これまで、「嫌われ松子の一生」、「7月24日通りのクリスマス」と
私の中の
今年度、主演女優賞は中谷美紀さんでしたが、
この「太陽」をみて、
一気に桃井かおりさんに変更。
桃井さんの出演は、映画全体の長さからしたら、
ほんのちょっとなのですが、
桃井さんの両の白目と
両耳のイヤリング。
暗い画面で輝く4つの光。
その4つの光を放っただけで、
桃井さんは、私の中の主演女優賞に
躍り出ました。
「SAYURI」、初監督作映画「無花果の顔」(12月23日から公開)、そして、「SUN」と、
チャレンジャーな桃井さんが素敵です。
初監督映画「無花果の顔」を観に行きたくなりました。
以上、映画「太陽」の印象に残った、一人目。
---------------------------------------
二人目の印象に残った人は、もちろん
イッセー尾形さん。
イッセー尾形さん、ドイツなど、ヨーロッパでライヴしてきたのが
この映画に繋がってきているのかなと
思ってしまいました。
セリフに多かったのは「あっ、そう」。
この、「あっ」が、ものすごく早く、短いんです。
この「あっ、そう」というセリフに
象徴されていると思います。
自分で全て決定しているようで、
今日の予定さえも、誰に会うかも、自分では、決めることができない。
「あっ、そう」に象徴されているのは、
何一つ自分で決定することが出来ず、
周りに従わざるをえない。
この状況、どこかで見た覚えがある、と思ったら、
「チャングムの誓い」の王様ですね。
机のうえで、ぎゅっと拳を握っていた王様。
臣下に言いようにされているのではないかと
疑心暗鬼にならざるを得なかった王様。
映画の中で、もうひとつ象徴的なのは
三人称で話すということです。
マッカーサーと英語で話す、天皇。
「Emperor wrote to his eldest son」
皇太子も、英語になると、ただのeldest sonというシンプルさに驚く。
「私」という一人称ではなく、
「Emperor」という、3人称を用いて、自分のことを話す。
この1人称と3人称の距離感が印象的でした。
人間宣言の前、月夜、空中に手足を伸ばして、つぶやく姿。
「きみの体と何ら変わりない」と言って、
佐野史郎演じる侍従を恐れさせた、
その体、肉体を実感しながらの言葉。
------------------------------
キーパーソン3人目。
「対等になってしまうから、日本語でお話ください」といった通訳。
あの人を見ていたら、
買ったまま表紙しか眺めていない
白洲次郎さんの伝記本を読まなくては
と思いました。
私の中の
今年度、主演女優賞は中谷美紀さんでしたが、
この「太陽」をみて、
一気に桃井かおりさんに変更。
桃井さんの出演は、映画全体の長さからしたら、
ほんのちょっとなのですが、
桃井さんの両の白目と
両耳のイヤリング。
暗い画面で輝く4つの光。
その4つの光を放っただけで、
桃井さんは、私の中の主演女優賞に
躍り出ました。
「SAYURI」、初監督作映画「無花果の顔」(12月23日から公開)、そして、「SUN」と、
チャレンジャーな桃井さんが素敵です。
初監督映画「無花果の顔」を観に行きたくなりました。
以上、映画「太陽」の印象に残った、一人目。
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二人目の印象に残った人は、もちろん
イッセー尾形さん。
イッセー尾形さん、ドイツなど、ヨーロッパでライヴしてきたのが
この映画に繋がってきているのかなと
思ってしまいました。
セリフに多かったのは「あっ、そう」。
この、「あっ」が、ものすごく早く、短いんです。
この「あっ、そう」というセリフに
象徴されていると思います。
自分で全て決定しているようで、
今日の予定さえも、誰に会うかも、自分では、決めることができない。
「あっ、そう」に象徴されているのは、
何一つ自分で決定することが出来ず、
周りに従わざるをえない。
この状況、どこかで見た覚えがある、と思ったら、
「チャングムの誓い」の王様ですね。
机のうえで、ぎゅっと拳を握っていた王様。
臣下に言いようにされているのではないかと
疑心暗鬼にならざるを得なかった王様。
映画の中で、もうひとつ象徴的なのは
三人称で話すということです。
マッカーサーと英語で話す、天皇。
「Emperor wrote to his eldest son」
皇太子も、英語になると、ただのeldest sonというシンプルさに驚く。
「私」という一人称ではなく、
「Emperor」という、3人称を用いて、自分のことを話す。
この1人称と3人称の距離感が印象的でした。
人間宣言の前、月夜、空中に手足を伸ばして、つぶやく姿。
「きみの体と何ら変わりない」と言って、
佐野史郎演じる侍従を恐れさせた、
その体、肉体を実感しながらの言葉。
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キーパーソン3人目。
「対等になってしまうから、日本語でお話ください」といった通訳。
あの人を見ていたら、
買ったまま表紙しか眺めていない
白洲次郎さんの伝記本を読まなくては
と思いました。
rukoさんんもご覧になってたんですね。
さきほど、rukoさんのブログ拝見してきました。
そういえば、口癖でしたね。
思い出しました。口調。
ロシア・イタリア・フランス・スイスの共同製作なんですね。
この組み合わせも面白いですね。
ブロマイドを観ているシーン。
この夏、オランダのアンネ・フランクの家、
隠れ家の壁にジンジャー・ロジャースを始め
当時のスターの雑誌の切り抜きであろう写真が
ペタペタ貼られていたことを思い出しました。
隠した銅像、なんだろうと思っていたのですが、
rukoさんの見るところ、ナポレオンなんですね。
桃井さんなかなか出てこないなぁ、って思っていたのですが、最後の10分で映画の美味なところを相当さらっていきましたね~。
天皇に甘えられて困惑しながらなでなでしてあげる場面とか、当分忘れられなさそうです。
ガラスの仮面だったら「なんて存在感だ」と必ず誰かがつぶやいているに違いなく(笑)。