日常散策

日々の記録とその他のこと

海豹島と裏南洋視察団

2010年09月19日 | よしなごと
 
 昭和11年の北日本汽船、海豹島視察団募集のちらしです。
 海豹島は樺太の中東部にあって、長さ450m幅55mの小さな島で、オットセイや海鳥の楽園だそうです。
 パンフレットの日程表を見ると、小樽を午後3時に出港すると、二日後に樺太の敷香着。翌日午前6時に海豹島に着いて約7時間の滞在でした。
 料金は二十五円。大阪中之島大阪ビルに代理店があったようなので、申し込みたかったものです。


 こちらは裏南洋視察団募集のちらしです。
 南洋群島は内南洋とも裏南洋とも呼ばれていたようです。当時は事実上の日本の植民地でした。
 8月1日午前11時に横浜を出港し、サイパン、テニアン、ヤップ、パラオなどを往復して、8月21日に帰って来る日程です。料金は1等230円、3等で105円です。
 これでパスポート不要だったのでしょうか。当時は。憧れの南洋航路です。
 
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 日の出湯 | トップ | テキソベロンからマグロコー... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

よしなごと」カテゴリの最新記事