必然的なヒストリー

クソムシが歴史系映像の感想を書いたり、妄想キャスティングしています。このブログは純度の高い自己満足で構築されています。

【篤姫レビュー】七夕の再会

2008-03-16 21:01:55 | 大河ドラマレビュー《篤姫》

広川がすっかりザコキャラに転落した今回。

家慶薨去が下々の民にバレてしまいました。
結果、この国の総帥は家祥だということを知らしめてしまう事に。
そんな中、水戸・松平越前・阿部の3人は家祥はどう考えても采配を振るう器にあらずと、頭を抱えるばかり。
ならば、家祥に然るべき家から嫁を迎えようと阿部は提案。
しかし水戸は
「嫁を迎えたところでどうにもなるまい!」
とのたまう。
ここで気になることが一つ。
斉昭は本気で「嫁が家祥の代わりに采配を振るう」と考えていたのでしょうか
当然ながら、越前と阿部が考えていた事は有力外様大名から御台所を迎え入れ“姻戚関係”という既成事実を作って幕政に参加させる、という事。
さて斉昭は本当に勘違いしていたのか、それとも全てを理解している事を前提で「外様如きに何が出来ようか!」という偏見を持った上での言葉なのか、細かいシーンでしたが、琉河的には凄く気になります。

後は大局とは関係ないエピソードばかりだったので、どうでもいいです。
というか。正直そろそろ飽きてきました。
尚五郎が斉彬の前で篤姫に対する思いを打ち明けようとも、
たった数秒の出演だったのに今だに回想で使い回しされる麿赤兒を見ようとも、
空気を読みすぎて2人きりにする斉彬を見ても、
琉河の心は動かされないのです。
というのも。
何も大河ドラマでやらなくてもいいじゃん、と思うからです。
しかも、なんの捻りも無く物凄くベタな展開というより、ベタな展開にならざるを得ない設定ではあるが・・・)。
何だか一昔前、いや二昔前の少女漫画を読んでいる様な気分になりました。
一周回って、こういうベタな展開が今は受けるのでしょうか?
後半、こんなシーンを延々とやられても琉河はレビューを書きようが無いのです。
篤姫VS尚五郎の囲碁対局の解説でもやればいいのか?

このような構成だったら、普通の恋愛ドラマを見ていたほうがマシのようだと思ってもみたり。
今期ドラマで例えると、ハチクロをさらにさらに薄くのばして作ったような印象を受けたのですね。
『尚五郎→篤姫』という一方的な矢印が共通してそうな気がします。気がするだけなので、勿論根拠はありません。反論されても琉河は謝るしかないので止めて下さい。
で、もう一つ。この手のドラマは登場人物に感情移入しないと、どうにも変に渇いたレビューになってしまうので琉河はうまく書けません。なので、今回はここまで。
あ、でもたった一つどうしても言いたいことが。
それは、今回に限ってはこのまま平井堅の『キャンパス』がEDで流れても何の違和感はなかったのでは?ということ。
でも『哀歌(エレジー)』はダメ!まだ、この2人には早すぎます。

 

次回、やっと篤姫が江戸へ出立。
でもそんな中、実父に異変が・・・。