韓国挺身隊問題協議会の常任代表・ユン美香氏の同名著作を在日の梁澄子が訳した。著者は、日本軍「慰安婦」ハルモニたちのソウル日本大使館前での水曜デモに、1992年当初からかかわり一貫して活動してきた。
まだパラパラっとめくっただけだが、ハルモニたちの貴重な写真と証言がつづられている。
世界の良心、ことに日本からの良心の支援者らの強力な支えが、出版を実現させた。訳者の梁澄子氏は在日からの証言者・宋神道さんの「オレの心は負けない」DVDを手がけた方でもある。最初に紹介いただいた大阪の西村も、この支援の輪にいる。
まずは、紹介します。
発行ー東方出版㈱
価格-1500円
問合せー06-6779-9751
●追記
上記の地道な活動が実を結び、韓国政府として先日日本政府に「慰安婦」問題の協議を行おうと提案した。
その提案について日本政府は16日、山口ツヨシ外務省副大臣を通じての記者会見で韓国が提案した協議に対して
"(韓日基本条約締結で) 1965年国交正常化の時,請求権問題が法的に最終的解決が終わったという立場に変わりはない"と回答。
当時韓日請求権協定が締結されながら個人賠償請求権が消滅したという立場を繰り返したのだ。暗に「慰安婦」問題は存在しない、軍は関係ない、民間で行って事との立場を貫いたのだ。
"(慰安婦に対して)どんな方法で措置ができるのか、色々な方案の検討があるかも知れない"と付け加えた。
1991年、金学順ハルモニが初めて証言したときの動機なった、あの想いは今も踏みにじられたままだ。(上記書籍に、この経緯も詳しく載っている。