SACのなかま

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鬼谷子(平成28年夏の補講)

2016-08-10 11:13:03 | 日記

 鬼谷子は、蘇秦と張儀の先生です。

 人心掌握の本とか、揣摩憶測の術とか色々と登場する怪人物です。

 孫子が鳳涓と呉子の処に弟子入りに行きますが、本当は鬼谷子のところで勉強したかった?というのが、最近の小説に書かれています。

 孟嘗君も鬼谷子に会ったとか、小説はなかなか面白いです。

 さて、鬼谷子が優れていたから、いろんなところで名前を使われます。

 諸葛孔明も同じで、有名な人、頭の良い人の名前を利用して、色々と製品や本が出されるわけです。

 どこまでホントかわからないと思って観ないといけないわけです。

 断易(五行易)の納爻を始めたのが鬼谷子となっています。

 そのくせ、小説家の先生方は、鬼谷子の納爻の話は出てこないわけです。

 鬼谷子が納爻を作らなかったという考えもあるし、鬼谷子の納爻も名前を借りたものという説もあってもいいはずですが、鬼谷子の先生がいて、そちらの方は算木の数が12もあるという易で、それも凄かったという話があります。

 ついでに、中国の殷王朝の末期、次の時代のリーダになる文王は捉えられて研究をさせられていたという事になっていますが、その研究というのが易学だったといのです。

 文王の息子の武王が殷を滅ぼすわけです。

 太公望の時代です。

 太公望の書いた「陰符」とかいう本を読んで蘇秦は巻き返しを計ったといわれていますね。

 


胡煦か火珠林か(平成28年夏の補講)

2016-08-10 08:38:28 | 日記

 断易では、立筮して、卦に12支を配布します。

 そのときのやり方で、火珠林という昔からのやりかたと、胡煦という人のやり方があります。

 胡煦が正しいという人は胡煦の的中を挙げて、正しさを主張しますが、昔からの火珠林で問題ないという人もいます。

 どちらかと迷わないでほしいと思います。

 ただし、たいていの断易の本は火珠林を基に書かれていますので、その点で注意してください。

 鴨書店で作られている「断易必携」には、両方がわかるように作られています。

 易の納爻のやり方が、別解が存在するという事は、他の納爻の仕方を考える人も出てくると思います。

 前に出てきた九鬼盛隆も鬼谷断法でしたが、火珠林を使っていたと思います。