必然的なヒストリー

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戦国自衛隊・後編感想 「菩薩になった深見萌」

2006-02-08 16:00:29 | 歴史ドラマレビュー

「戦国自衛隊」の後編、凄まじい展開!
まず、嶋村さんの謀反!石田三成呆気ない死にっぷり!
竹中直人さん、重要そうに見えて全く物語に絡んでこないどうでもいい役柄、グッジョブでした!

では、ここで琉河が把握している範囲での自衛隊勢力図を(前編終了時)。

伊庭小隊
反町隆史  :伊庭明義 二等陸尉
池内博之  :加納守 一等陸曹
海東健   :山瀬光雄 二等陸曹
中村俊介  :梶本恵一 二等陸曹(偵察陸曹)
佐藤江梨子:深見萌 三等陸曹(救護陸曹)
鈴木信二  :桧山謙吾 三等陸尉(副操縦士)、負傷
林泰文   :香田康之 三等陸曹
富田翔   :清水徹 三等陸曹(偵察陸曹)
軽装甲機動車、オートバイ2台

嶋村小隊
渡部篤郎   :嶋村拓也 二等陸尉
ぼんちおさむ:稲垣武司 陸曹長(戦車長)
草野康太  :林道隆 一等陸曹
辺見えみり :直井瑤子 二等陸曹
布施博    :宮下真一 三等陸曹
川岡大次郎 :浮田秀夫 三等陸曹
佐伯新    :江川豊彦 二等陸尉(機長)
吉岡毅志  :川越稔 二等陸曹(整備員)
74式戦車、96式装甲車、ヘリ、トラック、高機動車2台

死亡
安居剣一郎:松村孝之 二等陸曹
半田健人  :黒木昌哉 三等陸曹
長谷川朝晴:武藤耕司 三等陸曹


このメンバーのうち、本当の勝ち組は宮下真一と深見萌だけ。宮下は自ら、この時代の農民として生きる事を選び、深見は無事?に現代に還る事が出来ました。ニアピン賞は伊庭明義。あと数秒、生き残っていれば・・・
加納守を演じる池内博之さんも惜しかったです。最期のシーンを見て、「偶然にも最悪な少年」を連想してしまったのは私だけでしょうか?(いや、まだ死んでないから・・)
最大の負け組は油の池に戦車を突っ込んで炎上してしまった2名の犠牲者。後は、くのいちにしてやられてしまったヘリコプターの方々3名。いろいろな意味で可哀想な一生でしたね

そして小早川秀秋。史実通りに高台院にべったりでした。そして、庭先でニヤニヤ笑っている津川家康。このシーンだけ何気にハマッってました。そのまま大河ドラマで使えそうなシーンです。
秀秋の裏切りにおりん(少女)の死を利用するとは、どこまでも小早川秀秋を美化しようとするこのドラマ小早川秀秋は徳川方の銃声に驚いて思わず大谷軍へ突撃してしまったのではないですか?現に、大谷吉継は彼の裏切りを予測していたのですから。あ、でもあのヘタレ大谷(大阪城の軍議で覆面だった武将)では無理か・・・。

それにしても情けない西軍。どこの馬の骨かわからない自衛隊一人にうろたえる(島左近含む)大名連中。そりゃ負けますよ。島左近でさえ辺見えみりさんに銃殺されてますから。松方弘樹さん、仕事は選びましょう
で、もってもっと情けない自衛隊。いとも簡単に「くのいち」に戦車を破壊されています。あんな警備では現代でも通用しないでしょう。


≪感想総括≫
津川雅彦と長門裕之、さすがは実の兄弟。顔がそっくりです。
しかもどちらも悪役が似合う顔つきでした。これからもこの兄弟共演を楽しみにしています。

≪疑問点≫
佐藤江梨子をあのまま現代で放置しておいていいのでしょうか?
小早川秀秋を殺す理由が不明。放っておいても、2年後に死ぬのに・・・

というわけで大変面白いドラマでしたとさ!