きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

星の物語

2015-10-02 | 今の会社
事務員の小さな楽しみの一つに「切手を買う」ことがある。
会社経費を使って好きな切手を買えるのが密かな楽しみである。

事務員になった当初はシールの切手をよく買った。のりづけが不要ではがしてそのまま貼るだけだったからである。

しかし数年前から「それもつまんないな」と思い始めた。考えてみれば切手の裏にノリをつける時間なんてたかが知れている。それよりもっと切手貼りを面白くする方法はないだろうか。

そこで切手貼りのレベルアップをすることにした。
数年前から、その季節に合った切手を貼ってお手紙を(と言っても中身は請求書か注文書)出そうと言うことである。そして何気に封筒の上からも季節感を出すように工夫しているのだ。(^_^;)


ところでこのブログを長らく読んでいる方は、うすうす気が付いているかもしれない。
私は割と物をため込む習性があるのだ。

ありふれた物では醤油やみりん、寿司酢も切れる前に予備を買っておく。トイレットペーパーもいざ無くなっても困らないように下駄箱にもトイレではない戸棚にも幾つか仕込んで更に1パック余分に買ってあったりする。ストッキングやタイツも同様である。前は週に1度しか洗濯していなかったので、1週間は困らないように備蓄しているのだ。

この習性をもって切手を購入するとどうなるか。
春の切手も、夏の切手も、秋の切手も、全部多く買うことになるのだ。それで切手のストックがどんどん増えてしまった。しかも、切手シートは使いかけであと1枚残ってるシートが何枚もある。「この切手はカワイイから来年の夏も使いたい」と思うと、それを使わずにとっておくためである。外食ではキライなものから食べてハンバーグはいつも最後に残して食べる私だが、切手でもそれがいかんなく発揮されているのだ。

そしてたまに郵便局ではカワイイ切手を売り出すのだな。
半年前ぐらいにムーミンの切手が発売された。もともとムーミンが好きなこともあって、すぐに飛びついて3シートぐらい買った。でももったいなくて、まだ1枚も使っていない。

それからハッピーグリーティングの切手も買った。これはカワイイし、絵柄が鯛やのし紙、クラッカーだったりで、クリスマスやお正月のおめでたい時期にも使えそうで、まだ取ってある。

それで他の切手を買っているんだから、我ながら呆れてしまう。
こうなると、郵便局の陰謀を疑いたくもなる。
(ちなみにキティの切手も欲しかったが、ビジネス文書にどうかと思い、泣く泣く諦めている。)


だから今日は切手は買わないぞ!と思って郵便局に別の用事で行った。
でもいつものクセで新発売の切手コーナーを見てしまった。

今日は「星の物語」と言う星座シリーズの切手があった。
この星座シリーズはだいぶ前からシール切手として売り出していたのだが、切手サイズが大きくて、宛名を書いた後で切手を貼ろうとすると、書いた宛名がかぶってしまうことがよくあったのだ。今回は普通サイズなのでそれはない。

「この切手小さくなりましたね、前は大きくて封筒の宛名を書いた後にうっかり重なってしまうことがあったんです。」
窓口の人はそうですよね、と言う。

そしてまじまじと切手を見て、「あっ、右上にお月様もある!これも切手なんですね。」と言うと、窓口の人がその切手(実物)を見せてくれて、「そうなんですよ、このお月様、よく見ると月の影が出てるんですよ。」と言う。(上のリンク先では分かりにくいが、実物はよぉく見ないとその影が見えない。)

「あ、ほんとだ!よぉく見ると月の影が見えますね。」

この前のスーパームーンを思いだして、この切手シートをやっぱり買うことにした。
でも今回は1枚だけにして、これをしばらく机の引き出しを開けながら楽しむことにした。


私のささやかな仕事上の楽しみ。
でもたぶん、この切手貼りのレベルアップ、たぶん気づく人はいないと思われる。