散歩の時に見つけた

東京都内を散策しますが、こんな所にこんな物がと再発見します。写真等を添えて記録します。

奥の細道旅立ちの地 (千住橋戸町)

2007-01-29 08:00:14 | Weblog
 

 

 千住大橋を北に渡ると西側に小公園があります。江戸時代の俳人松尾芭蕉は元禄

2年(1689)、門弟とともに深川から隅田川を上り、3月27日ここ千住大橋

の辺りで船を降り「奥の細道」の旅へ立ちました。

 この時、矢立から筆を取って「行春や鳥啼魚の目に泪」と一句詠みました。過ぎ

行く春を惜しむと同時に、旅立つ者に人ばかりか鳥や魚までが別れを惜しんでいる

という意味です。そこには江戸を離れる芭蕉の想いがかくされています。その後、

奥羽・北陸を経て大垣に至る600里、半年にわたる行脚をして、道中の詠句をも

とに「奥の細道」が編まれました。写真上の「奥の細道矢立初めの地」は、昨年の

5月14日、芭蕉サミットの開催を記念して建てられたものです。