さんでんじです。

ブログで思いのまま、自分なりの感想も含めて、発信します。

行ってみた、国立新美術館。

2007-06-10 20:58:40 | Weblog
ミッドタウン西から、南に伸びる道を、多くのおばさん族が行き交っている。そうか、その先には、国立新美術館が今年の初めにオープンしたのだった。あの都知事選挙に落選した黒川記章氏設計よるもの。かつてはこの道は、どん詰まり状態だった。ミッドタウン以前の防衛庁だって、巨大なブラックホールのようなものだったから。

この日の国立新美術館はモネ展をやっていた。おばさん受けするものね。モネは。で、入場料は、一般で1500円。あほらし、と買うのをやめてしまった。

流線型を描く外壁にびっしりとガラスが貼られた館内に入ると、吹き抜けというより広い空間。2階、3階に逆円錐形に盛られたようにカフェが見える。今日は団体の高校生がいる。

1階の1コーナーではモネ展。他にも展示室があり、2階、3階にも。地下1階には、雑貨やグッズを置いたミュージアムショップ。3階には、貸出はできないが美術専門図書のアートライブラリーがあり、従来の美術館にはない楽しみ方ができる。

日展が手狭な東京都美術館から、移ってくる、という話しもある。ヒルズの森美術館、ミッドタウンのサントリー美術館と合わせて、アートのメッカ、なんてことにはならないだろうな、ミーハーの六本木に。平日なのにカフェは超満員。私にとっては、上野の方が落ち着くんだけど。

シャンパンと、東京ミッドタウン。

2007-06-10 11:48:09 | Weblog
東京メトロの六本木駅を地上に出る。東京の街並みに溶け込むのは久し振りだ。人が慌ただしく蠢き、車の数も半端じゃない。昼前、六本木交差点は、渋滞こそないが、それらすべてに息苦しくなりそうだ。

まだ待ち合わせには、1時間以上もあり、とりあえずミッドタウン、を横目に見て、桧町公園に向かう。ここは、かつて防衛庁と隣り合わせだった頃は、なんのへんてつもない普通の公園で、池があり、釣りを楽しむ人も多かった。ミッドタウン建設中は、ビルの工事とともに長い間、塀の中に閉ざされていた。

それがどう生まれ変わったか、を確かめたかったのだが。さすがに三井不動産が開発した、まさにミッドタウンの一部だ。その公園は、まさに庭園としての様変わり。アーティスティックなブランコや滑り台。3オン3のバスケットゴール。池もあるが、水面は浅く、鯉すら泳いではいない。これでは当てもなく糸を垂らす釣り人も、ホームレスさんも立ち寄れまい。犬も散歩すら、シャンプーなどで小綺麗にグルーミングされたお上品な犬しか似つかわしくない、そんな公園になってしまった。

ミッドタウンの中を抜けて、待ち合わせ場所に向かう。タウン内は結構な賑わいだ。葉巻ショップなど、メンズのショップを充実させている聞くが、おばさん族が多い。フロアのイタメシ屋では4、50人が並んでいる。最後尾は2時間待ちだと。これがコンセプト、上質の日常というらしい。店も、公園も、客も、その雰囲気は非日常だ。つまり、異常だ。ま、そのうち、賑わいも落ち着くだろうけど。

用事先の友人たちと待ち合わせて、ミッドタウンは避けて、近場で食事をした。そしてランチタイムを過ぎたミッドタウンを物色しながら、お茶はテラスのあるバーを選んだ。暑いので店内へ。オーダーは、シャンパン。テラスにいる女性客もグラスの中はシャンパンだ。日差しの中で、グラスの立ち上る泡が、光を受けて輝いている。やはり、非日常の空間だ。