レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

新本編「キモ男3人衆、イケメン屋敷の謎」「殺し屋?」

2011-01-08 23:40:27 | 小説
新本編「キモ男3人衆、イケメン屋敷の謎」「殺し屋?」

「あおむさんには、
まだ内緒にしてくれますか?」
少し離れたところで、
立ちションをしているようなあおむの方
をちら見して、
最初にチウメの方が口を開いた。
「チウメの方が殺し屋だったのか?」と、
エイタが微妙な言い回しをすると、
「えー、誤解です。
私だけではありません」
と、
チウメは、
エイタの言い回しにひっかかり、
「アユメも一緒です」
と、
思わず言ってしまう。
「あーあー、
あんた余計なことを」
と、
アユメがため息をつく。
すると、
エイタはにこりともせず、
「で、
ほかには、
誰を殺すシナリオだったんだ?」
と、
チウメに訊いたのだった。
(続く)

新「ミケーレの蒼き仮面」第二章3

2011-01-08 23:30:17 | 小説
新「ミケーレの蒼き仮面」第二章3


「どうした?  ラーメン?
せっかくウトーに会えたのに」
「そうだよ」
ラーメンは、
ウトーらしき人物が剣を構えたとたん、
その鼻で、
アニーの仮面に触って逃げてきてしまったのだった。
「いいか。
あのとき、
もし、逃げなかったら、
アニーは殺されていたよ。
ウトーはまったく俺たちのことを覚えていなかった、
というより、
まったく知らない感じだった。
それに今まで感じたこともない、
凄い殺気があった。
だから、逃げて正解だ」
「アニーが? 殺されていた」
「ああ、多分な
死んだ陸王というのはアニーなんだろうな」
「うーん、
少しは頭がよくなったと思ったんだけど、
  僕にはよくわからないなあ?」
パティは、
ラーメンの言葉に首を傾げた。
(続く)

新第3弾ゾンビ「ひさめと永久の大目玉編3」

2011-01-08 23:10:19 | 小説
新第3弾ゾンビ「ひさめと永久の大目玉編3」

ひさめが永久の方を見たとたん、
「その二人のうちの一人が、
例の連続猟奇的殺人事件の犯人だ
というのかあ」
ケンタが質問する。
「違うだすよ」
「たまおの言うとおりだよ」
たまおもふうたも、
ケンタの意見を即座に否定する。
「でも、
その二人とも犯人の身近にいたのは間違いない
と思うぞ」
みはるが、
ケンタをかばうように言う。
すると、
今度はひさめに代わって、
永久が意見を言う。
「みはるちゃんの意見のとおりだ
と思います。
というか、
それじゃないと、
目をくり抜くのは無理ですからね」
「それはそうだすな」
「ああ」
たまおもふうたも頷く。
「でもなあ。
どうして、
犯人以外の二人もの人物が、
例の事件で、
あんなに人がたくさん殺されるまで、
犯人の犯行を阻止しなかったんだろう?」
ケンタが首を傾げながら、
そう言うと、
「そうだぞ。
さっきのひさめの話しだけなら、
あんなにたくさんの人が殺されるの
を見過ごす必要はない
と思うぞ」
みはるも同様の意見を言ったのだった。
(続く)

セリフサービス「消えたメニュー」

2011-01-08 22:59:25 | 小説
セリフサービス「消えたメニュー」

「これだけ探してないんだから、
もう見つからないぞ!
だから、もう帰ろうぜ!」
龍之介は、自分はもう1万円を手に入れているので、
メニューを探すのを早々とあきらめてそう言った。
「そんなはずはないんだ!」
直哉は、
割れた硝子の近くまで行って、
メニューを探すが、
どこにもそのメニューはなかった。
「だから、半分やるからさあ。
5000円だぞ!
もう疲れたから帰ろうぜ!
変な奴らもいなくなったんだし、
儲かったんだし、
結構、遊べたからいいじゃないか」
龍之介はそう言うと、
さっき、
女がどこかに行った方向に歩き出していた。
「おい! 待てよ!」
直哉は一人でここに残って、
メニューを探すか、
龍之介の後を、
追うか迷っていたところ、
背中の方で人の気配を感じたのだった。
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第11弾「出生率大幅減少」

2011-01-08 22:49:43 | 小説
第11弾「出生率大幅減少」

「猛暑が原因かどうかわからないが、
死産が増えていて、
出生率が急激に減っている。
それに、
妊娠率もだ」
「これも人類の滅亡の徴表か、
一時的なものなのか?」
「やはり教授に相談に行こう!
想定以上に滅亡の時期は
早まっているかもしれないからな」
「このままでは、
研究が追いつかないぞ」
「人類滅亡だけは、
絶対に俺たちが阻止する」
「ウイルス開発どころではない」
「教授は今どこに?」
「奴に訊け」
「奴が協力するのか、
もう奴はあきらめているぞ」
「それは表向きだ。
奴を捜せ」
「了解」
(続く)

新第?弾もとこもとめ伝説「地下室のサヤ」

2011-01-08 22:10:40 | 小説
新第?弾もとこもとめ伝説「地下室のサヤ」

サヤは、
寝付きが悪かったが、
気づいたときにはベッドの上で寝ていたのだった。
目覚めたときに、
はじめて気づいたのだが、
この地下室には一切、
時計はなかったのだった。
サヤは、
自分の部屋に置いておいた自宅から持ってきた
  目覚まし用の時計を持ってくればよかった
と後悔した。
携帯も、
自宅にうっかり忘れてきてしまったのだった。
モニター室で、
昼か夜かはわかるが、
正確な時間まではわからなかったのだ。
外は明るく、
リビングを見ると、
誰もいなかったので、
朝か授業中のどちらかだ

  サヤは思った。
サヤは、
身体がだるかったので、
眠ったようで眠っていないのかもしれない
と思っていた。
時計のある生活に慣れてしまったので、
時間がわからないことは、
サヤにとっては非常に苦痛だった。
また、
通常の生活の中では、
一人きりになりたい
と思ったことは何度もあったが、
いざ一人になると寂しくてしょうがなかった。
もとえが置いて行った問題集も変な問題ばかりだった。
サヤは、
このまま、
あと五泊もできるのだろうか
と不安になっていたのだった。


一方、
生徒たちは
あおむの変な問題を解いた後、
早速、
もとえの授業を受けることになったのだった。
(続く)
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新カミサン伝説?ホラの像編改32

2011-01-08 14:25:12 | 小説
新カミサン伝説?ホラの像編改32

ハゲタ木太郎教授は、
男に像を返すと、
「その像がどういう像かは、
例の小学生の自殺の原因を調べない
とわしにもわからないな。
だが、
新聞報道等には出ていないので、
どこの小学生かもわからないので、
調べようがないが、
君はその子がどこの小学校だったか、
わかるかな?」
と訊いたのだった。
すると、
男は、
「私の家の近所の公園で
その像を少女から貰ったので、
近所の小学校だと思います。
多分、小学生が自殺する
というのは珍しいので、
近所で調べれば何かわかるかもしれません。
そうしたら、
また、
  この像が
どういう像か考えていただけますか?」

男が言うと、
教授は、
「それはもちろんだよ」
と答えたのだった。
(続く)
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続エスカレーター改「詐欺師の弟子」

2011-01-08 10:47:02 | 小説

続エスカレーター改「詐欺師の弟子」

「おじさん!
何で、
詐欺師なんかの弟子に!」
「兄ちゃーん、上のおじさん、
詐欺師なの?」
疫病ガキも詐欺師の息子だから、 
  さすがに詐欺師はわかるんだな。
「驚いたか!」
おじさん!
何誇らしげに!
「当たり前ですよ!」
「冗談、嘘!」
「あー、びっくりしましたよ」
「にいちゃーん」
「ちょっと黙ってろって!」
「にいちゃーん、
オシッコ!」
「おい、兄貴だろう、
そこのトイレに連れてきな!」
そうか? ラッキー!
このガキがションベンしてる間に、
逃げれば、
別におじさんにも悪くはないし。
「はい!
僕、そこのトイレに行くぞ!」
「兄ちゃーん、
僕、上の方がいい!」
クソガキ、
上にトイレはないよ!
あー、
それとも前のあそこでする気か?
「ああ、そうだ!
2階にもトイレできたぞ!」
おじさん、余計なこと言うなって!
せっかくのチャンスだったのに。
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サイゴのモップおとこ「モフク」

2011-01-08 07:09:33 | 小説
サイゴのモップおとこ「モフク」

あちゃー!
クロはモフクみたいのしかねえ!
モーニングにはミえないしなあ!
これでクロネクタイはなあ?
シロだと、
カンコンソウサイ、
キョウヨウのおっさんみたいだしな!
よし!
それなら、
モフクでいこう!
クログロ!
モフクすがたのモップおとこ!
どこかカナしいモップおとこ!
で、いいな!
うん!
よし、こうなったら、
ちょっとかなしげに!
なっ!
しんみりムードで!
モップだけは、きりりっ!
キラキラ!
どうだ!
モフクのモップおとこは!
おー!
きたか!
サッソク!
えー!
おっすはおかしいから、
ごシュウショウサマです!
かな?
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「そして3人しかいなくなった?」39

2011-01-08 06:23:01 | 小説
「そして3人しかいなくなった?」39

「もーう、ひどいですよ。
どうせ、変な顔なんです」
少女は、
またまた目をパチパチさせながら、
悲しそうな声でそう言った。
「違うんだよ。
その目、
どうしてパチパチさせてるの?」
たけるは正直に言った。
「もーう、それが礼儀ですよ」
その少女は、
今度は目をパチパチさせず、
少し怒った顔でそう言った。
「礼儀? 嘘つけ」
たけるは、
思わずそう言ってまた笑いだした。
「本当ですよ。
それに、
また、
笑ってるじゃないですか。
今は、
目をパチパチさせていませんでしたよ。
顔が変なのはわかってるんです。
この目が大きすぎるのも」
少女は、
また、
悲しそうな顔でそう言った。
そこへ、
マルナが戻ってきたのだった。
(続く)
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日本人的自販機待望論レイジー編「おのれら発想が陳腐!だからなんでもありのチャイナに舐められる!」

2011-01-08 03:07:26 | 小説

日本人的自販機待望論レイジー編「おのれら発想が陳腐!だからなんでもありのチャイナに舐められる!」


侏儒の脳「早速、
自販機待望ランキングから。
そういえば、
年度代表馬、
おめでとうございます」


家の近くにあってほしい自販機は? - gooランキング


ブエナビスタ「遅いんだよ。
どいつもこいつも。
それより、
何だ!
この陳腐な回答は!」
侏儒の脳「すいません。
自分も見てがっくり。
ほとんど、
近くのコンビニにありますからね。
生き蟹には到底及びませんでした。
コンビニのない地域の凡民の回答
なのではないでしょうか」
ブエナビスタ「これは、
凡民というより、
都民の発想だろ」
侏儒の脳「同じ都民ですが、
そうとも限らないのでは?
ですが、
次の都知事選の結果次第では、
日本で一番の愚か民度がバレるかも」
ブエナビスタ「不買運動が起きても
困らないけどな。
それより、
自販機だ!
ここだけでも、
すぐれた発想で、
チャイナに舐められないように、
見返してやれ」
侏儒の脳「一皿105円の寿司!
コンビニにもありますが、
これなら、
よりどりみどりで、
一皿や二皿では恥ずかしくて、
気弱な人間でも、
堂々と買えますからね」
ブエナビスタ「寿司を
一皿や二皿だけ?
二個か四個だぞ!
それを自販機で?
愚か者!
それに寿司だぞ!
自販機の中で飯もネタも
パリパリになるんじゃないか!
却下!」
侏儒の脳「蟹に対抗して、
旬を過ぎましたが、
生きボタン海老ではどうでしょう?」
ブエナビスタ「このタコ野郎が!
パクる国をパクってどうする!
おのれは日本人か!」
侏儒の脳「すいません...
そうすると、
コンビニとかでは、
恥ずかしくて
買えないものくらしか...」
ブエナビスタ「エロか?
ネットがあるのに、
エロ本、エロDVD、
わざわざ自販機に買いに行くか!
売れないと赤字だろうが」
侏儒の脳「ネットプアがいるかもしれませんが...
まいりました。
生き蟹以上の仰天自販機は
凡民の自分には思い浮かびませんでした。
で、
最後に殿から、
凄い自販機を!
もちろん、
ああまでおっしゃるからには凄いんでしょうね」
ブエナビスタ「あっ、もう3時過ぎた!
寝る」
侏儒の脳「上に立つ者ほど、
下を舐めくさって、
口先だけの卑怯者が多いのです。
みなさんも舐められないように、
そして、騙されないように!」


焼肉レイジー編「祝!ブエナビスタ年度代表馬決定記念!焼肉妄想パーティ!特上ロースでウマー」

2011-01-08 02:37:19 | 小説
焼肉レイジー編「祝!ブエナビスタ年度代表馬決定記念!焼肉妄想パーティ!特上ロースで総理並」


ゴッホ「褒めるのが1日遅かった?
釣るなら焼肉か寿司?
今日は好きな焼肉の肉ランキング!」

焼き肉で、好きな肉の種類は? - gooランキング

オッハ虫「焼肉、食いたい!
雑煮はもういらないから。
誰かもっと早く気づけば、
大先生が、
奢ってくれたかもしれないのに」
トンチンケ「ユッケが何故ランク外?」
ゴッホ「アホ!
焼く肉だよ!
安いオーストラリア産のカルビばかり
食えば、
骨皮から卒業!
ユッケなんか贅沢だ!」
オッハ虫「はっきり言って、
カルビはごまかせるが、
ロースはごまかせないから、
俺的には、
特上ロース!」
ゴッホ「タンも
凄いまずいのあるぞ。
俺的理想は、
ユッケ、
上タン塩、
ネギ塩上カルビ、
網交換。
厚切りハラミに、
特上ロースで、
最後に、
ユッケジャンクッパ。
後、
サラダとカクテキだな」
オッハ虫「よだれが...
実際は、
480円のカルビ、
ハラミ、
ホルモン、
飯、
が現実だろ。
ヤス店の
タンとロースは
マズー!
カルビなら、
タレでごまかせるからな」
トンチンケ「ミノも
ガムのようなのがあるから、
やめとけ」
オッハ虫「忘れてた。
たしかに、
ミノは、
ガムというより、
ゴムみたいのが
出る店がある」
ゴッホ「焼肉やるなら、
ネットとかで買った肉を
部屋焼きが一番安いかな」
トンチンケ「ネットで、
良店に辿り着くまでも
大変だけどな。
スーパーのは食えないからな。
だが、
ヤスーだけなら、
シャブ鍋だ
と思うけどな。
しめの麺もウマーだしな。
イブの800グラム、
2980円の肉は結構いけたぞ」
オッハ虫「大先生特製のたれも
良かったな。
3連休だし、
お年玉も入ったから、
また、やる?」
ゴッホ「だから、
たまには、
焼肉やろうぜ。
あー。
話しがそれました。
で、
並だったら、
どれが一番?」
オッハ虫「だから、
並だったら、
カルビだよ。
網焼きなら、
脂も落ちるから、
たれでごまかせる」
トンチンケ「ロースの並は、
だいたいどこも今一だからな。
やっぱり、カルビかな」
ゴッホ「わかりました。
並はカルビ。
次、特上なら」
オッハ虫「特上ならロース!
タンもすげえうまいのあるけどな」
トンチンケ「特上カルビはダメだな。
脂の塊みたいで、
少ししか食えない」
ゴッホ「カルビは、
上カルビくらいまでかな。
違う、
今は特上の話しで、
やっぱり、
特上ロースだな」
オッハ虫「ランキングの上にも
書いてあるけど、
ヤス店の格安ロースはモモだから、
堅くてまずいんだな。
焼きすぎないようにとか、
店員に言われるけど、
菌が恐いしな」
ゴッホ「ももを使わなくなったら、
安いロース壊滅だろ。
大体カッペは
タン、カルビ、ロースは頼むからな。
ヤス店でロースとタンは考えた方が
いいのにな」
オッハ虫「カッペって、
自分が今までさんざんしくじった
結果だろ!
この店なら、
ヤスロースでもウマー!
と妄想抱いて、
裏切られる」
トンチンケ「そう言えば、
お遍路さんも、
あの歳で焼肉大好きだってさ」
オッハ虫「でも、
ジョジョ○ンだろ。
あそこは...」
オッハ虫「そうか、
特上ロースなら、
いけるんじゃないか?
総理並で
いい気分だな」
ゴッホ「やめとけ!
まとめ!
安い店なら、カルビが無難。
ちゃんとした店なら、
特上ロースがバカウマ!
でいいな」
トンチンケ「ちゃんとした店が
よくわからないが、
まあいい」
オッハ虫「ちゃんとした店なら、
並ロースもまあまあだが、
特上ロースは、
バカウマ!
に訂正でいいだろ!
あー、
このところ、
ずっとお粗末で、
失礼しました」



*焼肉は、
家で食いましょうのコーナーでした!



 


本編リメイク「ミカエルの正体とあおむの言い訳」

2011-01-08 01:49:24 | 小説
本編リメイク「ミカエルの正体とあおむの言い訳」

  木太郎は、
あおむの言い訳を聞くと、
すぐ、
「あのな!
あおむたちを、
あの屋敷に連れてきた車の運転手が
永久の執事か違う人物かで、
ミカエルの正体にも影響するだろうが!」
と言って、
今度はあおむのおでこを叩く。
「痛いだすよ。
それは悪かっただすが、
多分、
僕とオチタを、
あの屋敷に連れてきたのは、
あのマヌケなミカエルだすよ」
と、
あおむは木太郎に突っ込まれて、
さっきと違い、
苦し紛れに適当なことを言いだした。
「あおむ!
さっき、
マスクとサングラスしていてから、
運転手の顔はわからない
って言ってたじゃないか!
適当なことを言うな。
現に、
キタジマさんが乗ってきた車が消えているんだから、
そんなことは断言できないし、
多分とも言えないだろうが。
こいつ、
マヌケそうなクセに平気で隠し事するから、
実は凄い悪党かもしれないな。
顔も下品だしな!
そうだ。 
こいつ怪しいから、
今すぐ縛り上げて、
ここに置いていくか?」
と 
木太郎がそんなことを言ってから、
エイタといつきの方を見ると、
「ごめんだすよ。
木太郎さんが、
僕を困らせるから、
適当に言っただけだす。
だすから、
意地悪言わないで、
一緒に連れてってくれだすよ。
もう、
これ以上の隠し事はないだすから」
あおむは、
木太郎の言葉を真に受けて、
何度も何度もペコペコ頭を下げたのだった。
(続く)

第3弾リメイク「カミサン?伝説ループ屋敷編?9」

2011-01-08 01:34:49 | 小説
第3弾リメイク「カミサン?伝説ループ屋敷編?9」

「たまお、せかすなよ。
それでな。
ひさめちゃんが何考えたのか、
それとも何かに操られたのか、
棺の蓋を開けちゃったんだよ。
そうしたら、
何かガーンとした衝撃が頭を走って、
気づいたら、
さっき話したとおりなんだ」
ふうたがそこまで話すと、
「俺も同じなんだよ。
たしかにふうたとまったく同じ記憶なんだが、
倒れていたのは、
例の棺部屋ではなくて、
リビングのソファーの上なんだ。
で、
先に意識を取り戻したふうたに叩かれて、
意識が戻ったので、
慌てて、
地下室に行こうと思ったら、
入り口がなくなっていたんだよ」

ケンタが早口でまくしたてた。
「入り口が閉まっていただけじゃないんだすか?」
「そうじゃないんだよ!
入り口にあっただろ。
変なプレートが。
あれ自体消えていた。
間違いないよな。
ふうた」
「ああ、ケンタの言うとおりだ」
たまおの質問に、
ケンタもふうたもそう答えた。
「どういうことだすかなあ?」
「そうねえ?」
たまおもネネも、
ふうたとケンタの話しを聞いて、
首を傾げたり、
腕を組んだりして考え込んでいると、
そこへ、
ふうたとケンタが出てきたことに気づいた、
みはるとキミカが走り寄ってきて、
「他はどうしたんだ?」
「二人だけなの?」

それぞれ、
他の4人に向かって聞いたのだった。
(続く)