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NPO法人 三千里鐵道 

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ナヌン コムスダ-インターネットラジオ

2011年12月05日 | 管理人のつぶやき

知人から一本の電話があった。

「パソコンでラジオ放送してるそうだが? それってなーに?」

それらしいサイトには出会ってはいたが、素通りしていた。

今日、検索し30回目の放送を聴いてみた。勿論バリバリのハングル放送だ。30回目には韓米FTA問題も話題になっていた。

ユーチューブにも広がるこの新たな民間メディアが、今後どのような広がりを見せるのであろう。

因みにハングル辞典に載っていた「꼼수」とは、「みみっちい」とあった。おのれを卑下しながら、民の声を代弁するこの男たちに喝采を送る。 N

 


FTAのISD条項は、本当にグローバルスタンダード?

2011年11月11日 | 管理人のつぶやき

FTAのISD条項は、本当にグローバルスタンダード?

 

日韓で今最大の関心事の一つが、ISDだ。 

日本はTPP交渉に参加するかどうかでもめているが、韓国はFTAでMBがアメリカ議会に乗り込み演説、議員の起立拍手を何度も受けたそうだ。(この演説文、アメリカ側の業者に作成を依頼したもの、と騒がれているが…)。

 

そしてFTAはアメリカで全ての手続きを終え、韓国の国会承認があれば、来年1月から発効するという。

野党、市民団体など反対の声が多い中、あのパク・クネが「…ISDはグローバルスタンダード」と発言、韓国でFTAは第二のチョップル事態に発展するのではとささやかれ始めた。

そこで話題のISDとは?

「投資家と国家間の訴訟制度」の意…。パク・クネと賛成派の与党、青瓦台は世界の2500を超える国際協定に盛り込まれていると、これは国際常識と採決を強行したい構えだ。

果たしてグローバルスタンダード?

例一

1999年カナダのメタネックス社ガソリン精製添加剤を、カルフォルニア州が発癌性物質の恐れあり不法と告発、するとカナダの企業がアメリカの州決定を不法と告訴したそうだ。

例二

2004年、豪州とアメリカの条約締結時にはISD条項を削除した。当時豪州の通商長官は

「…政府、地方行政の問題に挑戦するほど、不当な権力、権限をアメリカ企業に与えることが憂慮される」と話した。

 

FTAチョップルに集う若者たちもFTAは

韓国の農業、畜産、医療、サービス業などに甚大な影響を与える、特に訴訟大国アメリカの企業が、協定違反、損害賠償を唱え韓国政府を提訴した場合、韓国にその備えや覚悟はあるのか。何よりも真実に基づいた国民的合意が優先されるべきでは、との声が聞こえる。

 

落ち目の超大国、しかし未だ韓国に対し圧倒的な影響力と強力な「支配」の仕組みを手にしているアメリカを相手にしている。 第二の乙巳条約と公言する野党議員もいる中、納得の行く国会審議、国民的合意が望まれる。N

 


竜山惨事キム・ソッキ、大阪総領事に。 来年の国会議員選挙に出馬?

2011年11月02日 | 管理人のつぶやき

近畿在住の知人と通話中、表題のような未確認情報を耳にした。早速検索したところ、ヤフーに以下のような記事が載っていた。少々古いが、来年に向けて在日にとって考えさせる情報なので以下掲載する。N

  

         竜山惨事キム・ソッキ、大阪総領事に内定...『報恩人事』の議論

  

                    「外交部が判断して準備した人事」

  

                                                キム・ドヨン記者 2011.01.10 10:04

2009年の竜山惨事の当時、無理な強制鎮圧の責任を取って辞任した キム・ソッキ前ソウル警察庁長官が日本の大阪総領事に内定し『報恩人事』の議論が予想されている。

1月10日の中央日報の報道によれば、外交通商部の年初公館長人事でキム・ソッキ前警察庁長官内定者(前ソウル警察庁長官)が日本総領事に内定したという。

外交消息筋によれば、「外交部は先週、キム前候補者を大阪総領事に内定する などの公館長人事案を青瓦台に報告し、裁可を受けた」とし「これは外交部の人事刷新次元で、何人かの外部の人物を公館長にする措置の一環」だという。

消息筋は、キム前庁長候補者が日本の警察隊を卒業した後、1994~97年に大阪 総領事館に勤め、2000年から4年間、駐日大使館外事協力官をしていた点が考慮されたとし、キム前候補者が在日韓国人の44%(26万人)が暮す大阪地域の総領事に内定したのは、外交部が事情を判断して準備した人事ではないかという指摘を受けるかもしれないと付け加えた。

今回の人事について、竜山惨事真相究明委が強く反発している。竜山惨事真相 究明対策委のイ・ウォノ事務局長は「恐ろしい惨事により辞任した人を、まだ真実も明らかにならない状況で、2年もたたないうちに別の要職に起用するのは おかしい」とし「今回の人事は誤った鎮圧作戦を認めず、人々の叫びを公権力の力で押し潰すことに何の遠慮もしない李明博政権の態度をありのままに示す」と批判した。

キム・ソッキ前ソウル警察庁長官は2008年7月、ソウル警察庁長官になり、わず か半年の2009年1月に警察庁長官候補者に指名されたが、同年1月20日、竜山の撤去民の座り込みを警察が強制的に鎮圧した過程で6人が死亡し、23人が負傷、23日で候補を自主的に辞退した。当時、李明博大統領はキム前候補者の辞任を「残念な人が出て行く」と惜しんだという。

  

 

 


ソウル市長選、隠れた主役は?

2011年10月30日 | 管理人のつぶやき
★選挙にこれほど生活を支配されたことはない。正式選挙戦に突入する前から、時々刻々サイトとTVニュースをチェックしてきた。
大きな山場は韓国IT界の寵児でもあるアンチョルス氏の意外なアナログ的メッセージ…。そして選挙結果に見る20、30代と50、60代の驚くべき意識の格差…。
IT強国が、来年の選挙の行方を大きく左右しそうな変数は?…次の記事が参考になりそうだ。N



"選挙期間,ツイッター1億件、政界地図も変える"

キム・サンマン記者| hermes@mediatoday.co.kr


来年総選挙と大統領選挙でツイッターが'キングメーカー'になる?

去る10月11日から選挙運動が終えられた25日の間のツイッターデータを土台に、ある世論調査機関がデータ分析内容を行った。

選挙運動期間ナ・ギョンウォン候補に関するツイッターは53万件余り、パク・ウォンスン候補は45万件余り。 実際の選挙結果とは反対に、ナ候補を言及したものはパク候補より8万件余り多かった。

なぜ選挙結果は逆になったのか。
その理由はツイッターの内容にあった。
ナ候補を言及した53万件余りは、大部分ナ候補に否定的な内容だったが、 反面パク候補に関連した内容は肯定的な内容が大多数であった。

ナ候補とパク候補とを比較したグラフを見れば、10月19日~21日三日間、ナ候補関連は2倍以上急増した。この期間はナ候補の'1億ウォン皮膚クリニック'イシューがさく烈した時期だ。
またこれは言論で、ナ候補の支持率がパク候補に追いついた、逆転したという記事が出た時期とも重なる。

●補足

当選確実の夜ソウル市庁前広場での挨拶で、新市長パクウォンスン氏は市民に向けて「…相手の
誹謗中傷に遭ったときメディアになってくれ、私を守ってくれた」と感謝した。
MBが最初に制圧したKBS、そして独占的保守言論に、立ち上がった市民の武器は…。アラブで起こった激しい怒りとは異なる、ソウルでの静かな市民革命にもITが介在した事実を、もう誰も否定できない。
新市長の最初の決済事項は、小学生の無料給食、前市庁がポピュリズムと非難し拒否し続けた案件だ。
当選翌日から地下鉄通勤をする新市長、もう市民運動家ではない。既得権者に支えられた狂信的な保守右翼が跋扈する韓国・ソウル、何事も起こらなければ良いのだが。

映画‘ルツボ’…世の中を変える‘映画の力’

2011年10月01日 | 管理人のつぶやき
★光州の身体障害者(聾唖)学校での性暴力事件を扱った映画が、今話題を通り越して社会変革の台風の目になろうとしている。最貧層、人間弱者に向けられた暴力、狂気を、観客も己の境遇とダブらせたのであろう。おりしも米軍の少女に対する性暴力現行犯を、警察が不起訴にして所属部隊に返した事件も起き、併せて世論の関心を集めている。N


映画‘ルツボ’…世の中を変える‘映画の力’

映画<ルツボ>(写真)のはじめは微弱だった。 人気作家コン・ジヨン氏のベストセラーが原作、製作費数十億ウォンの商業映画とは違う次元であった。

内容は暗いし、スター俳優や監督もいなかった。 投資・配給会社内部でも、反対が少なくなかった。その上、興行に不利な‘青少年観覧不可’…。
興行展望は明るくなかった。

しかしマスコミ試写会直後から
‘よく出来た映画’という噂が広がった。 ツイッターなどソーシャルネットワークサービスで映画を先に見た人らの好評が相次いだ。 封切り前前売り占有率1位、22日封切り後週末ボックスオフィス1位を占めた。
封切り5日で100万人の観客を集めた。

観客の反応は熱かった。 地方のある障害者学校で起きた性暴行事件を取材した小説を映画化した。
映画を見た観客は‘怒りのルツボ’に陥った。 性暴行事件が核心だったが、警察の腐敗、公務員の無事安逸、宗教集団の狂気、法の無能などが同時に描かれている映画であったのだ。

ファン・ドンヒョク監督は“社会を告発するという心情で作ったということよりは‘こうしたことが実際に起きた’ことを見せてあげたかった”と話した。
しかし、現実を直視した観客は怒り、市民は行動し始めた。

28日午後8時現在、5万人余りがインターネット ポータル ダウム、アゴラで光州イナ学校性暴行事件再調査を要求、8万人余りが児童対象性暴行犯罪の控訴時効を廃止しろと請願運動に参加した。

与野党を問わず政治家たちも相次いで論評、関連法を作るという。 警察も再捜査を始めた。 教育科学技術部、保健福祉部も実態を点検すると。

映画はたびたび社会世論を喚起させた。
しかし大部分関心は長引かなかった。
真犯人を捉えた映画、法を作った映画はなかった。 映画評論家カン・ユジョン氏は
“映画は世の中に対するサイレンのようなもの、サイレンが鳴り止めば沈静化する”と話した。

しかし、<ルツボ>は違う。
事件が浮上し6年間、少しも動かなかった官僚と政治家たちが、映画封切り1週間であたふたと動き出した。


釜山国際映画祭チョン・チャンイル プログラマーは
“<ルツボ>の興行は韓国観客が、どの国より目覚めているという点を立証した”
“娯楽として終わるのではなく、いつでも公論の場に連結されることができるということが、映画の魅力”と話した。

<ルツボ>が世の中をどれくらい変えて行くのか注目される。


「ムン・ジェインの運命」を読んで

2011年09月24日 | 管理人のつぶやき
腰痛が治まらない。楽な姿勢は横になること。しかし、PCは寝そべっては打てない。立膝の方が楽なので、キーボードも可笑しな格好で打っている。
で、短めにアップする。

「ムン。ジェインの親友のノムヒョンです」と自己紹介するほどの仲、弁護士事務所を一緒に始めた(ノムヒョンが先輩)間柄、絶対の信頼で結ばれている。
ノムヒョンの最期を見届け、喪主として500万弔問を冷静に指揮した彼を、国民は尊敬と驚異の眼差しで見続けてきた。
出版第1週でベストセラーランキングに入り、地域におけるブックコンサートも手伝い読者を着実に増やしてきた。

読みながらぼくは、誰がノムヒョンを殺したのか(死に追い詰めたのか)?の問いに対する回答を、本の節々から探していた。

著者は、自身を責める。あの時こうしていれば、もう少し傍にいてあげられたら、と自分を責める。
政治は怖い、政治には関わりたくない、と距離を置こうとする彼をノムヒョンはいつも、自分を大統領にしたのは君らだ、責任を取れと、冗談交じりに言っていたという。

その彼が敬愛し、尊敬する先輩、親友であり、稀代の庶民派大統領を亡くした悔恨と己に課せられた「運命」を見つめつつ、率直に述べている。
以下、ぼくの感想。

1.ノムヒョン政権末期に見せた内部からの脱党、背信行為
  青瓦台にいながら、次期を期す盟友からの見えみえの政権離れ、脱ノムヒョン離れに、さすがのノムヒョンも憔悴しきっていた、と話す。

2.貧しさ故
  家族からの様々な「行為」(検察に追及された)は、著者もうすうす知っていたという。それを潔癖な大統領は、すべて自分の無能の所為だと責め、側近の「行為」までも含め自分から出たことと、すべて一身に被り逝った。
 ポンハの財産、ノムヒョンの相続を計算した著者は絶句する。4億の借金を遺族に残したまま、旅立った、と。

3.検察、言論、そしてノムヒョンの愛した民からの罵倒
 検察と言論は、もう話す必要なし。今も続いている。
 しかし、保守言論に踊らされた心無い民の恨み節には、相当まいっていたようだ。ある詩人のことばが思い出される。
竜の吐き出す唾液にまみれた民が、催眠から醒め、今己の胸をかきむしりながら、彼の死を悼む…

4.現政権の政治報復
 このブログを始めたころ、ぼくは毎日ポンハのサイトに出る訪問客の笑顔を検索することから、その日を始めていた。チョップルの後9月ころ、そのサイトは閉鎖された。
 著者は言う。慇懃な表現で…。
この全てを決心させた実体は何か、と。

 今も状況は変わっていないと著者は言う。もし、次の選挙で進歩が政権の座についても同じことが繰り返されそうだ、と。だから、本当にノムヒョン5年の「成功と挫折」を教訓にしなければ、と。

最後に、青瓦台を出てポンハに着き歓迎式典に臨んだときのことである。ノムヒョンは「やー、気分最高!」第一声を発した。そのとき彼は心の中で「解放だ!」と狂喜し、叫んだ。
しかし、どうもこの運命からは解放されそうにない、と結んだ。

腰が痛み出した。離れます。N
 

パク弁護士, 16日ソウル市選挙管理委員会に候補登録

2011年09月18日 | 管理人のつぶやき
写真ー初めて見るネクタイ姿(中央)

ソウル市長出馬表明後、アン・チョルス ソウル大融合科学技術大学院院長との電撃的な候補単一化、 ハン・ミョンスク前総理の不出馬宣言で、パク・ウォンスン弁護士は一気に野党圏の有力候補として注目をあびている。

パク弁護士は16日ソウル市選挙管理委員会に予備候補登録を終え、地下鉄に乗って移動しながら市民らと直接対話をはじめた。

●野党・民主陣営が一歩リードした形で、2012選挙の年の前哨戦ー10.26ソウル市長選が始まる。

 ぼくの注目点

  1.アン風で示された民心は、どう影響するか?
  2.野党陣営、市民運動圏の統一候補擁立の行方は?
  3.ハンナラ党は、一体誰を当ててくるのであろう?

 皆さんの注目点は? N


イ・ジョンヒとパク・ウォンスンのツーショット

2011年09月15日 | 管理人のつぶやき
★写真掲載のみで、十分伝わりそう! N

民主労働党イ・ジョンヒ代表とパク・ウォンスン弁護士は, 15日逢いソウル市長補欠選で野党圏候補単一化と市政運営に対する合意を見た。

●同じ日に民主党から複数の市長選出馬が発表された。そしてソン・八ッキュ代表は先日パク・ウォンスン弁護士に、民主党入党を勧め、党内競選参加をほのめかした。するりとかわしたパク氏、今後の動向に目が離せない。

MB-来るものが来た/保守系新聞の論評

2011年09月11日 | 管理人のつぶやき
アンとパク、ソウル市長候補単一化合意で人気急上昇のアン・チョルスソウル大教授、全国の大学を巡回しながら行ってきた『青春コンサート』の最後の舞台は、昨日パク・クネの地元・テグで行われた。インターネット予約の2000名はすぐに締め切り、当日券の500を得るために400メートルの列ができた。
『若者たちに勇気を持ってもらいたかった』とはじめた2年余りの旅は、この日を最後に終わる。そして熱い眼差しを背にしながら、大学の仕事に戻るという。

彼の起こしたアン風に、李明博大統領が『くるべきものが来た』とどこかのテレビ出演の場で話した。
この話しを報じた保守系新聞は『与党は(この発言を)直視しろ』(ソウル新聞)、『大統領はアン風とは関係ないのか』とニュアンスの違いを見せた。

そして注目すべきは、保守系総本山と言われてきた朝鮮日報が

ーアン・チョルス風はMB政治が招いた


アン・チョルス教授とやりとりしたEメール内容は…

2011年09月09日 | 管理人のつぶやき
★アンとパクの候補一本化直後のパクは髭面だった。登山帰り、この伸び具合から2週間は伸ばしっぱなしであったろう。場所は白頭大幹山系、太白山主峰とする太白山脈のどこか…、その峰々を縦走しながら、アンとやり取りしたメールの内容が明らかになった。N


“アン・チョルス教授とやりとりしたEメール内容は…”


-山でアン・チョルス教授とやりとりしたEメールの内容は? 譲歩しろとの内容という話もあるが。

“私も(市長選出馬という)難しい決心をしたが、その翌日アン教授出馬検討のニュースがあった。
アン教授も相当準備をしての発表であったろうし、スタッフの人々もいる筈。しかし少なくとも相談はしなければならないと考えた。
アン教授とはEメールを永らくやりとりした間であり、ほとんど私の方がお願いする立場だった。(笑い)
山に登っても数日の一回は村に降りて、スマートフォンでメールをした。メールに私は‘本当に分からなかった。 そのような考えであれば事前にいくらでも調整できたのに、と。
私たちが互いに競争する姿が、市民にどのように映るのか心配になって、この部分に対して話し合ってみるのが良くないだろうか。 そしてどのような場合でも、互いに信頼と尊敬の関係は崩れないようにしよう’という内容だった。

アン教授は淡泊で簡潔な人だ。
私が4,5行を(Eメールで)送ったところ‘同意する。 どこで逢いましょうか’と答がきた。 それで場所を決めるため何度か、あたやりとりした。 これが全部だ。”

-アン教授に会う時、どんな思いで行かれたか?

“(アン教授が譲歩する)可能性は半々と考えた。
会って色々な話をした。するとアン教授が‘本当に決心しましたか’尋ねるので、私の考えを説明した。 そして二三の会話が行き来し、その後‘私が退きます’と話した。
本当にびっくりした。
アン教授が譲歩を通じて、何かを得たか? 何も得ることなしに譲歩した。・・・ 私は個人的に、アン教授に大きな借りができた。一生続くであろう信頼もできた。”


この写真、誰の靴?

2011年09月09日 | 管理人のつぶやき
サイトに載ったある写真家のこの一枚が、静かな感動を呼んである。在りし日のパク・ウォンスン氏の靴だそうだ。ダボダボな靴下、欠けた踵部分…。

2007年8月、ぼくは済州島での在外同胞教育振興財団主催のセミナーに参加した。そこで講師として招かれたパク・ウォンスン氏を見た。
靴は見なかったが、いかにもヨレヨレな背広を無造作に着こなしていた。特別講演のタイトルは『韓民族の未来を作るー離散の傷み乗り越え、世界の中心に立とう』。夢を語る講師の淡々とした、しかしとてつもない構想を語る姿に、聖者をみているような想いに駆られた。
三千里鉄道にかかわった直後、ニュースレターを世界から参加した在外同胞教育者に配布したことも、よい思い出だ。
この写真をみながら、セミナーレジュメ『世界市民の意識と在外同胞教育の方向』の教本をを棚から引き出してしばし眺めた。N

韓国政府ー朝鮮総連系の選挙権制限検討

2011年09月05日 | 管理人のつぶやき
朝日新聞8月30日朝刊によると、韓国の中央選挙管理委員会が今週8日開く「朝鮮総連系による投票介入の恐れ」について初めて議論し、投票の制限などについて検討を始めるという。先月の国会でハンナラ党の議員から、この件に対し政府に対策を要請したことがきっかけになった。
韓国の選挙関連法には政治思想などで選挙権を制限できる規定はないため、国籍法などの改正が不可欠になる見通しだ。
…選挙権制限は、同じ韓国籍者を経歴や家族関係で区別することになりかねず、議論を呼びそうだ。(ソウルー中野晃)

●今韓国の長編小説「土地」を読んでいる。1940年代登場人物が思想犯予備検束にあって拷問、投獄される。今回のこのニュース、さの時代の思考に通じているように思える。理念にしがみついた思考、組織、生活様式は、今もハバを利かしている。…否応なしに今、ぼくらの身近にその権力の意思が迫ってきている。N

10・26ソウル市長選、どんな人が候補?

2011年09月03日 | 管理人のつぶやき
先の無償給食賛否を問う住民投票が不発に終わり、約束通りオセフン市長はその職を辞することになった。
そして10・26決選! 2012選挙の年を前にその前哨戦と位置づけられた大事な選挙だ。

進歩陣営からはこんな人の周辺から、立候補の可能性が囁かれている。
左からチョンジョンべ民主党議員、ハンミョンスク、希望製作所理事長パクウォンス。
アンチョルスソウル大教授も無所属から立候補する、との情報もチラホラ…。
いずれも重量級の候補ではあるが、野党単一候補での出馬が絶対条件だ。
この成り行きに、当分目が離せない。

オハツホ? 

2011年08月31日 | 管理人のつぶやき
まだPCの修復には時間がかかりそうです。昨年韓国からアップした時の、小型のノートパソコンを急遽復帰させましたが、スムーズに機能しません。でも、とりあえず明日9月から再開します。

今日で2011年の8月が終わる。いろんなことがあったが、身のまわりのことから始めます。
3年前の8月、このブログはスタートしました。試行錯誤を経ながら、「石の上にも3年」を全うしたことに、ホッとしています。ちょっぴり、よくも続けられたものだ、との充足感も感じながら…。

今年8月の出来事で、自分にとってショッキングなことは『オハツホ』。
8月15日の前に、ぼくの居住する地域の自治会の担当役員が訪れたことがある。役員と言っても持ち回りの家庭の若奥さんが、自転車に乗って来られた。いつも会費、慶弔費等を集金に来られる。今年は地元の神社で毎年行われるお祭りの寄付金のオマケつきで。

負担を感じながらも近所付き合いの次元で言われた金額を払い、ご苦労様とねぎらいの言葉をかけた。

ところがその日は、『オハツホも集めているのですが』、と若奥さん。 『オハツホってなんですか?』と訝りながら尋ねると、靖国神社へのオハツホのことですが、と答えが返ってきた。…その後の会話は体をなしていないので省きますが、若奥さんが帰った後オハツホがまだ理解できず辞書で調べたところ『初穂』の単語に注釈が付いていた。

知識不足を自白するようで恥ずかしいのですが、ぼくには初めて接した単語。ただ、靖国神社にささげる『初穂』を、地方末端の自治会にまで浸透させているこの国の不気味さを痛感した。


神の国・日本ー靖国に合祀されているA級戦犯について野田総理は…。
日本に生まれ、日本で育った在日2世のぼくに、今年の8月は身近なところからあらためて何かを突きつけられたような気がする。N