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京都事件糾弾、東京集会にまたも在特会が騒動

2009年12月22日 | 朝日関係関連消息
▲ 19日東京で開かれた‘緊急報告会民族差別を許すな! 京都朝鮮学校襲撃事件を論じる’集会に日本右翼団体の在特会会員たちが邪魔する目的で集結した。再び登場した日本右翼団体会員たち


       “他の民族を差別する人は,自らも自由でない”

            日・右翼らの12.4京都民族学校襲撃事件を論じる

       2009年12月21日(月)ペ・アン(在日2世)silkyann@hotmail.com


12月19日東京飯田橋の‘仕事センター’周辺はスピーカーを持って日章旗を高く上げた‘在日外国人らの特権を許さない市民の会’(以下在特会)連中によって静粛は完全に破られた。

この日‘緊急報告会民族差別を許すな! 京都朝鮮学校襲撃事件を論じる’という集会が開かれ、これを邪魔しに在特会会員たちが集結したのだ。

去る12月4日,京都では京都朝鮮第1小学校に在特会が集まって、学校正門の前で“スパイの子供たち!”,“朝鮮学校を日本から追い出せ!”,“朝鮮学校は学校法により設置された学校ではない。 不法学校は直ちにここから出てゆけ”と喚き騒動を起こした。子供たちは恐怖に追い詰め、在日同胞と私たちに民族を侮辱するあらゆる悪口を浴びせた。

この集会は‘平和力フォーラム’,‘在日朝鮮人人権セミナー’等が中心になって日本の市民らが開いた。 集会場には早くから多くの人々が集まった。50人定員の部屋には200人を越える人々があふれ出た。

在特会はこの集会が開かれるという情報を得るやすぐ妨害集会予告を出した。 会場建物の前に集まった在特会約20人の会員たちは、“朝鮮人は日本から出て行け!”,“日本が嫌いならお前らが好む北朝鮮に帰れ!”,“チョセンジン(朝鮮人)の子供たち、サッカーしたいならキム・イルソン広場にゴール設置してそこでしろ!”,“恨むならば自分を恨め。 お前らが朝鮮人に生まれたのを恨め!”,“俺たちが最も嫌いなのはチョセンジンだ”と、あらゆる悪口をあびせて暴れまわった。 彼らの予告を事前把握して数十人の警察が警備体制を敷いた会場周辺は、緊張が高まった。

12.4事件の真相(省略)

“他の民族を差別する人は自らも自由ではない”

集会で前田教授は“在特会のような排他主義的右翼団体が人種差別発言騒動を起こしても、日本ではこれを取り締まる法すら制定できずにいる”と指摘した。

2005年 UN人権委員会人種差別に関する特別報告者は‘日本政府は自らが批准した人種差別撤廃条約第4条により、人種差別や外国人排斥を容認したり助長する公務員の発言に対し、きっぱりと非難して反対しなければならない’として人種差別禁止法を制定することと、日本国内に人権委員会設立を勧告したが、これに対し日本政府は‘日本には深刻な人種差別は存在しないので禁止法は必要ない’,‘表現の自由がある限り人種差別に対する処罰は困る’としながら世界を驚かせている。

人種差別法は外国人のためにも必要だが、日本人のためにさらに必要だ, 他人の尊厳を踏みにじる者は自らも踏みにじられる,少数者らに配慮する法を条文化するのは差別を根絶させるためだ、といった。

在日本朝鮮人人権協会キム・ドンハク事務局長は日本での朝鮮学校差別に対し歴史的経緯に関連し報告した。

二人の子供が今現在の朝鮮学校に通うという彼は、在特会だけでなく日本の行政職員らの無知はさらに問題としながら、朝鮮学校の法的,制度的保障のために陳情に行くと、行政職員らは“朝鮮学校の子供たちは、やがて北朝鮮に帰国する子供たちでしょ?”,“北による拉致はどう思いますか?”といいながら子供たちの権利とは関係のない言葉をならべる。

まさにこういう無知が在特会のような排他主義者を温存する土壌になっていると強調した。


現在、京都での事件に関連して刑事告訴準備、 ここにも8人の弁護士らがボランティアで参加するという。

排他主義はどこの国,どの民族単位でも起きることだ。 戦後賠償処理がうまくいっているドイツとは違い、 日本政府は戦後処理,賠償問題などまともに解決していない。解放60年が過ぎた今も、管理と同化政策に終始している。 このような土台で、排他主義者などの暴力は繰り返し増殖する。



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