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今日のわたくしゴト

今日書いておきたいこと。

また、テンプレート、変えてみました。

山の色。

2004年10月31日 13時12分56秒 | 花鳥風月
 山の色。
 西友の駐車場。
 車の中で、買ったばかりのカールチーズ味を食べながら
 小澤征爾・大江健三郎『同じ年に生まれて-音楽、文学が僕らをつくった』を読んでいた。

 食べ終わって、
 車を発進させようと本を置き、
 ふと見上げた山の色。
 
 まだ緑の残る山肌。
 モスグリーンより少し淡い緑のなか、
 クリーム色のような、淡い黄葉。
 陽射しを浴びて控えめに浮かびあがる。
 目に鮮やかな黄葉。

倉升山の上に出た月。

2004年10月28日 19時05分19秒 | 花鳥風月
 今宵は満月。
 本日は倉升山の上に
 ひょっこり顔をだした満月。

 昨日は、烏帽子岳の右肩に出ていたのに。
 今日は月と出会った場所が違うからね。

 本日の月は赤みを帯びていて
 輝いて眩しいオレンジ色。

 イザイの無伴奏ソナタ第3番を聴きながら
 月に向かって走る。
 うっかり自宅への曲がり角を曲がり損ねるところでした。

月の柱。

2004年10月27日 22時58分26秒 | 花鳥風月
 本日の月の出は16時半頃だった。

 階段を上り、階段のてっぺんから見えた
 顔を出したばかりの月。
 山の端から離れたばかりの丸い月。

 山の端に近い位置では
 丸い銅板を叩いて伸ばしたような色。
 烏帽子岳の右肩から離れると
 丸い月は太陽の残照を映したオレンジ色から
 赤みを失って、金色に輝き始める。

 階段を下ると見える、池に映る月の姿。
 その姿は、池の上に映る月の柱。
 月と私をつなぐ道のように。

 池を回り、森の中へ入ってしまうと
 池の鏡は途切れ、見えなくなる月の柱。 
 
 今年の秋、どんぐりは不作?
 落ちているどんぐりはとても軽い。

 明日の月の出が待ち遠しい。

照山紅葉

2004年10月22日 23時37分08秒 | 花鳥風月
 「秋の夕日に照る山もみじ」とはよく言ったもので。

 盆地の夕暮れ。太陽が山の向こうに沈む、
 ギリギリオレンジの残照。

 そんな沈む寸前
 水平方向からの陽光を反射し、輝く紅葉の木々。
 オレンジ、黄色、赤。
 紅葉黄葉の葉っぱの上に
 太陽のオレンジの残照が輝く。
 夕陽がライトアップする秋の木々。
 
 まさに夕陽の中で照る紅葉樹。

バナナのような三日月

2004年10月18日 18時50分46秒 | 花鳥風月
 夕方が、だいぶ暗くなってきました。ちょっと残業しただけでも
 帰り道が暗く感じます。

 雲に隠れていた三日月も、駐車場を抜けて、田んぼへの道へ出る頃には
 ピッカリ薄雲の間から顔を出しました。

 光る黄色。そんな三日月なのですが、
 ちょっと赤みを帯びていて、
 赤いバナナみたいです。

 深くなった夜の暗さ。
 そんな黒い夜空に、ぴかっと光る月。

キンモクセイの香り。秋の匂い。

2004年10月13日 23時40分15秒 | 花鳥風月
 昨日は、遠回りをして帰った。
 いつも通る道。「迂回してください」の看板だったので、
「そんなこと言って、私の行きたい方向は通れるハズ」と進んだら
今度は「本当に通り抜けできません。迂回してください」の看板登場。
仕方なく、迂回。

 窓から入ってくる、藁を燃やすような匂い。
 藁で焚き火をしているような匂い。
 藁の燃えるような匂いの正体は
 追求してみたことが無いので、よくわからない。

 稲の脱穀のあと出たサラサラの粉末状になった藁を燃やす。
 あの匂い。
 朝露を吸った焼け残った藁の匂い。
 私にとって藁を燃やす匂いが秋の匂い。

 芳しくて、どこかせつない。
 鼻の奥がつんとする匂い。
 寒さと焚き火の暖かさを感じる匂い。
 冬がそこまで来ている、そんな気がする。

 10月の初旬には薫ったキンモクセイ。
 いつも通る道なら、どのお宅のキンモクセイか分かるんだけど。
 知らない道で夜薫る、キンモクセイ。
 どこのお宅のキンモクセイか確かめたくなる。

まっすぐ家に帰りたくない。

2004年10月05日 20時32分39秒 | 花鳥風月
秋。駐車場まで歩く道。
甘く香ばしい匂い。
紅葉した落ち葉の香なのか、
幹の樹液の匂いなのか。今年も多分わからずじまいかな。
そんな甘い香りをかいだ後は、
まっすぐ家に帰れない。帰りたくない。
スーパーで、明日のお昼のパンと
今日のおやつを買う。
おやつを食べながら、「エリザベート」のCDを聞いて一息。

月の道。

2004年10月03日 23時53分18秒 | 花鳥風月
金曜日。残業を終え、よろよろ帰宅途中。
森を抜けると、夜空に
満月から少し欠けた月が見えた。
階段を下っていくと、今度は、月の光をうけ、
光る池が見えた。

池の上に天の川が流れるように
月の光が、月へ続く道のように
水面のうえで揺れていた。

池の上で金色に輝く
月へと誘う
水の上の道。

池の縁にそって帰り道を急ぐと、月の道は姿を消す。
今度は、月の光が
水の上に映る姿を変え、ぽっかり丸い月が池に浮かぶ。