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黄碩瑛発言、ネットで批判続く

2009年05月17日 | 南北関係関連消息
ホットしたのは束の間、発言の波紋は今もネットに広がっている。ぼくも少々感傷に浸ったようだ。「歴史認識」、というこのカキコを見てハッとした。韓国の現代史をどう見るか、そこの判断がすべての始まりと常々思っていたのに…。



黄碩暎氏変節云々ではなく、重要なことは歴史認識だ. [66]
2009.05.15

李明博政府と手を取り合って南北経済協力事業をするという黄氏の選択自体を問題視する必要はない。

問題はそのことで黄作家が、李明博政府の性格を "中道実用政府"と規定したことだ.
その根拠は、大統領選挙時に中道を標榜して出たからだという。今のデモクラシー脅威′右派政策は、蝋燭デモ経済危機のために仕方ない選択というのだ.
自分とする南北事業の進行状況を見て、右派なのか中道なのか評価して見ると言う.

黄碩暎のような歴史作家の政権に対する規定は相当な影響力を持つ.
李明博政府と手を携える根拠が彼らのスローガンにあると言うが、一政権の性格はその政権の標榜したスローガンではなく、彼らが行う政策によって評価されるべきでは…?

現在李明博政権の広範囲なデモクラシー後退と南北関係の後退, 特定階層偏重のエコノミックスポリシーを中道と規定する歴史家が一体何人いるであろうか?

現在黄碩暎最大の問題点は、政府事業の参加を取りまく変節可否ではなく、国民の歴史意識を深刻に毀損させた点にある.

彼が一番重要に思う南北関係の好転という名分を考慮しても、李明博政府を中道と規定した彼の歴史観は 批判されても当然だと見る.
彼が韓国思想史で占めている位置を考慮すればもっとそうだ.

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<ハンギョレ新聞と黄碩暎作家のインタビュー>
(抜粋)

-南北問題を解くために現政府を助けるしかないというのか?

“南北関係は政府の協助がなければ不可能で, 国家保安法にかかる. 私が昔のようにする方法はない. 部分協助をして成功したら現政府の成功、 現政府が成功すれば国家と社会的に悪い事ではない.”

-南北問題を解くために李明博政府の規制緩和、新自由主義政策を容認するということか?

“制限的だ. 来年上半期までだ. その時を越せば現政権が選択の余地がない.”

-李明博大統領が現在中道実用だと見るのか?

“中道実用で当選した。 ところがキャンドルデモでつまずき、以前の勢力が反対方向を向うので、勢い右傾向が顕著になったのだ.”

-去る大統領選挙の時、李明博候補を ‘腐敗勢力’と批判したではないか?

“その後 投票したし, 圧倒的過半で 国民の選択を得た. それを現実として受け入れたのだ.”






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