NPO法人 三千里鐵道 

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‘太陽政策’と‘原則ある包容政策’-統一ニュースデスク

2011年07月15日 | 南北関係関連消息
★世論調査で今のところ民主陣営のトップを走る大統領候補ーソン・ハッキュの発言に注目が集まっている。最大野党内での今回のごたごたは、今後も尾を引きそうだ。ミンノ党と進歩党の合党問題も、どうもうまくゆきそうにない。和而不同とはほど遠い本国のこの状況こそ、来年の国運を左右する選挙を迎えるうえで、最大の懸案事項であろう。2000年に創刊した統一ニューデスクの懸念を聞いてみよう。N


‘太陽政策’と‘原則ある包容政策’


2011年07月05日(火)デスクtongil@tongilnews.com


 最近ソン・ハクキュ民主党代表は‘平和’発言に忙しい。
中国を訪問中のソン代表は、5日KBSラジオを通じて放送された政党代表演説で“何より韓半島平和という大原則を基盤に、北朝鮮の開放と改革を引き出そうとする対北朝鮮政策がまさに‘太陽政策’であったのをもう一度申し上げる”と話した。
ソン代表が当然の(?) ようなこの話をした理由は、先月28日日本訪問途中“北朝鮮の改革開放を説得しなければならないが人権、核開発問題は断固として対処しなければならない”としながら、“原則ある包容政策’から触発された党内論議を払拭させようとする狙いと見える。

1日チョン・ドンヨン最高委員が‘原則ある包容政策’を問題にして“これは10年間、民主政府が追及した太陽政策の趣旨に修正を加える誤解を呼ぶ”と話した。 するとソン代表は“‘原則ある包容政策’は(北朝鮮)開放を促進する政策で、‘原則ない包容政策’は‘従北進歩’という誤解を生む”とし、“北の世襲や核開発を賛成・支持することはできない”と反撃した。 これにチョン最高委員が“包容政策は世襲体制を賛成・称賛する政策でない”として“‘従北進歩’は非常に遺憾な表現”とかっと怒ったそうだ。

二人は3日民主党の党論である‘太陽政策’とソン代表の‘原則ある包容政策’を置いてまた場外攻防を行った。
チョン最高委員は“北朝鮮同胞らの原初的人権を保護するために、食糧および肥料支援を再開することが、過去10年間包容政策が行った道”としながら“民主政府10年間北朝鮮人権の実質的改善を持ってきた”と繰り返し強調した。
一方、ソン代表は“京畿道知事の時ハンナラ党所属だったが、太陽政策を公開的に支持して京畿道で平和祝典も開催した”としながら“北朝鮮に直接行って稲作モデル事業行事もした”と前歴を想起させた。

この論争を見ていると、あたかもソン代表はハンナラ党時期、チョン最高委員は参加政府時の統一部長官に帰ったようだ。
ソン代表は昨年11月延坪島砲撃戦直後、ある討論会でも“太陽政策が全てのものをみな治癒して解決する万病に効く薬でない”と明らかにし論議の中心に立ったことがある。
‘包容政策’ならば包容政策であって‘原則ある包容政策’と‘原則ない包容政策’は分かりにくい。 合わせて‘太陽政策’ならば太陽政策であって、万病に効く薬云々も分かりにくい。

対北朝鮮政策をおいてソン代表の頭の中が非常に複雑なことだけは間違いないようだ。

話題ームン・ジェインの写真

2011年07月15日 | 管理人のつぶやき
★今韓国で、この写真が話題になっている。盟友ノムヒョン大統領から“政治家の気質ではない。政治はしない方が良い”と常々言われていたそうだが、さて来年の大統領選挙に向けて、俄に起こった“候補”の声にどうこたえるのであろう。N



‘ムン・ジェインの運命’によれば、ムン理事長は慶煕大法大入学の後75年維新反対デモ主導者として拘束・収監された。

拘置所を出ると強制的に軍に入隊、‘示範ケース’として空輸部隊に配置された当時の写真。
運動圏出身でありながら、特戦司令部に入隊した風変わりな経歴を持つことになった。