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FTAのISD条項は、本当にグローバルスタンダード?

2011年11月11日 | 管理人のつぶやき

FTAのISD条項は、本当にグローバルスタンダード?

 

日韓で今最大の関心事の一つが、ISDだ。 

日本はTPP交渉に参加するかどうかでもめているが、韓国はFTAでMBがアメリカ議会に乗り込み演説、議員の起立拍手を何度も受けたそうだ。(この演説文、アメリカ側の業者に作成を依頼したもの、と騒がれているが…)。

 

そしてFTAはアメリカで全ての手続きを終え、韓国の国会承認があれば、来年1月から発効するという。

野党、市民団体など反対の声が多い中、あのパク・クネが「…ISDはグローバルスタンダード」と発言、韓国でFTAは第二のチョップル事態に発展するのではとささやかれ始めた。

そこで話題のISDとは?

「投資家と国家間の訴訟制度」の意…。パク・クネと賛成派の与党、青瓦台は世界の2500を超える国際協定に盛り込まれていると、これは国際常識と採決を強行したい構えだ。

果たしてグローバルスタンダード?

例一

1999年カナダのメタネックス社ガソリン精製添加剤を、カルフォルニア州が発癌性物質の恐れあり不法と告発、するとカナダの企業がアメリカの州決定を不法と告訴したそうだ。

例二

2004年、豪州とアメリカの条約締結時にはISD条項を削除した。当時豪州の通商長官は

「…政府、地方行政の問題に挑戦するほど、不当な権力、権限をアメリカ企業に与えることが憂慮される」と話した。

 

FTAチョップルに集う若者たちもFTAは

韓国の農業、畜産、医療、サービス業などに甚大な影響を与える、特に訴訟大国アメリカの企業が、協定違反、損害賠償を唱え韓国政府を提訴した場合、韓国にその備えや覚悟はあるのか。何よりも真実に基づいた国民的合意が優先されるべきでは、との声が聞こえる。

 

落ち目の超大国、しかし未だ韓国に対し圧倒的な影響力と強力な「支配」の仕組みを手にしているアメリカを相手にしている。 第二の乙巳条約と公言する野党議員もいる中、納得の行く国会審議、国民的合意が望まれる。N

 


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