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dmzの赤鹿

2009年01月27日 | 南北関係関連消息

武装された DMZの池を泳ぎ回るコラニ(赤鹿)


DMZは人間が戦争で破壊した自然が、どのように復元されるかを地球上で唯一見られる所だ. DMZに棲息する野生動物の中で、一番多く観察することができるのは‘赤鹿’だ. 我が国ではよく見られる動物だが、全世界で我が国と中国東北地域にだけ棲息する. しかし中国ではもう絶滅危機に置かれていて国家保護動物と指定した. 半万年間、我が国の土着動物で暮して来た赤鹿は韓国を代表する動物でもある.

水が好きな赤鹿は、普通一日に二度小川を尋ねて水を飲んでスイミングを楽しむ. 危急を感じれば湖や川を永いで逃げたりする. それで赤鹿の学名 ‘hydropotes’は ‘武器を持たない, 水飲む動物’と言う意味だ. 英語名前も ‘water deer’だ. ‘武器を持たない, 水飲む動物’らしく南北の赤鹿たちは、人々がまともに行き交うことができない DMZ, すなわち非武装地帯で分断の歳月の間、愛を育み統一の象徴になって来た. DMZの池は赤鹿家族たちが水遊びをする場所で、まさに天然プールだ. 上手なスイミング実力で、あっちこっちを行き交って水草と花びらを食べる姿を見守っていれば、自然が破壊される前平和だった自然生態系を感じることができる.

DMZの赤鹿にも離散家族がある. 鉄柵外に住む赤鹿と DMZに暮す赤鹿たちは繁殖期になればお互いに愛のメッセージを送るが、分断の障壁を越えることができない. 分断の場所・非武装地帯を希望の象徴になっている。



北から流れるリムジン河はdmzに無数の池(水溜り)を作る。地雷を(本能的に)避け、危険が近づくと水辺に避難しながら、人間どもの緊張とは関係なく、平和に繁殖してきた。これ、人類のかけがえのない財産!
愛くりしいコラニ、皆さん微笑んでください。

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1 コメント

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板門店 (sangtae)
2009-01-28 17:50:16
夜、板門店を抜けることはできないのかな。
双方の警備兵はいても、フェンスはないような気がしますが。
赤鹿たちの愛のルート板門店、なんてどうだろう。
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