欅並木をのぼった左手にあるお店

ちいさいけど心ほっこり、French!テイストなお店♪

閃光の意味

2008-03-19 | poem
星がひとつ流れました。広い夜空を。なにもない暗い世界を横切って。
あなたはそれを見たのです。これは偶然ではなくあなたのための流れ星。
はたしてその意味は何なのでしょう?

はてしなく広い夜空で、あなたの見た一筋の光。
空を見上げて。目をつぶり、心で探してみて下さい。
今流れた星の輝きを。広大な世界を一瞬で横切る光を。
それをいつまでも感じられることができるのですから。あなたにはその資格があるのです。
なぜならその閃光はあなたのための光なのですから。

目をつぶり感覚をとぎ澄ますのです。
星を探すのです。あなた自身の光を。
それを胸の中に見つけられた時、あなたの不安は吹き払われるでしょう。
悲しみは消えてなくなるでしょう。
信じられるものを見つけられたのだから。
その閃光をいつまでも胸に感じられた時、あなたの感覚は大いなるものとつながります。
それはあなたに大いなる恩恵をもたらすものだから。
その光をいつまでも胸のとどめておけることができるのです。
それは現実の中であなたという本当の自分を見失わないでいられること。
行くべき道を見誤ることももうなくなるのです。
喜びと恩恵に浸れるのです。
それは別の言い方でしあわせに生きられるということなのですから。

胸の奥に感覚をとぎ澄ませてみることです。胸の中の星を感じることです。
あの流れる星を。あの光を。
それがあなたの胸にいつも息づいていけるのですから。
そう、あなたはこれで永遠というものを理解できるのですから。
それは大いなる祝福というものです。
あなたの中の光。それがいつまでもとどまっていること。
それは別の呼び方でしあわせに生きていけるということなのですから。

輝き ~ギターを奏でる君の姿~

2008-03-17 | poem
肩をおとしてどこまで歩いていくの?
その道をどこまで行ったって君の求めているものは見つからないよ。
悲しい思いが君を包んでいるよ。
淋しい気持ちで胸がいっぱいなんだね。
でも、どうしてだろう?
君の歩み。
明るい方に歩きはじめたはずなのに。
しあわせを手にするために胸をたぎらせていたはずなのに。
歩きはじめた頃の君と今の君とでは、いったいなにが変わってしまったんだろう?

自然体。
君の自然な笑顔はどこにいったの? 自然な話ぶりはどこにいってしまったんだろう?
そうやって生きていくって決めたんじゃなかった?
今の君はなにをつかもうとした結果なのか?
でも、君がまちがっていたわけじゃないよ。
君の思いがズレていたわけじゃない。

まだ道の途中。
そう、またこれから歩きはじめた頃の気持ちをもう一度とり戻していけるから。
もう一度君の良さを花ひらかせることはできるんだから。
君の背中には大好き君のギターがあるじゃない。
うまく弾こう。人に良く聞いてもらおうって。
そうして、歩んできたからね。
それを今度はギターが好きなんだって。好きな音色を奏でてみてよ。
君の愛情を音階に変えていこう。
楽しさを奏ではじめよう。
そう、自分の好きな音色。大好きな君のギターで生み出していこう。

ギターを弾く今の君は今までにはないなにかが輝いている。
それは君が以前から手にしたかったものじゃない?
その音色を手がかりに、もう一度。
楽しそうにギターを弾く姿。
そんなギターから生まれてくる音色。
それは君がずっと以前から求めていたものなんじゃない?
心が躍り出すような音楽。
そんなメロディーを君は求めていたんじゃないかな?

その姿を忘れないで。
今の君は輝いているから。
その輝きは喜びや楽しさを。まわりの人ももちろん自分にもしあわせをもたらしてくれるんだから。
そんな姿でこれからを歩いていこう。
さらに輝きが増すように。そんな生き方をしていこう。

そんな生き方

2008-03-17 | essay
"夢は叶うんだよって。
実感できて人に言える生き方が、すばらしいね。
たとえ厳しい道のりがあったとしても、その道のりは最後に喜びになるんだから。
そんな生き方がステキだよね。"

天駆ける馬に乗って

2008-03-15 | poem
"さぁ、僕のうしろに乗って。
これから街を駆けていこう。
この馬はふしぎな馬。
君をのせて、街を見わたすくらい高いところへ飛んでいける。
これは君への贈り物。
希望は叶うっていう天からのしるしなんだよ。"

"そら、この馬は夜空でも駆けていくよ。
すばやく空へと昇っていく。
ここからの景色を君に見てもらいたかったんだ。
君の家はもうかなりむこうに。
街がこんなに大きかったって、君は知っていたかい?
こんなにも夜空が広いことを君は見上げたことがあるかい?
いつも見ている空とはすこし違うよ。この満天の星空は。"

"こうして空を駆けていると、なにか感じはしない?
夢や希望は存在しているってことを。
希望は叶うんだよ。夢は夢じゃないんだよ。
この街のきらめき。
これは人の希望がカタチになったものさ。
満天の星は天が作った奇跡なんだよ。
だから、君ももうそんな顔をしていないで。
大きな心で感じてみてよ。
この風に願いを託してみてよ。
かならず通じるはずさ。
満天の星々が君のことをおぼえていてくれるから。"

"この星々の美しさは天からのプレゼントなんだよ。
毎晩こうして輝いているのさ。
僕たちの前にあらわれている奇跡。
それを見ないで、ひとりうつむいているのはもったいないよ。
夢や希望のない心で、なにができるっていうんだい?
でも、これからは大丈夫だね。
こうして天からの美しさも人の奇跡も見ることができたんだから。"

"さぁ、馬は駆けていくよ。
あの山を越えたところに海が広がっているんだよ。
大きな月の光が海に広がる光景。
それを君に見せてあげるよ。
これは夢の中じゃないんだ。
目が醒めて、悲しそうにひとり部屋にとり残されることもない。
ようく見ておくんだよ。この夜空の光景を。
そして、天が君を励ましていることも忘れないでね。
君の夢や希望は、君だけのものじゃない。
まわりの人たちにも天にも通じる、僕たちの願いなんだからね。"

不思議な赤い実

2008-03-14 | poem
僕の部屋のバルコニー。
僕がいつも街を見ている場所。
遠くの塔を。広がる青空を。下のまちなみを。
ちいさな花壇には丈の短い花々を。天気のいい日にはそこに腰かけて時間を過ごす場所。
そこに最近赤い実が落ちいてる。
この小さな実はどこからきたんだろう。
小鳥が運んでくるのかな。
なぜここに置いていくのか。
毎日のように。僕のバルコニーに。
たまに部屋に飾ってもよさそうな小枝のままのものもある。
この赤い実は僕になにを意味するのだろう。
毎日の赤い実。だれかからの贈り物?

いつ頃からか僕は赤い実を集めることにした。
小さな瓶に。枝のついたものは部屋に飾るように。
だれが何のためにこんなところへ。
あたたかくなったから? それとも春だから?
毎日赤い実は僕のバルコニーに感心に運ばれてくる。

日常は僕の心を揺らがせる。
でも、いつからだろう。僕は赤い実を思い出すことにしていた。
部屋に飾った小枝の実ことも。
いつしかそれは幸運のしるしになっていたから。
だれが運んでくるかいまだにわからないけど。
それは毎日僕のバルコニーに。花壇のそばにおかれているから。
僕の鞄に小枝が入るようになっていた。
瓶にたまっていく赤い実を眺めるのが楽しみになっていた。

だれが運んでくるのか。不思議な赤い実。
休みの日。いや、仕事から帰ってきた夕暮れのバルコニーに行って、いつものように赤い実を見つけて。
そこにたたずんで、遠い空やまちなみを見わたしながら。
しばらくの時間、幸運を運んでくる使者について思いをめぐらすことにしているのだ。

教会の庭

2008-03-13 | poem
教会の庭。
今日もどこからかあらわれてきた子供たち。
男の子はボールを使って。女の子は階段に腰かけて遊びはじめる。
高いビルのあいだからぼんやりとした太陽が。
あわただしさの残る平日の昼さがり。
教会の庭だけはその周辺ある殺伐さが漂っていない。

しばらくして、男の子と女の子がけんかをはじめた。
女の子は泣いて、まわりの女の子たちが男の子の方をにらんでいる。
街にある殺伐さがこの庭にも漂いはじめていた。
神父とシスターがそれに気づいて、建物から出てきた。
シスターがやってくると、シスターの腰に泣きすがる女の子。
神父が事情を聞くと。

“僕たちのボールが女の子のところにいったんだ。
僕が返してと言ったら、女の子がボールをむこうの方に投げたんだよ。”
 “背中にボールが当たったのよ。でも、なにもあやまらずに渡せってこの子は言ってきたの。”
おたがいに興奮していて、気持ちがおさまらない様子。

神父は男の子のそばに行って。頭をなでながら。
 “君は女の子がボールをむこうに投げたから、カッとしたんだね。”
男の子はうなずく。
 “じゃあ、女の子が素直にボールを返してくれたら、なにもなかったようにまた遊べたんだよね。”
男の子はまたうなずく。
 “じゃあ、ボールが背中に当たった女の子の立場になって今度は考えてごらん。君はそのことについて、なにかお詫びでも言ったのかい?”
男の子はその時になって、肩をすくめて首をふった。
もう感情はおだやかになっていた。
 “じゃあ、わかるね。女の子になにか言葉をかけてあげなさい。そうすれば今度は素直にボールを返してくれるはずだよ。”
男の子は事情が飲み込めたのか、しずしずと女の子のそばに行って、素直にあやまった。
しかし、女の子はシスターの裾にすがりついたままだった。

神父は今度は女の子のそばに行き。
“ここが痛かったんだね。よしよし。ほら、もう大丈夫。どうだい? こっちを見てくれないかな。”
女の子はシスターの裾をはなして、神父の顔を見上げる。
“もう大丈夫だよ。この子はね、本当はあやまりたかったんだよ。でも、気持ちが先にいってしまったんだ。ボールをむこうに投げたことも、男の子はもうなにも言わないよ。どうかな? 許してあげられないかな?”
女の子は口に手をあてて考えている風だった。
 “どうだい? 許してあげられないかな?”
女の子は静かに首をふった。
 “そうかい。いい子だ。もう仲直りできるね。”
女の子はうなずいた。女の子ももう落ち着いていた。
 “ほうら、もうなにもなかった。みんな仲良しだからね。
ここはみんなの場所なんだから。みんなで仲良く過ごせる場所にしておこうね。
さぁ、また楽しく遊んでおいで。日が沈みはじめるまで、ここで楽しく遊んでおいで。"

ビルの合間から顔をのぞかせていた太陽がよりいっそう明るく教会の庭を照らしはじめた。
子供たちはまた散り散りになって楽しそうに遊びはじめた。
街にありがちな殺伐さはもうこの庭にはなかった。
男の子と女の子がけんかした前よりも、そこはおだやかな平穏さに包まれていた。

しあわせを呼び込むまでは

2008-03-11 | message
あまり大きなものばかり見てないで、たまにはちいさなものにも目をむけてみてよ。
いつもとは違う世界に自分を導いてみてよ。
そこには君を満足させてくれるものがあるはずだから。
君の必要としているものがかならずあるはずだから。

せかせかと動いてばかりいないで、たまには立ち止まってみてよ。
そこでどうなるか? それを確かめてみてよ。
きっと悪くはならないはずだから。今までに得られなかった感情に出会えるはずだから。
それは君の輝きにつながっていくものだから。

ちいさなもののなかにもあるあらゆる要素がある。
それはシンプルに胸に伝わってくるものだから。
そこから感じはじめてみよう。
そこから大きなものへ視野を移しても、もうまぎらわされることなく自分を保っていられるから。
立ち止まって、あたりに調和してみてよ。
そこにあるあらゆるものの情報が君の胸へと訪れてくるから。
そうすればここがどんなところなのか。
これから君がどうしていけばいいのか。
自然と導き出せるようになっていくから。

そういう風に、君が君でいるために学ばなくちゃならないことがたくさんある。
君が君でいるために経験しなきゃならないことがまだまだたくさんある。
そういうことだから。
だから、これからもまだまだ生きていかなくちゃいけない。
でも、今までの生き方とは違う。
今までのように愛も希望もない生き方をする必要はないんだから。
いつも胸には愛や希望があっていいんだから。
そんな考え方をそんな思い方を、学んでいけばいいんだから。

そう、君のしあわせを君のもとへ呼び込むまではね。

君の胸にともるもの

2008-03-10 | poem
雪の道を歩いていく君。
ねぇ、君の行く先にはなにがあるの?
あたたかな明かりのともる家?
それとも、あたたかな胸をもつ人のもとにでも行くつもり?

ほの暗い白い道をひとりで歩いていく君。
君はなにを求めてそんなに歩いていくの?
君の中のなにが足りなくて歩いていくの?
その行き先にはいったいなにがあるの?

かじかむ手をポケットに押し込んで、マフラーに顔をうずめて歩いていく君。
こんな寒い最中(さなか)に迷う事なく歩いていく君。
君はきっとこれからなにかをつかむんだね。
かけがえのないなにかをもう手に入れようとしているんだね。
君が探し求めてきた、それでも今まで手にすることができなかったものを。
それを君は探し出すことができたんだね。
その表情その歩き方その心の輝きが物語っているよ。

雪のやまない暗い道をひたすら歩いていく君。
寒いことも忘れるくらい胸に輝きを秘めて歩いていく君。
君の求めているものがもうその先にはあるんだね。
君の手にしたかった、君にとって大切なものが、この道のむこうには待っているんだね。
それが何なのかわからないけど、ただその胸の輝きがなにかを教えてくれているよ。
君の胸の輝きと同じくらい、そのものは愛や希望に満ちているんだね。
そう、そのものはあたたかい愛情や胸に輝く希望ように人に必要な栄養のようなものを授けてくれる、やわらかい光に満ちあふれたものなんだね。

星は君とともに

2008-03-09 | poem
星は遠くから君を見守っている。
やさしい光を輝かせながら。
淋しい夜でも、君のことをそっと見守っているから。
安心して休んでおいで。

太陽のように強い輝きは示してないけど。
あの星はいつでも輝いている。
光の大きさ小ささはそれぞれだけど、あの星たちはいつも君とともにいるから。
安心して休んでおいで。

窓辺で星を見上げる時も。
寝床で目をつぶり、まぶたの奥に見ている星も。
どれも同じ輝き。君のとともにいる光。
だから、安心して休んでおいで。

明るい世界の中でも星は君を見守っている。
ほら、目をつぶって確かめてみなよ。
遠くからだけど、星は君とともにいるから。
君が会おうと思えばいつでも会えるんだから。
安心して休んでおいで。