迷宮映画館

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しあわせの法則

2004年07月05日 | さ行 外国映画
東部のエリート・カップル、アレックスとサム。新しい生活を西部のLaurel Canyonのサムの家ではじめようとしていた。しかし、そこには破天荒なサムの母が。プロデューサーの母は、遅れているレコード制作をミュージシャンと行っていた。まるで見たこともない世界。しかし、サムは母と違い堅実な医者の道を選んでいた。

研修医として通う病院に、魅力的な先輩のサラが、サムを誘惑する。家で論文を書くアレックスは、スタジオから聞こえてくる音楽が機になってくる。今までとは全然違う世界に二人の微妙な気持ちのずれがはじけだしてくる。

サムは、最近いい按配になってきたクリチャン・ベイル。アレックスは「パール・ハーバー」に出たことを消し去りたいのではと思うケイト・ベッキンセール。でも主人公はサムの母親のフランシス・マクドーマンドだな。この女優さん、大好きです。クリスチャンとフランシスが親子なんだけど、ケイトとフランシスが似ていたことを発見。

結婚前の不安な気持ちは誰でも持つ。このまま結婚していいのだろうか、本当に生涯の伴侶として選んでいいのだろうか。しかし彼等はラッキーだった。自分達を見つめなおすいい機会があった。んじゃあ、結婚したらそれでお仕舞いかというと決してそんなことはない。結婚してからも意志の齟齬はしょっちゅう。そんなもんです。そんなときはやはり自分の思いのたけを言える人と結婚したかどうかになります。ということは、やはり結婚前にある不安な気持ちは、何とか吐き出したほうがいいでしょう。

軽い一本ですが、なかなか示唆のある微妙な作品。佳作とまでは行かないけど、気になる作品です。でもでもでも、なんてったってアレサンドロ・ニヴォロ君のハンサム顔と歌声がすべてです。久々にお目にかかったニヴォロ君、やっぱいい男だわ。

『しあわせの法則』

原題「Laurel Canyon」 
監督 リサ・チョロデンコ 
出演 フランシス・マクドーマンド ケイト・ベッキンセール クリスチャン・ベイル 2002年 アメリカ作品


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