食い意地の日々

食いものネタと、お出かけ日記。

むかご飯

2006年11月30日 | 食いネタ中部
みのむしさんから「むかご」を頂いたので、白米研いで(普段は玄米)早速土鍋でむかご飯に。むかごの風味を味わうため、加えるのは塩だけ。
炊く時に吹き出すおねばは、通常より粘っこく、山芋っぽい香りがする。
粒の大きめのを取り分けておいたのは、多めの油で炒り(素揚げと空炒りの間くらい?)、油を切って塩を振る。
香りは山芋より野趣ある感じで、ほくほくしとるが、少しねっとり。素朴な味やなぁ。
ご飯のむかごの方が、よりねっとりしてたんで、ねっとり感を楽しむなら、揚げるか炒るよりは、茹でるか炊き込みご飯かな。

みのむしさん、ごちそうさまでした。

写真は、撮るの忘れて食うちまったのでない。
旦那が朝or昼に食うと言うんで、おにぎりにもしたけど、ラップで包んどるし...

ヒバーチ

2006年11月27日 | 食いネタ九州沖縄
買い物に行ったスーパーで、沖縄物産の特設コーナーあったので覗いたら、ウコンやコーレーグースと並んで、ビン入りのコショウの様なものがあった。
なんだ?と見てみると、ヒバーチ、島コショウとあり、ビンには和名:ナガコショウとある。
試食があったので手に取り香りを嗅いでみると、シナモンの様な、匂い袋のお香の様な雰囲気もある甘い香り。舐めてみると、甘い香りが広がり、ぴりっと辛い。
香辛料の民族学―カレーの木とワサビの木 吉田よし子 中央公論社」を読んで以来、ずっと食うてみたかったんやわ~
この本、スパイスやハーブ類の風味や産地、食文化、歴史など、なかなか興味深い内容なので、見掛けたら是非読んでみて下され。

ナガコショウに付いて書かれたトコを引用すると
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熱帯の市場でスパイス売場を覗いてみると、三センチほどの長さで小さなエノコログサのような形をした黒いスパイスを売っている。漢方で「ヒハツ」と呼ばれる「ナガコショウ」の実だ。ヒハツはコショウの実が独立せず、房の中に埋まっている、そのため房ごと乾かして使うので、丸いコショウに対し長いコショウという名前が与えられた。ナガコショウは現在でこそ知る人も少ない香辛料で、産地でしか使われていないが、ギリシア・ローマ時代にはコショウと言えばナガコショウをさしたほど珍重された。
--中略--
沖縄にもナガコショウはある。「ヒハツ」もしくは「ヒハツモドキ」と呼ばれ、竹富島や石垣島では、台風に備えて家の周りにめぐらせた石垣にツタのように這い上がっている
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帰宅して、晩飯にカリフラワーとニョッキのトマトソース作ったんで、かけて食うてみたら、甘い香りがちょっとエスニックな感じ。香りが好みなら癖になりそうな、なかなかの風味。
コーヒーや菓子に、ともあるんで、チャイ(インド風スパイス入りミルクティー)に入れたら合いそう。
なんで、こんな香りの良いスパイスが産地以外でほとんど使われなくなったのやろ。作り易さ、生産性など理由はあるのやろが、希少かつ高価でも買い手がいるのがスパイスやし。

「沖縄の食文化を探る てぃーあんだー」の沖縄の食材/沖縄の調味料に解説、波照間海運の琉球の動植物に写真見つけた。リンク先消滅
豚肉と相性良く、沖縄そばにかけたり、中身汁の臭み取りに欠かせないのか。

ヒハツやナガコショウを調べてたら、漢方の生薬として扱いある店が引っ掛かったんで、試してみたくなったら、生薬の扱い多い店探して覗いてみるかな。
他に、ダイエットや冷え対策などのサプリメントが多く引っ掛かったから、エキスの形で知らずに口にしとる人もいるのかも。

11/26の果物

2006年11月26日 | 直売所
柿1種類。古代米2種。洋梨はラ・フランス、ル・ルクチェ、ウィンターネリス。

ル・ルクチェ3個購入、ウィンターネリスの傷もの1個おまけで貰う。
ウィンターネリスは先週より熟していて、甘くジューシーで肉質も香りも良いが、渋みとえぐみがあって、いまひとつ不得意。渋みとえぐみなければ、かなり美味いのに...

万豚記

2006年11月21日 | 食いネタ東京
親と秋葉原駅で別れた後、なんか疲れて塩気欲しかったんで、ヨドバシのレストラン街行ってみて、適当に入った。
坦々麺の、黒胡麻でも白胡麻でもない、「紅」が付く名前の辛いの。

スープの表面は真っ赤。麺に、挽肉を麻辣味に炒めたのと、ネギ。
山椒と辣油たっぷりで、美味いとか不味いとか、そう言うレベルでない、口の中麻痺する感じ。もちろん、むせたり、飲み込み損なったら地獄。
麺は透き通る感じの平麺、スープは辛いが味は濃くなく、胡麻は風味というよりスープをまろやかにする感じ。
麻辣味に慣れてない人には、食えん代物を頼んでしもた様や。メニューに「癖ある」とはあったけど...機会あったら麻婆豆腐試してみようかな。

江戸の誘惑

2006年11月21日 | 食いネタ東京
親と江戸東京博物館で開催の、ボストン美術館所蔵 肉筆浮世絵展「江戸の誘惑」へ。
肉筆ならではの良さはもちろんやが、保存状態の良さに驚き。色鮮やかで素晴らしいですわ~
美人画もいい、が、百鬼夜行の猫や狐、カワウソさん達がかわいいぞ。

特別展の会場出口付近に、2Fのレストラン モアの、江戸の誘惑展 特別メニューで、料理研究家監修の江戸料理のお献立のポスター貼ってあったので、昼はそこにする。
五目飯(海老、イカ、栗、椎茸、三つ葉。出汁、薬味に黒胡椒)、サツマ芋の煮物、豆腐の揚げ田楽、小松菜胡麻和え、沢庵、甘味(饅頭)。

五目飯はご飯の上に、湯通しし軽く火を入れた海老・包丁入れたイカ、椎茸(どんこ、四つ切り)、山梔子で染めた栗、三つ葉が乗り、薄味の出汁をかけ、薬味に黒胡椒。嫌いな椎茸は食うてないんで、味わからん。
(江戸の料理書の現代語訳本を持っているが、汁掛けご飯が多く、黒胡椒も薬味として記述あるのぢゃ。胡椒飯=ご飯に挽き立ての黒胡椒、薄味の鰹出汁なんて、かなり美味)
海老はプリップリ、イカは甘く柔らかく、火の通し方が良い。出汁はしっかりしているが、塩気は薄く、三つ葉と胡椒の香りも良く上品。でも、ご飯は丼飯並の量、もっと少ない方がええと思う。
サツマ芋の煮物は名前なんやったか...小口切りの長葱と共に薄味で煮てある。風味はまぁまぁ。
揚げ田楽は、厚揚げを軽く焼いて、豆味噌の田楽味噌。熱々やと美味いのやが。
小松菜胡麻和えは、お浸しかと。出汁をかけ入り胡麻を振ってある程度で「胡麻和え」と言えんのかいな。
沢庵も、えらく歯応えのあある、昔ながらの物。個人的には、これが一番の当たり(をい

食事を終え、江戸東京博物館常設展示に。江戸ゾーンのジオラマが見物らしいが、浮世絵や書物、引き札や版木などの資料、特に発禁書の充実ぶりはなかなか。
東京ゾーンは、広告コレクションや、和洋折衷の近代住宅を館内に移設してあるのは凄いと思うたけど、なんとなく楽しめんかった。

ドゥドゥサン

2006年11月20日 | 食いネタ神奈川
予定してなかったのやが、ベトナム料理屋ドゥドゥサンの前通ってしもたので、牛肉のフォー。
買い物に出掛ける前にテレビ見てたら、NHK教育でベトナムの米食文化紹介番組やっとって、フォーが美味そうやったもんで、つい(笑)
透き通って脂のほとんどないスープに幅5mm程の米の麺。上に薄切りの牛肉、香菜ともやし、玉葱が乗っているが、生で乗せ熱々のスープをかけ火を通す様や。レモンと生の赤唐辛子の薄切り添え。
スープは薄味で、香菜の香り、レモンの香りと酸味、唐辛子の辛みがええわな。

11/19の果物

2006年11月19日 | 直売所
柿数種。洋梨はシルバーベル、ラ・フランス、ル・ルクチェ、ウィンターネリス。古代米2種。
ウィンターネリスはフルーツパーク長後で一番遅い品種。どんな味やろと楽しみにしてたが、試食したら渋みとえぐみがあった。

そろそろ終わりのシルバーベル4個、ル・ルクチェ1個購入。ラ・フランスの傷もの1個おまけで貰う。

ラ・フランスは洋梨の女王と言うが、いまいち良い頃合いで食えんのやわ。熟し加減の見極め難しいんで、つい他を買うてしまう。
ま、美味いっ!というラフランスに、まだ当たってないからかもしれん。
ル・ルクチェは多少渋みとえぐみあるが、気になる程ではなく、味はあっさり、ジューシーで香り良く、大玉で可食部が多い。

ギャラリーはしご

2006年11月16日 | お出かけ日記
16日からの猫町の、ふとねこ堂さん個展&ねこかるた・ねここよみ展行くのは午後やから、と、その前に、渋谷Bunkamuraザ・ミュージアムで開催中のスーパー・エッシャー展に行く予定していたが、朝、天気予報見るのにテレビ付けたら、ニュースでオオトリ神社の酉の市からの中継やっていたので、「ま、これも縁や」と、こちらも行く事に。

まず渋谷に出て、無料の渋谷巡回バスに乗るため渋谷マークシティ5Fのエクセルホテル東急の車寄せへ。Bunkamuraには、歩いて行く方が早いけど、ぐるっと回ってみたかったし。
ずいぶん高いトコにあるなぁ思うたら、傾斜地に建っていて、渋谷駅から遠い側は4Fが地上やった。
エッシャーは好きで本も数冊持っとるのやが、作品を生で見るのは初めてやし、習作やノート、本などで見た事の無い作品もあるだけでなく、版木も数点展示されていたので、かなり楽しめた。

また巡回バスに乗り渋谷マークシティへ戻り、館内のイタリアンレストランで昼食、酉の市へ向かう。
三ノ輪駅で地下鉄降り、屋台冷やかしながら長國寺と鷲神社に行き参拝。熊で売る店冷やかし、切山椒購入。入谷駅に向かい猫町へ。

猫町は、1Fはふとねこ堂さん個展で、2Fはねこかるた・ねここよみ展を開催。
今回はそれだけでなく、前回、ぴ~さん個展で購入した、座布団にひっくり返って寝るいっちーくんを受け取るので、楽しみもより大きい。
ふとねこ堂さんは、猫がええだけでなく、お菓子好きなのもあってか、猫+菓子で美味しそうなのも多いんやわ。
カルタは、以前出していたのよりサイズ大きく、中身も一部変えた、部数5の限定品...買うしか無いやん (^_^;
2Fに行き、まず、ねこてさんの「京ことば猫トランプ」原画を見る。やっぱええわ~
トランプは既に購入、じっくり見てたけど、原画はやはり別もの。柄に合わせ、ぼかし染めた和紙に、金銀も入りゴージャス。ま、トランプの絵札言うたら王族方、きらびやかなお召し物は当然ですし。
有田ひろみさんのぬいさんは、花札柄のパッチワーク&刺繍の前掛け。
布施和佳子さんのトランプモチーフの絵、櫻井魔己子さんのトランプモチーフの立体と絵、暁さんのタロット画は素敵で、猫町スタッフに「何年でも待つから作って~」言うてしもた。
最近、猫ものプレイングカード&オラクルカードコレクターしとるし。ほんまに数年後に、手に出来るといいな。

おとりさま

2006年11月16日 | お出かけ日記
朝、天気予報見るのにテレビ付けたら、ニュースでオオトリ神社の酉の市からの中継やっていたので、「ま、これも縁や」と、行く事に。
酉の市というよりは「おとりさま」。名前は知っとるけど、子供の頃に親に連れられて行ったきりで、自分では行った事ないんやわ。確か、オオトリ神社だった気が...
酉の市やっとるのは、浅草田圃酉の寺「長國寺」で、隣が鷲(オオトリ)神社?ここかな。最寄り駅は、東京メトロ、日比谷線の三ノ輪駅か入谷駅で、三ノ輪駅近くから屋台が並ぶのか、と、場所と経路調べ家を出る。

三ノ輪駅で地下鉄降りると、構内に「←酉の市」と、近い側の出口を案内してたが、駅の外に出ると交差点、案内は特になし。
人が多く来る方向に屋台見えたから、行くべき方向わかったが、酉の市以外の時やと、地図無いと行きつけないかも。

焼そば、お好み焼き、じゃがバター、アンズ飴、カステラ焼き、と定番が並ぶ中、ドネルケバブの屋台も並び、牛肉や鶏肉の串焼きも目立った。0時から丸一日やっている祭りなので、酒飲める様にしている所も多い。
まずは長國寺と鷲神社を参拝。


切山椒の店では試食あったので、試食して購入。おとりさまの切山椒は美味しかったけど、別のトコのは香料臭くて不味かった記憶あるもんで、試食あるなら確認しないと。


舟和も切山椒を出してたけど、山椒味以外も入って、試食なかったのでパス。大丈夫やと思うけど、外れたら嫌やし。

熊手を売る店をひやかしながら回るが、店によりデザインは様々。
畳1帖はあるのやないか、と言う大きさの、ぬいさん沢山付いたサンリオ特注の熊手置いとる店もあった。サンリオグッズのファンは涎物やろうなぁ(笑)
売り子は屋号染め抜きの半天着とるのやが、ちょっと違うのもいるな思うたら、半天の生地の、屋号染め抜きのハーフコートやった。温かそうで、かつ格好ええ~、ちょっと欲しいかも思うてたら、かまわぬ柄の着とるおっちゃんもいて、その鯔背っぷりに、思わず「どこで買ったんですか?」と聞きたくなった。
30年程前かなぁ、子供の頃行った時には、蒸かして笹に通した頭の芋(八頭)売る店が多かったけど、ココにあるように1軒だけになっていた。これはちょっと寂しかった。

鷲神社の熊手とお札、切山椒の袋と中身。切山椒は白、赤、緑の三色の1cm角ほどに細く切った、山椒で風味付けた、ほんのり甘い「すあま」の様な餅菓子。同じく細く切った豆餅(こちらは塩味)も入っていた。

マーノ マッジョ

2006年11月16日 | 食いネタ東京
渋谷マークシティの、釜焼きピッツァ手打ちパスタを出すイタリアンレストラン、マーノ マッジョで昼食。
ランチでピッツァが付くのは、2人からのメニューやったので、日替わりの2種類のパスタが両方食べられるダプルパスタランチ+コーヒー。
サラダ、ツナととオリーブの ホウレン草の平打パスタ(6x1mm程)、ブロッコリーとハムのトマトソースのパスタ(2x2mm程)、雑穀パン。
サラダはレタス、玉葱とパプリカの薄切り。ドレッシングは、たぶん白ワインビネガーとオリーブ油、すりおろした玉葱。パプリカは厚切りのトコが多いけど、透ける程薄く切られたのって、結構美味いわ。
パスタはどちらもシコシコして歯応え良く、ソースの味もソコソコ。ツナは若干生臭味感じたけど、まぁええとこか。
コーヒーは炒り浅い酸味があるタイプで、好みやなかった。