食い意地の日々

食いものネタと、お出かけ日記。

万豚記

2006年11月21日 | 食いネタ東京
親と秋葉原駅で別れた後、なんか疲れて塩気欲しかったんで、ヨドバシのレストラン街行ってみて、適当に入った。
坦々麺の、黒胡麻でも白胡麻でもない、「紅」が付く名前の辛いの。

スープの表面は真っ赤。麺に、挽肉を麻辣味に炒めたのと、ネギ。
山椒と辣油たっぷりで、美味いとか不味いとか、そう言うレベルでない、口の中麻痺する感じ。もちろん、むせたり、飲み込み損なったら地獄。
麺は透き通る感じの平麺、スープは辛いが味は濃くなく、胡麻は風味というよりスープをまろやかにする感じ。
麻辣味に慣れてない人には、食えん代物を頼んでしもた様や。メニューに「癖ある」とはあったけど...機会あったら麻婆豆腐試してみようかな。

江戸の誘惑

2006年11月21日 | 食いネタ東京
親と江戸東京博物館で開催の、ボストン美術館所蔵 肉筆浮世絵展「江戸の誘惑」へ。
肉筆ならではの良さはもちろんやが、保存状態の良さに驚き。色鮮やかで素晴らしいですわ~
美人画もいい、が、百鬼夜行の猫や狐、カワウソさん達がかわいいぞ。

特別展の会場出口付近に、2Fのレストラン モアの、江戸の誘惑展 特別メニューで、料理研究家監修の江戸料理のお献立のポスター貼ってあったので、昼はそこにする。
五目飯(海老、イカ、栗、椎茸、三つ葉。出汁、薬味に黒胡椒)、サツマ芋の煮物、豆腐の揚げ田楽、小松菜胡麻和え、沢庵、甘味(饅頭)。

五目飯はご飯の上に、湯通しし軽く火を入れた海老・包丁入れたイカ、椎茸(どんこ、四つ切り)、山梔子で染めた栗、三つ葉が乗り、薄味の出汁をかけ、薬味に黒胡椒。嫌いな椎茸は食うてないんで、味わからん。
(江戸の料理書の現代語訳本を持っているが、汁掛けご飯が多く、黒胡椒も薬味として記述あるのぢゃ。胡椒飯=ご飯に挽き立ての黒胡椒、薄味の鰹出汁なんて、かなり美味)
海老はプリップリ、イカは甘く柔らかく、火の通し方が良い。出汁はしっかりしているが、塩気は薄く、三つ葉と胡椒の香りも良く上品。でも、ご飯は丼飯並の量、もっと少ない方がええと思う。
サツマ芋の煮物は名前なんやったか...小口切りの長葱と共に薄味で煮てある。風味はまぁまぁ。
揚げ田楽は、厚揚げを軽く焼いて、豆味噌の田楽味噌。熱々やと美味いのやが。
小松菜胡麻和えは、お浸しかと。出汁をかけ入り胡麻を振ってある程度で「胡麻和え」と言えんのかいな。
沢庵も、えらく歯応えのあある、昔ながらの物。個人的には、これが一番の当たり(をい

食事を終え、江戸東京博物館常設展示に。江戸ゾーンのジオラマが見物らしいが、浮世絵や書物、引き札や版木などの資料、特に発禁書の充実ぶりはなかなか。
東京ゾーンは、広告コレクションや、和洋折衷の近代住宅を館内に移設してあるのは凄いと思うたけど、なんとなく楽しめんかった。