必然的なヒストリー

クソムシが歴史系映像の感想を書いたり、妄想キャスティングしています。このブログは純度の高い自己満足で構築されています。

【篤姫レビュー】明治前夜の再会

2008-12-07 20:50:16 | 大河ドラマレビュー《篤姫》

江戸城明け渡しにより大奥を追われることになった天璋院ら。当時、大奥にいた女性は1000名余り。職を失った彼女等の運命は!?
と思いきや、みんな落ち着く先が決まった模様です。
ホッとしたのも束の間、次には別離の辛さが待ち受けていたのでした。

天璋院の側近はみんな彼女についていくと言います。
しかし、常磐には「親元に帰って第二の人生を」と、滝山には「嫁いで子を産み家族を持つ素晴らしさを」と告げます。
しかし、滝山はこの時64歳。残念ながら無理でしょう。
あ、でも結婚なら無理ではないかもしれない。ガンバレ、滝山!

そして、遂に大奥を去る日が!
滝山に見送られて籠に乗る天璋院。彼女は一橋邸に移りました。
こうして篤姫の大奥生活は終わりました。
一気に生活レベルが落ちた天璋院一行にさらなる追い討ちが。
なんと徳川宗家の禄が70万石に削られました。いや、70万石でも他大名に比べれば十分多いのですけどね・・・。いやはや、一度贅沢を覚えるとなかなか抜け出せないものですね~。

一方、新政府軍は。
早速新しい政策を打ち出します。それは
版籍奉還!
このドラマでは役柄上、小松が言い出したことにしてありました。この政策により、新政府は大名諸侯から猛反発を喰らうのですが、その顛末は次回に続くのでしょうか。

後日。
小松は天璋院の元を訪れます。
そこで、小松は愛の告白。
「私の気持ちを知っているのならば、その上でお尋ねします。
もし、養女の話が無ければ、私と一緒になって下さいましたか?
来たな、オイ。ながら見していましたが、つい画面を凝視してしまったぞ、おい。
で、それから天璋院が口を開くまでの間。
この間が良すぎた!色々と想像するのに丁度良い時間。やるな、脚本家。
彼女は「夫、家定に相談します」と答えます
う~む、その言葉は予想できませんでした。うまくはぐらかしましたね。
両者の再会は涙を持って締め括られました。


次回、「一本の道」。
一庶民として生きる天璋院。
明示改元間もなく小松が、そして10年後には西郷、大久保ら元勲がこの世を去ります。
そして天璋院篤姫も天寿を全うする時が・・・。
一大ムーブメントを巻き起こしたこのドラマ。遂に最終回です。75分拡大版です。例年の60分拡大とは扱いが違います。
彼女はどのような余生を送ったのか。
どうかお楽しみに!