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<民族21>編集局長とのインタビュー "疑惑があるならば、私を拘束せよ"

2011年07月28日 | 南域内情勢
<民族21>チョン・ヨンイル編集局長とのインタビュー

"疑惑があるならば、私を拘束せよ"

チョン・ヘギュ記者jhk@vop.co.kr
2011-07-28

“国家情報院捜査官は捜索過程で私に、なぜ結婚しないのかと尋ねました。
捜査官らは‘昔パルチザンが祖国と革命のために家族を捨てたように、信念を守るためには結婚もしないのか’と詰問しました。
… 公安の視線で見れば、一個人のすべての人生が疑わしいのです。”

国家保安法違反疑惑で尋問された<民族21>チョン編集局長が、27日本紙とのインタビューでこのように語った。

24日午後5時50分、国家情報院職員20人余りは、彼の自宅を急襲、その後麻浦区の<民族21>事務室に移動し、翌日明け方4時30分まで机、コンピュータなどを捜索した。

この過程で国家情報院職員は、金剛山温泉入場券6枚と金剛山観光食券25枚、取材手帳、個人のノートブックなど50点余りを押収した。

チョン編集局長によれば、国家情報院が提示した捜索令状には、彼が在日工作員チョ某氏に抱き込まれ指令を受けて活動した、北朝鮮労働党255局の指令を受けたいわゆる‘一進会’に抱き込まれて活動したという疑惑が記されていたという。

だが、この全ての疑惑に対してチョン局長は、“事実でない”、“言論弾圧をするために作り出した話”と一蹴した。

彼は“日本取材の場合‘補助要員’と称される総連幹部と事前に取材範囲、人物選定などの調整をしなければならない”として
“チョ某氏はその役割をする総連の国際局幹部なので会ったまで、他の理由はない”と話した。

引き続き
“チョ氏と会うのもみな統一部に事前計画書を提出した後に会った”とし
“さらにチョ氏は韓国内に4~5度訪問しており国家情報院関係者も会っている。 彼がスパイならば、その時捉えればいいものを、今になって私を捉えようとするのは理解できない”と付け加えた。

チョン編集局長が捜索を受ける前に、<民族21>前代表であり編集局長だったアン・ヨンミン氏も国家情報院の調査を受けた。 これで一つの言論機関の前.現職編集局長が、同じ嫌疑で国家情報院の捜査を受ける類例のない事態に至ったのだ。

これに対してチョン局長は
"<民族21>創刊以後、素朴な気持ちで平壌、金剛山、日本に行って取材活動を行ってきた10年が、容共、利敵の疑いを受け残念だ”として
“10年積み上げた報道機関の取材活動が‘北を利する’と見るならば、今後統一を追求する言論活動自体が萎縮するほかはない”と指摘した。


●<民族21>ー2001年創刊、南北交流と和合などに寄与してきた統一専門誌。 特にその間、制限的に伝えられた北朝鮮の実状を国内に生き生きと紹介する一方、日本で疎外される在日同胞、在日朝鮮人の権益を代弁する役割をしてきた。都相太理事長がハンギョレ統一文化賞受賞時、書面インタビューを掲載した。統一ニュースは200年創刊。

●<一進会>ーこれまでのスパイねつ造事件と酷似してきた。捜査は現在進行形、民主党内部までを含めた反MB関連人士が多く含まれている。首謀者と言われるイ某氏はインターネット関連の事業家。押収された彼のPCに保存されたデータが追及されているが、現在も黙秘を続けている、という。


水害対策に‘穴’…ソウル心臓部 1年ぶりに再び浸水

2011年07月28日 | 南北鐵道関連消息
★40度を越す猛暑も、自動車のボンネットをフライパン替りにしたチジミ風の「料理」を創作、とアメリカからのアメリカらしい便り。3.11の東日本大震災以後、地球規模で異常気象、対応不能な天災が報告されている。
 昨日KBSの流した映像を見ながら、ぼくはイムジン江の濁流を想像し、その先の北半部にも襲ったであろう豪雨に見舞われる惨状を想像した。N


写真ー江南駅付近の道路が浸水。車の屋根に乗り救助を求める市民。


水害対策に‘穴’…ソウル心臓部 1年ぶりに再び浸水

2011/07/27 イム・ジソン記者

天災ではない‘人災’

台風対策発表の二日後に光化門など都心 浸水
水害防止予算 5年間に641億→66億へ‘バッサリ’

二日間に降った雨で27日 ソウル、鍾路区、光化門広場と江南一帯など都心核心部が水に浸り、瑞草区、牛眠山では大規模な山崩れまで発生し、ソウル市の治水管理能力が俎上に上がっている。

特に昨年の秋夕(チュソク)連休の時に豪雨で浸水した光化門広場が今回も再び水浸しに変わり、ソウル市がまともな対応をしなかったために発生した‘人災’ではないかという指摘が出ている。
実際、昨年の秋夕連休の水害直後、専門家たちがソウル市内の下水管に構造的問題があり、雨水貯留槽など治水管理施設不足を指摘したが、ソウル市はそのような問題をいまだに解決していないことが確認された。
以下略

※ハンギョレサランパンから転載


感想①ー『非武装地帯に立つ』を読んで

2011年07月28日 | NPO三千里鐵道ニュース
★先月12日に開催された『朝鮮半島に平和を! 大討論会』を期に出版された表題の都相太随想集の感想が、TEL、FAX、はがき、封書などで寄せられている。以下順不同、敬称を略して、いくつかを紹介する。まずは昨日届いたFAXからーN


今、読み終えました。清涼感がありました。信念がよく見えます。

志を述べるのは比較的容易ですが、行動に移すには相当な困難を覚悟せねばなりません。

言葉で表現し、行動で実践的にそれを示し、更に「随想」という形式であれ、現在までの自己を文字化・客観化するのは、自己表現の全てに責任を負う、ということへの強い宣言でもありましょう。
                            
歴史学者 朴 鐘鳴