今日のわたくしゴト

今日書いておきたいこと。

また、テンプレート、変えてみました。

サイトウキネン Mendelssohn Oratorio "Elijah" 見て来ました

2006年09月03日 21時55分24秒 | ins Theater
また睡眠をむさぼってしまった、サイトウキネンの「エリア」です。
私の数少ない、オペラ。クラシックコンサートへお出かけして、
寝ないで最初から最後まで見たというのは、意外とすくなくて、
オーチャードホールの「フィガロの結婚」が辛うじて、最後まで目をあけていたかも、、。

サイトウキネンの「ヴォツェック」、
セミステージ「グレの歌」を観にいったなかで、
今回の「エリア」は合唱部隊というか、
コーラスがより一層、綺麗に響いた今年でした。

「ヴォツェック」の時も、ペットボトルを利用したセット、
衣装も全員雪だるまような白、
と意外に現代的なサイトウキネンのオペラ。

今回「エリア」も、セットも衣装もシンプル、
照明でアクセント、スパイス効かせてました。

舞台は黒で、緩く奥に向かい、棚田のあぜ道が曲線を描き、
10センチくらいの段差をつけて積みあがっていくような八百屋舞台。
トルコの観光地パムッカレみたいな。

セットの奥、遠景の山が、透明なビニールを
稜線を形作る針金の上に、
洗いたてのシーツを干すように吊るしかけ、
シワを使って、尾根を出現させたような、
シンプルかつ、リアルな山々。

サイトウキネンのオペラ、来年もセットが楽しみになってきました。

主役もコーラスも基本の衣装は黒。
コーラスの衣装は黒、頭に同じ黒の布を被っています。
遠目には男性・女性の区別がつきません。
最後のカーテンコールの明るいライトで見ると、
女性コーラスは、それぞれちょっとずつ違うデザインの、
黒以外の色も入った衣装であることが分かります。

エンジェルは黒のローブの上に
白のシースルーでフワフワ素材を天使の羽根のようにまとっています。

私が予習で聞いていたCDは、各曲のタイトルが英語表記でしたが、
ステージが始まってみたら、やはり、ドイツ語でした。

やはりというのは、土曜日に「エリア」のあらすじを検索した際に、
ドイツ語の曲名リストが見つかり、ドイツ語だし、
メンデルスゾーン、ハンブルク出身ならドイツ語でも不思議じゃないよなーと
覚悟はしていたのですが。

タイトルを予習しておくと、ときどき、聞き取れるドイツ語が登場して、嬉しかったです。

サイトウキネンは、演奏者のお祭りのような側面がありまして、
普通のコンサートでは見られないような、
演奏者の内輪で、盛り上がるようなところが、多々ございます。
ちょっとお客さんが置いてきぼりをくって、
疎外感を覚えるのですが、、、。

カーテンコールでも、
オケピの中で、互いに称え合う姿が、見られます。

指揮者の小澤さんがステージに昇り、
オケピに向かって、キミたちも立って、お客さんの拍手を受けてと言わんばかりに
ジェスチャーで、立ち上がるよう促すのですが、
なかなか立ち上がらない、、、。

大げさにいうと、オザワさんが十回くらい促して、
ようやく、立ち上がる、、、。
オーケストラが立ち上がって良いという指示は、
コンマスが決めるのかしら、、、。

オザワさんや出演者に敬意を表してのことと思いますが、
もっと早く立ち上がっても、良いと思いました、、、。

明日から、余韻に浸るために、CDを聞きたいのですが、
クリアなナマ音に比べると、
CDはどうしても平板に聞こえてしまうのが、悩み。
自分の聞いた記憶も薄れてしまいそうだし。

英語の役名だと、
The Youth。若者と思ったら、かわいい少年の子役さん。
だから、sopranoだったのかあ。

私が好きな声は、ソロの背も高く、恰幅の良い人。
テノールのアンソニー・ディーン・グリフィー さん。

主役のエリア、バリトン・ジョゼ・ヴァン・ダムさんも、
黒いニット帽がお似合いでした。
なんだか、映画「ロッキー」を彷彿させ、
「エイドリアーン」と叫びだしそうな、帽子をお召しでした。

そのまま冬の街角にたっても、なんの違和感もないほど、
エリアは、普通のお洋服。


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