レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

元祖「見せてください」リメイク8

2014-04-30 20:51:26 | 小説

元祖「見せてください」リメイク8


 そして、
 直哉が賢明に電話して会う日を決めたあと、
タイミングがいいのか悪いのか、
 キミカからまた連絡があり、
 この前のお詫びに食事をしようとのメールが届いた。
 直哉は迷った。


 キミカが誘ってきた日が賢明に会う約束をした日の翌日だったからだった。
 結局、
 直哉はせっかく憧れのキミカと会えるのに
 賢明の意見はほぼ自分と同じだと思いつつもその意見を訊く前に、
キミカからの誘いを断る気はおきなかった。
 そこで、
 迷ったあげく、
 一応、
 直哉はキミカとは会うことにして、
 賢明も自分と同じ考えで、

 会うのはやばい、

という意見を言ったら、
 急用が出来たとメールして断るか、
 それとも、
 その日はダメだとだけメールをすることにした。
 
 
 そこで、 
 直哉は、キミカにはいったんは食事の誘いをOKした上で、
 最近、仕事が忙しいので
万一、都合が悪くなったら連絡しますとの内容の但し書きを添えて、
 メールを返信したのだった。

(続く)


もとこもとめ伝説「正体?」

2014-04-30 19:39:21 | 小説

もとこもとめ伝説「正体?」


 二人の若い警官が両脇からかかえていたはずのかおむの姿が
奇妙なあるモノに変化した瞬間、すぐ気づき素早く逃げた。
 「先生が...
 変わってしまった...」
 「だから、あのとき...
 先生は撃てと...」
 「こっちの方も、
 もとこかもとめのどちらかだったのか?」
 「俺たちが手放したら、
 床に伏したまま動かないぞ」
 「うーん...
 他方の心臓を警部が切り裂いたんで、
 こっちも正体をついに現したんだな」
 「なら、
 先生の言ったとおりに、
 心臓を打ち抜くしかないのかなあ」
 「でも、どこが...」
 「わからないが、
 早くした方がいい気がする」
 「わかった!」
 若い警官たちはいっせいに銃を構えた。
 「ちょっと、待て」
 若い警官の一人が、
 床に伏しているグッタリとしているあのモノに近づいた。
 そして、
 何かを確認した。
 「俺に任せてくれ!」
 何かを確認し終えたのか、
 その若い警官がそう言うと、
 「何かわかったのか?」
と、
 他の若い警官が訊く。  
 「ああ、多分な」
 「よし、こいつに任せてみるか?」
 警部が言う。
 「はっ!」
 他の警官全員が頷いた。
 「多分、これで」
 若い警官は銃を構えると、
 床に伏したあるモノのある一部の箇所をめがけて発砲したのだった。

(続く)



「そして3人しかいなくなった?」497

2014-04-30 07:36:20 | 小説

「そして3人しかいなくなった?」497


 「次に人の良さそうな人間が乗ったビルがやってきたら、それで移動する?」
 みつるは温泉から戻ってくるなり、リカたちの決意を聞いて驚いたように言った。
 「マルナとタケさんはそろそろ言い出すかと思ってたけど、
リカさんまでとは意外だな。
 実はさっきみつると俺は適当なタイミングを見て、
ここから移動してこの不思議な現象の解明をしたい
と思って、みつるにはここに残って、
残る仲間の面倒を見て欲しい
と思っていたんだ。
 でも、リカさんまで移動したい
とは意外だったな」
と、
 タケルはそうしてみつると話していた内容をさらに話すと、
 「実はね。タケル。
 あたしとタケさん、リカさんの3人が移動することは決まっていたんだけど、
 今ここに残った方がいいとタケルが話していたジョンとマイケルだけじゃなく、
ポンとエミちゃんまで移動するって言いだしたのよ。
 で、
 あたしはタケルと同意見で反対したんだけど、
 タケさんもリカさんそれでいいって言っていたんで、
ちょっと議論みたいになってたところに二人が戻ってきたんで、
 先に移動することに意見の食い違いのないあたしたちのことだけ話したわけ」
と、
 マルナがタケルたちが戻る前にリカたちと話し合っていた内容を説明すると、
 「難しいところだな」
と、
 まず、
 みつるが言うと、
 「タケルおにいさん、もう絶対喧嘩しないでお願いします」
 「同じく」
と、
 まるで、タケルに決定権があるかのように、
 まず、ジョンとマイケルがそう言って、頭を下げた。
 さらに、 
 エミも同じように考えたのか、
 「タケルおにいちゃん、お願い」
と言って、頭をぺこんと一度だけ下げたのだった。

(続く)

 


サクラナ外伝フォー「ユリカの遺志?」

2014-04-30 07:05:55 | 小説

サクラナ外伝フォー「ユリカの遺志?


 
 そんなウメナの様子を見て、
 タマキは、
 「亡くなったユリカもあおくんにはサクラナがいい
と考えて、ウメナに頼んだのね。
 百合さんが現れて、あたしもサクラナも動く
と思ったら、
 あたしは...
 ううん。
 あおくんを諦めて。
 サクラナは相変わらずで、
 逆に百合さんは積極的だから、
 ウメナは一時二人のライバルのように振る舞っていたのね。
 やっぱり、ウメナは賢いのね」
と、
 タマキは自分がウメナの叔父の方を好きになったことはうまくごまかして、
そんなことを話すと、
 落ちついたウメナは黙って首を横に振った。
 意外に思ったのか、
 ウメナの叔父が、
 「タマキさんの話したことと何か違うのかい?」
とだけ言うと、
 ウメナはまた黙って頷いた。
 「どこが違うの?」
と、
 今度はタマキが訊くと、
 「鉄板」
とだけ、
 ウメナは言って首を横に振ったのだった。

(続く)



ゴールデンウィークはアニソンで!レイジー編「進撃の巨人ではなくエヴァンゲリオン圧勝!」

2014-04-30 02:07:00 | 小説

ゴールデンウィークはアニソンで!レイジー編「進撃の巨人ではなくエヴァンゲリオン圧勝!」

ここまで差がつくか!

残酷な天使のテーゼ
12321票
紅蓮の弓矢
1017票
4位 マジLOVE1000%
702票
5位 Butter-Fly
624票
6位 ライオン
509票
8位 only my railgun
214票
9位 God knows...
158票
10位 コネクト
130票

BY NTTドコモみんなの声



旬前、ジャニーズ!レイジー編「チ将のためにふりがな、大サービス」

2014-04-30 02:02:25 | 小説

旬前、ジャニーズ!レイジー編「チ将のためにふりがな、大サービス」

知らない...

 

京本大我(きょうもと たいが)
3600票
10位 辰巳雄大(たつみ ゆうだい)
236票
11位 玉元風海人(たまもと ふみと)
228票
20位 その他
4112票

BY NTTドコモみんなの声

 


オヤジ化の始まり!レイジー編「その挙動で一発退場!陰で「とっあん」のあだ名鴨」

2014-04-30 01:58:59 | 小説

オヤジ化の始まり!レイジー編「その挙動で一発退場!陰で「とっつぁん」のあだ名鴨」

一見、イケメン男子なのにいつも最初のデートで...

それどころか、まったく相手にされない...

そんなアホ男、やってないか!

キモー...

実在するから怖ろしい...

道端にタンを吐く
100
10位 電車でスポーツ紙のエッチなコーナーを読む
44.1
11位 酔って頭にネクタイを巻く
43.8
20位 会計の時に店員に指で×印を作って示す
17.9


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女子版!デートで失敗しない心得!レイジー編「勝負服どころかアホ丸出し服!」

2014-04-30 01:55:52 | 小説

女子版初デート失敗しない心得!レイジー編「勝負服どころかアホ丸出し服!」

まずは以下に注意せよ!

何故か、
言動がちょいおバカだと逆に可愛いが、
服がアホだとひいてしまうのが男の性!

ラフすぎる格好
2843票
9位 その他
2887票

BY NTTドコモみんなの声


ブサ女の2択!レイジー編「プラス、金欠、デブは色気より食い気」

2014-04-30 01:52:10 | 小説

ブサ女の2択!レイジー編「プラス、金欠、デブは色気より食い気」

もっと違うところに、

こだわれよ...

 

「つぶあん」と「こしあん」
100
10位 「黒髪」と「茶髪」
62.4
11位 「ロングヘア」と「ショートヘア」
59.2
18位 「ばっちりメイク」と「ナチュラルメイク」
51.2

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キモオタ判別術第?レイジー編「これが究極の2択なら、キモオタ確定!おめでとう!」

2014-04-30 01:43:36 | 小説

キモオタ判別術第?レイジー編「これが究極の2択なら、キモオタ確定!おめでとう!」

こんな2択で喧嘩するなよ!
が、いるんだな...

某キモオタ「IOSと書け!」
某キモオタ2「この場合はiPhoneでいいんだ!」
某「ふーん...」

大声で喧嘩するなよ!


「iPhone」と「Android」
100
10位 「ボクサーパンツ」と「トランクス」
34.1
11位 「スマホ」と「ガラケー(ガラパゴス携帯・フューチャーフォン)」
33.3
20位 「生地が厚いピザ」と「生地が薄いピザ」「
20.3

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新作ディープ「新キモ男三人衆、変態黒同姓愛教師?の恐怖?」「ご機嫌なもとこ」

2014-04-30 01:08:51 | 小説

新作ディープ「新キモ男三人衆、変態黒同姓愛教師?の恐怖?」「ご機嫌なもとこ」



 すると、
 もとこがしばらく考えてから、
 「せっかくおとなしいチウメさんが意見を言ったのですから、
 続きは明日にしましょう」
と言ったので、
 「そうですよ。
 楽しみは明日に」
と、
 木太郎が調子よく言うと、
 他の生徒も全員頷いた。
 「じゃあ、お風呂にしましょうか」
と、
 もとこが言って、
 「今日は女子が露店風呂先でいいよわね」
と、
 ヒトメが言ったので、
 「そうだね、出たら誰か呼んでよ。
 多分、くそたの部屋にいるから」
と、
 永久が他の男子の意見も聞かず、そう答えたのだった。
 「じゃあ、私も仲間に入れてね」
と、
 もとこも露店風呂に入りたそうにそう言うと、
 「へへへ、コンテストやらないの」
と、
 木太郎が鼻をほじりながら言うと、
 もとこが笑ったので、
 「私、
 最初はメンバーに入ってないもんですから、
 また、背中コンテストやりませんか」と、
 アスカがもとこの機嫌をとるように言うと、
 「そうね。
 審査は明日にして、やりましょうか。
 ちょっと私にいい考えあるの」
と、
 もとこは機嫌よさそうに、
 「もとめ、
 あんたも付き合いなさいね。
 207号室はその後でいいから」
と、
 もとめに命令するように言ったので、
 「はい、ありがとうございます」
と、
 彼女は軽く頭を下げた。
 「審査は明日なんですか」
と、
 今度はホウセイがにやけた顔で言った。
 「そうよ。
 だから、男子とは今日はこれで解散。
 じゃあ、
 女子陣は各自用意して露店風呂に入りましょう」
と、
 もとこはにやりと笑って、
 自分の部屋に戻って行った。 


 木太郎とホウセイはそれを聞くと笑いをこらえながら、
 「俺たち、一回部屋戻る。
 みんなはくそたの部屋に行っていてくれ。
 女子たちが風呂から出てから一緒に露店風呂に行こうぜ」
と言って、
 二人で走るように部屋の方へ消えて行った。
 「何だ、あの二人、にやけて」
と、
 オチタがぼそっとつぶやいた。

(続く)



新本編「キモ男3人衆、イケメン屋敷の謎」「木太郎と出口への手がかり」

2014-04-30 00:41:30 | 小説

新本編「キモ男3人衆、イケメン屋敷の謎」「木太郎と出口への手がかり」



 「他はみんなセンサー式なのに、
  この部屋だけ、
 照明はついたままだったのですね。
 でも、
 その割に、蛍光灯は明るいですね。
 長時間、照明をつけ放しだったら、
 蛍光灯が消耗して、チカチカしても良さそうですよね」
 木太郎は首を傾げた。
 「センサーは別にあるんじゃろ」
 キタジマはそれだけ言う。
 「浴室かな」
と、 
 木太郎が大声をだし、その足で浴室の扉を閉めた。
 すると、室内が真っ暗になった。
 「やはり、そういうことか...」
と呟いた後、
 木太郎は暗闇の中でどこかに入れていた懐中電灯を取り出して
室内のベッドにあがると、天井を照らしだし、
天井の一部に窪みがあることを見つけ右手をその穴に入れ取っ手を引いた。
 カチッと音がしたが、
 この暗闇では何が起きたのかわからなかったが、
 木太郎は暗闇の中ベッドからそっと降りると浴室の扉を閉めた。
 すると、また照明がついた。
 だが、一見、周りに変化はなかった。
 「たしかに、音はしましたよね」
 木太郎はぼそっと呟きながら首を傾げた。
 「そうか!
 わかりました。」
 木太郎は、
 キタジマから鍵束を受け取ると、
 先ほど閉めたこの部屋の扉を開ける。 すると、
 その先の小部屋に照明がつく。
 そして、
 その小部屋に入り、
 まず、
 左の扉に鍵束の中の鍵をひとつづつ差し込み始めた。
 そうして、
 5番目の鍵でようやく開錠は成功したのだった。
 が、
 「ここじゃなかった...」
 木太郎はそう呟くと、
 右の扉に鍵束の中の鍵をひとつづつ差し込んだが、
 どの鍵でも開かなかった。
 「なら、ここに違いない」
 木太郎はまたぼそっと言うと、
 先ほどの部屋の扉を開けたまま、
 「この扉を開けたままにしておいてください。
 今度こそ、うまく行くはずです」
と、
 キタジマに言って、
 木太郎は、
 さっきと同じように浴室の扉を閉めた後、
ベッドに上がり、窪みに手を入れ取っ手を引いた。
 カチッとまた音がしたので、
 木太郎がまたベッドからおりると、
 すぐ部屋の先の小部屋に入り、その右の扉に4番目の鍵を差し込み捻った。
 「開錠成功です」
 木太郎の自信ありげな一言に
 キタジマはふーと安心したようにため息をついた。
(続く)



もとこもとめ伝説「崩壊?」

2014-04-29 20:11:07 | 小説

もとこもとめ伝説「崩壊?」



 「まさか、この屋敷自体も」
 「かもしれないな!
 よし、先生を抱いて脱出だ!」
 「ああ」
 「早くしろ!」
 「わかってる」
 「あれっ?」
 「揺れが止まった」
 「何かが変だ?」
 「えっ?」
 「あー...」
 「先生が...」
 若い警察官たちが助けたはずのかおむは消えていた。
 そして...

(続く)


元祖「見せてください」リメイク7

2014-04-29 19:51:47 | 小説

元祖「見せてください」リメイク7



 直哉が、やすおに相談したところ、
彼から聞いたのはソウセキとは正反対のような話しだった。
 やすおによれば、
 先に借金を頼んできたのは、
 ネネで、
 貸した金額は50万。
 そして、
 貸したお金は、
 まだ返してもらっていないという。
 その後、
 キミカから借金の無心があり、
 キミカには、
 ソウセキと同じ理由で断った
ということだった。
 直哉は、
 ソウセキとやすおの話しを聞いて自分なりに考えて、
 それなりの結論に至ったが、
 若干自信がなかった。
 そこで、
 あまり頭は良くないが、
 親友である龍之介に相談することにした。
 龍之介の話しは余談ばかりで実際は凄く長かったのだが、 
 その内容をまとめると、


 1,2ヶ月前に、
 キミカをやっと食事に誘うことに成功したが、
 待ち合わせ場所の喫茶店でしばらく話しをしていたら、
 いきなり、
 昨日、お金を落としたので、
 今月の家賃が払えないから、
  10万円だけ貸してくれ
と言ってきたというのだ。
 龍之介は、
 まだ派遣社員かつ一人暮らしで、
 ほとんど貯金がなかったので、
 携帯がかかってきたフリをして、
 急用が出来たからこれで失礼するが、 金がない
と正直には言わないで、
 お金のことは考えておくから、
とだけ言ってその場を逃げ出した。
 ただ、
 ネネの話しは出ていないし、
 その後、
 キミカからも一切連絡はない。


ということだった。


 直哉は、
 ソウセキ、
 やすお、
 龍之介の話を聞いて、
 キミカも、
 ネネも、
 どちらもお金に困っていることは間違いなく、
 実は、
 二人とも同じような立場にあるのではないか、
との結論に一応達したが、
 元来、疑り深い性格だったので確信することはできず、
 友人とまでは言えないが、
 同じカミサン伝説研究会の同期でありその中では一番頭がいい、
と直哉が思っている賢明の意見を聞くことにしたのだった。

(続く)


「そして3人しかいなくなった?」496

2014-04-29 08:38:11 | 小説

「そして3人しかいなくなった?」496


 「この不思議な現象を是非とも解明したいですもんね。
 特にマルナさんは」
 マルナの言葉を聞いて、
 タケがにっこりと笑ってから、
 「虎ちゃん無理しなくていいからね。
 さあ、リカさんたちのいるとこ戻って、
みんなでこれからのこと話し合いましょう」
と言ったので、
 4人はリカたちのところに戻ることになった。


 その頃、
 温泉につかっていたタケルがみつるに
 「どうも、俺とマルナは性格が似ていて喧嘩になる。
 みつるにその気がないんならいいんだけど、
 マルナもタケさんもこの不思議な現象を解明したいらしいんだよ。
 あのとき、
 俺について移動したのも、それが一番の理由だと思うんだ。
 俺の場合はちょっと違って、
 ここがこんなに快適だ
とは思わなかっただけなんだけどな。
 で、さあ、あの二人だけで移動させることは危険だから、
 みつる、
 付き合ってやってくれないか?
 熊の親子はここを多分離れないし、
 ポンもエミちゃんのそばについているだろうから、
 頼りになるのはみつるだけなんだよ。
 どうかな?」
と、
 タケルが思ったことを口にすると、
 「いいよ。
 で、今度はタケルがここに残って、
エミちゃんたちを守ってくれ。
 まあ、
 ポンも熊の親子もいるから大丈夫だとは思うけど、
 よく喧嘩するマイケルやジョンがここに残るかもしれないし、
やっぱり、年長の男がひとりはここに残らないといけないからな」
と、
 みつるはタケルが言いだしたことにあっさりと承諾したのだった。
 「ありがとう。
 みつる。
 それからさあ、
 ジョンとマイケルはみつるには無理かもしれないから
ここに残るよう俺が説得するよ。
 信長と虎之助はその意思に任せて、残りもここに残るよう、俺も話すけど、
みつるからも話してくれ」
 「ああ。
 でも、リカさんはどうなのかなあ?」
 「リカさんはここに残るだろ」
 「そうだな」
 タケルもみつるもその時点ではリカの決意を知らず、
そんな話しをすると、温泉から出てリカたちのいる場所に戻っていくことにしたのだった。

(続く)