銀座の甚平喰い倒れ日記

甚平を愛するサラリーマンの食生活を綴った日記。銀座界隈を中心に東京の美味しいお店をご紹介。

築地 一枠にて「全部定食」をいただきます

2007-03-15 15:43:44 | 銀座・築地 和食・寿司・海鮮

未開拓のお店を探しに遠出をしようと
いつもは全くといって踏み込まない
新富町方面に行ってきた。

中央区役所のさらに新富町側の
オフィスビルのエントランスを
通り過ぎようとしたその時に
牛もつ丼セット¥500円の文字が
フッと目に飛び込んできた。



自動ドアを潜り抜けると
階下に続く階段からざわりざわりと
人が重なり合う音が漏れてくる。

階下に降り立ち驚いた。
雑然とした地下には一枠というお店が
煮込みと焼酎で切り盛りしていたのだ。

こんなところにこんなお店があったのかと
同僚たちと目を見合わせながら
店先の全部定食¥1,000の内容を見て
迷いも見せずに入店した。



こちらが全部定食。
焼き鮭に出汁巻き卵、煮込みに新香、
味噌汁に卵プリン、ごはんが付いて¥1,000だ。

ちなみに煮込みの大盛り¥100は即座に、
ごはんのおかわり¥100は心の中で
注文させていただいた。



焼き鮭は可もなく不可もなく。

もう少し焼いてくれた方が好みではあるのだが
普通に美味しくいただけた。

鮭の皮でごはんを巻いていただくと
皮の際の脂がほんのりとごはんに移って
至極の瞬間を味わえる。



煮込みの方にはたっぷりの生葱が添えられている。

大きめに斜め切りしてある分
濃厚な味噌の後味を輪切りにしたものよりも
さっぱりと洗い流してくれるのでとても相性が良い。

この煮込みはめっけもんだ。
界隈で煮込みというとキツネヤの煮込みを連想するのだが
勝るとも劣らない一品だ。

味噌も煮込み具合も按配由なのだ。



ただし、鮭の塩焼きと
こちらの煮込みは相性が悪い。

赤ワインに刺身という表現は大げさだが、
鮭の後に煮込みを放り込むと鮭の魚臭さを
際立って感じてしまうのだ。



出汁巻き玉子は築地場外の
大定のものを使っているそうだ。

テリー伊藤さんのご実家丸武と並ぶ
人気の玉子焼き屋さんだ。

他のエリアであれば
出汁巻き玉子くらい自分で作れよと
ツッコミが入りそうだが、
築地という立地柄すんなりと受け入れられる。



旨い旨いと煮込みに感心しながら
2杯目のごはんをお願いした。

3割ほどの煮込みをおかずとして食べた後、
残りの7割を2杯目のごはんの上に載せていただく。

牛モツ丼のできあがりだ。

今度は鮭に邪魔される事もなく
無心で箸を回転させることができた。

牛モツ丼セットは¥500円とのことだが
全部定食よりも牛モツ丼を2杯いただく方が
どんなに幸せだったことかと思わず後悔の念が・・・



最後にデザートの玉子プリンを。

濃い黄色はマンゴーソースなのだが、
マンゴーの甘酸っぱさは感じられても
モツ煮にやられた舌では玉子プリンの甘さは
ほとんど感じることができなかった。

お兄さん夫婦と若い弟さんの
3人でやっているお店なのだろうか?

お味噌汁への物足りなさや
モツ煮と魚の相性など今後を
期待させられる部分もあるのだが
総じて美味しい気持ちの良い昼時なのであった。

ご馳走様でした。

一枠
中央区築地2丁目1-17
電話 03-3547-0189

全部定食¥1,200
(おかわり¥100、牛皿大盛り¥100を含む)

甚平満足度 ★★★★☆
甚平満腹度 ★★★★☆

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