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「被疑事実公表」に免罪符、またしても卑劣な「不起訴処分」

2010年01月11日 | 南域内情勢
日本のマスコミは今、鳩山、小沢の金の問題を話題にしている。昨日のサンプロでも田原はコメンテーターから新事実を引き出そうと挑発的な質問を連発していた。今後の展開はどうなるか知れないが、「生きている最高権力」に立ちはだかろうとする日本の検察に比べ、わが韓国の検察はどうしてこうも卑劣なのか。退陣した権力に向けられた検察、言論2大権力の攻略作戦行為により、国民は前職大統領を亡くした。久しぶりに訪問したノムヒョンサイトに載った「ノムヒョン財団」の声明を紹介する。namsang


大韓民国検察はこうも卑劣な存在?

-自分たちの破廉恥行為に自ら免罪符を…

検察は最近, ノ・ムヒョン前大統領の被疑事実を公表したという疑惑で告発されたイ・インギュなど当時最高検察庁中央捜査部捜査チームに対して、‘罪にならない’と不起訴処分にしたという。

その根拠は、‘当時捜査チームの行為が公共の利益のためのものであり, 公表した事実が真実の事実という証明があったり、真実の事実だと信じるほどの相当な理由がある’ということだそうだ。

前職大統領を逝去にまで追い込んだ歴史上初めての国家的悲劇を招いておいても、こっそりと自らに免罪符を与えた。

事件の本質が果たして‘公共の利益’のためだった? … 核心は検察が、誰の指示で、どんな目的で、なぜ‘政治的企画捜査’をしたかという点だ。 この過程での被疑事実公表は、政治的企画捜査の効果を極大化する。そのためのイベントに過ぎない。

ところがそのような不法行為を‘公共の利益’と包装するのは、逝去された前職大統領を3度恥をかかせたことだ。

検察は盧大統領逝去直後にも、捜査結果発表を通じて,一方的被疑事実公表と事実わい曲など非倫理的形態に対して痛烈な自己反省や省察どころか、ただ一言の謝罪もなしで責任回避と自己弁解に一貫した。

盧大統領逝去直後検察は首脳部退陣、捜査公報制度改善委員会構成、‘人権保護のための捜査公報準則’作り等と大げさに騒いだ。

しかし今回のハン・ミョンスク前総理事件で見るように、改善されたものは何もない。

もう今回の行為で「被疑事実公表罪」は完全に死文化された。 もう法と原則と人権は消え,工作捜査と狙い打ち捜査が大手を振って歩くことになった。 真実を暴く厳正な捜査の代わりに、企画捜査と派手な言論プレイが横行することになった。

改善の兆しすら見えないほど大韓民国検察は、こうも下品で卑劣なな存在だったのか。

自ら犯す犯罪に対しては誰も調査、処罰できない奇形的権力機関, 自分たちよりさらに上の権力以外には誰からも牽制を受けない聖域化された超法規的機関, その一方で恥や自浄能力を喪失したこの国の検察は、これ以上希望の持てない存在、 徹底した根源的な改革対象であるだけだ。




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