに、
 掌を広げてから前に突きだして何もないことを示したのだった。
 それを見たエイタが、
 「やっぱりな」
と言ったとたん、
 今度は、
 その人物は、
 素早く数歩前進すると、

 また、
 
 「フォフォフォ」

と不気味な声を発した後、
 今度は左手をズボンの後ろ辺りに移動させたのだった。
 あおむはミカエルの仮面を被った人物の動きを見て、
 「左利きだっただすか」
と言うと、
 前と同じように、
 今度は何も言わずに、
 エイタの手をぐっと引っ張って、
 数歩あとずさりした。
 ミカエルの仮面を被った人物は、
 左手をそのままの状態にして、


 「フォフォフォ」


と言いながら、
 今度、
 ゆっくりと前進し始めたので、 
 あおむたちも、
 それに合わせて、
 後ずさりした。
 「早く、警察が来ないだすかな」
と、 
 あおむは、
 前の人物にわざと聞こえるような大声で言うと、
 エイタが前の人物に聞こえないような小さな声で、
 「あおむ、
 何かがおかしいぞ」
と囁いた。
 そして、
 その人物がまた一歩前進したので、
 あおむが一歩後ずさりしたにもかかわらず、
 エイタは動かなかった。
(続く)


新カミサン伝説?ホラの像編改49及び50

2012-06-30 22:08:56 | 小説

新カミサン伝説?ホラの像編改49及び50


 太郎が提案したのは、
 フケタに、
 「自分の知っている人間みんなが普通の顔になるように祈れ」
ということだった。
  フケタが覚悟を決めて、
 太郎が提案したとおりに祈ろうとすると、
 「ちょっと待て。
 それだと像の効果が出て、
 知っている人間全員が俺たちみたいになったら危険だし、
 俺たちが仕返しされるかもしれない」
 「えっ? どういうこと?」
 「知っている人間だと範囲が広すぎるよ。
 だから、この部屋の中にいる人間は、
 変な顔になるようにと祈ればいい」
 「なるほど、俺たちだけ普通の顔になるわけだな」
 フケタは、
 太郎の言うことがもっともだとそのときは思い込み、
 そのとおり祈ったのだった。
(続く)


偽カミサン伝説?「悪女よけの像編」55

2012-06-30 09:05:16 | 小説

偽カミサン伝説?「悪女よけの像編」55


 しかし、
 豆野の見解に反し、
 ケイコからのメールや電話でのちょっとした相談のお願い事は続いた。
 

 また、
 美人というより、
 可愛らしい小動物系の顔だが、
 顔とは似合わないグラマラスなボディを持つ、
 中学時代の同級生ナナとも、
 豆野は再会し、
 彼女が近所に住んでいたこともあり、
 何度も会うことになっていたのであった。
 実は、 
 豆野は、
 ナナの方をすっかり気に入ってしまったのだが、
 例の像を受け取ってから、
 美女や好みの可愛い女に再会したので、
 これはただの偶然にも思えなくなってきて、
 内心、
 凄く不安になっていたのであった。
 しかも、
 教授が大学で会うたびに、
 「どうだね。
 まだ、魅力的な女に言い寄られていないかね」
と訊かれるので、
 「いえ、別に」
と答えることも、
 苦痛になり始めていたのであった。
 そういう次第で、
 さすがに、
 自信家の豆野も、
 自分の見解に疑問を持ち始め、
 さらに、
 その像に関係するような像のことを調べることにしたのであった。
(続く)


サクラナ外伝フォー第2章「先に帰るタマキ」

2012-06-30 07:05:35 | 小説

サクラナ外伝フォー第2章「先に帰るタマキ」


 最後の客が帰ると、
 タマキは
 「じゃあ、3人で後かたづけお願い。
 あたしは着替えて
直接待ち合わせ場所に行くから。
 もちろん、
 今日はあたしの奢りよ」
 サクラナ、あおむ、ウメナに、
 勝手にそう言うと、一人で先に店を出ていった。

  
 「何で、タマキだけ先に帰るのよ。
 あたしたちだって、
 着替えないと行けないのにねえ」
 「奢ってくれるからだすよ。
 でも、着替えるって、
 どんなお店に行くんだすかな」
 「カレー」
 「だから、今日は違うだすよ!」
 「まさかフレンチとか
 イタリアンじゃないでしょうね」
 「僕は寿司がいいだすな」
 「カレー!」
 「だから、
 カレーじゃないって言ったじゃないだすか」
 ウメナは、
 わざとあおむをからかって言ったのか、
 にこにこ笑ってるだけだった。
 「タマキのことだから...
 あおくんもウメナも少しはちゃんとした格好して行った方がいいわよ」
 「僕、ちゃんとしてないだすか?」
 「あほ?」
 「そういうちゃんとじゃなくて。
 まあ、二人とも、
 帰ったら服選んであげるから」
 「その方がありがたいだすな」
 「ママ」
 結局、
 その後、
 3人で素早く後かたづけをして、
 マンションに着替えに戻ったのだった。
(続く)
 


唄ってはいけない俳優?レイジー編「イケメンは唄ってはいけないBYタカシ、ユウジ」

2012-06-30 02:14:05 | 小説

唄ってはいけない俳優?レイジー編「イケメンは唄ってはいけないBYタカシ、ユウジ」


そなこた「女子の音痴はまだ可愛いが、
イケメン俳優のど音痴、
やや音痴ゴリ○の唄いすぎ、
ブサ男の美声は、
どっちらけもの。
賢明なるイケメン俳優は唄わないのが一番。
で、
問題はいかにも音痴そうな俳優?
ではないが...
もう、おわかり?
1位はカット!
ほな!」

 

3529票
2743票
向井理
933票
松田翔太
869票
小栗旬
801票
三浦春馬
672票
岡田将生
564票
瑛太
561票
成宮寛貴
479票
三浦翔平
451票
藤原竜也
444票
速水もこみち
441票
市原隼人
363票
妻夫木聡
321票
溝端淳平
235票
山本裕典
98票
林遣都
75票
佐藤隆太
644票
その他

 

 


エロと女は男の甲斐性!レイジー編「これが悪いか!この野郎!とは怖くて言えません」

2012-06-30 02:07:14 | 小説

エロと浪費と女は男の甲斐性!レイジー編「これが悪いか!この野郎!とは怖くて言えません」


そなこた「男の甲斐性とは思いつつ、
知られたくないのは?
一度でいいから、
知られたときに、
悪いか、この野郎!
これが男の甲斐性だ!
と言ってみたいものランキング?
ベストテンまで。
ほな」

集計期間:2012年4月19日~2012年4月20日  情報提供:goo調べ (2012年4月調査)

 

本編リメイク「落とし穴?とルシフェルは生きている?」

2012-06-30 01:51:01 | 小説

本編リメイク「落とし穴?とルシフェルは生きている?」


 「死ぬ気か!」
 「いつきさん!」
 また、
 木太郎とあおむが大声を出すと、
 「逆だ!
 ルシフェルは生きている!
 いいから、
 俺を信用してついて来い。
 ここまでしたルシフェルが、
 あんなに簡単に倒せたのがおかしかったんだ。  
 アレは罠だ。
 早くしろ」
 いつきは自信ありげに、
 エイタが飛び込んだ落とし穴に向かって走りながら振り返ることなく、
大声を出した。
 「どうするだすか?」
 「あれでルシフェルが死んでいない?
 だけど、いつきのあの自信のある態度は」
 あおむも既に真相がわかったつもりの木太郎も
少しだけいつきが向かった先に歩き出してはいたが、
 疑心暗鬼だった。
 そのとき...

(続く)



第3弾リメイク「ケンタと永久の覚悟」

2012-06-30 01:40:56 | 小説

第3弾リメイク「ケンタと永久の覚悟」

 ケンタは、
 たまおにストレートに訊かれると、
  「安心しろ、たまお。
 みんなは別の出口から逃げればいい」
とそれだけ答え、
 永久が、
 横から、まるでケンタと予め話し合っていたかのように、
 「そう、
 俺とケンタともとめ先生、あの手はどうにかする」
とはっきりと言ったのだった。
 「そんな...
 それって...」
 ひさめが悲しそうな表情でそこまで話して口籠もると、
 「みんなが俺たちを助けに戻ってきてくれたことだけでもう充分だよ。 
 なっ! 永久」
 「ああ、一度は死んだ身だ。
 気にしないでいいよ」
 ケンタと永久はとうに覚悟を決めていたのか、
明るい表情でそれぞれそう言うと、
 「ダメだすよ。
 全員が助からないと意味がないだす」
 「3人とも、
 まだ、あの手にとどめを刺せなかったかわかってないだろ」 
 たまおの言葉に、
 しんみりとした雰囲気を払拭するように、
ふうたがそれだけ言って、たまおのおでこを叩いたのだった。
(続く)


新作ディープ(?改)「記憶?」

2012-06-30 01:21:04 | 小説

新作ディープ(?改)「記憶?」


 レイカの今の言葉から、
 木太郎もホウセイもレイカが頭を殴打されたせいか、
記憶の一部を喪失し、
その部分がこの部屋で殴られる以前であることを確信し、
互いに顔を見合わせると、
 二人ともくそたのことをどう説明しようかなど少し考えてから、
 ホウセイが木太郎の方をちらっと見て、
自分が先に説明するとの合図のようなものを送ると、
 「それがね。
 僕らがこの部屋に到着したときには、
 二人ともこの部屋で倒れていたんだよ。
 いったい、
 この部屋で何があったんだい」
と、
 ホウセイなりに考えた嘘をついた。
 すると、
 レイカは、
 「それが私、記憶がはっきりしないんですが、
 実は何故か私はこの部屋で寝ていたんですが、
凄く喉が渇いたせいか、ふと目が覚めたんです。
 それで、
 あっちの冷蔵庫の方へ歩いて行ったとき、
背後で何か物音がしたと思ったら、
いきなり背後から何か堅いもので殴られたんです。
 それで声を出したら、
 他の誰かの足音がたしかに聞こえたところまでは覚えているんですが、
そのまま私は意識をなくしてしまったんです。
 くそたさんがここに倒れているってことはくそたさんが私を助けに来て、
やられてしまったんですね」
と頭が痛むのか、
 後頭部をたまにさすりながら、
倒れているくそたの姿を見ながら
ゆっくりとそして悲しげながらも、
この部屋で殴られたところははっきりと話したのだった。 
ホウセイはレイカを助けにきたのか、
レイカを殴った仲間なのかはわからないが、
それがくそたではないことがわかったが、
 木太郎の方をちらっと見てから、
 「じゃあ、
 レイカちゃんを殴った犯人の顔は見ていなんだ?
 それから、
 この部屋で何故寝ていたのかも覚えていないんだ」
とだけ確認するように言ってから、
 ホウセイはレイカの悲鳴や声こそ聞いてないが、
レイカが聞いた物音を発した主は自分ではないかとそのとき思ったのだった。
(続く)


第??弾「ミケーレの蒼き仮面」第五章110

2012-06-30 00:50:37 | 小説

第??弾「ミケーレの蒼き仮面」第五章110


 そして、
 先に来ていたペーが、
 先にその世界に来ていたアニーに言われたように、
 彼の過去を覗くと、
 「あー...」
と、
 思わず、半ば予期していたように彼は声を漏らした。
 「どういうことなの?」
 「じゃあ、僕たちも...」
 二人のウトーも似たように不安そうな声を上げると、
 横から、
 一体しかいない柿女が、
 「その水晶壊れたんじゃないの?
 あたしはあたしだけだから、
 あたしの過去を覗いて頂戴」
と、
 先に来ていたペーにその水晶の効果がなくなったのかもしれない
と思ったのか、それとも別の考えがあったのかそう言ったのだった。
(続く)


 


カミサン伝説20真?ハッピー編「冬子の勘違いと善意」

2012-06-30 00:32:28 | 小説

カミサン伝説20真?ハッピー編「冬子の勘違いと善意」


 冬子は、
 「あのー、
 ハルカさんのことなんですけど、
 白血病で骨髄移植もできないくらいに、
 そんなに具合が悪かったのですか?
 実は、
 ちょっとある方から、
 ハルカさんの病気のことをうかがったものですから」
と、
 いきなりハルカの病気のことを切りだした。
 「あー、誰なんだ?
 そんな噂を流しているのは?
 ハルカはたしかに白血病だけど、
 そこまでひどくはないぞ?
 この店の常連か?」
 寿司屋は少し怒り気味に言うと、
 「その方は悪気があったわけではなく、
善意で私に教えてくれたんで、
 その方のことは忘れてください。
 でも、
 本当に、
 病状が悪いわけではないんですか?
 私も、
 その辺の知識はないものですから。
 もし、
 骨髄移植が可能でしたら、
 兄にはまだ内緒なので兄だけは無理かもしれませんが、
 他の従兄弟なら協力してもらえると思うんですが、
 父の血を引いている私ではイヤなんですか?」
 冬子は、
 どうやらケンタたちが冬子に検査の協力を頼まない理由
を勘違いしているようだった。
 「そんなあ。冬子さん。
 イヤだなんて」
 ハルカの母親がまず云うと、
 「実は、
 ハルねえのおばあさんに会うことと交換条件みたいな気がして、
 頼めなかっただけなんです」
 ケンタが本当のことを簡単に言うと、
 「そんなことを言ってる場合ではないんはないですか!
 交換条件でもいいじゃないですか。
 ハルカさんのためなら。
 あー、すいません。
 つい、興奮して大声を出しまして。
 そういう事情でしたら、
 ハルカさんのために、
 私にできることはいたしますので、
 是非、協力させてください。
 場合によっては、
 ダメもとで、
 兄にも頼んでみますから」
 ハルカの従兄弟の冬子の意思は固かった。
 そして、
 冬子の頼みで、
 冬子を含めて冬子の兄を除く、
 松波家側の従兄弟7人が協力してくれて血液の検査をしたが、
 HLA型はやはり一致しなかった。
 しかし、
 検査の結果、
 冬子の型がハルカの型とはかなり近いことが判明した。
 そのため、
 冬子は
 兄夏夫に検査の依頼のお願いをしようとしたところ、
 兄夏夫の方が、
 「最近、
 うちの奴の話だと、
 ばあちゃんの昔の知り合いだとか言って、
 よく親子らしい女と男がよく来るらしいんだが、
おまえ知ってるか?」
と、
 ハルカの母と春男の見舞いのことで
先に話しを切りだしてきたのだった。
 さらに、
 兄の夏男は、
 「うちのが言うには、
 女の方がどこかばあちゃんに似ているとのことだが、
 まさか例のババアじゃないだろうな」
と、 
 ハルカの母親のことをババア呼ばわりし、
 何か機嫌が悪い様子だったので、
 冬子は、
 思わず知らないと答え、検査の話しもできなかったのだった。
(続く)





続エスカレーター改「強請屋ケチガキVS口撃人サツコ」

2012-06-30 00:11:20 | 小説

続エスカレーター改「強請屋ケチガキVS口撃人サツコ」


 「おばさーん、好きにしていいよ。
 警察でも、
 マスコミでも、
 裁判所でも、
 僕を訴えてよ」
 ケチガキ! 
 生意気に訴えろ!
 裁判所だと!
 「本当にいいのね?」
 さあ、サツコ様!
 そのご立派な口で、
 強請屋ケチガキを攻撃だ!
 やっつけてくれー!
 そして、どっかに飛ばしてくれー!
 「うん。
 僕はいいよ!
 鼻毛おばさん!
  でも、
 どうせ暇なら、
 コンビニより、
 エステと床屋に行って、
 その老け顔、
 どうにかした方がいいんじゃない」
 ケチガキ!
 いくら鼻毛切り忘れて、
 少し老け顔がだからって、
 サツコ様に向かって、
 エステと床屋に行けだと...
 怖れを知らないガキだな!
 「あら、そう?
 この髪型、
 今流行なの。
 それにエステは不細工なおばさんがいくところ、
 私のこの顔のどこをこれ以上直せっていうの?
 まあ、子供に大人の顔はね。
 しょうがないから、
 警察に電話しようかなあ?」
 余裕だ!
 それにこういう髪型が、
 今流行の髪型なのか?
 それにしてもこんなにバカにされているのに、
キレないのはさすがだな!
 「鏡を見たことないんだね。
 鼻毛おばさーんは。
 それで、
 警察に何て電話するの?
 鼻毛写真撮られて脅されましたなの?
 それってマヌケじゃない」
 たしかに、それはマヌケというか、
 ちょっと格好悪いなあ。
 「あのね!
 何の写真か、
 なんてね。
 通報の際、
 話す必要性はある?
 いい、
 そんな必要
ってあるんですか?
 必要性があるなら、
 言ってごらんなさい!
 変な写真をネタに恐喝されました、
 だけでいいの!
 おわかり」
 そうか! さすがサツコ様!
 これぞ、昔流行ったデンター口撃だ!
 口撃人の本領発揮だ!
 「ふーん。 そう!
 じゃあ、してみてよ」
 強請屋ケチガキ!
 開き直ったか?
 「本当にいいの?
 おとうさんや、
 おかあさんにもぶん殴られるわよ」
 ケチガキの母親は詐欺師だし、
 父親だって怪しそうだから、
 サツコ様、それは効果ないって。
 「いいよ。
 多分、おとうさんもおかあさんも褒めてくれるからね」
 やっぱりなあ。
 だから、警察に通報だ!
 ガキでも強請りは強請りだ!
 「じゃあ、
 しょうがないわねえ。
 はい、ここまでね」
 よし、サツコ様、
 早く警察に電話だ!
 「にいちゃーん、
 この写真、おかしいよねえ」
 ケチガキ!
 人に鼻毛写真見せるなよ!
 あっ...


にほんブログ村 小説ブログ コメディー小説へ
にほんブログ村

 


新第3弾ゾンビ「永久の説明とたまおとふうた」

2012-06-29 23:42:44 | 小説

新第3弾ゾンビ「永久の説明とたまおとふうた」


 永久は、たまおとふうたの視線から、二人の意思を感じとって、
 「二人の説明はわかりにくいんで自分なりの理解で話すよ。
 違ったら、
 たまお、
 ふうた、話してくれ」
と言うと、
 「お願いするだすよ」
 「ありがとう」
と、
 たまおとふうたはスネを交互にさすりながら頭を下げる。
 「えーと、
 今回のサヤちゃんの話し、
 カミサン人形編では、
 最後のところは、
 あまり重要じゃないだ。
 あの話しでは、
 結局、
 姉がカミサンをバカにしたことでバチを受け、
 他方、
 カミサンを信じて真面目に祈っていた貧乏な子にいいことが起こる
という結果にさえなれば、
 姉がどういう形でカミサン人形を破ろうが、
 どういう死に方をしようが後は関係ないんだ。
 妹ははっきり言って、
  おまけみたいなもんなんだ。
 ここまで、いいか、たまお、ふうた」
 永久が訊くと、
 たまおとふうたは頷く。
 「こういう風にちゃんとわかりやすく説明すればよかったんだよ。
 それなのに意地悪したからなあ」
と、
 みはるがそう言って、
 たまおとふうたを睨みつけ、
 また蹴るマネをすると二人は怯えた。
 「いいかな。
 続けるよ。
 だから、妹が姉に脅かされて、
カミサン人形をちぎってトイレに流したことははっきり言って、
 どうでもいいことなんだ。
 もちろん、
 その妹が自殺したことも。
 だから、
 そこを賢明が妹が可愛そうだとか攻撃しても
議論としては無駄なんだ。
 妹にカミサン人形を破らせて、自殺させたことが、
 サヤちゃんが賢明に仕掛けた罠だったんだ。
 で、
 最初は賢明はそれにはまって、
  ああいう質問をしたわけさ。
 でも、
 そういう質問をしてしまうと、
 結局、
 妹の行為、
 要するに、
 姉に脅かされてカミサン人形を破ってトイレに流したことが、
 カミサンをバカにしたことになるかどうかという、
 評価の問題になってしまって、
 最後は、
 水掛け論で終わってしまう訳さ。
 違うかな?
 たまお、ふうた」
 「そうだす」
 「そうそう」
 「おまえら、
 そんなら、 
 最初から丁寧に説明しろよ」
 みはるが、
 今度は二人のおでこを叩くと、
 たまおとふうたはたいして痛くもなかたのに、
 怯えたように、
 「ごめんだす」
 「悪かった」
と、
 頭をぺこぺこ下げる。
 「そこまではわかったよ。
 で、何で、サヤちゃんの勝ちがなくなったんだ」

 みはるが、
 肝心のことを永久に訊いた。
(続く)




本編リメイク「フォフォフォVSあおむ?とエイタ」

2012-06-29 23:34:12 | 小説

本編リメイク「フォフォフォVSあおむ?とエイタ」


 「だば、
 木太郎さんのいたずらだすかな?」
 「だから、奴は木太郎ではないと言っただろ。
 そう思わせようとしただけだ」
 「だったら、危険じゃないだすか?」
 「いいから、
 俺が何か言うまで黙っていてくれ」
 あおむとエイタは、
 ミカエルの仮面を被った人物が、
 ゆっくりと近づいてくるのを見ながら、
 そんな話しをした後、
 話すのをやめた。
 その人物は
 「フォフォフォ」
と、
 不気味な声をまた発してから、
 あおむとエイタに向かって、
 ゆっくりと歩いて来ると、
 二人の数メートル先まで迫ったところで、
 立ち止まり、
 また、
 
 「フォフォフォ」

と不気味な声を発した後、
 右手をズボンの後ろ辺りに移動させたのだった。
(続く)