スパイダーマン ３

アメコミヒーローの映画化は昔から定番であるもんで、日本でいうなら誰でも一度はやってみたいチャンバラみたいなもんか。（ちょっと違うかな）ちょうどスパイダーマンとＸ－ｍｅｎが一緒の頃にスタート。それもどっちもまったく違うジャンルの映画を撮っていて、それなりに名前の売れていた人。密かに、スパイダーマン＠サム・ライミvsＸ-ｍｅｎ＠ブライアン・シンガーを楽しみにしていた私。

でも、ブライアン好みの私は、この勝負は最初からＸ-ｍｅｎの勝ちだなと思っていたのに・・・。ブライアンは途中でタオル投げちゃった。（と勝手に私が思っている）スパイダーマンがここまで行くとは思わなかったなあ、というのが率直な感想なのです。ハイ、脱帽。

まず、勝ちの法則　その１
誰しも絶対に似合わないだろうと思うトビー君を使っちゃった事。それまでのトビー君といったら、マイナーな映画が主。職人監督好みで、若いくせにやけに悟ったような役柄ばかり。それが！！？？スパイダーマン？？？？それがいまやすっかりスパイダーマンですよ。トビー・マグワイアというキャラをすっかりトビー君自身が払拭しちゃった。

その２
悪役がいい。あのにくったらしくて、なんともいとおしい悪役のキャラ。時折見せるホラー映画のクセがにじみ出るのがまたかわいい。

その３
なんたって、フランコ君です。この映画の魅力の８０％はジェームズ・フランコ。ほんでもってフランコ君の成長物語りになってしまってる。おまけに１の時は貧弱（ごめん）な守ってあげたいフランコ君が、もうむきむきに！！「トリスタンとイゾルデ」でしっかと鍛えた肉体を惜しみなく披露でございます。ポタっ。。。やばよだれが・・・・。

あたし的には「ルイーズに訪れた恋は」のトファー君につばでございます。
てなことで、ぐだぐだはなし。ごちそう様でした。

◎◎◎◎○

『スパイダーマン　３』

監督　サム・ライミ
出演　トビー・マグワイア　キルスティン・ダンスト　ジェームズ・フランコ　トーマス・ヘイデン・チャーチ　ブライス・ダラス・ハワード　トファー・グレイス　ジェームズ・クロムウエル　ローズマリー・ハリス　J.K.シモンズ