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海難救助専門家 "天安艦 魚雷推進体は捏造された証拠"

2010年07月14日 | 南北関係関連消息
魚雷の推進体がねつ造された証拠であるという実験結果が出てきた。
この結果は多くの人が推測したことを裏付けるものだ。

ところで、これが事件と関係あるものだと、どうして断定できるの?
なんだか、ずいぶん長い間海の中にあったみたいに感じるんだけど…

そういう疑問を持った方が、実際に実験してみたのだ。

さて、MB政府は、どういい逃れするのだろう…

5月20日の民軍合同調査団の発表を今も鵜呑みにしているのが日本のマスコミだ。
ロシアの調査団のことについても触れようとしない。
米国の学者たちの疑問提起も報道しない。

安保理決議についてもトンチンカンな解説を社説で載せる。

日本に住む者たちが、これではますます真実に接近できない。
拉致問題しかりであるが、マスコミのありようが切実に問われる。

by maneappa

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ハンギョレサランバンから転載。


2010年07月14日
海難救助専門家 "天安艦 魚雷推進体は捏造された証拠"

原文入力:2010-07-13午後06:36:09(1957字)

類似金属 50日間 仁川沖合いの砂地に埋めた後に取り出し、腐食状態を実験
合調団のものより錆つき度合いははるかに少なく "魚雷推進体は水中で4~5年経ったもの"

クォン・オソン記者

←イ・ジョンイン アルファ潜水技術工事代表が13日、仁川沖の砂地に50日間埋めておいた金属を持って見せている。 クォン・オソン記者 sage5th@hani.co.kr

民・軍合同調査団(合調団)が天安艦が北韓魚雷攻撃により沈没したとして ‘決定的証拠’ として提示した魚雷推進体が 「捏造された証拠」 だという主張が提起された。

海難救助および引き揚げ専門家であるイ・ジョンイン アルファ潜水技術工事代表は13日、魚雷推進体に使われたものと類似の金属を50日間 仁川沖合いの砂地に埋めておいたものを取り出し、腐食状態を言論に公開した。実験の結果、これら金属は魚雷推進体と比較して腐食状態が明確に少ないことが分かった。

イ代表は一部分を加熱したアルミニウム、ステンレスと鉄片(大人の手のひら大)を去る5月24日、仁川沿岸埠頭の砂地に埋めた。実験場所は満潮の時に水深8mまで海水がかぶる所で、魚雷推進体が海中にあったという期間と同じ時間埋まっていた。

この日、取り出した金属の内、アルミニウムはこれに該当する魚雷推進体のスクリュー部分と変形状態に大きな違いを見せた。1千度ほどのガス切断トーチで加熱した部分は、火に焦げたように黒く変わった状態だった。白い花が咲いたように変形された部分もあったが、金属の一部分に限定されていた。イ代表はこれについて 「アルミニウムが腐食し酸化アルミニウムが作られたもの」 と説明した。しかし合調団が公開した推進体とは大きい違いがあった。合調団が決定的証拠として出した魚雷推進体のスクリューはペインティングされた表面がすべて白く覆われていた。

←イ・ジョンイン アルファ潜水技術工事代表が13日、仁川沖合いの砂地に50日間埋めておいた金属を取り出している。 クォン・オソン記者 sage5th@hani.co.kr

鉄の場合、砂地から取り出した直後には黒いサビが覆いかぶさっていたが、水で洗い空気中に置くと20分後には表面の一部が黄色く変色した。しかし、これも推進体の回収物中で鉄で作られていると推定される部分(推進モーター、シャフトなど)とは大きい差を示した。推進体の鉄部分は全体的に赤く錆がついていた。

ステンレスの場合、一部黒く変わったところがあったが、概して大きな腐食は現れておらず、高温で加熱した部分だけに若干の腐食が進んでいた。

←イ・ジョンイン アルファ潜水技術工事代表が13日、仁川沖合いの砂地に50日間埋めておいた鉄片。 クォン・オソン記者 sage5th@hani.co.kr

イ・ジョンイン代表は「引き揚げ等を通じて、無数に多くの物体を海中から引き上げてきたが、魚雷推進体は経験に照らして4~5年以上は腐食が進んだと見られる」 として「今回の実験結果がこれを裏付ける」 と話した。

先立って独自に天安艦事故について調査を行ったロシア調査団も‘1番魚雷’ に対して腐食程度などから見て、水中にあった期間に問題があり証拠として見ることはできないという結論を下した経緯がある。

←イ・ジョンイン アルファ潜水技術工事代表が13日、仁川沖合いの砂地に50日間埋めておいたアルミニウム片。 クォン・オソン記者 sage5th@hani.co.kr

合調団はこれに対し、先月29日に言論団体を対象にした説明会で 「魚雷推進体の腐食状態は材質と部位別に最高6倍ほど腐食の厚さに差が激しく、腐食期間がどれくらい経つのか判断が難しい」 とし 「ただし、金属材質専門家が目で識別した結果、魚雷と船体の腐食程度が1~2ヶ月経過したものと類似していると判断した」 と話した経緯がある。

←イ・ジョンイン アルファ潜水技術工事代表が13日、仁川沖合いの砂地に50日間埋めておいたステンレス片。 クォン・オソン記者 sage5th@hani.co.kr

イ・ジョンイン代表は今回実験に使われた金属体を対象に、今後 成分分析など追加的な実験をする予定だと明らかにした。

←民軍合調団が決定的証拠とし出した魚雷推進体。 キム・ポグン記者 tree21@hani.co.kr

クォン・オソン記者 sage5th@hani.co.kr

原文: http://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/430136.html 訳J.S