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再執権vs政権交替, 難しい三つの理由

2010年10月18日 | 南域内情勢
★G20を終え新年を迎えれば2012大統領選挙へと、政局は一挙に動きそうな。それぞれの視点から占ったこの記事、その他のぼくの選んだ短信をどうぞ。namsang

再執権難しい三つの理由vs政権交替難しい三つの理由

再執権難しい三つの理由

ハンナラ党の再執権が難しいと見る意見には概略三つの変数が挙げられる。
△親イ-親パク葛藤による与党の内紛、
△イ・ミョンバク政権内発生できる権力型不正、
△長期沈滞に入った経済状況がそれだ。

▲まず親イ-親パク葛藤が結局大統領選挙を控えて分党につながるというシナリオがある。
イ・ミョンバク大統領とパク・クネ前代表は現政権スタート以後ずっと葛藤を生じさせてきた。 今年下半期に入って多少沈静局面をむかえたのだが、これは政治的争点の見当たらない間だから可能だということだ。 総選挙を控えれば親イ-親パク葛藤が再燃する、結局分党につながるというシナリオだ。

▲政権後半期に猛威を振るう権力型不正も変数に選ばれる。
金泳三政権時期のキム・ヒョンチョル ゲートや、キム・デジュン政権でも広がった息子拘束などがそれだ。 ノ・ムヒョン政府では政局に大きな影響を及ぼす大型権力不正はなかったが、現政権がノ・ムヒョン政府とは違うだけに、結局大型権力型不正が出てくるという予想は高い。

▲与党で最も憂慮するのは経済の長期沈滞だ。
2008年世界経済危機以後急速な景気後退は防いだが、庶民生活が全く良くならない。良くなる兆候も見られない。
イ・ミョンバク大統領が‘公正な社会会’と‘親庶民’政策方向を定めたが、庶民らが体感するほどの変化は難しく見える。 もし2012年まで今の経済沈滞が維持されれば、与党の政権再創出は難しいという分析だ。

政権交替難しい三つ理由

反対に野党の政権交替が不可能だというシナリオも侮れない。

▲ 本来このシナリオの最も代表格は野党の‘代表走者’がないということだった。 ハンナラ党のパク・クネ、キム・ムンスなどに肩を並べる野党の大物が眼に触れないという評価だ。 ただしソン・ハクキュ代表が選出された以後こういう分析は多少減る傾向だ。

▲野党が政権交替に失敗するならばその原因は‘連合失敗’になる可能性が高い。 去る地方選挙では民主党-民主労働党-国民参加党が連合の枠組みを作り出したが、選挙区別に多くの苦しみを味わった。 当選者数が多かった地方選挙に比べて、総選挙は300人にならない国会議員を選ぶ選挙だけに、連合を実現するのが難しい。 もし野党圏が総選挙で連合に失敗するならば、大統領選挙の結果は明らかだ。

▲野党の路線問題も懸案だ。
ソン・ハクキュ民主党代表がハンナラ党出身、結局民主党が進歩も保守でもない不明瞭な路線で国民に無視されると主張する。 パク・クネ ハンナラ党前代表が嶺南圏保守を基盤に‘福祉問題’を先行するならば、野党が立つ場所がなくなるということだ。

●政権交替の最後の変数は海外有権者が挙げられる。

2012年大統領選挙から、在外同胞が初めて投票に参加する。 在外同胞投票権法制化に熱心だったハンナラ党ホン・ジュンピョ最高委員は“慶尚道がもう一つできるわけ”と大言壮語してき。が、実際これら投票者の心がどこに向かうかは未知数だ。 ただし政界では概して保守指向票が多いという予測だ。

来年4月補欠選が試金石

与野党の勝敗をそれぞれ展望するシナリオが、共通しているのは来年4月補欠選の意味だ。

来年4月の再補欠選挙は、事実上ミニ総選挙水準になる。
補欠選で与党も野党も圧勝をおさめるならば、2012年総選挙を控えた地域民心は一気に傾く可能性が高い。

<キム・ビョンチョル記者>
韓国の代表進歩言論ー民衆の声

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