第3弾リメイク「大目玉編6」
「気づいたか。みはる」
「違うかもしれないけどな」
「俺の考えだと、
この事件の被害者の首は
生け贄には違いないんだけど、
生け贄を捧げた人物は、
カミサン自らがその生け贄を拾いに来ると、
考えていたんじゃないか?
でも、
死んでも目だけは生きている
と考えている人物にとって、
目があるとカミサンが見えてしまう。
また、目は犯人を知っている。
そうすると、
目から殺人犯がカミサンに知れ、
殺人犯とその人物の関係もわかってしまう。
だから、目をくり抜いた。
とんでもない発想だ」
「おー、
僕はそこまでは思いつかなかったな。
僕はカミサンが生首に会いに来ると考えたんだ。
でも、
目を残すと目にカミサンの姿が残るから、
予めくりぬいたのかと考えたんだぞ」
「そうか?
みはるにしてはよく考えたな。
で、どっちなのかなあ」
ケンタとみはるはまた、考え込んだ。
(続く)
「気づいたか。みはる」
「違うかもしれないけどな」
「俺の考えだと、
この事件の被害者の首は
生け贄には違いないんだけど、
生け贄を捧げた人物は、
カミサン自らがその生け贄を拾いに来ると、
考えていたんじゃないか?
でも、
死んでも目だけは生きている
と考えている人物にとって、
目があるとカミサンが見えてしまう。
また、目は犯人を知っている。
そうすると、
目から殺人犯がカミサンに知れ、
殺人犯とその人物の関係もわかってしまう。
だから、目をくり抜いた。
とんでもない発想だ」
「おー、
僕はそこまでは思いつかなかったな。
僕はカミサンが生首に会いに来ると考えたんだ。
でも、
目を残すと目にカミサンの姿が残るから、
予めくりぬいたのかと考えたんだぞ」
「そうか?
みはるにしてはよく考えたな。
で、どっちなのかなあ」
ケンタとみはるはまた、考え込んだ。
(続く)