きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

親孝行(我が家の場合)

2010-06-30 | 息子keke
最近、暑くなった。

しかし本格的に暑くなるのはこれからのはずだ。
我が家はまだ扇風機も出していない。
(なのでテンプレだけでも涼しくしました。)

たまに暑さで夜中に目覚める。
窓を開けているから、酔っ払いの怒鳴り声が聞こえてきたりする。


昨日は久しぶりに熟睡した。

kekeに「サッカーは見るのかい?」と尋ねると「sakeが寝るなら見る」と返事がかえってきた。
「夏休み、旅行にでも行きたいね。」と言うと、「1人で行けば」と言う。

「回転寿司、食べたいなぁ」
「1人で食べれば。」
「ヒトカラはあるけど、回転寿司は何だかなぁ。」と言うと、「カラオケより普通だろう」と言う。

サッカーも、旅行も、回転寿司もどうでもいい。
あなたと一緒に行きたいのよ。( ^^) _U~~


きっと、それがあなたに分かるようになる時は、もう私はこの世にはいないだろう。

そんなものなのだ。
それが親と子なのだと思う。

どっかよその親子はもっと早く気付いて「親孝行」なんていう言葉があるかもしれない。
だとしても、私はいらない。

私だって、未だに父に孝行していると言う感覚はない。
心のどこかで分かっているつもりで、それを知らんふりしている。

うちらの場合はそんなのは違うと思ってる。

親はひたすら与え続けるもので良いのだ。
それが逆行するようになったらオシマイ、我が家の場合は。

ただそれだけのこと

2010-06-29 | 母子家庭だから思うこと
kekeはすっかり元気になった。(と思う。)

そうなると、そうなったで、一日中家にいるのも気になる。
本人的には何かをしているのかもしれないが、私には「怠け者」にしか見えないのである。

これだけ元気になったんだから、もう学校には行けるだろう、・・・と思うのだが、「学校」と言う単語が出ると、明らかにテンションが下がる。
3回欠席したら落とす授業はもう取れない。従ってもう既に落としている授業が幾つもある。
友達にはカッコ悪くて、合わせる顔も無い。。。
いずれは学校に戻ってほしいとまだ期待をしているのだが、無理なのだろうか。


<ここから先はひとり言>

このまま一生引きこもるかもししれぬ。
一生養えばならないかもしれない。
こう言う時に人は親を責めるだろうか。

私が悪い=私に原因があったとしても、kekeがニートになっても、私が死ぬまで養っていかねばならなくても、その事で少なくても他人を傷つけているわけでもない。
このまま働けずにいつまでもいたら、kekeは私が居なくては死んでしまう。
でも、ただそれだけの事だ。

それに、それでもまだ働けないのなら、本当にkekeはビョウキなんだろう。
何十年も家で篭って何もしないで居られる方がおかしい。
だから、生保でも何でも受ければ良いよ。
生きたければ生きればいいし、そうでなければ好きにすればいい。
自分が死んだ後の事まで心配してられるか。
私だって、そこまで来たらそれが本音。
生きているうちは養えるが、そこから先はもう知らん。
お前が死んでも私には分からん。


親が必死で頑張って頑張って解決できる問題なら、ニートや中退なんてどこにも居ない。
頑張った結果、それでもそうなるのだろう、どこのうちだって。

「うちの子ニートです。でも素直でペットみたいでかわいいの。」

極論だが、そう言う子が世界で1人ぐらい居たっていいやんね。。。。
別に。

みんながみんな、大人になりきれなくたって、結婚しなくたって、就職(だけはしてほしかったけど)できなくたって、いいか。
とりあえずは生きているんだし。


私はこれから、親としてkekeの事ではどんな批判も受けて立つ所存でございます。

恨みつらみもお互いさま!

2010-06-28 | 母子家庭だから思うこと
昨日はゼミ仲間だったG子とM君とお茶を飲む。

G子は4連日送別会だったと言う。
あと3日で職場もおわり。そしたら指輪をはずそうと喜んでいる風。

ハローワークでも講座を受けたり仕事探しをすると言う。

私は私でkekeの話をするとG子もM君も「先生がほめているのは事実なんではないか」と言う。

「そうかなぁ?」
「だって、私もkeke君の発想って面白いと思ったもん。」
「オレも。」
「中にはふざけて投票した人もいるかもしれないけど、本当に面白いと思って入れた人もいると思うよ。」
「そういう他にない発想も大切なんだと思う。」


帰りもG子は相変わらず、「sakeちゃんいいなぁ」と言う。
「sakeちゃんは正社員だし、keke君は大学生、それにあのチョコの車。。。二人でのびのびと生活してるし。。。」

でも、これは私の癖なのか、どんなにそう言われても自分がG子より恵まれているとは思えない。kekeはこれから学校を辞めてしまうかもしれないし、私だっていつどうなるか分からないし、車だって結構維持するのがキツイ。
でも何回「そんなことないよ」って言っても、説得力がないと言うか、それじゃなんで?と言われると答えられないのである。

でも、少なくても私が辞めるからって、誰かが送別会なんてしてくれるかなぁ。。。
私はそんなに愛嬌もないし。

勉強もG子みたいに頑張れないし。

あれ?でもそれはみんな自分自身の問題か。。。。

G子は時々精神的にたまらなくなって誰かに話さずにはいられない事があるらしい。そんな時にM君に電話すると答えてくれるのだと言う。

私も誰かに言わずにはいられない、って言うのは分かる。
自分もそうだし、妹は大抵の話は聞いてくれるけど、「いまさらこれを言ってもしょうがないだろう」と言うのもある。

そんな時にここで自問自答する。
何の当てもないダラダラ書きなのかもしれないが、書くとまとまってくるし、どいつの何が原因なのか分かって来るし、そうするとどこに恨みをぶつければ良いのか分かる。

恨む事は良くないと思う人もいるかもしれないが、私は最近そうは思わない。
むしろ恨んでも仕方ない言動をしている人間を、あえて(悪い事だからと)恨まずにいないで居る方がよっぽど不健康なのだと思う。

恨んだ挙句にアクションを起こす事は問題だしよろしくないが、恨むだけなら罪は無い。
客観的に見たらどうであれ、その人はあなたにとって恨まれても仕方のない言動を起こしたのは紛れもない事実なのである。大なり小なり配慮は足りなかった部分があったのである。

逆に言うと、私の言動も誰かを傷つけているかもしれない。
それも仕方のない事なのである。
こうして、傷つき傷つけあい生きて行く中で、あの人もこの人も、程よい所で妥協し、認め合い、手を打って前に進むのである。

大切な事は、表に(相手に直接に)出さないこと。
それから、自分1人でも抱え込まないこと。

そもそも100%相手の期待になんて、誰もこたえられるはずがない。
できるとしたら、接客業のネエちゃんぐらいか。

脱線してしまったが、つまり暮らしの中で家族だろうと赤の他人だろうと、自分が聞きたくない事を言われるのは仕方のない事で、愚痴の1つでも言いながら前に進むしかない。
私はそんな時、ここを使わせてもらう。

幸い、ここに来られる方は、おおかた優しい人が多くて、黙って読んでくださり、優しいコメントも残してくださる。
それには、かなり励まされる。

これからどうなっていくのか、かなり不安だが、なかなか捨てたもんじゃない。
悪い事ばかりじゃないってことだ。
それが分かってきたのも12年間の財産かな。

そうならなけりゃ誰がアタシを

2010-06-25 | 歌謡曲・カラオケ
朝起きたら、サッカーをやっている時間なので、つけてみたらリードしていた。

しょうがないから、このままつけておくか。
そうでないと、また非国民呼ばわりされるから。
お茶碗を洗い終わると、勝ったらしい。よかったよかった。

サッカーを毛嫌いしているわけではないのだが、基本的に人が誰だか分からないし、球と人があっち行ったりこっち行ったりみたいな感じで、あれほどまでに夢中になれない自分が居る。
でも、非国民とは違うよね、今日は。

まぁ、nanuさん曰く、「1-0で日本が負ける」と予想していた秀クンも非国民なのだそうで、あの人は非国民と言う言葉を気軽に使える人だってだけなんだけど。


さて、kekeのアパートを引き払う手続きを踏んでいる。

契約書には敷金ではなく「保証金」と書いてあるので、このお金は返ってこないものだと思っているのだが、不動産屋に送る書類に「振込先口座」を書く欄があるので、知らないフリをして、「うちの敷金はどうなるんでしょう?」と尋ねてみた。

そして、どういうマニュアルどおりの回答が返って来るのだろうとワクワクしていたら、「それは大家さんからお返事が来ると思います。」と言う。
さすが、有名処の不動産チェーン店だけあって、向こうも知らないフリをしているようである。
契約事項にも書いてあるので、調べれば、敷金ではないのはすぐ分かるはずなのに、大家さんと直接交渉してくれと言う。
自分達はトラブルに巻き込まれたくないので、何も知らないフリをしているのだろうか。

私はこんなに早く撤退する事になって、それだけで迷惑ものだと思っているので、お金はそのままで良いと思ってる。・・・ただ、意地悪に訊いてみただけなのさ。がはははは。
(こんなひねくれた性格の自分、可愛くないけど、女ひとりで生きていくと、こうもなるのも無理はない。)

それに、案外、自分のこう言う所が好きかもしれない。
失望って言うのは、何かがあれば輝きだすと思う。
期待や夢や本当になければ、失望はしない。
本当は見ないようにしているけれど、もしかしたら心のどこかで何かを待っているのかもしれない。失望から守ってくれる、何か。

一生このままひねくれたままで終わるかもしれないけどね。

まぁ、でもそれもいいのだ。
戦っているうちは仕方ないだろう。

中島みゆきの歌に
「噛み付かれたら噛み返すよ 踏みつけられたら足をすくうよ
 そうならなけりゃ 誰がアタシを守ってくれると言うの」

と言う一節があり、ここはかなりお気に入りのフレーズである。

歌のタイトルは「毒をんな」。(タイトルもいいでしょ(^o^))

昭和60年ぐらいによく聞いていたような気がする。
今のkekeぐらいの年だなぁ。
(そんな頃からひねくれていたんだろう)

マックに要注意・・・ではなかった

2010-06-24 | 巷の話題
最近の食べ物がらみと言えば、かの有名な日本マクドナルド株式会社である。


この前の日曜日、いつものようにグルグルドライブを楽しんでいると、腹が減ってきた。
さて、食事にしようと思う。

その時私は頭の中で迷った。
100円マック2個にするか、コンビニのおにぎり2個にするかである。

マックは混むのが難点である。
買うまでに時間がかかる。

・・が、えぇえい!今日は200円でガッツリ食おう!!
と言う事でマックにした。
それに午後2時なら昼ほど混んでもなかろう。。。。。
明菜の歌でも聴きながらドライブスルーを通り抜けてみよう。。。。
久しぶりのドライブスルーである。
車に降りずに食べたり飲んだりできる優越感がそこにある。


と思って、敷地内に入った瞬間に、非常に後悔した。
ドライブスルーに3~4台ぐらい並んでいるのである。

しかも、前の車もその前の車も、やたら(幾つも)ハンバーグを注文している様子。。。

くそ~・・・これならコンビニおにぎりにすれば良かった。。。と何回後悔したことだろう。
さわやかな、おにぎり2個が目に浮かぶ。


明菜の曲も何曲か終り、やっと自分の番になったので、窓を開けて大声で
「てりやきバーガーとチーズバーガー1つお願いします!!」と叫んだ。

そして、次の瞬間である。
私は耳を疑った。

「400円をご用意してお待ちください」


  ・・・
はぁ???400円???

私の予測では、
てりやきバーガー100円+チーズバーガー120円=220円
のはずである。

よん・・ひゃく円・・?なぜ?WHY?Do You know?

ハンバーガー1つづつと言ったつもりだが、2つづつになってしまったのだろうか、(ーー;)
でも、チーズバーガーは120円だと思ったが。。。

それなら冷蔵なり冷凍保存なりするからいいのだが。。。
(ちなみにマックのハンバーガーは冷凍保存できると主婦雑誌に書いてありました。やったことあります。)

そんな思いが頭をグルグル駆け巡りながらも、前の車の人達が、マックの大きな袋2つを窓から渡されている姿をぼー~っと眺めた。

そして、私の番になる。
たしかに「400円です」と言う。

疑うように400円渡し、小さな紙袋を受け取り、車を走らせる。
(こっちもドライブスルーに必死なので、、まずはそれより運転だったのである。)

途中の赤信号で私は中身を見る。

たしかに、てりやき1つとチーズ1つである。
なぜだ・・・?
してやられた感が残る。

しかし信号は青になり、私はまたまたそれどころではなくなり、車を走らせる。


そして、今日までそんな出来事が心に残る。
・・・残っていたので、マクドナルドのHPを見てみた。

そして、ショックを受けた。
ハンバーガーの値段がどこにも書いてないのである。

つまり、最近ここのハンバーガーは寿司屋の値段みたいになっているのだろうか。(時価)

なぜ、あれで400円だったのだろう。。。。


しかも、昼からハンバーガー2つは食いきれなかった。
(夜、ビールのつまみだと食ってしまうのだが)
かさねがさね後悔する。

これからしばらくは、あそこの値段に要注意である。
(買う前に必ず値段を確かめる事!)

未だに何故400円だったのかは謎のまま。。。。



【追記】↑マックポークとてりやきを間違えて買ってしまったようです。
     ご指摘ありがとうございました。

イクラ丼にて

2010-06-24 | ぶきっちょさんの家事一般


半額で買ったイクラでご飯。

寿司酢を混ぜ具合と言い、最高にうまい!
(これで376円の半額で購入、まだ余りあり。)

しかし、何口か目で大変もったいない気がした。
このままではすぐに食べ切ってしまう、と。
ご飯に対してイクラが多すぎるような気がしたのである。

もったいなくて食べることができず、白いご飯を加えることにした。

1/3ぐらいご飯を投入すると、イクラご飯はやや味が薄まった。
それでも、私は満足して食べ続けた。

後半に近づくにつれて、物足りなさを感じてきた。
今ではあの最初の一口目のいくら丼の味には程遠いような気がした。
あのまま、あの最高のイクラ丼を食べ続けていたら、今頃私はどう感じていただろうか。

自分はシアワセを堪能できない女なのかもしれない。
そう思った。

給料据置

2010-06-23 | 今の会社
Aさんは「sakeさんが早まるから」と言う。

何の事だ?と思ったら、土曜が休みになるので私は自分の給料が下がる事を懸念して、社長に直談判したことを言っているらしい。
なんであなたがそんな事を?としばらく考えたのだが、たぶん、まず事務所を土曜休みにして、そのうち自分らも・・・と思っていたのかもしれない。

私が先に「平日の定時を伸ばして」給料据置にしてもらったので、その後の自分達が困ってしまったのだ。

だって、そんなの聞いてないもん。

課長に「近い将来、土曜も休みになるそうなんですよ」と言うと、「そうらしいね」と言う。

「給料が変わらないんなら、いいんですけどね」と言うと、バイトでもすればいいよ、と言う。


昨日はゴルフに行ってしまった人が多いので、心苦しいほどヒマで、ハローワークの検索をしてみた。
年齢ハタチ、月給希望は特にナシ。週休二日。

ワンサカワンサカ出てきた。

昨日は、スーパーのキムチ鍋セット、一口カツと千切りキャベツ、昨日の残りの炒め物、豚汁に刺身。
kekeは今日は豪華だね、と言うので、「でも全部半額なんだよ」と言った。

一口カツは6切れ入っていたが、80円だった。

「でも、今日は疲れた。豚汁を私の分もよそってくれー」と言うと、具沢山でよそってきた。

kekeはフライパンに乗っているこの目玉焼きはなんだ?と言うので、「私の明日の弁当用なんだ。一口カツで使った卵の残りだよ。」と答える。

「豚汁はずいぶん具が多いねぇ。」
「文句言うなら自分で入れなおしてよ。」

kekeは500mlペットボトルのお茶を開けようとしているので、それを開けちゃうのかい?と言うと、もう2Lのはカラになっていた。
そうか、お茶もこれからは買わないとならないんだなぁ。

翌日、残った豚汁を食べようと思ったら、具がほとんどなかった。

今にみてろよ

2010-06-22 | 父の記録と母の思い出
せっかく帰ってきたkekeと昨日も大喧嘩した。

大学に戻らないかい?と静かに言ったつもりだが、それだけはどうしてもイヤなようである。
もうじき学校の面談もあるので、先生に相談してみるつもりなんだ、と言うと、「卒業できません」なんて言うはずがない、とkekeは言う。

「本人次第だって言うよ。」
「それならやる気を出して頑張ればいいじゃないか。」
kekeはもうこの進路がイヤなんだ、と言う。
「この時代、進路や就職口を選んでいる場合じゃないんだよ。」と幾ら言っても分からない。
本人は自分の人生だから好きにさせろと言う。
ケンカになる。


まだ真夏ほどではないが、扇風機ナシで寝るのが苦痛だ。
蒸す。

もう戻る気は無いな。
戻ったところで、今の状態から変わらないだろう。

これからどうすればいいんだろう。

闇の中で考える。
正確にはkekeが考える事なのだが、考えずにはいられない。


keke曰く、人と触れ合う仕事がしたいと言う。
じゃ、それは何だ?と言っても、答えない。

父の病院で若い男の子が何人か居る。
看護士さんかと思ったら、介護職のようだ。
彼らも職がみつからなくて、やむを得ずその道を選んだのだろうか。
でも、いつもニコニコしてて、本当にいい子ばかりだ。

人と触れ合いたいとか言いつつ、介護とかはイヤなんだろう。
バカ息子め。


日曜に面会に行った時は、父は散髪をしている最中だった。
いつもと違うソファ(少しでも父の近くにいたいのか)でシアワセばあさんは待っていた。

相変わらず父の世話を朝から晩まで焼いているようだ。
一度病院の方から「違う棟に変わりますか?」と問い合わせがあったようである。
シアワセばあさんがあまりに父の後を追い掛け回すので、「家族がよく思わないのでは」と病院の方が配慮してくれたようである。
妹もしばらく考えたが、父が嫌がっている訳でなし、1人で居るより良かろうとこのままでと返事をした。

父は目がよく見えてないので、ばあさんが食事の面倒もみていてくれているようだ。
「お上品ぶって、隣の人のご飯を食べてしまう人がいるんだよ」とばあさんが言う。

「だから、私は我慢できずバカ!って怒鳴るんだ、すると看護婦さんに怒られるのは私なの。私は男みたいだからね。」
「そうなんですね。」
「看護婦さんに今に見てろって思うんだよ。負けるが勝ちってね、最後に勝つからって思ってるの。」
「あはは。」

この「負けるが勝ち」と、「今に見てろよ」と言うのは、このばあさんのポリシーのようだ。
何度かこうして聞いた事がある。

やがて父がヨチヨチ手を引かれて戻ってきた。
父も現役の時はしっかりしてた。
かなり頼れる親父であった。

ここでこうしてフラフラ歩いているじいさんも、ドライヤーを「熱いよぉ」とひっぱたいているばあさんも、現役時代があったのである。
しかも戦争経験世代だ。
そう思うと、最近尊敬の念すら感じるようになる。

うちらは一体どこまで生きていけるんだろう。
どこまで食っていけるんだろう。

ばあさんの「今に見てろよ」も、これから私の座右の銘にすることにしよう。

サッカーなんて見ない

2010-06-21 | 日記
今日のkekeの帰宅は午前1時である。

私は目覚めて「kekeかい?」と言うと、黙って部屋に入って寝ている(フリ?)ようだ。

よっぽど私と口をききたくないらしい。


今日はまた白髪染めに行った。
最近、バツが悪い。
何故かと言うと、髪が伸び放題になってしまったのである。

普段はまとめてクルクル上げているのだが、そのスタイルが気に入っているわけではなく、そうすると伸ばし放題でも格好がつき、カット代が浮くからである。
私の行動には全て金がらみの意味がある。

その代わりアップだと顔周りの白髪(これがハンパじゃない、こめかみ辺りはほとんど真っ白)がどうしても目立つので、染めにだけ行ってるんだけど、鏡の中のユウレイみたいな波々ヘアの自分を見ると、店員さんに申し訳ない気持になる。

ここでも「サッカーを見たか」と言われた。
見ているはずが無い、その日その時間は首都高を走っている。
帰りは金がもったいないので下から帰ったが、道はすいていた。

駅前は賑やかだったらしい。

nanuさんからは「非国民」呼ばわりである。
「オレのおかんもヤツ(彼女)さえ見てるぞ」と言う。

だから、見たくねぇんだよ、と私は内心思うが、仕方ないので「1人で見ても盛り上がらないんですよ」と答える。
すると、nanuさんは「オレだってヤツと行動を共にしているわけじゃない。別々で見てたりする」と言う。「sakeさんって案外幼いんだね、いつも一緒にいると疲れるだろ」と言う。

最近、ああ言うばこうなので、nanuさんと会話するのがケッコウつらい。
「そうか、なるほど」と言えば済むような内容なのに、そう言わない。
女をとっかえひっかえして1人で暮らせない男が、1人で子育てまでしている人間に対して言える言葉なのか、と思う。しかし、彼の方が仕事上立場が上なので、ああやってプライベートまで偉そうにされるしか術がないのである。

でも、そう書きながら気づいたが、私の方が「ああほんとうにそうですね」と言えばいいだけの話なのかもしれない。
そう思って、反省してみよう。

でも、「非国民」呼ばわりは、ムッときている。
私はこれでも、普段アメリカや韓国や中国に日本がギューギュウ言われているのを憂いているのである。
日の丸も国家も堂々と好きでいたいのである。
この私に非国民とは、ケンカ売るつもりなのか。(と内心思う)

そもそもそれを見る気になれないのは、そうやってそう言う時だけ国民面する人が内心面白くないからである。
私のこの習性は今に始まったのではなく、同じ理由で高校の文化祭や体育祭も何度もサボっている。
そう言う時だけ先生の言う事をきいてクラス一丸になっちゃう連中が滑稽にすら見えたのである。
 
サッカーが終わるまで、私は毎回こうして非国民呼ばわりされるのだろうか。

絶対見るもんか!!

金が掛かる

2010-06-20 | 息子keke
会社では課長が毎週土曜の午前中に仕事をサボってどこかに行っているらしい。

不真面目な人ではないので、子供の世話とか、止むを得ない事情があるのだと私達は思い、半ば黙認状態であったのだが、社長がとうとうキレて、もうアイツは土曜は休みにしろ!という事になった。

「sakeクンだって困るだろ?アイツが休んでいるのに分からなければ電話を回してしまうだろう?」と無理矢理言うので、「ハイそうですね。」と答えると、「もう土曜は事務所も休みにしよう」といきなり言い出した。
特に最近気が短くなって、ワンテンポおこうとか、誰かに相談しようとか何も無く、彼はこうして電光石火のように全てを決定するのである。
そして、他の者は誰も逆らう事ができず、はいはいと音頭を取るのである。

nanuさんが居なくなった後、私は慌てて「と言う事は私のお給料は減ってしまうのでしょうか。」と社長に訊いてみた。
そうでもしないと、なんせ電光石火なので決定する前にクギを刺さないといけないのである。
こっちはこの状態なので必死であり瀕死でもある。

私のこのダイレクトアタックが度肝を抜いたのか、「それはお前も困るだろう」と社長は言う。「土曜休みにしたのは、電話も来ないし冷房や電気代が無駄だからな。」と言う。しかし、「これから昇給もできそうにないから、ここらで気持を汲んでもらいたい」みたいなことも言う。

けっ。
あの飲み屋のレシート1回我慢すればいいのによ。
(イヤミで五七五にして作りたいである。)

それにしても勘弁してくれよ!課長!!
もう~~~~!!(`´)


kekeからまた音信不通になったので、帰りに即効出向くことにする。
kekeに「返事がないなら心配だからそっちに行くよ」とメールを入れた。
今日の首都高は夜である。夜中は一度あるが、夜の首都高はそれなりに車もあり、ちょっと怖かった。

kekeから返事が来たのはその2時間後である。
「来なくていい」と書いてあるが、もうすぐそこまで来ている。
このまま返事をするとカンヌキをかけられると思い、黙って向う。

kekeはプリプリ怒っていて、「なんでここまで来たんだ。1人にさせてくれ」と文句を言う。
大学はこれからどうするかまだ悩んでいるらしい。

何をそんなに悩んでいるのかと尋ねると、卒業できる自信が無いと言う。
それでもやらないよりはやった方がいいから、ダメでもそこまで頑張ったらどうだろう?と言うと、「金が掛かる」と言う。

「金は掛かってもいいんだよ。」と言うと、「それじゃダメなんだ」と言う。

そしてよくよく訊いてみると、kekeは親の貯めた金を遣うのが嫌らしい。

「そんなの当たり前じゃないか、OM君だってT君だってみんな親の金で大学に行ってるんだから。」
「よそはみんな普通の家庭だからいいんだよ。うちはそうじゃない。」
「関係ないよ。」と言うと、kekeは「どうして自分のために金を遣わなかったんだ」と怒るのである。
「金がないから働けと言われた方がよかった。」

「kekeのために貯めたかったからだよ」と言うと、怒って泣きそうになった。

kekeは帰れ帰れと言うので、ハイハイ分かったよ、と言って帰る事にした。

車をブーと走らせ、私はアイツはうつじゃないな、と確信した。
そして、ウルッと涙が出た。

別に他に使いたいことなんてなかったんだから、そんなん何でもないのになー。

でも、あの子ももしかしたら少し変わったのかもしれないな?